ヤクザと家族 The Familyのレビュー・感想・評価
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綾野剛が不良系演じるのにハズレない。日本で1番悪い奴ら、新宿スワン...
綾野剛が不良系演じるのにハズレない。日本で1番悪い奴ら、新宿スワンを思い出した。
2つの側面の家族を上手く描いているなって思いました。
人情第一、義理堅いという軸がしっかりしてるが故に時代遅れになってしまうて、寂しいというか綺麗事じゃどうにもならんって突きつけられる。なのに、嫌悪感みたいなものがある。
この監督さん新聞記者とか日本のグレーゾーン攻めてる映画多いから今後も楽しみです、はやく新しいの見たい。
物悲しい瞳が素敵な 綾野剛!
タダチケットが有ったので 何を見ようか?考えて口コミが良い この作品を見ました。
邦画独特の あの感じです。
ハリウッドの あの 底抜けに明るい 派手さは無いのですが、何とも物悲しい瞳を持つ
綾野剛 にやられました。
この人って 天才だったんだ! そう思えるほどの演技力で 尖った瞳を輝かせていた若い時代から 優しい物悲しい瞳に変わった中年時代まで 見事に役分けしていたと思います。
カラッとした映画ではないのですが、いい映画を見た という感想です。
息苦しい社会・・☆
「新聞記者」を送り出した藤井道人監督とスターサンズの作品。
前作に劣らずの物語。
暴対法が出されてから、ヤクザの状況が変わったことがわかる。
ヤクザを擁護するわけではないが、世の中全てがクリーンになることは
おそらくないと思う。
舘ひろし演じる組長が言うように、ヤクザでしか生きるしかない人はきっと
今でも存在するのだろう。
そんな問いを突きつける作品。
「アウトレイジ」のような派手な残酷さもなく、「虎狼の血」の暴力もなく、
それでいてヤクザの葛藤や逡巡を描いている。
役者が揃っていて、見応えがあるし、綾野剛の少年期からラストまでの演技が
素晴らしい。
舘ひろしの静かな存在感。
磯村勇斗が良いエピソードを作っていて、どう収束させるかと見ていたら
最後まで楽しむことが出来た。
コロナ禍で、自粛警察などが出現して今もどんどん息苦しくなって来ている。
何が正しいのか?問われているような気がする。
裏社会は形を変えて生き続ける。
ヤクザのリアルを描いたという点では評価できる。いろいろなタイプのヤクザを見せられると、普段関りがないだけに、あーこういうものかと納得する。若頭の中村が「男を磨く」と言っているが、真っ当な(?)ヤクザはそんな気概をもって稼業を続けているのだろう。中でも綾野剛の演技は鬼気迫るものがある。少年時代の行き場を失ったチンピラから、バリバリの本格的なヤクザになり、刑期を終えて状況の変化に迷い悩む姿まで、見事に演じ分けている。ヤクザの盛衰と共に、彼の姿を心に刻むだけで、この映画を見た価値はあるかもしれない。
作品の内容はというと、共感できる所がほとんどなかったのは残念だ。「家族」というテーマに沿って物語は分かりやすく進行していくが、テーマの深堀りが決定的に足りない。家族とはこういうもんでしょうという、誰もが抱く一般的な先入観から話を組み立てているように思う。映画を見るうえで一番大切なものは「発見」や「気づき」であると思っているが、テーマの深堀りが欠けているため「発見」の乏しい作品になってしまった。この点は藤井監督の「新聞記者」にも同様な感想を持ったため、レヴューに書いた記憶がある。
うーん、これって本当に良い話ですか?
