劇場公開日 2021年1月29日

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ヤクザと家族 The Familyのレビュー・感想・評価

全365件中、261~280件目を表示

2.5因果応報と言うけれど

2021年2月2日
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鑑賞方法:映画館

これでヤクザが可哀そうと言う人がいるのだろうか?
これまで奈落に落とされた人やひどい仕打ちをされた人が多いからこうなったのだから・・・
しかし、周りの堅気が不幸になるのはやるせない
映画としては空白の14年間からの変化を描きたかったのだろうが、あまり面白い展開ではなかった
健坊がそんなに活躍したように見えなかったの残念
最後に慕ってくれた半グレを助けて終わった?
登場人物に魅力を感じられなかったので採点悪し

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シネパラ

血のつながりだけが家族じゃない

2021年2月2日
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鑑賞方法:映画館

愛を求め、守ろうとした男の物語

舘ひろしのゴッドーファーザー感がぴったりはまっていた。
男気、重厚感、包容力、カッコよかったです。
こんな漢なら一生着いていきたいっと思うのも納得。
反社会的勢力はあまり好きではないが、彼らには彼らの生き方や信念、極道を選んだ理由があるのだなと改めて考えらせられた。

綾野剛は半グレ→ヤクザ→カタギの三役をしているが主人公の成長をしっかりと演じ分けれていたと思う。
市原隼は数年前まで主演映画多めで、個性的だから脇役とか難しいと思っていたが、いつの間にか脇役でも主役を引き立てる存在になっていてよかった。
二ノ宮隆太郎は今一番舎弟が似合う男だと思う、ちょっとバカだけど憎めないお調子者はまり役。

今作で一番よかったのは磯村勇斗、仲間に見せるリーダーの顔と、憧れの男に寄せる尊敬のまなざし、敵にに見せる冷酷な態度、すばらしかった。
中でもラストシーンの表情は心を掴まれました。

ドキュメンタリー映画「ヤクザと憲法」でも描いていたけれど、社会に必要だからヤクザが在るのに、次第に抹消されてしまう理不尽さがなんとも悲しい。
社会に爪弾きにされた者同士が生きるために選んだ道を「害悪」だからと排除してしまうのは根本的解決にはならないのだと考えらせられた。

日常で反社には絶対かかわりたくないけど、彼らを過剰に恐れたり軽蔑したり一方的に憎むのは当事者の権利であって部外者は公平に物事を見極めないといけないと思った。

愛がなければ憎しみが増す、愛の形が家族であり、愛を求めるのは当然の権利だと主張するいい作品でした。

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劇中セリフより

「ちょっと話そうか」

受け継がれる物語の中に生きた証がある
誰かの心に生き続けられるような人生を歩みたいものです。

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フリント

4.0時代。

2021年2月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

「仁義なき戦い」から北野武監督が描く「アウトレイジ」くらいまでの「全盛期の華型ヤクザ」映画とは一味違う、現代社会を生きるヤクザ社会の切なさよ…
「ケン坊」という1人の漢のヤクザ人生を通して、現代社会に合わせて生きなければいけないヤクザの悲喜交々がリアルに描かれてると思った。
最期はホントに切ない…
個人的に綾野剛さんはこういう役の方が光ると思います。ただ20年の歳月を2時間弱で観せなければならない宿命か、尾野真知子さんの学生役だけは、自分には「ちと厳しいかな」と感じました。
内容的にはとても良い作品でした。

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キチ

5.0老若男女に見て欲しい

2021年2月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

描かれているのはヤクザの世界ですが、過去の任侠映画の世界観は無く、その世界で生きるしか無かった人間の愚かさ哀しさ切なさが泣けてたまらないです。役者さん皆さんがハマり過ぎてて、特に綾野さん磯村さんは素晴らしかった。エンドロールのファミリアを歌詞噛みしめながら聴いているとまた泣けてしまいます。

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ふるる

4.0行くとこあんのか?ケン坊。

2021年2月2日
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鑑賞方法:映画館

こちらの期待値にしっかり応えてくれた映画。役者が皆、成りきってて。舘ひろしなんて、こうゆう役しかもうできないだろうけど、その役が板についていて美しいとさえ思えた。役にのめり込んじゃった感のある綾野剛は、このあと役がちゃんと抜けるのか?って心配さえしてしまった。

