孤狼の血 LEVEL2のレビュー・感想・評価
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前作とは、また別かな…。
作品じゃなくて商品
エンターテイメント
映画なので徹底的に作られていて面白いし
感情が人を成長させていると思う
朱に交われば赤くなる
人間には立場や個体差もあるが気持ちや想いで相対する環境や相手、状況を変化させられる
志あるところに道あり
人間の尊大さは死んでしまっても失われず
共有されたなら継承される
生に果て有れど名に果て無し
行儀良くって大事だなと思った
自分はとても共感でき、ワンも観たくなりました😃
広島の呉にもいつか行けたら行ってみたいです。
映画館は年配者の夫妻や曲者っぽい人が鑑賞していた
長編ですが気にならない
配役、演出、暴力とその理由 全てが素晴らしい
この歳では無理だろと言いたくなるぐらい背負いすぎている日岡(松坂桃李)と残忍すぎる在日ヤクザ上林(鈴木亮平)の抗争。そして可愛すぎる近田真緒(西野七瀬)。
ちょっと背伸びしちゃってる感の西野七瀬は演技が下手くそでもいるだけで成立する。
さらに言えば、みんな背伸びしてる感じなところが良い。
上林の殺しは残忍で、周囲を不幸にする外道ではあるものの、殺しの動機は一応筋が通っており、いい歳を重ねた大人であれば全否定は出来ないであろう見せ方になっている。また、極道とはいえ掟と秩序が必要であるところをガン無視して暴れまくるあたりも、在日ヤクザっぽさをうまく出している。
葬式シーンの西野七瀬を見た時、監督がパッチギのあのシーンを意識していることはなんとなく感じた。ところどころ往年のヤクザ映画の演出を取り込んでいるところも良いと思う。
看守神原の脇の甘さには違和感。日岡もなぜあんな・・・と思う。
キャラにしては脇があめぇなと思うところが散見されたが、最後までハラハラさせられ、テンポも非常によく、ベタと言えばベタながらも、ヤクザ映画らしく、社会や組織の不条理や悪意に対する怒りと、それらと付き合いながらそれぞれの生き方を貫こうとする様が表現されており、千円そこそこでここまで魅せてくれてありがとうと言いたくなる作品。
グロい…(‐д`‐ll)…のが大丈夫なら面白い!
作り手の気合い全開
迫力が半端ない作品でした
私は、元来この手の暴力で埋め尽くされた映画は好きではない。エロもまた同様である。
とはいえ、汚泥の中からすくい上げるようにして見てみたい何かを持っている映画もあることはある。深作欣二監督の「仁義なき戦い」は日本映画のベスト100選には必ず入ってくる名作であり、やくざの世界はもはや仁義などと言うものはなにもない暴力的闘争の世界であることを見せつけたという意味では価値のあるものだが、見た後には心のなかに荒涼たる世界が広がる。そういう意味ではこの「孤狼の血」も同じようなものだが、鈴木亮平が演じるところの想像を絶する悪の体現者である上林の過去が描かれている点は、見る者にいくらかの心の逃げ場を用意したと言ってよいだろう。本来否定すべき暴力映画に、このようなテイストを付け加えることは見ていただく観客への最低限の仁義(笑)なのかもしれない。
繰り返しになるが内容は暴力の連続である。象徴的な場面は上林が、世話になったかたせ梨乃演じるところの姐さんの言うことを聴かず、いとも簡単に拳銃をぶっ放して殺すところ。いきなりで、観客も度肝を抜かれる。私は鈴木亮平の演技が圧倒的な迫力を見せており、群を抜いていたと思っている。松坂桃李は間違いなく上手いのだが、先入観かもしれないが、「新聞記者」の生真面目な役柄がこの刑事の役にも少し出てしまっているような気がした。他でいいと思ったのは、中村獅童の新聞記者役と中村虹郎の在日韓国人青年の役だった。
最後に、中村梅雀の役は結果的に得体の知れぬ役でしたね。公安課の人物と言う設定でしたが、「共産党に食わせてもらってるようなものだ。」というセリフが耳に残りました。説明しておくと、共産党は破壊活動防止法の調査対象団体であり、公安がマークしています。実際に破壊活動などはしておらず、したがってただただ調査をしているだけなので、あのようなセリフが出てくるのだと思われます。
下手なホラー映画より怖い。
人間臭く、悪に生きる姿をまざまざと
一言でいうと、人間臭く、ドロドロと、日々を生きている感じが素晴らしい映画。
ただヤクザ興隆の時代にしても、あそこまで殺人が日常的に起こっているのか、というところで大分疑問は残る。併せて如何に警察の腐敗があるとはいえ、警察官による殺人は隠せないでしょう。
というところで、誇大描写感は否めないが、ポケットからしわくちゃの紙幣と小銭が出てくる一面、会議しながらタバコをバカバカ吸う一面、小指を落とす過激な描写、時代の違いと、まさにその日をスレスレに生きている感じが伝わります。
ヤクザ役の俳優も、ハズレがない。鈴木亮平の演技力や中村獅童の雰囲気も素晴らしい。
ただ一つ、、松坂桃李は刑務所どころか退職していないのが、無理があるかな。あとは刺されたり、撃たれたりしたのに回復早すぎ(笑)
まあストーリーはさておき、素晴らしい時代描写と俳優の演技、大作でした。続編があればぜひ見てみたいですね。
足腰たたんわ
しばらく立ち上がれませんでした。
前作は全く知りません。桃李くんのヤクザ映画というだけで観賞しました。
最近、街でヤクザやさんって見かけないし、抗争事件なんて起きなくなっているし、ヤクザやさんの世界ってこんなんエグいんだったっけ?