酷評です。
好きな人はごめんなさい。
タイトルから先ず決めて、そこにストーリを肉付けしていって作ったような作風。
変にいい話風に持っていきすぎてバランスが崩れ珍妙な作品に。
舘ひろし組長が本当に良き人としたくあらば、綾野剛組員を勧誘したりせず、
寧ろ突っぱねて日の目の人生を歩ませようとする→しかし綾野剛は命の恩人である組長に恩返ししたいが為に、反対を押し切りやくざへと転身。
みたいな流れにしないと、組長が自身の利益の為にいい人風を装って若者をだます最低な汚いクソ野郎に見えてくる。
冒頭での流れからそこが気になりだすと、やはり劇中も登場人物がやる事成すことマジで唯の自業自得過ぎて全然同感出来ませんでした。
後半の物語が現代(令和)になってからももやもや
言い方汚いですが、てめえで選択した道、若しくはそれしか選択出来なかったにせよ、自分で進んだ道に対して言い訳がましく社会や環境が悪いと、
他人のせいに、自身の責任を他人に押し付けまくる汚い大人たち。
社会に羽生られ、うじうじと自身の過去を棚にあげ、母親に怒られたこどものようにいじけ倒す姿は本当に滑稽。その環境が嫌なら逃げずに先ず戦えよと思いました。
社会はお前らのお母さんじゃありません。知ってましたか?
この物語の肝は過去に好き勝手イキりまくった挙句、その清算を渋る責任債務者の話。
それに巻き込まれ、、割を食うのははいつも罪のない子ども。本当可哀そう。
自分が行った行動が今後どのような結果になるのか、登場人物誰一人1㎜も想定していない所は笑っていいのか逆に痛快でした。
新しい時代について行けなかったかわいそうな奴らって描き方だが正直ふざけんなって思いました。
人は変われるし変わらなければならない。成長をやめ、アップデートをやめ、変わらないことを選んだ人間ははっきり言って燃えないゴミと一緒。
人はいつ死ぬか。思考停止し、成長をやめたところから死は始まるように思います。
人間舐めんな。社会舐めんな。
彼らを見て反面教師的に学びぶことが出来ました。
本当にありがとう。
結果思いのまま書いたから酷評になってしまいました。
うーん、これって本当に良い話ですか?
ユーモアなき逸品
ヤクザ映画で人間ドラマを描いた初めての作品かもしれない‼️
こんな切ないヤクザははじめてだ
ストーリーと演出が好き。
新聞記者も凄かったけど、デイアンドナイトの方が近いかも。
救いがないような、、絶望感が切ないです。
独特なカメラアングルや、光の使い方など、映画を観ている、、と思えるので好きですね。
手持ちカメラは酔うので嫌いですが、迫力のワンカット撮影にびっくり。
綾野剛はさすが。ハマり役。というか狂人。
あの顔はやばいな。
普段「反社ではありません」に、半笑いでチェック入れてるけど、そうか、、なるほど。そういう意味か。
良いのか悪いのか微妙ですね。
Japaneseヤクザ映画として、世界で見てほしい。
3部構成の、やっぱり3部目ですね。
プリウスだし。
なかなか切ない。
特に最後のほう中華屋さんと港のシーンは強烈な印象。
そして、最後のシーンも切なかった。
周りから疎まれて、最後に意味のある命、、としたら、そういう選択だったのは納得。
しかし、切ないね。
主題歌もとても印象的、変調して聞きにくいのでKINGgnu、かと思ったら違った。と思ったらやっぱり常田さんなんですね。
たぶん、、、アカデミー賞かな?(KADOKAWAだし)
闘う〝母子家庭〟こそがもっと救われるべき❗️
2時間強、深く作品世界に没入して感情を揺さぶられる。
そういう意味では、満点の映画だと思います。
冒頭から、暴力シーンや裏社会の描き方が悪寒を覚えるほど真に迫っていたので、その雰囲気に圧倒されたまま、リアルな感覚が最後まで続きました。
その計算ずくの演出は見事としか言いようがありません。
ただ、映画の出来とは別にどうしても気になって仕方がない点があったので、記録しておきます。
それは〝母子家庭〟について。
コロナ禍であらためて報道される機会が増えましたが、貧困や児童虐待やその結果としての教育格差など、社会的な弱者の中でもかなりの割合が母子家庭に集中しています。