ある知人が、「なんでヤクザは義理だ人情だっていうか知ってるかい?彼らは自分たちにそれが欠けているのを知ってるからこそ、声高に求めるんだよ」と言っていた。そういう意味では、ヤクザには心休まる"家族"がないのだろう。親父や兄貴や舎弟を「家族=身内」として大事することは、廻り回って自分を守ることなんだよなあ。

昨今でいえば、ヤクザ社会のキリキリした空気なら「孤狼の血」のほうが上を行ってた気はする。だけど今どきのヤクザは、暴対法この方、めっきり世知辛くなってしまってて、その世相を見事に描き込んだ今作は、その盛衰と悲哀を映しきったヤクザ映画だった。
ラスト、溜めた末に言う台詞に涙。その言葉こそ、痛みを知る者がかける言葉だよ。

別感想として。
たぶん、NHK「カーネーション」放送当時、NHKらしからぬ叶わぬ恋のストーリーに驚き、胸を焦がした身としては、綾野剛と尾野真千子の二人が同じスクリーンに映っているというだけで、ついつい目が潤んでしまったことを付け加えておかないとね。

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栗太郎

5.0全力の魂

2021年2月2日
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義理人情がヤクザ=反社という時世に、
いったい何が間違いで正義とは何か?
改めて考えさせられる作品でした。
どんな人生でも、ただただむしゃくしゃし
行き場のない原動力が、
些細なキッカケや、タイミングで
開花し人生が蘇生したりする事がある。
ヤクザという枠を超えた情とネット社会の持つ
表面的なんの価値もない情が、
本来個の持つ人への敬意尊さに、
集団がもつ愚かな力が対峙し、
排他的社会に憤りのようなものを感じさせる。

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chako

5.0求めてやまないもの

2021年2月2日
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鑑賞方法:映画館

時代に翻弄された主人公が求めてやまなかったものは、愛する家族だけだった。必死に生きる不器用でまっすぐな主人公の心が、綾野剛の瞳と佇まいから、切なく果てしなく突き刺さってくる。
たまらない一作だった。

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さとみん

4.0演技が素晴らしいし、監督の手腕がさすが。

2021年2月2日
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最近映画館で観るものが不作気味だったところに。
きました、これは素晴らしい。
綾野剛の役幅って広いですね。印象に残っているのは「怒り」の気弱な役ですが、今回はバリバリのヤクザ。めちゃくちゃ似合ってる。
サマになってるだけでなく、暴れ放題の若い頃から、組に拾われてヤクザになり、服役してカタギになるまでの年月を見事に演じ切る。
舘ひろしも良かった。比較的少ないセリフの中に何とも言えない暖かさとドスを含むのだけど、大きな手で頭をクシュッとしたり抱き寄せたり、本当の息子のように結ばれた関係に胸が熱くなる。

ヤクザって・・・
好きでやってるわけじゃないんだな・・・
皆ああなるしかなかったのか・・・

ヤクザの人権て… 考えたこともなかった…
組を抜けても、たとえ改心しても、世間にはなかなか受け入れてもらえない…
生きる場所が、他にないのか…

色んな事を感じながら迎えた終盤。
結末がショックすぎた。

あと1人、主人公を慕う食堂の可愛い男の子が成長して半グレになってからを演じた磯村君の演技がとても光っていた。これからが楽しみな若手俳優だと思う。
彼の目の演技、ちょっとすごいですよ。

さすが「新聞記者」の藤井監督。34才なんですね。
凄い才能と技量です。

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Mariko

5.0次の日まで引きずるほどの魂がえぐられるような作品に出会った

2021年2月2日
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1999年から2019年までの20年をヤクザの世界の男たちの栄枯盛衰と愛を求め続けた一人の男の半生を描いた作品、と言えばシンプルに聞こえるが、これはただのヤクザモノ映画ではない。ヤクザ×社会派映画。それは愛と憎悪、義理と人情、金と名誉、差別と偏見、そして社会の変化によって排除されて消えゆく者たちのとんでもなく切なく、まるで魂をえぐられるような、見終わった後その場からしばらく動けないほどの深い深い余韻に包まれる。人によってはその場で叫びたくなるような、もう、とてつもない傑作だ。

