孤狼の血 LEVEL2のレビュー・感想・評価
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淀みの淵で悪魔は嗤う
起承転結の転。そこは前作に負けない面白さというか、「おぉぉ!?」がありました。それ以外は流石に熱量も含めて程々でしたが、あくまでもこの世界での感想であって、邦画として俯瞰するならば中々良かったのではないでしょうか。やっぱり、ファーストインパクトってのは強いしアドバンテージありますしね。
原作を読んでないので何ともですが、今後も脂ぎった感じで続けて欲しいものです。
スナックの姉ちゃんはむしろ安っぽくて良かったのかな?なんて思いました。あれが高級クラブとかだったら、ちょっとね…でしょうけれども(苦笑)。
追伸:瀧井銀次さんは何処いったのかな…
孤狼の血 1.5
1作目が原作と違う終わり方をして、2作目をどうするんだろ?と思ってたので
1と2を繋ぐオリジナルストーリーを映画で1本作ってくれたことに感謝。
本当だったら今作は孤狼の血 1.5で、3作目で続編の凶犬の眼に続くのではないだろうか?
Level2の登場人物で、誰よりも正直者で真っ直ぐな男は上林成浩。
今回上林成浩を演じた鈴木亮平の演技は100点だろう。
とにかく怖い。そして滑舌がよい。あんなに聞きやすく恐ろしい広島弁を聞いたことない。
先の読める単純なストーリーだったが、娯楽作品として充分楽しめた。
不満があるとしたら、上林成浩の悪に目覚めたエピソードはいらなかったかな。
最後まで人間を超えた凶悪モンスターのままでいてほしかった。
ダークナイトのジョーカーのように、なぜモンスターが生まれたのか?は
観てる人の想像におまかせしますでよかったのでは?
色々突っ込むところはあるけど、原作ないオリジナル作品としてはいい出来。
続編の凶犬の眼を楽しみにしてます。
続編は白石監督のお気に入りのピエール瀧を絶対に出さなきゃ話が進まないと思いますし。
深読みするとピエール瀧のために凶犬の眼を作らずLevel2を作った?
考え過ぎかなw
こってり東映定食
全編見せ場で詰め込んだこってり映画
やっぱり二作目なので、大友勝利オマージュの鈴木亮平
松坂桃李が体張りすぎとか、村上虹郎のボロ雑巾ぶり、西野七瀬のお水感‥色々語り部ありすぎ
この時代にこんなの作ってくれただけで制作陣に感謝!!
見ている自分の命が削られる
凄いものを見てしまった。『仁義なき戦い』
風のナレーション、インサートされるニュース風解説も完全なオマージュなんだけれども、この作品を見た後では、『仁義なき戦い』がお伽話にしか感じなくなる。
鈴木亮平演じる上林がやばすぎるでしょう。もみあげを刈り込んだその上に鎮座するエルフ耳の怖いこと。無慈悲で残虐な所業をスクリーンで見せつけられて、自分の命が削られたと思う。ここまで役作りした鈴木亮平のメンタルが心配になる。
前作では、青臭い新米刑事だった日岡が、見た目も振る舞いもしっかり大上の跡を継いでいる。パート2の主役が松坂桃李に務まるのかちょっと心配だったんだけど、完全に杞憂だったね。鈴木亮平との顔圧勝負は一歩も引いていなかった。
スケールアップしたマル暴デカ日岡の相棒になったのは、定年前でのんびりしたヒラ刑事の瀬島。この役を中村 梅雀が演じるだけど、いろんな意味で上手すぎる。しかも奥さん役は、宮崎美子。絶妙なバディ(相棒)が誕生して中盤が俄然盛り上がる。これ自体が伏線になっているなんて、ホント上手いよ。
村上虹郎も光ってたね。ヤクザ映画では、チンピラの運命は、儚いって相場が決まっているんだけど、必死に運命に抗う感じがすごく伝わってきて、泣いちゃったよ。
凄すぎて、2回目を見る勇気が湧かない。
久々に面白かった
減点法で映画を見る癖がいつの間にかついてしまっていたけれど、正直久々にあー見てよかったと思えた映画だった。松坂桃李はどこまで行くんだろうという気持ちと、鈴木亮平の演技の幅広さにただただ驚嘆した。西野七瀬には早すぎたと思ってしまえるほどの良作。
孤狼二代目vs狂犬
前作は、深作欣二監督の名作『県警対組織暴力』を彷彿とさせる快作だったけど、今回はアウトロー刑事二代目と出所してきた狂犬ヤクザとのガチンコ勝負です。とにかく、この狂犬ヤクザの狂いっぷりが凄まじく、気に入らない組の幹部を殺しまくる上、殺し方にも異常性がキラリ。これだけ、めちゃくちゃやってて、組からも警察からも追及されないのは疑問だけど、狂犬の凄惨な過去や、在日韓国人のエスや公安上がりの刑事など脇役の設定など、お話しの設定は丁寧でいい感じです。役者では、松坂桃李はちょっと線が細い感じだけどやさぐれた雰囲気はいいです。鈴木亮平は、怖いくらいのハマりっぷり。
役者陣には星4つ。制作サイドには星2つ。
やはり二匹目のドジョウ狙いは、いろんな思惑が交錯してそれが作品としての雑味になってしまったかな…と。
