ネタバレ! クリックして本文を読む
珍しいスロベニアの刑事もの、好奇心から鑑賞、クールな女刑事のサスペンスものかと思ったら、グロテスクなだけのオカルト・ホラー。宣伝文句にはご注意を・・。
確かに出だしは犯罪捜査、7つの大罪をもじったサスペンス映画「セブン(1995)」に類した猟奇殺人事件を思わせる、ところが捜査は遅々として進まず主人公の女刑事のヒステリックな面ばかり見せるのでおかしいと気づいたがまんまと一杯食わされました。これでは警察ではなくエクソシストでなければ太刀打ちできまい。
(スロべニアっておかしな映画をつくるものだと気になって調べてみました)
ロンドンを拠点とするルーズカノンフィルムの製作・脚本・監督のアンディ・コーリア /トゥーア・リアンのご両人は大のB級ホラー・マニアで有名なコンビらしいと知ったが後の祭り、若い頃ポルノが見られず仕方なくB級ホラーを見ているうちに染まってしまったと芸能誌のインタビューで語っていた。スロべニアのことわざに「オオカミの話をしたら、オオカミがやって来る」というのがあるらしい、まさに悪魔がやってきた・・。また国土の半分近くが石灰岩でできたカルスト台地で覆われているスロべニアには、6000カ所以上の鍾乳洞があり洞窟マニアというのも奇異な存在ではないらしい。