愛に飢えた弱く儚い部分と、義理堅く人情に溢れた温かい部分を併せ持った山本という男を演じた綾野剛の生き様が表れた渾身の演技×舘ひろしの包容力と渋みのある演技は観るものを惹きつけ離さない。

◎前半のtheヤクザ映画的なシーン、男のロマン溢れるシーンには女の本能が掻き立てられる。男は強くとか、女を守るものだと言うとフェミニストに怒られそうだけど、やっぱり女って強い男が好きなわけで、ヤクザもの好きには堪らないであろう。

◎2019年からのシーンは社会派映画、反社会勢力によって彼らの存在さえも認めてもらえないような社会でなんとか生きていく柴崎組や山本たち。
足を洗いせっかく手に入れた幸せさえも、社会派の波や圧力に飲まれてあっという間に壊れてしまう。

◎寺島しのぶ、尾野真千子演じる、その男達を愛する女達にも注目だ。
愛してはいけない男を愛してしまうこと、愛する男の命をつなぐこと。

山本は金も、社会的地位も、生きる場所さえも失っても、「家族」と「愛」と「義理人情」だけは最後まで持っていた。

負の連鎖が引き起こしていることも本作から忘れてはならない。

やるせない、切ない。涙なしでは見られない。
全力でお勧めする。是非劇場でこの臨場感を味わってほしい。

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あさ

3.5ヤクザの勃興と衰退から置かれた立場をどう解釈すべきか、これは悲劇か必然か

2021年2月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

難しい

「エリートすぎる映画」に映り、何度反芻しても消化不良を起こす。どちらかというと、出来すぎていて感情を生む隙がない。圧倒されすぎて、感想を書こうとしている今も。
健坊が家族として迎え入れられ、のしあがっていく様は圧巻。時代が変わろうともヤクザという地位は不変だと思われていた。しかし、14年でガラリと変貌する。黒塗りのセンチュリーやセルシオからプリウスに変わったように、社会を義理人情で治安維持にする姿などまるでない。悪しきレッテルだけが貼られる。そこに寄り添うヤクザと言う名の家族はすっかり痩せ細り、幸せどころか人権をも失う。これは社会が孤立させているのか、因果応報なのか。悶々とした感情が彼らの遠吠えから問いかけられる。その一方で、「半グレ」が対等する今も透けており、生きるには形を変えて適応することの必然性も垣間見える。そうした感情の錯綜が作品全体のメッセージをぼんやりとさせている。よって、圧倒されただけに留まってしまった。これは相性の問題だとは思うが。
現代に突き刺す「ヤクザ」の行方。「The Family」の副題からも分かるように、ヤクザはもうそこにいない。「家族」だけは途切れることのないものとして残っている。では、彼らは今どんな存在にならねばならないのか。現代の無情は仕方なしと思ってしまう自分もいるのだが。書き終えようとする今も、整理はつかない。

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たいよーさん。

5.0平成と令和とヤクザと

2021年2月1日
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個人的に新聞記者は良くなかったが、今作は時代の流れについていけないものという点ではかなり良かった。
反社、反社と言われるという言葉があるように、現実でも反社会的の定義がわからないというのは理解出来る。
無論犯罪はいけないことだが、だからといって更生しようとしているものの妨げをしてないだろうか?
俯瞰で見下ろす演出もヤクザ映画っぽくないと思う。
昭和と平成になった井筒和幸監督の「無頼」とは対になる作品。

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METHIE

4.0納得の出来映え

2021年2月1日
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変わりゆく時代を生き抜く男たちを3つの時代の価値観で描いたヒューマンドラマ。ヤクザ映画を抗争目線ではなく家族目線で描いている。ストーリーは2部構成になっていて主演の綾野剛を筆頭に実力派揃いのキャスト陣の演技も素晴らしく、冒頭のシーンから一気にスクリーンに引き込まれた。
新聞記者で一気に注目度が増した藤井監督ですが、今回もさすがと思わせる納得の出来映えで矛盾と不条理が多い現代へのメッセージ性も感じた。
2021-15

