劇場公開日 2022年10月28日

人生は二度とないのレビュー・感想・評価

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3.0厚い友情の美しさ

2023年12月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

本作は、いわゆるロード・ムービーということで、ストーリーの展開に伴って、ハプニングがあり、出会いと別れとかあり…と、それなりの要素が散りばめられてはいるのですけれども。
しかし、そこを通底しているのは、三人の男性の「実社会に出てからも変わらない厚い友情」ということでしょう。
本作を観終わっての「ほんわか感」というのは、その点以外からは出てきようがないように思われます。

兩人對酌 山花開く
一杯一杯 復一杯
我醉うて眠らんと欲す 卿且く去れ
明朝意有らば 琴を抱いて來たれ

盛唐の詩人・李白のものとされる作品ですが、評論子の好きな一作でもあります。
人里離れた山の中で酒を酌み交わす男二人が、どんなことで知り合い、今現在どんな交際をしているのかは描かれていないのですけれども。
しかし、二人が昵懇(じっこん)の間柄であることは、「もう眠くなったから、君は帰れ。」「(代わりに)明日の朝、来る気があれば、琴を持って出直してこい」ということが、何の遠慮も、蟠(わだかま)りもなくなく言える間柄てあることは、明らかです。
この漢詩が、浮かびました。本作を観終わって。評論子の脳裏には。

家庭や、結婚や、生い立ちにそれぞれの苦悩を抱えながらも、「三銃士」としての絆を大切に生きる三人の生きざまに、そのまま結びつくものとして。
その友情の深さが、ずしりと胸に堪えました。

充分に佳作としての評価に足りるものと思います。評論子は。

(追記)
作品の本筋から言えば、いささか余談になりますけれども。
この令和の、ともすると閉塞感が払拭できないわが国とは違い、まだまだ「伸び代」に満ち満ちているかの国(インド)を象徴しているかに思われたのが、末尾に記(しる)した映画のことばになると思います。
そういう社会背景があるにせよ、こういう思いが自然に沸き上がるというのも、共に歩む仲間(親友)があったればこそ、なのでしょう。
その意味に受けとりました。本作との関係では。評論子は。

<映画のことば>
心に情熱があり進むなら、お前は生きている。
目が夢で輝き進むなら、お前は生きている。
風が流れるように、自由に生きろ。
大海の中で漂うように生きろ。
腕を広げ、時代を手に入れろ。
目を開いて、新しい世界を見ろ。
目が希望で輝き進むなら、お前は生きている。
心に情熱があり進むなら、お前は生きている。

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talkie

5.0たしかに

2023年7月9日
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二度とないもんなあ。

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ミスター

4.5気の置けない友人との独身最後のロードムービー

2023年3月4日
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鑑賞方法:映画館

日頃から一緒にいる男性仲間3人とのスペイン旅行、旅先の海辺で見かけた魅惑的な女性
レイラ、スキューバダイビングをして海に潜るシーン、海のなかにいる珊瑚、悠々自適に泳ぐ魚、スペインの潰してあるトマトが体に当たると自分自身も情熱的な赤色に染まったように思いました。バイクでレイラが走り去る車を追いかける場面、悔いのない人生を送ろう!
とエールをもらいました。
一期一会、大事な存在が近くにあることを
教えてくれたストーリーでした。

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美紅

4.5展開は荒々しいけど皆んながみんな独身旅を通して本当にしたいこと、自...

2023年1月16日
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展開は荒々しいけど皆んながみんな独身旅を通して本当にしたいこと、自身の問題について向き合っていく。
こういった作品は何度見ても良いよね。
アルジュンがめちゃくちゃイケメンでインドの俳優って感じがしなかったなぁ

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いたかわ

3.0インドの少年隊、ジャニーズ萌え映画

2023年1月4日
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鑑賞方法:映画館

お正月映画鑑賞シリーズ②

近場の温泉に泊まり込んで、年末年始をダラダラと過ごした吾輩、
湯船とお布団の自堕落な往復にも飽きてきて、出掛けてきました映画館。
沢田研二の「土を食らう十二ヶ月」に続いてきょうはインド映画「人生は二度とない」です。
老人映画から若者映画へのいきなりのジャンプですよ、
お正月ですからカラッと明るく行きたくて。

