人生は二度とない

劇場公開日:

  • 予告編を見る
人生は二度とない

解説

スペインを旅する3人のインド人青年の友情や葛藤をユーモアを散りばめながら描き、本国インドで大ヒットを記録したロードムービー。

大富豪の娘との結婚が決まったカビールは独身最後の旅行として、多忙な証券ディーラーのアルジュンと皮肉屋のコピーライターのイムラーンら学生時代の仲間たちとともに3週間のスペイン縦断の旅に出る。アルジュンは旅行中も仕事を続けて2人をいら立たせ、イムラーンはスペインに住む生き別れの父に会うべきか悩む。やがて、スキューバダイビングのインストラクターであるライラとの出会いが、彼らに変化をもたらしていく。

出演は「スーパー30 アーナンド先生の教室」のリティク・ローシャン、「チェイス!」のカトリーナ・カイフ、「ミルカ」のファルハーン・アクタル。「ガリーボーイ」のゾーヤー・アクタルが監督を務めた。

2011年製作/153分/G/インド
原題または英題:Zindagi Na Milegi Dobara
配給:SPACEBOX
劇場公開日:2022年10月28日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14
  • 画像15

(C)Eros International (C)Excel Entertainment

映画レビュー

3.0厚い友情の美しさ

2023年12月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

本作は、いわゆるロード・ムービーということで、ストーリーの展開に伴って、ハプニングがあり、出会いと別れとかあり…と、それなりの要素が散りばめられてはいるのですけれども。
しかし、そこを通底しているのは、三人の男性の「実社会に出てからも変わらない厚い友情」ということでしょう。
本作を観終わっての「ほんわか感」というのは、その点以外からは出てきようがないように思われます。

兩人對酌 山花開く
一杯一杯 復一杯
我醉うて眠らんと欲す 卿且く去れ
明朝意有らば 琴を抱いて來たれ

盛唐の詩人・李白のものとされる作品ですが、評論子の好きな一作でもあります。
人里離れた山の中で酒を酌み交わす男二人が、どんなことで知り合い、今現在どんな交際をしているのかは描かれていないのですけれども。
しかし、二人が昵懇(じっこん)の間柄であることは、「もう眠くなったから、君は帰れ。」「(代わりに)明日の朝、来る気があれば、琴を持って出直してこい」ということが、何の遠慮も、蟠(わだかま)りもなくなく言える間柄てあることは、明らかです。
この漢詩が、浮かびました。本作を観終わって。評論子の脳裏には。

家庭や、結婚や、生い立ちにそれぞれの苦悩を抱えながらも、「三銃士」としての絆を大切に生きる三人の生きざまに、そのまま結びつくものとして。
その友情の深さが、ずしりと胸に堪えました。

充分に佳作としての評価に足りるものと思います。評論子は。

(追記)
作品の本筋から言えば、いささか余談になりますけれども。
この令和の、ともすると閉塞感が払拭できないわが国とは違い、まだまだ「伸び代」に満ち満ちているかの国(インド)を象徴しているかに思われたのが、末尾に記(しる)した映画のことばになると思います。
そういう社会背景があるにせよ、こういう思いが自然に沸き上がるというのも、共に歩む仲間(親友)があったればこそ、なのでしょう。
その意味に受けとりました。本作との関係では。評論子は。

<映画のことば>
心に情熱があり進むなら、お前は生きている。
目が夢で輝き進むなら、お前は生きている。
風が流れるように、自由に生きろ。
大海の中で漂うように生きろ。
腕を広げ、時代を手に入れろ。
目を開いて、新しい世界を見ろ。
目が希望で輝き進むなら、お前は生きている。
心に情熱があり進むなら、お前は生きている。

コメントする 2件)
共感した! 4件)
talkie

4.5気の置けない友人との独身最後のロードムービー

2023年3月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

日頃から一緒にいる男性仲間3人とのスペイン旅行、旅先の海辺で見かけた魅惑的な女性
レイラ、スキューバダイビングをして海に潜るシーン、海のなかにいる珊瑚、悠々自適に泳ぐ魚、スペインの潰してあるトマトが体に当たると自分自身も情熱的な赤色に染まったように思いました。バイクでレイラが走り去る車を追いかける場面、悔いのない人生を送ろう!
とエールをもらいました。
一期一会、大事な存在が近くにあることを
教えてくれたストーリーでした。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
美紅

4.5展開は荒々しいけど皆んながみんな独身旅を通して本当にしたいこと、自...

2023年1月16日
iPhoneアプリから投稿

展開は荒々しいけど皆んながみんな独身旅を通して本当にしたいこと、自身の問題について向き合っていく。
こういった作品は何度見ても良いよね。
アルジュンがめちゃくちゃイケメンでインドの俳優って感じがしなかったなぁ

コメントする (0件)
共感した! 1件)
いたかわ