とっととくたばれ

劇場公開日:

とっととくたばれ

解説

青年と悪徳刑事とその娘が繰り広げる壮絶なバトルを、ブラックユーモアを散りばめながら容赦ないゴア描写とポップな映像で描いたバイオレンススリラー。とあるアパートを舞台に、恋人の父親の殺害を決意した青年、そう簡単に殺されそうにない筋金入りの悪徳刑事、そんな父親に復讐心を抱く娘という3人の殺意が激突し、血みどろの死闘へとなだれ込んでいく。ロシアの新鋭キリル・ソコロフの長編デビュー作。「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2020」(20年10月30日~11月12日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか)上映作品。

2018年製作/100分/PG12/ロシア
原題:Why Don't You Just Die!
配給:ブラウニー
劇場公開日:2020年10月30日

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映画レビュー

4.5すごい好き

2023年8月6日
iPhoneアプリから投稿

バイオレンスなのは間違いないんだけどコメディ寄り。
先がどう進むのか全然予想できなくてそこも面白かった。
あと何より音楽のセンスが良い。メランコリックな感じ。個人的に映画の良し悪しは音楽で半分くらい決めてしまうのでこれはかなり良い印象。
映像も印象的。観てて飽きない工夫が随所にされているなと思った。こういう起伏があってドタバタ進んでく話は大好きです。
バイオレンス期待で観ても損はない。

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あきら

4.0隠れた名作でした

2022年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

レンタル屋でふと目に止まりました、完全にジャケ借りですね。
アパートの一室から始まる偶像劇。
これがまた面白い。
カットが綺麗で随所に色々なアイディアが見て取れます。
何というか若いセンスに溢れていました。
それは感覚的に、初めて「トレスポ」を観た時のよう。
主人公の印象が少し被ってたかもですけど。
音楽の使い方も実に上手い。
喧嘩がまぁ派手。特に投げは飛びすぎw
結構血が出まして、ゴアも少々。
脚本が秀逸で、先が全くわからない。大枠で「レザボア」っぽさを感じますが、それにしてもどんどん惹きつけられる展開でした。
最後も物凄い綺麗な収まり方で、隠れた名作でした。

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白波

4.0タフすぎる

2022年9月1日
iPhoneアプリから投稿

主人公がタフすぎる。それがおもしろい。ボケっとしたような表情で終始カオスな現場に立ち会っている。
彼は序盤を除き特に活躍するわけではない、むしろ他の登場人物を傍から見る第三者へと没入していく。そのため、この映画の鑑賞者(第三者)と同じような立場に接近する。
その間に他の登場人物たちの過去やこれまでの経緯が展開されて、私たちはそのカオスの裏の事情を把握する。そうして最後に、それまで展開してきたカオスが「清算」されて静かけさに包まれるシーンを迎える。
そこで主人公が我に返り、序盤以降没入していた第三者の立場から当事者の立場へと再び浮上する。

とにかく、うつろな表情で蚊帳の外のモブと化していたときの主人公の様子が無性に面白かった。

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C'est

4.0漂うタラちゃん臭

2021年11月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

怖い

興奮

お洒落な部屋で繰り広げられるバイオレンス。グロくて痛そうなのに、クスッと笑わせるセンスが抜群。映像もスローモーションやアップ等、多様されていて、スタイリッシュでアート作品としても楽しめる。大好きなジャンルでグサグサ刺さりまくった。この監督の次回作も観てみたい!

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movie freaks