結論から先に言うと、
映画そのものよりも、東座の素敵な支配人の赤いセーターとか、まるでご自宅から持ち出してきたような毛布を山と抱えて「寒くないですか、ひざ掛けにどうぞ」と配って回る支配人さんのあのお姿のほうがほっこりしました。
きりんは、映画よりも映画館のほうが好きなんです。

・・・・・・・・・・・・・

インドのユース・ロードムービーって、
たいがいどの映画にも三人の登場人物がいますね、孫悟空、沙悟浄、猪八戒。

①凄腕トレーダーのアルジュンは旅先のガールフレンドにのぼせ上がって退職。
②財閥令嬢との “とんまな婚約”を破棄する決心はカビール。
③実の父親に会ってみたかったイムラーンは念願を果たして詩集を出版。

この三人をゆっくりと撮るものだから尺はちょっと長く感じてしまいました。
それぞれ前向きとはあまり思えない“ネガティブな決断”が、特に①〜②と続いたからかもしれません。

「有名観光地巡り」や「ぶっ飛び体験ツアー」のリアル紹介、そしてギャル好みの彼らの裸体は映画の目玉だったかもしれません。
インドでは大ヒットとのこと。
でも三人の人生にとっては、あんなんで果たして良かったんだろうかと僕には納得が行きません。
「リア充」とか、最近は言うらしいんですが、充実度とか達成感とか、僕=おっさんの目から見ると、ちと足りなかったかも。

どうでしょうね?
三人とも旅を終えたあとで、予定通りそのままの生活に戻ったほうが、ずっと面白くて鑑賞者の共感を得られたのではないかな。
イムラーンはスペインに残ればいいのだし。
「それでも三人は一生の親友だった」― という結論でいいじゃないですか。

それじゃあ若者ウケはしないのかな?(笑)

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きりん

4.0生きる、生活する、常識(優先順位)から、自分を解き放す

2022年11月19日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

日本人が見て、気づくべき映画?だね。

人生て、
お金、仕事、家族、
重要なのは?優先すべきは・・・?

わかっちゃいるけど・・・
を、映画で見せつけてきます。

それにしても
友情(親友)は、かけがいのないもの!
羨ましい。三銃士。

楽しめました

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SkyLock

3.5人生

2022年11月7日
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ちょっと長いかな?それぞれの感情が上手く描かれてる映画!インド映画らしいな!

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シゲゾ〜

3.5人生悔いないようにやりたい事はやってみよう

2022年11月6日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

萌える

大富豪の娘との結婚が決まったカビールは独身最後の旅行として、証券ディーラーのアルジュンとコピーライターのイムラーンら学生時代の友人3人でスペイン縦断の旅に出た。アルジュンは旅行中も仕事を続けて2人をいら立たせ、イムラーンはスペインに住む生き別れの実父に会おうかどうか悩んでた。現地でスキューバダイビングのインストラクターをしてたレイラと出会い、仕事人間のアルジャンが彼女に惚れ、その後もスカイダイビングやトマト祭り、牛追い祭り、などに参加していく中で、彼ら3人が変わっていく、という話。

スキューバダイビングの海の中は美しかった。
スカイダイビングも良かったし、トマト祭りや牛追い祭りも面白かった。
3人の中でアルジュンとイムラーンは面白かったが、カビールはイマイチだった。
レイラ役のカトリーナ・カイフは美しくて魅力的だった。
人生一度きり、やりたい事を我慢せずやってみよう、って事だろうね。

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りあの

4.0相変わらずのインド映画の善さ満載⁈

2022年11月6日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

インド映画作品っていい処と悪い処が,ハッキリしてるんだよネェ〜❣️
一寸,邦題はフザケてるものは多いが、向こうの人達にとっては(すみません,向こうだのあっちだの言う事自体が差別に値する事なら、そのつもりは全く持って無い事は断っておきたい!)作品タイトルにそう付けたつもりは無いのかもしれない…。
兎にも角にも(語れる程一杯観ては居ないが)、インド映画作品は皆,踊りと歌は長(タ)けていて、その両方とも就いてまわる様にも感ぜられ&肉体的には,シュワちゃんのように,マッチョな肉体が格好えぇとされていないかい⁈&私目線<日本人目線では無いかな?>では,ソレって古くて格好えぇから一寸掛け離れていやしないかい⁈とも…。

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サクちゃん

4.0こんなインド映画もいいね!

