アンダードッグ 後編

劇場公開日:

アンダードッグ 後編

解説

「百円の恋」の武正晴監督が、森山未來、北村匠海、勝地涼をキャストに迎えて描いたボクシング映画の後編。「百円の恋」の足立紳が原作・脚本を手がけ、三者三様の生き様を抱える男たちが人生の再起をかけて戦う姿を描く。スターダムに駆け上がる選手たちの陰で“咬ませ犬”として踏み台にされながらも這い上がろうともがく崖っぷちボクサー・末永晃を森山、児童養護施設で育った経歴を持つ才気あふれる若手ボクサー・大村龍太を北村、テレビ番組の企画でボクシングに挑む売れない芸人ボクサー・宮木瞬を勝地がそれぞれ演じる。3人の男たちを中心に描いた「劇場版」は前後編の2部構成で同日公開。3人と彼らを取り巻く人々の群像劇として描く「配信版」全8話もABEMAプレミアムで配信される。

2020年製作/145分/R15+/日本
配給:東映ビデオ
劇場公開日:2020年11月27日

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(C)2020「アンダードッグ」製作委員会

映画レビュー

4.0リング上のみならず、人生を生き抜き、闘い続けること

2020年11月30日
PCから投稿

多くのボクシング映画が「苦難の果てに勝利を掴み取ること」をゴールとして掲げるのに比べ、この前後編を貫く物語はスタンスがやや異なる。ここでは奇跡は起こらないし、いくら血反吐を吐くほどの努力を重ねても、圧倒的な差は埋まらない。だが、負け犬は負け犬でも一矢を報いることはできるし、その闘い方、ボロボロになってもなお立ち上がりファイティングポーズを構える姿で、人の心を動かすことはできる。とりわけ後編は、身と心が崩れ落ちそうになりながらも、ただ無心となって人生を彫り起こしていく様を、より強烈に印象付ける総仕上げ。二人のボクサーのみならず、周囲の人々の姿も陰影深く盛り込み、ボクシングを離れた群像劇ドラマとしての味わいを増していく。最終盤の激戦は、まさに各人の闘いを集約、象徴するもの。人生にノックアウトされまいと歯を食いしばる彼らにとってはもちろん、我々観客の目にも、熱い生気をもたらす着火点となるだろう。

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牛津厚信

4.0❇️激闘❗️死ぬほどキツイのに楽しんでいる主人公最高‼️

2024年6月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

怖い

アンダードッグ(後編)

🇯🇵東京都。とある下町。

ボクシング継続するか悩む主人公の周囲で、破滅に向かうデルヘリ嬢、デルヘリ継続困難事情、仕返しを目論む客、新人戦を経て順調なボクサーなど、どこに向かって進んでいくのか!
若気の至りだけでは治らない群像劇の後編。

❇️激闘❗️死ぬほどキツイのに楽しんでいる主人公最高‼️
★彡激闘を染み込ませる様味わう‼️
本当にボクシングが好きなんだと思わせてくれました。

◉82B点。
★彡ボクシング以外でのストーリーも相当暗くて観ていて、辛かった。若気の至りなんでしょうけど、経験が少ない若者の勢いや強い想いに羨ましく思ったりしました。
自分も熱い時代あったんだと思わせてくれます。😅

🟢感想

1️⃣現代社会の風刺や闇を伝えている。
★彡虐待は本当になんとかならないものか?
子供がいるから幸せになれないと思い込む母親や母親に暴力振るう男の負の連鎖が観ていて胸糞悪いです。

2️⃣無駄と思われるシーンが長くて、多すぎる。
★彡間が長くて、わかっている状況をまた違う演出で繰り返す事や不要なセリフなど長く感じた。

3️⃣森山未来さんと北村匠海さんの振り向きざまのRUN🏃‍♂️かっこいいっす。😆
★彡私の予想では監督はこのシーンに一番気合を入れたのではないかと予想します!