各役者陣の成り切り度合いは満足のいくものであっても、作品全体としての没入感、納得感としては1作目を超えるまでには至って無かったのが残念。
圧倒的な迫力に怖さを感じる
待ち望んでいた「孤狼の血」続編。昭和から平成に変わる広島の架空都市を舞台に繰り広げる暴力団抗争。内容的には前作の方が面白かったのも事実ですが今回は何と言ってもモンスター役を演じた鈴木亮平に脱帽。圧倒的な迫力に怖さを感じるほど素晴らしい演技でした。
2021-114
前作知らなくても大丈夫
ヤクザ映画あまり見ないけど、もはやサイコパスの映画みたい。
上林は見ているうちに段々と怖くなって来る。
ただ幼い日の懐古シーンはホロリと来る。
けど後が恐ろしい。
最後の戦うシーンもちょっと切ない。
鈴木亮平は勿論、松坂桃李も鬼気迫る、村上虹郎いいなぁ、滝藤賢一も上手いなぁ。
家族が、CMに出てる西野七瀬に気がつかなった。みんな良かった。
男の人ってヤクザの様な役、やってて気持ちいいんだろうなって勝手に想像してしまった。知らんけど…。
あと中国地方出身なので方言が懐かしかった。
前作見てないから見てみようかな
最高。最高の映画。あと2回は観に行きたい。
「自粛続きで退屈だな〜」「平日はしがないサラリーマンやって家と会社の往復でつまらんな〜」「やりたい事も特にないし俺の人生なんなんやろ〜」とか思ってる人は是非見てほしい。
「俺はなんて平和で幸せな日々を送ってるんだろう」と思えるよ(笑)
上林と関わらなくていいだなんて、なんて安心なんだろうって(笑)
カタギで本当によかったって観た人全員思うよ(笑)
本当に鈴木亮平さん、ヒース・レジャーみたいにならないでね、、、そんぐらい凄かったマジで。
広島弁聞にくいのぅ
前作から3年後、日岡が広島のヤクザたちを裏で仕切っているところに、出所してきた超凶悪サイコパス上林がその秩序を次々と壊していく話。
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昔風の東映に始まり、『仁義なき戦い』風のナレーションや映像のトーンでちゃんとヤクザ映画の要素を受け継ぎながらも、本作ヤクザ×猟奇的殺人鬼×アクション×刑事モノを組み合わせることで新しいヤクザエンタメになってる。
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特に最後上林組と尾谷組の抗争かと思いきや、上林と日岡のカーアクションが始まるのなんて、ちゃんとエンタメとして見応えある。邦画の伝統芸能ヤクザ映画を『ヤクザと家族』『すばらしき世界』とはまた違った形で現代に引き継いでいるのが良い。
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ヤクザの治安の悪さも健全だけど前作に比べたら比較的おとなしめ。吉田鋼太郎さん演じる渡船もちょっと間抜けそうだし、上林なんてヤクザだから怖いというより普通にサイコパスで怖い。なのでヤクザ映画に馴染みながなくても見やすいんじゃないかな。
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あと尾谷組がヤクザの風貌だけどとっても色気のあるヤクザでこれも私的に新鮮だった。髭モジャだけど斎藤工さんの声は色気ありまくりだし、早乙女太一さんも元々女形やってて色気のある方だと思うし。
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1番好きだったシーンは上林が子供の時に両親を殺したシーン。背景に原爆ドームが頭をのぞかせてることで、戦後の在日韓国人の苦しい立場が想像できて良い。
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ストーリーそんなに難しくないし、ナレーションで説明してくれるから問題ないんだけど、広島弁で4割何言ってるかわからなかった(笑)
世界よ、これが日本のヤクザ映画じゃ!!
圧倒的暴力。
原作を大きく変えて失敗する事も多い中、刑事もヤクザもよりバイオレンスにブーストさせた事で松坂桃李と鈴木亮平による対立する狂気のバディムービーと化している。このふたりの演技を見るだけでも充分に価値あり。
ストーリーとしては分かりやすく、それでいて日本映画らしからぬ迫力が良い意味で増している。
アクションも残酷さも手加減しない。これまでにたくさん観てきた小さくまとまる邦画とは違う。
登場人物も作品自体のクオリティもまさにモンスター級。
続編で規模が大きくなって日和るどころかブレずに血で血を洗うヤクザ映画を作りあげた白石監督は素晴らしいの一言。
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