始まって5分で後悔した。場違いなところに入り込んでしまった感がハンパない。
暴力シーンは目を開けていれなかった。特に鈴木亮平さんが出ているシーンはほとんど見れていない。
チラチラと席を立っている人がいるには、おんなじコトを感じた人たちなのかと思うくらい(笑)
それだけ、表面的には世の中平和だったんだよね。
暴力シーンは音声だけにして、全体的には時間が短く感じるくらい一気に見せてくれた。
見終わるとLevel1が気になってしょうがない。
日岡と上林のデスマッチ。
警察と暴力団の対決ではない。日岡刑事と上林極道との対決である。日岡が一方の主人公であるがその孤立が際立っている。大上刑事から引き継いだ違法な捜査手法を上層部は快く思っていない。深く暴力団組織に入り込んでいるが、暴力団からも信頼されているわけではない。手駒に使うチンピラ青年の姉からは恨まれている。一方の上林は周りの極道たちがぬるく感じられてしょうがない。自分こそが極道の王道だと思い込んで対立組との均衡をぶち壊す。両人とも組織の中では特異な存在であり、生きるか死ぬかの体を張った生き方をしている所がよく似ている。しかしお互いに相容れないので破局まで突き進んでしまった。その緊張感がこの映画の一番の見所なのだろう。
日岡刑事の松坂桃李は、前作を見ていないとなぜこういう事になっているのか、警察として何を守りたいのかよく伝わらないのが残念だ。上林の鈴木亮平は極道の中の極道という感じで、「本物の悪い奴」を良く演じてくれた。暴力団対策法が施行されて今は昔となった極道の話である。
さすが白石組
前作では役所さん演じるベテラン刑事大上の傍若無人ぶりに、気圧され通しの若手刑事、松岡さん演じる日岡が、次々起こる事件に変わっていく様をみる「人間味を味わう」要素が強かった。
しかし、今回のLEVEL2を観るに「あれは単なる序章に過ぎなかった」ということを思い知らされる。
LEVEL2は何と言っても役者たちの演技が凄い。まずは言わずもがなの鈴木亮平さん。恐ろしい。サイコというより鬼畜という言葉が似合う。もはやどうかしてるほどのバイオレント。このところ誠実な感じの役が多かったが、久しぶりに『HK 変態仮面』『TOKYO TRIBE』『俺物語!!』などの頃の振り切った彼が堪能できる。
そして、今回は脇を固めるベテラン達も素晴らしい。中村梅雀さん、中村獅童さんに滝藤賢一さん。ヒリヒリする演技をありがとう。
「白石組は役者を本気にさせる」そんなことを改めて感じる一本です。
今回も格闘シーンは夜が多いため、液晶画面ではなく映画館スクリーンのコントラストで観るのがお勧めです。
ワイルドを通り越した松坂桃李の風貌に、ファンも卒倒しかねない一作。
『孤狼の血』(2018)から三年後、日岡刑事(松坂桃李)は前作の瓜実顔から一転、警察なのか極道か良く分からない凄みを利かせて、広島・呉原市の闇社会を暗躍しています。彼は敬愛する大上の遺志を継いで、極道の世界と接触を保ちつつ、何とか呉原の秩序を保とうとするが…、という展開は、映画オリジナルで、原作『狂犬の眼』(2016)とは異なった展開を辿ります(前作で結末を改編したため)。日岡と、彼に立ちはだかる上林組長(鈴木亮平)が本作の実質的な主人公で、立場としては警察と極道という水と油の関係なのですが、どちらも身を置く世界ではつまはじきにされている、という点で共通しています。ただ、その境遇の中でどのように自己実現を果たしていくかで、彼らの辿る道はくっきり明暗が分かれていきます。
