劇場公開日 2021年1月29日

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ヤクザと家族 The Familyのレビュー・感想・評価

全365件中、301~320件目を表示

4.5俳優たちの熱演に👏

Nさん
2021年1月31日
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俳優たちがみんなカッコよくそれぞれの役割をしっかり果たしていた。月日が流れていく中でちゃんと歳をとっていき、さまざまな表情を見せてくれてそれだけで満足。

話はどちらかというと淡々としているが、なんか目が離せないというか、世界に引き込まれている感じがした。やはり演技がいいからだろうな。ヤクザとして生きることの熱さ、絆、プライド、苦しさ、、時代が変わる中で形も変わっていく。。。復讐の連鎖や、ヤクザというだけで大切な人を傷つけてしまうこと、、見てて苦しかった。。

綾野剛は素晴らしかった。世代を演じ分け、さまざまな表情が見事。恋には不器用な感じもかわいく、人間味に愛着が湧く。

舘ひろしはずーーーっとカッコよかった。。組長はあんな感じの人がいいな。ほんとカッコよすぎる。

他の方々も書きたいが、みんなよかった。尾野真千子も市原隼人も豊原功補も磯村勇斗も子役の子も。

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N

5.0すべての熱量が凄まじかった

2021年1月31日
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鑑賞方法:映画館

あまり普段ヤクザ映画は観ないけど、藤井監督だし綾野剛だし、家族を扱った作品だから面白そうと思って観ました。
まず、出てる役者がみんな凄い!上手いし、あの生きづらい世の中を本当に生きているみたいだった。
綾野剛くんの、若い頃のキレッキレの痛々しいぐらい尖ったチンピラ風や、大人になって1番勢いに乗ってる時のギラギラ感、そして40歳前後な設定なはずなのに憂いをおびて隠居したような佇まいと、どの時代もその世代として生きていて圧巻でした。
磯村くんの現代の若者らしい、だけど何をしでかすかわからないキリキリした存在感もすごかった。
尾野真知子ちゃんとのシーンが唯一ほっこりできて、ステキでした。一瞬だったけど幸せのシーンが救い。
これを書き上げて撮った藤井監督の底知れぬクリエイティブの才能が今後も楽しみ。
こんな時期ですが、劇場で観れて良かったです。

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リョウコ

4.5居場所さえあれば

2021年1月31日
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※以下、一部ネタバレ含みます。

前半はガッツリ彼らヤクザというものの「生」を、後半はゆるやかな「死」を描き、多くの観客は間接的にその社会的「死」に加担していると言っていい。
私もそうだ。
ヤクザ映画の中でこれまで手段や根拠として正当化された「暴力」「脅し」「復讐」「落とし前」「メンツ」なんてクソ喰らえと思っているし、そういう意味で私の望み通りの凋落をみせるヤクザたち。

人は、自分を受け入れてくれる場所があってこそ自分自身でいられる。その場所をここでは「家族」と呼んでいて、登場人物たちもその血の繋がりに重い意味をおいている。
しかし、血の繋がりなどというものは便宜的なモノでしかないことは、皮肉にもヤクザという関係性そのものによって主人公がまさに証明してみせた。

ここではあえて登場人物がヤクザだから社会的に叩かれる理由が付く。作中でも「これまでの行いを考えたら(ヤクザへの社会の態度はしょうがないよな)…」とマル暴の刑事が言う訳だが、実は日本においては外国人や性的マイノリティ、貧困に喘ぐ人々も実情は同じと言っていい。

彼ら社会的弱者が、居場所さえ与えられない絶望の末、主人公は結果的にその連鎖に幕を引く。
ラストは痛々しく悲しみに溢れているものの、消えゆく彼の口元に浮かぶ笑みは「魂の救済」とも感じる。
可愛がっていたあいつへの最期の言葉は「ごめんな」だったが、「(終わらせてくれて)ありがとう」と聞こえた方も多かったのではないだろうか。

観た日その1日の気分を左右する、ズンと来る映画だが、これこそ映画体験。

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キレンジャー

4.5予想以上に感動。

2021年1月31日
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結果から伝えると大変良い作品でした。今まで観て来たヤクザ映画とはひと味もふた味も違いました。この手の映画はどうしてもバイオレンスシーンが満載になってしまいますが、この作品は少ないです。もちろんありますし、苦手な人には多少キツいのかとも思いますが、個人的にはマイルドだと思います。その分内容がとても濃く大変丁寧に描かれていました。実際のヤクザの世界は分かりかねますが、なんて人情味熱い!しびれちゃいました!綾野剛さん1人の男性を年代別に見事にやり切りました!カッコ良かった‼︎舘ひろしさん、市川隼人さんもハマってましたね!ラストに向けてなんとも悲しく切なく寂しい気持ちなります。涙が出てしまいました。最後のエンドールまで是非観て下さい。エンドールで号泣、重要です‼︎

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コチョ

4.0主人公は本当にダメだけど、その人生を否定することは出来ない。色々う...

