海の上のピアニスト イタリア完全版のレビュー・感想・評価
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先々週初めて観て
今週は、イタリア完全版を鑑賞。
こちらの方がずっと良かった。
音楽シーンをたっぷり楽しめた。
小さな1900と船の乗員達との交流、
3等船室での1900の媚びないピアノ、
病院船での1900(セリフだけ)、少女のお父さんの北イタリアの農夫とのシーン、などがゆっくり楽しめた。
見終わって、人生が一度終わったような深い感慨があった。
1900にとってあの船は、母だった。
船から降りるときに誰かと一緒で、行くところ、する事がわかっていたら、違った人生になっていたのかなぁ…?
イタリア完全版の存在を知らなかった
21年前観た。印象的ピアノ多い。気付いていたが、イタリア版を観て1900の悲しさ、船員、移民の様子、コメディ調のシーンの強調に改めて気付かされた。
イタリア版で気付いた点
・機関員たち家族としての船員、様々な職種の触れあい、教育しようとしたこと
・出生記録がなく社会的に存在しなかったことの強調
・ThanksDannyの歌
・様々な人種の移民、船員の登場
・ThirdClass(三層)の移民とそこでのピアノ演奏の強調
・ドクターの名前が長すぎたこと
・Senatorが1900のため乗船しインタビューをセッティングしたこと
・Duelの精神とルールの説明
・対決したJerryRollMortonが涙を流し泣いていた
・たくさんの船員たちが1900との別れに来て別れのシーンが長かったこと
・エンドロールの主人公の名前がNovecentoになっていた
好きな言葉
・陸から海の声を聞けば生きるべき道を決められる
・終わりない無限のストリート、で表現するのは神のピアノ
イタリア完全版を観て、妙に特徴的で目立つ登場人物やシーンの経緯が理解できた。
海の上の多様多彩な人間世界
海の上の閉じられた船の中でのピアニストの音楽は、どこまでも広がる限界の無い世界を人々に届ける。
一方、船を離れる人々の世界はどこも同じ、荒廃したグローバルな均質空間。
この映画は痛烈な都市文明批判かもしれない。
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