ヤクザと家族 The Familyのレビュー・感想・評価
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家族になること
生まれながらに、あるいは親子を契って、あるいは出会って双方が合意して、家族が作られる。それぞれのシーンが印象的だった。
特に山本とゆかが再会するシーン。ヤクザにも帰る場所が必要な時があることが、真に迫ってきた。
「新聞記者」も見て、そちらは妻としての女性がほとんど描かれなかった点で観賞後にもやっと感が残ったが、山本を待たなかったゆかの姿は、比較的受け入れやすかった。ものすごい苦労をかき分けて生きる信念の人だと思うし、そこに山本も惹かれたのだろうが、ものすごい苦労人ですよね。
あゆこさんも苦労は耐えないのだけど、見る側にとっては明るさが救いになった。20年の経過を、一番自然に演じ分けていたのは寺島しのぶ。
若い勢いと年長者の迫力も重要な対比で、つばさとあやが光って見えた。家族の歴史の描き方としてじょうずだなと思いました。
マジメにヤクザ
静岡県のある町で、ヤクザになった男の話。
1999年に覚醒剤が切っ掛けで父親を亡くした原チャリヤンキーが、世話になっているおばちゃんの営む韓国料理屋で、町の大物柴咲組長を助けたことが切っ掛けで、命を救われ盃を貰い巻き起こって行くストーリー。
しのぎに女に個人的にも因縁のある侠葉会とのいざこざに、とヤクザとしての隆盛をみせ、暴対法によりヤクザでは生きられない世の中に戸惑う姿をみせて。
ヤクザとしてしか生きられず、ヤクザをやめてもレッテル貼られ人権はなしですね。
スカした感じは受けないけれど、漢臭さはきっちりあって、任侠世界に於いての家族をしっかりみせてくれる作品で、哀しきヤクザ映画としてとても面白かった。
そしてラストの若い2人のやり取りは痺れた。
チェック
これからも藤井道人監督の作品は
チェックしていきたいです😚💗💗💗💗
内容は消して明るくない(むしろどん底🤔
だけど観てる途中もわくわく
観終わったあとの余韻も含めて
ずっと面白かったです。
おもしろすぎるーって劇中心の中で叫んでた笑
良い作品ってあっという間ですね💗
あとタイトル?っていうの出演者名?
みたいのが出る順番がセンスひかってた笑
クオリティー高い
「新聞記者」が素晴らしかったので見てみた。
本作もクオリティー高いです。
脚本、演出、撮影、役者、音楽など、ハイレベルな作品として結実していると思います。
でも、それを感じる私が変わってしまった。
最近、こうした重い波動の作品、人の苦悩や闇を描いた作品に共鳴しなくなってしまった。
普段から重い感情を持っている人は、同じく重い作品に触れるとカタルシスが起きて感動するとかあると思うのだけれど、最近、自分が軽くなりすぎていて、能天気な作品とかが好きになってしまった。
なので、高いクオリティーの作品の割には点数低めです。
悲しく映るヤクザの生涯
昭和一昔前はアウトローの男達の光り輝く世界に見えた裏家業。大物政治家ですら本家組長の器にはなれずと言われる程の憧れの存在や男達が、時は平成の法改正で次第にジリ貧になっていき、代わりに台頭してきたのは組織に属さない愚連隊や半グレ。やってる中身は同じでも法の隙間をかい潜り、しっかりと凌ぎをやって金儲けができているのは、現代裏社会そのものを描いています。
暴対法で携帯も借りれず、賃貸できずであるならば愚連隊や半グレに身を投じる若者が多いだろうと痛感します。
極端な締め付けは悲しい人生を送らせる人達を増やす要因でもあるのではないだろうか…
ヤクザと人権
綾野剛の、目力がすごい!
舘ひろしの渋さ!その容貌からこんな優しい声が出て来ちゃ…あなたのとこ行きますってなります。そこが普通の会社なら良かったけど、ヤクザでも行きます。
映画のタイトルの「家族」を「人権」と置き換えても私には同じ意味だった。血の繋がりは無くとも、信じ合えば家族。それはその人にとっていちばん身近な社会そのもの。
人との繋がりが人生そのものなんだと感じた。
よその家族の幸せを壊してはならない、とも…。
好きで独りで暮らしてる人はそれで良いけど(←私)、山本みたいに人と組むことで輝きを増すのが人間なんだろう。
その美しい輝きは、理不尽な5年ルールとやらで消えて欲しくはなかった。
ラスト10分でリアリティ破綻…😫
怒号と静寂を効果的に使った演出でリアリティあったのに、社会派的内容も濃くなって来た最後の最後、何故にチンピラ時代からの2人の関係があんなことに!?
99%、いや99.99%ああはならないし、仮にあったとしても責任は市原側なのだからむしろ逆。
奇をてらい過ぎてて少し吹いた。
ただ、とにかく役者さん達は素晴らしい。
綾野剛、やはり彼の世代では先頭を走る、いや既に日本映画界には欠かせない存在!