2021年1月31日
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主人公は本当にダメだけど、その人生を否定することは出来ない。色々うまくいかないけれど、やはり正解はなく、それぞれの正義があるし、肯定されるべきだし、私自身も肯定されたいんだななんて思った。ラストシーンは無駄ないセリフとお芝居で、泣いた泣いた。これまた良作!

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おれ

4.0家族

2021年1月31日
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鑑賞方法:映画館

反社会のヤクザが時代と共に変わりゆく時代の流れ
今の平凡な生活、家族に感謝ですね~
皆さん私の言いたいことが、分かる映画です。
おすすめ映画です。

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ヤオジュン

4.0すっごく哀しいけど興味深い作品

2021年1月31日
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鑑賞方法:映画館

あることからヤクザになった男を軸に
20年の間での組の変化を描いた話。

ヤクザ映画といえば
おいこらわれ、抗争じゃあ!ってイメージですが
この映画は全く違いました!
時代が経つにつれてヤクザのあり方も変わっていて
観ていて純粋に興味深い内容だと思います。

個人的にびっくりしたのは組の車。
あの車を観て驚いた人も少なくないはず。

それだけでもオススメな映画なのですが、
すごいのは20年間の登場人物を
ほぼ全て同じ俳優が演じていること。
全員ちゃんと歳を取っていて、
改めて俳優さんってすごいなーって思いました。

特に綾野剛さん。
妻夫木さんが綾野剛の集大成と言ってましたが
ほんとにその通りだと思います。
10代の若々しい姿からアラフォーの哀愁感漂う
おじさんまでしっかりと演じきってました。

舘ひろしさんも素晴らしかったですが
個人的に1番良かったのは、声!!
映画館で聞くとあの渋い低いイイ声が
体の芯にズーンとくるので
そこもオススメです。笑

タイトルから、もっとファミリー!って感じの
感動映画かと思いきや、さすが藤井監督。
そんな簡単にはいきませんでした。
家族を求める男が家族のせいで
家族を壊していくというなんとも悲しい話。
motherの鑑賞後と同様に
すごく重たい気持ちになるのでご覚悟を。

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マスノブ

4.5全体から漂うヤクザの終焉

2021年1月31日
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これほどまでに胸を締め付けられるヤクザ映画は観たことがありません。
「アウトレイジ」や「孤狼の血」とはまた違った、現代のヤクザを時代の変遷と共に描いていたのが何よりも印象的でした。

ここ最近乗っている藤井道人監督の最新作。
「新聞記者」や「デイアンドナイト」等、ここ2年で何本も作ってるという鬼のような人です(笑)
でもどれも傑作級に素晴らしくて、毎年のように個人的ベスト10に入ってしまうと思うと本当に凄いです。

そして、今回またしても傑作を作ってしまいました!

本作の特徴は、ヤクザを単に怖い存在として描くのではなく"人間"としてのヤクザが描かれていました。
なので、主人公が入るヤクザ同士の絆や他のヤクザ映画とはまた違う「仁義」を描いていました。
しかし、決してドラマの「ごくせん」といったヤクザをマイルドな善人として描くのではなく、我々堅気が怖れるヤクザの危うさと怖さもしっかりと描かれていました。
そこの二面性がまたバランス良く描かれていて良かったです。

映像も他の藤井道人作品同様に綺麗でした。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ作品をも彷彿とさせる空からの美しいカメラワークやスローで魅せる煙の描写、そして臨場感溢れるロングショットといういつもの藤井道人イズムにヤクザの泥臭さや血生臭さを映していました。
やはり、藤井監督の作品の撮影監督は今村圭佑さんが一番合っていますね!