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隣組

5.0脚本も演技も見応えがあり、ズシリときます。

2021年2月1日
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ふだんからヤクザ映画はあまり観ていないので、名前だけで敬遠していたが、藤井道人監督と知って俄然観なくてはいけないと足を運びました。
そして期待に応える、いやそれ以上の心にズシリとのしかかってくる作品であることを実感。
こういう感覚は年に一度あるかないか。脚本もよいが、綾野剛の熱演、尾野真千子、磯村勇斗の表情のよさ、両方が噛み合っている。
ヤクザが主人公だけれど、暴対法で社会が変わっていく中での一面を、個人の悲哀として抉った社会派映画。藤井監督の実力に感嘆。

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susuumucchi

4.0まともなヒューマンドラマ

2021年2月1日
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休日天気が悪いと、映画の日。

天気の良い日が続いてたので、作品はノーチェック
物色してて、これは無いなとレビューを見ると、そんなに?ってぐらい高評価で、決定。

任侠ヘルパー的な物をイメージしてがが、どんどん進むにつれて、これはまともなヒューマンドラマで、なるほど良い映画で、役者も皆さん良い表情❗

ただ、、、良い映画と思えば思うほど、、すいません。。舘ひろしさんじゃないだろ。。と。。
見た目は良いのにねぇ、、、
好い人過ぎて任侠っぽさが無い。。

もっと往年の迫力ある役者さん居るだろ、、、と残念な感じも。。

例えば、役所広司とか、西田敏行さんとか小林稔侍さんとかだったら、任侠親分も優しいお父さんも本気な演技が出来てたであろう。

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NOM

4.5沢山の感情が溢れた

2021年2月1日
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もっと色々な事情がある人のために居場所を作ってあげたい、そんな人が周りにいたら突き放すのではなく手を差し伸べたい。そう思わさせてくれる映画でした。

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ゴブリン

3.5ヤクザよりもネットの方がよっぽど怖い

2021年2月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

ワンデーフリーパスポート3本目は「ヤクザと家族 The Family」です。
綾野剛×舘ひろしということで中々期待していた本作。昨年は「初恋」のみだったヤクザ映画だが、今年は今作と「孤狼の血Ⅱ」の2本が公開。ヤクザ映画好きとしてはたまらない1年です。
評判がかなりいいため、逆に不安に思ってしまう。どんなもんかと疑心暗鬼な気持ちで鑑賞。

評判通りの出来でした。
まさか、ヤクザ映画でここまで泣けるとは...。
抗争だけじゃない、彼らの生き様や苦悩を美化せず描いている。

1999年、父親を失い細野と大原でその場しのぎの生活を送っていたケン坊こと山本賢治(綾野剛)。ある日、行きつけの愛子(寺島しのぶ)の店で飯を食べているとチンピラが店にいた柴咲組組長(舘ひろし)を襲うが、山本がその危機を救う。

紛れもなく過去最高の演技をした綾野剛。
最初は新宿スワンかと思ったが、女を襲うシーンは日本で一番悪い奴らを思い出し、まさに彼の俳優人生の集大成だなと。自身のインスタで「渾身の作品が生まれました」と綴っていただけはあるなと。素晴らしい演技でした

もちろん、舘ひろしを始め役者全員生き生きとしている。個人的には寺島しのぶと岩松了が好演だったと思う。寺島の安定感のある優しく頼れるみんなのお母さん的存在、岩松の妙に苛立つ生意気で実は弱い刑事。
まさか岩松了を一日で2回見れるとは思っていませんでしたけどね笑

脚本、映像、演出共にお見事。
テンポは良いわ、街並みの懐かしさや自然の美しさをとても綺麗に写しているわ、体当たりで迫力のある演出にはドキドキするわで大満足。
伏線回収も美しく、同時に難解さもあるため何度でも見たくなる。よくわからなかった点があるので、そこも含めまた見よっかな。

主題歌が流れた途端、涙がボロボロとこぼれ落ちた。
何か聞いた事ある声だなと思ったらking Gunの2人。そりゃ染みるわけだ。いつぶりだろうか、ここまで泣いたのは。

ただ、淡々とし過ぎているんじゃないかと思う。
重厚感が無く、グッとくるものが少ない。衝撃が伝わってこなかったりと残念な部分がいくつかある。
挿入歌や編集にもっと手を加えて欲しかったな。