おそらく彼は何がしか本作品がらみでの主演男優賞を獲るだろう。
そうそう、エンディング直前にわざわざ手書きフォントで自分だけ「A Film By …」って監督どんだけナルシストだよ!!エンディングの最後に流れる「監督…」表示だけじゃ物足りない!?
ここ二十年の時代考証の正確さたるや
あるはぐれものの人生を、1999年・2006年・2019年で切る
居場所がなくてヤクザになり、やっとできた大切なものを守るために服役して、14年ぶりに出所したらこのコンプライアンスの世の中っていう
予告見たときに強く惹かれて観てみたらこれは重面白い
それぞれの時代の考証が素晴らしいからか、空気感から含めて心を持っていかれる
なんかそういうアウトローっぽいのがカッコ良かった時代は確かにあって、そこからなんとなくの世の流れで深く考えずに世間が排除に同調したから、雑に居場所を失っていく人と見た目違う文脈でそれを再生産していく人と
そんなこと思いながら鑑賞後にこの映画のチラシを見返す
そすっとね、実に味わい深い
これは本当に深い映画だったなー、素晴らしかった
また見たい
感動しました。私は岐阜市で今朝の監督と常田さんのトーク番組見て岐阜弁で話す綾野さんに思わず安心し笑ってしまいました。仮面ライダー時代から応援しています。岐阜の誇りです!これからもずっと、ご活躍応援致します。
零落するヤクザ業界と代わりに勃興する反グレ集団を縦軸に、1人のヤクザの家族関係(実・義理)を横軸に描いた作品
任侠道とかヤクザを美化する作品でもなく、ヤクザの犯罪を描いた作品でもなく、時代の流れに飲み込まれる1人のヤクザとその家族関係(実・義理)を描いた作品。この切り口は斬新に感じました。
136分の作品ですが、本来もっと長かったのを切り取ってこの時間に無理に収めたんじゃないかと、感じています。話のつながりが悪いところが散見されるので。
(特に綾野と尾野真千子の関係の描写は、2005も2019も自分的には今一つに感じました)
ちなみに、冒頭の水に沈むシーンのおかげで、途中の段階で結末が完全に読めてしまいました。
これは無かった方が良かったのでは。
やくざ映画の幕引き
やくざの世界など興味も関心も抱かなかったが、昔抱いていたやくざのイメージと現在は大幅に変化していた。
この映画を見る限りやくざは今後も減るだろう。しかし、表面的な暴力抗争は無くなるが、社会悪は水面下に潜って見えなくなってしまっている。薬の密売の描写を見て、少し怖い印象を受けた。
余韻が凄まじい映画です
綾野剛さん主演、舘ひろしさんや
北村有起哉さん、市原隼人さんが脇を
固めるのを知り楽しみにしていた
映画でした。
期待を裏切らない映画でした。
役者さん達の凄まじい演技力と熱量。
そしてカメラワークがとても好きです。
かなり辛い展開のお話なのに見終わった
後には温かい気持ちにもなれたり、
自分の人生を振り返ってみたり。
しばらく余韻にひたりたいと思います。
もう一度映画館で見たい映画です。
磯村勇人くんの演技、光ってましたね。
そしてやはり綾野剛さんは裏切らない。
綾野剛はどこにも居らず、山本という一人の人間が確かに画面の中に存在していました。
良い役者さんですね。
#10 よく考えてたら私ヤクザ嫌いだった
綾野剛さんの演技が良いという評判にひかれて見に行ったけど、よく考えたら私、ヤクザとかヤンキーとか暴力ふるう人たち大嫌いだったんだ〜。
よって映画的にも主人公の気持ちには入れず。
「あんたなんか好きになるんじゃなかった〜」って言う尾野真千子さんとの絡みが朝ドラ以来で良かったっす。
タイトルの通りに、「ヤクザと家族」な物語やった。 ある意味純粋で、...
タイトルの通りに、「ヤクザと家族」な物語やった。
ある意味純粋で、故にとても儚い男と、その周りで生きる人達。
息子であり、男であり、父親である。
ただ、それだけ。
面白かったけど、ヤクザ映画はこれで終わりかも。
裏社会は存在する
高1の息子がキングヌー主題歌で観に行こうと誘って来たので(笑)映画館で観ました。
ヤクザものは昔からエロエグなのであまり子供には観せたくなかったですが、簡単に薬に手を出す今の子には観せても良いかも。綾野剛君、さすがです。この役出来るのはこの人しかいないかも。ヤクザでしか生きれ無い不器用な男の性を時代背景も絡めて上手く表現してました。登場人物もソフト強面て感じで親しみがわき、磯村君どこから登場するのか楽しみでした〜期待裏切らない雰囲気が良かった〜♡
キングヌーのMVを先に観て、映画観てやっと意味がわかったと息子も納得。
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