また、主人公の賢治を演じた綾野剛の演技も凄く良いです。
正直言うと、今までの綾野剛は演技にわざとらしさが感じられてあまり好きではなかったのですが、今作は主人公の不器用さが合っていたのか、わざとらしさを感じる演技が1シーンも見付かりませんでした!

組長は舘ひろしが演じていました。
台詞回しは御世辞にも上手いとは思えなかったのですが、表情から感じる凄みを感じさせられて良かったです。
2019年時代のやつれる演技に関しては完璧です!

好きな場面は沢山ありますが、強いて言うなら綾野剛が出所した現代パートになった時の肌から感じる虚しさ、そして何といってもラストシーンです。
非常に印象に残りました。

この映画で描かれていたテーマは時代の変遷と"ヤクザの人権"でした。
ヤクザはやはり怖い存在ではあります。
でもそれは単に数々の凶悪な事件を起こしてるからだけじゃなくて、自分達が全然ヤクザを知らないからかも知れません。
理由は無論、実際に会ったことが無いからです。

だから自分も今までヤクザを排除する目的の規制法には全然否定もしなかったし賛成もしてました。

でも逆の立場で考えてみるとヤクザも同じ人間であるわけで、排除するヤクザの規制法によって生活の自由を奪ってしまってる現実が確かにある。
そう考えると今あるヤクザの規制法も考えものですね。

ただこればっかりは非常に難しい話ですね。
ヤクザ達を一人の人間として見れば明らかにやり過ぎに感じるし、堅気では無い者として自分達の視点に戻すと今の規制法が無いと怖く感じてしまうのも事実です。

そういった意味では今の時代においてヤクザは終わりを迎えてしまう存在なのではないか、つまりは「終焉」を描いた作品なのではないか。
この映画を観てそう感じずにはいられませんでした。

このように非常に考えさせられる映画ではありましたが、王道のヤクザ映画らしい内容であった前半に比べて現代パートになった後半は少しダレました。
現代パートは本格的に話が動き出すまで長くかかっている気がしました。

また、「ヤクザと家族」というタイトル。
正直そのまま過ぎる気がします。
覚えやすいタイトルではあるものの、個人的にはしっくり来ないです。

何個か気になる部分はあるものの、それでも観た後に余韻が強く残る素晴らしい映画です!
良くも悪くも攻めていた「新聞記者」が好きになれなかった人でもこの映画は観てほしいです。

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さうすぽー。

3.5演技力のみ評価します。

2021年1月31日
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役者陣の演技は全員もれなく最高でした。

ただ、ストーリーはあまりにも酷すぎですね。

柴咲組の連中の行動の幼稚さ。
せっかく舘ひろしが過去の木村の死の件もあって、ホントは悔しい中、みんなを守る為に警察にけつを拭いてもらう事を決めたのに、他の連中が無鉄砲に向かってって短絡的。

その癖、戻ってきた綾野剛を強く抱きしめる舘ひろし。
違くない?せめて一発思いっきりぶん殴ってから抱きしめろよ。ケン坊にだけ甘すぎて意味不明。

終始シャブに対しての嫌悪感も描かれてないからよくわからないし。

14年後の描き方ももっとできるでしょ。

SNS拡散が、いかにも今っぽい演出にしてるつもりだが、はっきり言って寒かった。
"この人の奥さん市役所で働いてるよ"
どんだけ世の中狭いねん。バカか。

良かった点。
①序盤の親子の杯によりタイトルシーンの出し方。
②何回もわざとらしく映した工場の排ガス。
時代が変わっても物作り日本というのは変わらない。
そして未だに環境に悪そうな煙というのも。

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みなとも

5.022年前

2021年1月31日
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悲しい

怖い

幸せ

あと20年経った頃には
ヤクザ、なんて知らない若者ばかりになるのかな?

私もよく知らない世界だけど、
絶対に近くに居る方々なので見た事はありますよ。
大体が男の人達のみで行動してるイメージです。

中に女性が居ても大概お店のお姉ちゃんで、奥さんとか彼女とかましてや家族なんて想像も出来ない。

極妻の世界観はまだあるのかな?

内容はかなりハードな暴力シーンがたくさんあって
観てて辛くなったけど
その後はどうなるんだろ?って、後半は
かなりのめり込んで最後まで観てました

磯村勇斗のこういう役は本当に良いですね!
チャラくて悪いのが良く似合う!

綾野剛兄さんは、イキってる若者やボロッボロからの凛々しいアニキや優しく弱く情けない男まで
本当に色んな顔が見れました。
集大成と思います!

