野球少女

劇場公開日:

野球少女

解説

韓国ドラマ「梨泰院クラス」で注目を集めたイ・ジュヨンが主演を務め、プロ野球選手を目指す女子高生の奮闘を描いた青春スポーツ映画。豪速球とボールの回転力が強みの女子高生チュ・スインは、高校卒業後はプロ野球選手の道へ進むべく練習に励んでいた。しかし女性というだけで正当な評価をされず、プロテストすら受けられない。さらに、友人や家族からも反対されてしまう。そんな折、プロ野球選手の夢に破れた新人コーチのチェ・ジンテが赴任してきたことで、彼女の運命は大きく動き出す。主人公を支えるコーチを「僕の中のあいつ」のイ・ジュニョク、母親を「無垢なる証人」のヨム・ヘランが演じる。

2019年製作/105分/G/韓国
原題または英題:Baseball Girl
配給:ロングライド
劇場公開日:2021年3月5日

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映画レビュー

4.0彼女の一球一球が時代を切り開く

2021年3月2日
PCから投稿

主人公の鋭い視線。どんな困難が立ちはだかろうとも決して枯れない情熱。そう書くと映画を見る前からある程度の展開は予測できそうなものだ。だが本作はそういった方程式を用いつつ、自ずと壁を超えてくる。いや、決して勢いに任せてとか、スタンドからの応援に導かれてというものではなく、むしろ際立つのはグッと魂を踏ん張って耐え忍ぶ姿。泥臭さすら覚えるほどの葛藤や奮闘を経て、「プロになりたい!」と願い続ける彼女の姿が少しずつ周囲の固定観念に風穴を空けていく。フロントランナーならではの情景や、彼女にしか口にしえない心情を紡ぎ上げた脚本は濁りがなく巧みだ。その上、誰よりも挫折のつらさを知るコーチ、幼い頃から彼女の背中を追い続けてきた青年、そして様々な事情を抱えた家族が各々に織りなす人間模様がストレートにしっかり胸に響く。音楽の使い方もユニーク。光と彩りを添えるかのように、本作の味わいを無二のものへ昇華させている。

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牛津厚信

3.5物足りなさもあるが、不屈の精神に感銘

2021年2月28日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

楽しい

ドラマ「梨泰院クラス」でトランスジェンダーの役を演じたイ・ジュヨンが、今作では“男の世界”である韓国のプロ野球界に挑む女子高校生に扮しており、若くしてジェンダーの平等や多様性といったテーマを託される俳優になりつつある。いわゆる典型的な美人女優ではなく、クールな顔立ちと強い意思を感じさせる目力がそうしたキャスティングの一因だろうか。

小柄だが130km/hの直球を投げるチュ・スインは、男子ばかりの高校野球部に特例で入部し3年目を迎え、卒業後もプロに進みたいと切望する。部の監督やコーチ、母親からも反対されるが、諦めずに努力を続ける姿に周囲も考えを改めるようになり、やがてプロ球団のテストを受けるという大きなチャンスを得るが…というストーリー。

イ・ジュヨンは撮影前に投球の猛特訓をしたそうだが、リトルリーグ時代から男子をしのぐ活躍をしていたという設定の割に、肘が曲がったままのフォームは不自然さを感じさせ、速球投手というキャラクターに説得力が足りない(投げた球が映るショットはCGで処理している)。あと、予算的な事情だとは思うが、通常のスポーツ映画なら最大の盛り上がりになるであろう試合の場面が一度もないのはやはりさびしい。本作が長編デビューとなるチェ・ユンテ監督は、トライアウト(入団テスト)のシークエンスなどで中々達者な演出を見せているので、次作に期待したい。

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高森 郁哉

3.0主人公をあまり応援する気になれなかったけど、ソコソコ面白かったです。

2023年4月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

主人公をあまり応援する気になれなかったけど、ソコソコ面白かったです。

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Mr. Planty

4.5静かなドラマに色々なものが詰まった作品

2023年1月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

一人の少女が男の中一人でひたすら自分のスタイルスタンスを最後までつらぬいた作品だとおもいます。
観てる私も段々と気持ち良く笑顔で観終えました。
お勧めです。

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ジュン