翼くんの逞しき成長ぶり(まぁ健全とは言い難いですが)は、それなりに想像できますが、由香母娘がこれまで生きてきたプロセスには経済面や偏見との闘い、精神面の行き場の無さなど様々な苦労があったはずで、役所のあの出方に対抗できるだけの強さや法的制度利用などのスキルもまた備えているはずです(だって、福祉関係と思われる窓口にいませんでした?)。
映画のストーリー展開上の必然性とはまったく関係なく、心ない組織や周囲の人間に対する母子家庭の闘い振りが見たかった、きっと勇気づけられる人たちはたくさんいるに違いない、と思ったのです。
14年の月日は、綾野剛を浦島太郎にする一方、尾野真知子母娘をもっと強くしてくれたと信じたい。
何かと生き辛い世の中と言われる
閉塞感
必要悪、なんて言う言葉すら許さない現代の閉塞感。令和になってからのスクリーンの画角が狭くなったように感じた。単純な正義や常識からはみ出した存在を悪と規定し取り除いたところで、それは形を変えて生き続ける。ひょっとしたらもっとタチの悪い何かになっていくかもしれない。
ヤクザを擁護する訳ではないけど、聖と俗、清濁を合わせのみ、許容することはいけないことなのか…
今は誰もが社会に意見を開陳する手段を持っている。それは束の間、快感や娯楽をもたらすのかもしれない。でもその快感や娯楽で、自分の存在を誇示出来て、あたかも自分が解放されたように感じているなら、あまりに一面的で、その快感や娯楽が、自分を気味の悪い閉塞された空間に押し込めることもあることを意識するべきだと思う。おそらく、この物語のように、それは突然それぞれの身に降りかかってくるものなのだろう…
単純で不躾で独善的な正義ばかりが、大きな顔して闊歩する現代の怖さ、哀しさを感じました。
舘ひろしの、時が静止するような佇まいを堪能する一作。
綾野剛、舘ひろしをはじめとした主演俳優が、暴力団構成員という難しい役どころを演じただけでなく、20年にわたる人生の移ろい(いわゆる「老け役」)も演じた作品。綾野剛は序盤の暴走する若者の危うさだけでなく、初老にさしかかった男性の疲れた佇まいも見事に演じています。
舘ひろしの苦み走った男の演技は、もちろん手慣れたもの。専用のスタイリストさんによって、どんだけ老けてもヘアスタイルだけはビシッと決まっているところはさすが!中盤以降は他の出演者がどんどん老いていくのとは対照的に、舘ひろしだけは時間が止まっているという、なんとも『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』な状態に。
前半は綾野剛が組織の中で成り上がっていく、という良くあるピカレスクロマンの展開。だが物語の核心は、長い時間的な断絶を経た後半部分から。ここで現在の暴力団がどのような状況にあるのか、構成員達の境遇から明らかになっていきます。表題は「家族」を前面に出しているけど、本作で取り上げられる家族とは、まず暴力団という「疑似家族」的組織を指しており(もちろん物語の周辺部分では、それ以外の家族像も描かれるわけだけど)、むしろ「疑似家族」と一般的な意味での「家族(世帯)」の関係は切り離されています(舘ひろし演じる柴咲の人物設定からも明らか)。この点に、少しテーマに対する踏み込み不足を感じました。
いわゆる「暴力団対策法」によって、暴力団構成員がほとんど人権侵害に近いような状況に置かれていることを、個々の登場人物の生活描写によって示していく、という演出ももちろん大事なんだけど、どうも「あれもこれも暴対法」と、台詞で片付けられる場面が続くため、どのように法的な問題があるのか、という、より大きな問題として捉えにくい、とも感じました。「警察も同じような奴らなのに、のうのうとしているじゃないか」というエピソードも、いかにも陳腐というか、暴力団側の悲哀を強調するためのとってつけたような要素にしか見えないんだけど…。
こうした、藤井監督の前作『新聞記者』(2019)でも垣間見られた、ちょっとイメージが先行しがちの演出がなくもなかったけど、長めの上映時間を中だるみもなく作り上げた構成力はさすがです!
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