舘ひろしさんの14年後の変貌ぶりも凄い
何も言わずとも、語りかけてくる凄味とか
病床でのやつれた感じとかは、本当にちっちゃく見えるから驚きでした!

色んな意味で繋いでいく、繋がってる
がテーマの話しで
最後は繋がれた子供たちで終わってるから
ヤクザ映画なんだけど、なんかちょっと違う余韻に浸りながら帰りました

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rin*

4.0時代の流れだねぇ。しかしそれが人間の進化。【後ろ相変わらずiPadの故障で意味不明の尻切れトンボ。すいません。】

2021年1月31日
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綾野剛演じる主人公が、舘ひろしの柴咲組に拾われて、5年後おそらくみかじめ料等でブイブイ言わせている時、シマをめぐって都市開発も絡み、抗争勃発。若頭の事実上の身代わりで14年の服役後、見たものはロクにシノギもままならず暴対法で衰退したヤクザ、組の姿。暴力描写だらけだがアクション映画ではなく社会派ドラマと言える。ヤクザは絶対悪に相違ないが、足を洗った者の人権を全否定するのは間違いだし、新たな憎しみ、悪の連鎖を生むだけです。

 肝心の主人公ろくすっぽ様々な社会的信用も得られないから組を脱退しても一苦労。服役前に付き合っていた尾野真千子演じるクラブで働く当時学生にも実は娘ができていたが、よりを戻しても自分が父だと名乗るわけもいかず。最後はSNSかなんかで暴露され、娘にも彼女にも理解されず、家を追い出される。

 まぁ基本ヤクザは非合法活動で、ほぼほとんどの連中がヤクもやれば暴力も行使する。この映画のような描写は文字どおりの反社会団体だから仕方ないとも言える。ただ昔は第三国人等との関係で実は日本の秩序守る必要悪だった。警察ともズブズブだったのはこの映画のマル暴の薄汚い警官の描写以上だよ。現実は。ただ憎むべき悪であり退治すべき対象であったのも事実。

 でもねぇこの映画で言いたいのはヤクザの世界にしか自分の居場所を得られなかった境遇の悪い人たちの愛情と生き様だろねぇ。ヤクザと言っても親子兄弟的情の繋がりはあるのだろねぇ。人は一人では生きていけないから。ただ不器用ゆえに時代についていけず、淘汰される悲しい運命。皮肉なことに主人公に憧れてた抗争で死んだ組員の息子が、ヤクザでも暴力団でもない「半グレ者」として僅かに残された闇社会を衰退した組とも組んで仕切っていく。勿論、クソ野郎のマル暴警官なんか関わりを持たないし、相手にしない。

ただこの映画尾野真千子が演ずる恋人が公務員?か何かの職場を追われるクビになる描写があるが、ここは間違い描写。別に配偶者ないし同居人が元ヤクザでも民間みたいに裁量がゆるくないから、クビに出来ないって。職員本人が悪いことしなきゃ。それから、社宅×→官舎な。
工場の煙突から出る煙がなんかこの映画全体を象徴している。「煙に巻いてきた人生」「狼煙をあげる人生」「煙たがれる人生」ということとパンフにあった。抗争アクションはあるのだけれど、やっぱり今の時代には合わないねぇ。昭和40年代後半の「仁義なき戦い」の時代は遠くなったねえ。ただヤクザを擁護するつもりはないけど。ある一定の育ちとか境遇の悪い若者はいつの時代もいなくならない。ヤンキー超えのいわゆるワルだ。

それからおのまちkp

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満塁本塁打

4.0今の時代のヤクザ映画でした。

2021年1月31日
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1999年チンピラがあるきっかけからヤクザの親分の世話になり、徐々にのし上がっていく美談のヤクザストーリーなのかと思って見ていたら、そう単純な展開ではない後半の意外性が面白かったです。
この監督の前作『新聞記者』は冷たい淡々とした印象でしたが今回は真面目な熱い直球の人間ドラマでした。
2019年現代のヤクザたちの生き様が生々しい。年寄りヤクザの夜中の鰻の稚魚の密漁シーンは興味深かったです。
ラスト近くの主人公のモノローグ、ごく普通の日常をずっと過ごしたかった。には今の自分の環境の有難味を感じました。
とにかく義理人情のヤクザを賛美しないヤクザ映画らしくないのが良かったです。
綾野剛、舘ひろし、北村有起哉、尾野真千子が熱演でしたが個人的には市原隼人と二ノ宮隆太郎が印象に残りました。今の時代に見るべきヤクザ映画です。