4️⃣感動した。
★彡胸糞悪いシーンを約3時間見せられ、ガマン鑑賞し、ラスト1時間の畳み掛けは凄い。ここまで限界で戦うシーンを魅せられると感動させられる。まさしく死闘。

🥊👶🏻📝🤮🔪🩸👩‍🦽👁️^_^🥹😓🏃🏻🤱🏻🚬💮🆚

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シネマを喰らう

4.03人とも凄い

2024年4月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

前から観たかったので、配信で観た。前後編では結構なボリューム。内容はともかく(ボクシング映画に悪い映画はない)、森山未來、北村匠海、勝地涼の3者とも、プロボクサーにしか見えない鍛え方、動きに感動した。プロテストに受かるのではないのか?

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hanataro2

4.0☆☆☆★★(開始から100分) ☆☆☆☆★(ラスト30分は超胸熱)...

2024年3月9日
iPhoneアプリから投稿

☆☆☆★★(開始から100分)

☆☆☆☆★(ラスト30分は超胸熱)

「◎◎◯○◯◯゜◯◯になれよ!」

「うっせえ!バカヤロー!」

前編を観て書いたレビューでの「オリジナリティーが感じられない…」との考えは、この後半ではあたらないだろう。
そこだけはしっかりと認識させて貰った。

冒頭(離婚はしていないが)別れた妻役の水川あさみになじられる晃。
バックに流れるのはブラームスの交響曲3番だ!
以後、この曲は暫く流れないのだが。やがて展開されるのは、前編での謎のデリヘル嬢、瀧内公美と晃との関係性。

少しずつ、この謎の女の私生活。そして、これも前編で謎だった常連客上杉柊平の身体に関する謎。

更には、前編で明かされなかった、ライバル(となる)北村・萩原ペアとの関係性が浮かび上がり。遂に前編で欠けていた全てのピース繋がる。

再びブラームスの3番が流れるのは。明美と店長とのトラブルを巡り翻弄された晃が、妻を頼って尋ねる場面から。

・晃と明美。
・及び、晃と妻。
・父親を想う息子の気持ち。
・五郎(店長)と兼子。
・どうにまならない地獄の日々。
・龍太と加奈。
・明るく輝やいていた未来に、鉄槌が振り降ろされる過去の事件。

この3組の過去と現在に振り返っている胸の奥の苦しみが、ブラームスの調べで盛り上がる。
妻からは「見っともないとこみせないでよ!」…と蔑まれ。
気になる女の明美には「あんた、ダッセェ〜!」…とバカにされる。
残念だったのは。瀧内公美のキャラクターに、どうしても感情移入が出来ないところ。

後半が始まり。30分以上は続くこのこのパートに、なかなか思い入れが入って行かないだけに。この後、五郎が起こす事件。更には、龍太に起こる悲劇に…と。
多少強引とも言える展開が見て取れ。このブラームスの響きくら醸し出される悲劇性に、どっぷりと浸り切る事が叶わないのがもどかしい💦

ここまでが凡そ後半の半分で。いよいよ此処から晃と龍太との繋がりが分かり。この2人が拳と拳で会話する(闘う)意味が、ハッキリと観客に示される。

クライマックスの30分はとにかく圧巻の極み。
ボクシングテクニック等、細かい事を言ってしまってはもはやバカバカしい。
それ以上の《熱い血潮》が、濃密に展開されるので。いつしか、こちらの涙腺は完全崩壊をきたす。

野暮を承知で言うと。晃と父親との関係性を始めとして、その後の登場人物達全ての(その後の)未来が分からない不満感は少なからず感じました。

2021年1月4日 渋谷PARCO 8F WHITE CINE QUINTO

↓この後は、この日に感じた事をメモとしてそのまま残します…

今日は訳あって、年末に観そこねた後編を観に渋谷へ。
週末には【緊急事態宣言】が発出される見通しの為に、映画だけを観て一目散に帰宅。
配信なら上映時間そのままの時間で済むが。わざわざ劇場まで行くと、当然ながら交通費(又は駐車料金)や食費も掛かる。
この日は、家を出て帰って来るまでに5時間以上を費やした。
そりゃ〜!どんどん配信で観るよなあ〜(´-`).。oO

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