序盤の羽振りの良い日岡の姿は、松坂桃李のワイルドな面も見たいというファンの要望に叶うでしょうが、物語が展開するに連れて彼の境遇はどんどん悲惨になっていき、『ブレードランナー』(1982)のオマージュかな?と思われるほど、登場人物に心身両面でボコボコにされてしまいます。これはファンならずとも目を覆いたくなります。もっとも、さすがに前作の大上(役所広司)みたいな扱いをするとまずいと白石監督も考えたのか、ちょっとだけ描写は控えめになっているけれども。
白石監督は、かつての香港ノワールや、現在の韓国映画に匹敵するようなアクション映画として本作を撮りたかったとのこと。それら諸外国の映画ムーブメントは、『仁義なき戦い』シリーズなど、日本の実録ヤクザ映画を源流にしているため、日本映画として見れば必然的に、原点回帰的ということにになります。そうした配慮も働いているのか、本作のナレーション、字幕、そして登場人物の言葉づかいなどに、明らかにそうした「名作」の影響を見出すことができます。それでいながら、演出に「古さ」を感じさせないところはさすがです(もっとも、ここまできつい広島弁はちょっとやりすぎと思ったけど)。
上林組長を演じる鈴木亮平の演技が評判通り素晴らしく、破滅型なのにカリスマ性のある極道、という役割を非常に魅力的に演じています。本作の登場人物はみな、腹に一物ある連中ばかりなのに、彼だけは表裏なくて、やっていることはえげつないにも関わらず、いっそ清々しさすら感じます。
そして鈴木亮平の評判に埋もれがちだけど、広島県警の嵯峨管理官を演じた遠藤賢一の存在感も見事です。まさに「狂気」としかいいようのない眼差しは、一瞬でも観たら忘れられなくなるほどの迫力があります。
パンフレットは人物相関図、インタビュー、解説などいずれも情報量が多く、デザインも凝っていて素晴らしい内容となっています!
やっぱりグロかった。
前作からの続きともあり、とても楽しみにしていました。
純粋な新人刑事から、ヤクザと裏で繋がる刑事となった井岡刑事。風貌も変わり、松坂桃李がどんな凄味を見せてくれるのかと思ったら、完全に上林に圧倒されてしまいました。鈴木亮平はスゴイ。嫌いになってしまいそうでした。
グロさも前作より上回るほど、目を覆いたくなる程キツかった。殺し方もエゲツない。
近田役の虹郎が心配で心配で、とてもハラハラしました。姉の気持ちも複雑……
あの表札が怪しいと思ったら……やっぱり騙された。そうだよなぁ〜やっぱり。
そんな配役だなぁ、と後から納得。
滝藤賢一の役割も、最後にちょっと「やってやった!」とスッキリ。
怪しい憎まれ役もさすがです。
トドメの刺し方、隠蔽される終わり方、黒い闇のある警察の怖さだなぁと、思うシーンでした。
生き残ったわんちゃん一匹は可愛がられて、あれも「イヌ」を表現する1つなのかな?ちょっと癒やされました。
エンタメ映画としては良作
鈴木亮平サイコ
レベル1に比べ色々な意味でレベルアップしてた。登場人物のイカれてる感やカーアクションなど。鈴木亮平に関しては演技力が凄まじく、役柄はヤクザがサイコというよりサイコがヤクザになったという感じ。松坂桃李演じるヒダカは1とは別人の不良刑事になっていた。が、思ったよりボコボコにされるシーンが多く、大上さんの血を引き継ぐにはまだまだ若造?かなと思った。だからか、失敗してあんなオッサンに騙されて。いかにもいい人そうな人をキャスティングしていて私も騙されました。最後は管理監の拳銃でトドメを刺し、ヤクザと警察内部の敵を1度に仕留めた感じがスカッとした。結末の田舎に飛ばされてから見た狼は大上さんということですか??レベル1の方が満足感高いですが今回も興奮しました。
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