2022年11月6日
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鑑賞方法:映画館

世界で活躍するインド人
エリート階級ですね
ロードムービーとしては映像も綺麗で内容も多彩
流石のインド映画、飽きさせません
個人的には、美人もインド美人に囚われず、ダンスが少なめなのも〇
なんだかんだと言っても、男友達はあんな距離感ですね

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シネパラ

5.0一般的なインド映画を想定するとちょっと違うかな…。

2022年11月5日
PCから投稿

今年315本目(合計590本目/今月(2022年11月度)2本目)。

さて、こちらの作品です。
相も変わらず最初に謎の大量の英文がばんばん出てくる(しかも3秒くらいで消えるが、結構重要そうなことを書いている)のに翻訳なし…。まぁ「勝手にコピーするな」とか「本映画は架空です」とかなら翻訳してくれると思うので、逆に言えばインド映画独自の検閲(あるいは、検閲と実質同視できるものを含む)が働いているのかな、というところです。

ここの紹介や他の方が書かれている通りで、スペイン旅行に向かって、その(車による)スペイン旅行で他のインド系の方と出会ってその中で自分の人生について見つめなおす、という趣旨のお話です。インド映画というと3時間(180分)をバンバン超える映画が多いですが、この映画はそこまでいかなかったのは良かったかなぁ。

インド映画といえばダンスシーンがあったりソングシーンがあったりという点があるのも、この映画でもやはり出ます。一方でこの映画、その趣旨から「ある程度」違法・不法性の強い行為(片手運転はもちろん、アルコールをばんばん飲んでいたり)は出るのですが、インド映画でおなじみの(というか、お得意の??)左下にバンバンでる謎の警告表示は一切なし。一切なしどころか何もでないうえに、日本では一発レッドカード(赤切符)を切られても仕方がないでしょレベルのすごい片手運転をやっているのに何もなし、という謎のアンバランスがある意味謎です。突っ込まないほうがいいんでしょうねぇ。

 採点に関しては下記を参考にしています。

 (減点0.2/字幕の配慮不足)
 この映画はストーリーの性質上、インドよりスペインよりでスペイン主体でストーリーは大半進んでしまいます(インドからスペインに行く導入部分なんて5分も存在しない?)。そのため、スペインの街中の看板などがよく出ますが、一部を除いて字幕が何もないというところがあります(特に施設類で、日本基準でみて一般的にみて類推ができないもの)。ただ、それらの翻訳がないことで理解につまづく点はないし、この映画、他の方も書かれている通り「若干」古い映画であるようで、そこは仕方がないかな(指摘はするけど理解の妨げがない以上、そこまで引けない)というところです。

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yukispica

5.0これはすばらしい作品です。

2022年11月1日
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鑑賞方法:映画館

三人のスペイン旅行に婚約者が乗り込んで来たのには、驚いたけど、すばらしいスペイン旅行でした。
泳げないのにスキューバ。高所恐怖症なのにスカイダイビング。トマトも牛もよかったです。
レイラの行動力にもビックリ!
期待以上でした。

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かん

4.0前向きになれる

2022年11月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

友人3人とのスペイン旅行。
旅先の景色で、観てるこちらも旅行気分になれました。

アルジュンがスキューバダイビングに挑戦して涙するシーンでグッときました。価値観が変わる瞬間というか。

カビールの結婚に対する気持ちを聞いたときにイムラーンが友人として諭してくれるのも良かった。自分の気持ちに正直になれ、と。

トマト祭に参加したり、スカイダイビングやったり…。あんなにアクティブには動けないけど何かやってみたいという気持ちになりました。

自分に正直でいること、挑戦することの大切さを教えてくれる映画でした。

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ラグ

4.5三銃士が繰り広げる豊かなロードムービー

2022年10月31日
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インドの青年カビールが結婚することになり、学生時代の友人である3人が集結し、独身最後の旅行として、スペインを横断する。
富豪の娘と婚約したカビール、40歳で早期リタイアを夢見るやり手ディーラーのアルジャン、コピーライターのイムラーンの3人は、スペイン横断の旅を通して、これまでの人生を見つめ直していくーー。