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Yoji

4.0重い題材だけど泣ける

2021年1月30日
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泣ける

藤井道人監督の映画って、「新聞記者」もだけど重く薄暗いんですかね?
ストーリー展開は早く、退屈することもなく進んでいきます。
綾野剛や舘ひろしのやくざがカッコよくて、憧れる若者も増えるのではないか?と観ていましたが、やくざの生きづらさ、やくざの代償も描いています。
真面目に生きようとしてもなかなか世の中は受け入れてくれませんね。

ラストの山本の娘が父のことをつばさ(磯村勇人)に尋ねるシーンで、ぐっときて、涙がつーっと。

観終わった後は、どっと疲れます。それほど見入ってしまう映画でした。

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MiMa

5.0星5をつけるしかない作品

2021年1月30日
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観賞後の余韻に浸るとはまさにこのことでした。

言ってしまえばヤクザという社会にとっての悪を描いてる作品ですが、彼らにも守りたい家族がある。
ということに同情が芽生えてきます。

時代の流れとともにヤクザの存在が変わっていき、生き方が変わっていく。
それをこの2時間でかくも素晴らしく描いています

俳優たちもさることながら、ここまでの表現を描ける監督にも称賛しかありません。
邦画の素晴らしさを垣間見だと思います

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Yoen

4.5ヤクザ<家族

2021年1月30日
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大変満足致しました。
オススメです。

かなり期待値高めで見始めましたが、
タイトル出るまででかなりボルテージ上がりました。
そして、そのまま、だれる事なく主人公の波乱の人生が綴られていきます。誇張した芝居もなく、極力リアルに徹しながらも、要所に緊張感を持たせることで飽きることはありません。

キャスティングも抜群で、体格や顔つき、所作まで隙がありません。衣装、小物、美術全般も時の流れをうまく説明するアイテムとして機能し、無駄なセリフを使わずに自然に事柄を理解できるので、シラけることもありませんでした。
圧巻は、綾野剛の演技ですが、泥臭いアウトローをやらせたらこの世代ではNo.1ではないでしょうか。

主人公の波乱の人生と冒頭書きましたが、彼を取り巻く人々と、社会との関係がこの作品の肝で、たった20年程でここまで社会は変わったかと改めて意識させられました。ヤクザの息苦しさは半端なく、当然の報いと言えばそれまでですが、それ以上に考えさせられる、深いテーマがありました。

親分と子分。親と子。「分」とは何か。身の程、分際。
親であろうとする、子であろうとする。血のつながりの無い分、家族であろうと血のつながり以上の絆を求める。ヤクザは、家族である事を重んじるが、組を抜けることを勧めたりもする。それは家族への思いやりなのだ。理想では語れない現実を身をもって表してくれる。

主人公を軸に社会のありようを炙りだし、次の世代への希望を見せてくれたようにも思えるラスト。しかし、自分にはこの鎖が切れるようで切れないように思えてしまった。映画館を出ても、その先が気になってしょうがない。

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ごんす

5.0凄いの観ました

2021年1月30日
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脚本、俳優、撮影、照明、音楽、編集全てが素晴らしい。
無駄なカットが全く無く、最初から最後まで引き込まれっぱなしです。
コロナで新作映画不毛時代の中、タイミングが最悪の中、勇気を持っての上映決断に心から感謝します。

描かれているのは人間です。
ヤクザという背景はたまたまで、映画ではとことん人間が描かれるのみです。
演じている俳優が誰も損をしていない稀有な映画で、その演技を引き出した監督にはただただ敬意を表しますし、俳優陣にも感謝しかありません。

好きなセリフ、好きなシーンがいっぱい詰まった珠玉の作品です。
あと2回は観に行くと思います!