暴力団組員は組を辞めても5年は人として見られない。口座も家も社会からの信用も得られない。
更生しようにも出来ず、またヤクザになる羽目に。
ヤクザが怖いのはもちろんだ。出来れば関わりたくない。
ネットでは平気で人を傷つけ自殺に追い込むことが日常茶飯事となってしまっている。罪のない一般人を殺すのだ。本当に恐ろしいのはどっちだろう

深く苦しく今の時代に必要な映画でした。
ヤクザ映画を見ない、見たことがない方でも是非見てください。オススメします。

追記

良く考えればですね、これ雰囲気に騙されているんじゃないかなと笑 綾野剛と主題歌は神だけど、映画の脚本としては欠点沢山あるように感じました。

とにかく思うのは柴崎とケン坊の関わりが薄すぎる。なんでそんなに思いを託せるのかが分からないし、いまいち感情移入できない。もっと思い出あってもいいんじゃない?釣りにくらい行かせてあげたらよかったのに

という訳で★0.5下げます...笑

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サプライズ

4.5座長の心意気が全キャストを本気にさせる!

2021年2月1日
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鑑賞方法:映画館

映画の日なので、一番鑑賞者が少なそうな時間を狙って久々にシネコン

『ヤクザと家族 The Family』

1999→2005→2019って、ポスターにもあるように、ヤンチャな青年と関わった人達の20年を描いた作品

もう出尽くした感もあるし、一つ間違えばVシネマ風になる題材を、見事に料理する主演・綾野剛の心意気とオーラが、全出演者に伝わってるのが、画面からビシビシ感じる。

ここまで全ての役者さんの演技に魅せられる作品はそうない。

1999年の描写は、私的には1970年代後半って感じで、キャストの実年齢的にチョッと無理あるかな!?って思いつつも・・・・
終盤の2019年を想定した見事な配役と言うしかない。

昭和・平成・令和・・・義理人情が重んじられる時代を生きた世代には、グサッと刺さる。。。。

今年これを凌駕する邦画はあるのか・・・・!?って感じの作品でした。

*2021年からインスタにもこのレビューと同じHN『eigatama41』で、投稿開始( ^ω^ )!
映画好きの皆様〜作品談義等はそちらに宜しくお願いします。

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eigatama41

3.5あの日の続きを語ろうか

2021年2月1日
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鑑賞方法:映画館

ラストのラスト、そこに全てを置いてきたかの様な作品。「デイアンドナイト」は未見ながら、その後の「新聞記者」と「宇宙でいちばん~」は鑑賞。エンドロールで思ったのは「デイアンドナイト視よう」でした。
とにもかくにも、役者の使い方が上手い。入り口では少し違和感を覚えていた組長ですら、 後半では「なるほど!」な存在感。その他の面子も素晴らしかった。
この作品の本領発揮は出所以降なので、そこまでの準備期間が怠く感じる人もいるのかもなぁなどとも思ったけれど、時間が経つ事にじんわりとした余韻が訪れる、素敵な映画でした。

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lynx09b

4.0老後のヤクザの実情が切ない。

2021年2月1日
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前半は普通のヤクザ映画だと思っていたけど、後半から人間ってヤクザも普通の人と同じ生きるのは大変なんだ〜と…今までにない視点から描いたヤクザ映画で面白かった。
綾野 剛も、もちろん素晴らしかったけど…脇のおじいちゃんになったヤクザの俳優さん達が いい感じでちゃんと老けててリアルでした。

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Tomoko

3.5いい意味で、昭和のやくざ映画

2021年2月1日
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刑期を終えたヤクザが出てくると、世の中も組も変わっている。
その中で戸惑い、うろたえ、だんだんと自分の居場所をなくしていく。

キレッキレッの昭和のやくざ映画だと思いました。
令和の時代にこういう映画が出てくるとは思わなかった。

俳優陣はさすが。
綾野剛も舘ひろしも。

北村有起哉はNHK[エール」で改めて観たけどいい俳優だなあと思いました。
父親の北村和夫もよかったけど、父とは違う芸風で。

尾野真千子は「ナミヤ雑貨店の奇跡」でかわいい人だと思ったけど、この映画でも若い時から年配までをかわいく演じていて素敵だなあと思いました。

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