【感想】

かなり濃厚なロング・ロードムービーだった。
スペインの美しい海や広大な土地、街並み、文化や祭り…とともに繰り広げられる3人のドラマは飽きることなく楽しめた。

まず、アルジャンの人生さえも変えることになった、スキューバダイビングでのレイラとの出会いは印象的。
イムラーンの高所恐怖症を克服させたスカイダイビングからの、生き別れた父との再会。そして正直に自分の気持ちに向き合うカビール‥、それぞれ3人がどのように壁を乗り越えていくかも見どころの一つ。

個人的には、カビールの婚約者や、アルジャンの元カノの行動や言動には、気持ちは分かるが共感できなかった。私が男性だったらこんな女性は嫌だな(笑)。余計にレイラが天使に見えた。美しかったなぁ〜。

フラメンコ、トマト祭り、牛追い祭りなど、スクリーンを通して自分も体験したような感覚に。私もスペイン横断したい🥺

2011年の映画だってことを観賞後に知ったけど、全く違和感なく見ることができた。日本へのオマージュもクスッと笑える。
そして、やたらとダンスが多いところにも、インド映画らしさを感じられた。良い映画でした!

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あさ

3.0長すぎて台なし…

2022年10月31日
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鑑賞方法:映画館

映画が伝えようとしているメッセージは、いいんだけど、長すぎてイライラ…

早よ終われ早よ終われ、と思いながら観てました。

長すぎて台なし、あと30分ぐらい切って、2時間以内に収めた方がいい。

長けれゃいいってもんじゃない、長すぎるので減点。

面白いと、長さが気にならない映画って結構ありますが、この映画は気になった。

観終わってからインド映画って事に気が付きました(笑)

2011年の映画です、なぜ今さら?

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RAIN DOG

3.5インド映画は楽しい

2022年10月30日
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話は長いし手がこんだものでも無いのに楽しい。音楽や踊りが楽しませるのかな…多分それだけじゃない。誰もが楽しめる普遍的なものを分かっているのだろう。
現実では、多くがカーストの中で貧民生活。映画の中ぐらい夢みたいな楽しさが必要よね。

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Oyster Boy

4.0インド映画にしては展開が地味かな

2022年10月30日
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2022年劇場鑑賞247本目。
先週観たRRRの余韻がまだ醒めぬままのインド映画。三枚目風の男のプロポーズから始まり、彼よりちょっとイケメンの親友、そして超絶イケメンのもう一人の親友が出てきて独身最後の旅行が始まります。
超絶イケメン、つい最近やっていたスーパー30の先生だったんですね。その時は超絶イケメンとまでは思わなかったのですが、3人主人公という形になると際立ちますね。

3人ともにそれぞれ問題を抱えていて、それが解決していくのはまぁ良かったんですが、インド映画ならではのとんでもない展開(いやまぁなくもないのか・・・?)とまではいっていない気がしました。
それより、2時間45分とやっぱりしっかりある上映時間があったのに「えっ、ここで終わり?」というのがモヤッとしました。

こういう映画でもしっかりダンスはあるんですね(笑)

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ガゾーサ

3.5良い映画

2022年10月29日
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結婚前の友人達との3週間のスペイン旅行を機に、その道中での心揺さぶられる感動的な体験を通じて、それぞれが抱える問題と向き合い、自分を見つめなおし再生していく。そういうロードムービーの王道ストーリー。
登場人物はもれなく全員良い人だし、話の展開として、良くも悪くも裏切りは1つもなかった。主人公が結婚を一旦やめにするかどうかは、相手の女の子の気持ちを考えると、センシティブな問題だなぁとは思ったけど。まあそれも含めて自分に正直に生きる!というのがこの映画のメインテーマなのだろう。

インド映画なので、歌も躍りも入ってくるし、はっきり言ってちと長い。でも旅先での風景、人との出会い、音楽、熱気と静けさ、そこから得られた3人の心情、色んなものを一つ一つを丁寧に描いていったらこうなりましたって感じなのかな。個人的には★4つはないけど、まあ良い映画だと思います。

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village

4.5人生は素晴らしい

2022年10月28日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

人生は素晴らしい。
一緒に旅行をしてきたような気持ちになった。
色々な事を感じて、あー映画って、素晴らしく、素敵だなぁと。
出演者がどうとかでなく、素晴らしい映画だった。
唯一個人的には若干長かったかな。
まあ、それも込みでインド映画。
良い映画でした。

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Keita