「追伸」
2回目見に行きました!
1回目にも感じましたけど、エンディングのテーマ曲が近年稀に見る最高のマッチングです。
安っぽい歌謡曲じゃなく、映画の世界観そのままの詞と曲で最後まで席を立ちたくありませんでした。

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shin

2.5"排除思想は拳よりもはるかに強い"と伝える力作だけに、上映開始5秒が台無しすぎる…

2021年1月30日
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 基本褒めです。よくできてます。なので、最初にほぼ唯一にして最大の不満点。詳しくはネタバレになるので避けますが、上映開始のシーンと終盤のシーンが見事にシンクロします。となると、開始5秒くらいで「ヤクザと家族 The Family 制作委員会」って出るんですよ…。これ本当に悪手。最初に出すんだったらまだしも…監督名(fujii mitihito film)なら主張したいのもわかるけども…なんで製作委員会の名前をあのタイミングで入れる必要があったのか非常に不満です。映画の世界に没入させるべきです。ましてや、オープニングが重要な作品なのでなおさら。ちなみに、タイトルバックの出し方は必然を感じたし、演者の名前を手際よく音楽とカットに合わせて出していくのは良かったと思います。

 ヤクザや任侠映画はあんまり得意ではないのですが、そこに力を入れた作品ではないので非常に見やすく仕上がっていると思います。とはいえ、前半は「これはどうやってとったんだ?」というワンカットチェイスシーンなど迫力も内包しており、さすが藤井道人監督だなと思いました。『デイアンドナイト』でも感じましたが、藤井組(ヤクザ映画なのであえてこの書き方をします)は色彩の使い方が非常に豊かで、白と黒とその中間色の使い方で、その登場人物の心理を暗に示すという点で非常に優れていると思います。また、カメラの撮り方も非常に面白かったです。主人公が葛藤しているところでは、不自然に揺らして撮ってみたり、急に主人公目線で下から見上げる形で撮ってみたりと、非常に工夫がなされていると思いました。

 さて、自分はヤクザは大嫌いです。不良も大嫌いです。街で喧嘩しているチンピラもご時世関係なく飛沫飛ばして大声で喋る人間も嫌いです。ヤクザにならざるを得なかった、ヤクザにしか居場所がなかった主人公のような人間もいることは理解しているつもりなのですが、基本的にはいなくなればいいと思ってます。大方がそう思っているでしょう。そういう思想だからこそ刺さる作品でした。

 自らがヤクザになることを望み、絆を深め、血縁関係を超えた家族的な繋がりを構築するも、時代が進むにつれて法の整備・社会通念のアップデートによって居場所をなくしてしまうという実は社会的なメッセージを含んだ作品でした。決してヤクザ善として描くわけではなく、問題提起するには非常に絶妙なバランスで描かれていました。

 ヤクザが絡んだ家族は携帯電話すら契約することが出来ない、足を洗ったといっても少しでもかかわりがあったと思われるだけで職場からも居場所を失っていく、SNSが同調圧力を生んでいく…果たしていいのかということで、面白かったですね。

 SNS描写については、直近で『許された子どもたち』を見たところだったので、ややリアリティにかけるかなと思ったところもありましたが、『新聞記者』よりは良かったです。

 綾野剛さんはもちろんですが、尾野真千子さんの娘を演じた小宮山莉緒さんの透明感に驚きました。今後も注目していきたい女優さんです。

 ラストカットは居場所を見つけたと解釈しても良いし、こうでもしないと見つけられなかったのかとも解釈できるし、それでも見つけられたという喜びもちょっとあって、ビターハッピーエンドでした。いい余韻です。

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わたろー

4.0なんとも悲しいストーリー

2021年1月30日
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今まさに、ヤクザやってるとか、元ヤクザしてた人とかその家族が見たら、何とも言えないほど身につまされるだろうストーリー。どんな人でも最低限の人権は守られないといけないと思う。

そしてやはり綾野剛はいい。美形やハンサムはたくさん他にもいるけど、この人の演技と存在感は突出している。なんとも言えず魅力ある俳優だ。

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parvatimaki

4.5ヤクザの「哀」

2021年1月30日
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悲しい

ヤクザ映画としては異色の暴対法の時代の流れにのまれたヤクザの「哀」を描いた見応えのある作品でした。
ヤクザさんも生きるのが大変なのですね。ヤクザにならなくて良かった(そもそもなれもしませんが)。
でもヤクザでなくどんな生き方でも時代の波に乗れないと生きていくことが難しいですもんね。
ラストの娘と翼とのシーンがとても良かったです。
綾野剛さん、舘ひろしさん、磯村勇斗さん、ハマり役でした。

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光陽

3.5短く評価/観てみて

2021年1月30日
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普通にいたい
普通になりたい
普通になれない

普通が良くて
普通が難しく
普通が幸せ

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ハロン