レイニーデイ・イン・ニューヨークのレビュー・感想・評価
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スノーーーーーッブ!!!
途中までは「頭はいいのだろうが、スネかじってるくせにメンドクセエ甘ちゃん。」という印象のシャラメ。君も十分スノッブだよ。
そしてエル・ファニングは…そんなチョロくていいの?
主要人物みんなにちょっと意地悪な目線で見たくなるような仕込みがしてある。
オシャレいやオサレというよりはシニカルだなあと観ていた。爆弾投下されるまでは。
それを伝える覚悟と大人として認めるという意思表示に、真摯に応えたように思えた。
でもやっぱり意地悪だと思う。
ウディアレンは、未だギンギンだ
ああ、こういう映画好き
軽薄な会話劇
女の子に振り回されるティモシーが超キュート!
雨の週末に、二人の恋人が迷い込んだ迷宮は。
恋人は田舎の銀行頭取の娘さん。裕福だけどアメリカ人が好ましいと感じる剛健さを備えたお嬢さんです。
一方、同級生の彼はニューヨーカーの大金持ちの息子で、自分のホームグラウンドの最高の面を彼女に案内したくてたまらない。
しかし今回、ニューヨークに行く理由が、彼女に飛び込んできたタッタ1時間のインタビューの仕事であり、そこで出会う映画人たちによって、アッという間に二人の運命は狂わせられ、二人は翻弄されてしまいます。
きれいなだけではない大人の町を楽しむお話で、好きでもない相手とキスできる若い女性たちが、いったい何人登場するんだろ。
これ、とても重要なポイントだったりしました。
ほとんどすべての女性に対し、監督の暖かい目線が感じられるのですが、唯一、主人公が5000ドルも払った相手に対する監督の冷たい仕打ちはなんだったのか。
それが仕事なんだから仕方ないのでしょうかねぇ。
もうすこし、この女性の心のヒダも見てみたいと思いました。
ニューヨークを愛する想いは感じた
ティモシー・シャラメさん演じるギャッピーとエル・ファニングさん演じるアシュレーのNYでのすれ違いを描きます。
ティモシー・シャラメさんはストーリー・オブ・マイライフでも文化的な高等遊民の役を演じていたが、ギャッピーも現役大学生とはいえ造形はモラトリアムな高等遊民です。彼のパブリックイメージってこういったものなのでしょうか?
アシュレーはアリゾナ出身の田舎娘、エル・ファニングの可愛らしいルックスとマッチしたキャラクターです。田舎から出てきて、都会で浮ついている可愛い娘、都会のイケてる奴に騙されないかという不安をうまい具合に観客に与えてくれます。
NYでのすれ違いを描くというが、そもそもこの2人はNYで見たいもの、見せたいものが噛み合っていないと感じます。ギャッピーはバーやポーカーとNYの土地に根ざした文化を愛しているが、アシュレーは芸能界というテレビの向こう側の文化を愛している。またアシュレーは取材の延長で芸能人達のパーティーに参加するのですが、彼女はそれを自然と楽しめる。このパーティーは、ギャッピーがスノッブなものと嫌い敬遠した母のパーティーと、そう変わらないものなのです。スノッブと敬遠する都会の感覚と、何の疑問を持たずそれを受け入れられる田舎の感覚とで大きな隔たりがあります。
ただスノッブと形容する感覚こそがスノッブであるとも指摘できてしまいます。美しいNYの街並み、劇中BGMとして流れる洒落たジャジーなピアノ、ワンカット風のカメラワーク、洒落た台詞回し、この映画そのものがスノッブと指摘できてしまうのです。
映画に体温を求めるむきのある人には合わないとも感じました。
ウディ・アレンの基本はこんな感じなのかな
面白いほど内容がないの。主人公とヒロインが別々に行動して色んなことに巻き込まれてくっていうのが基本。
それでも面白いのは、まず台詞が凄いんだよね。ずっと気の利いたことを話してんの。
最初の大学でのやり取りもすごくて、観光のことだけ考えてる主人公と取材のことだけ考えてるヒロインが、会話でうまくすれ違うの。
あとリッチなニューヨークの映し方。それで観ちゃう。
主人公の素性をすぐに明かさないのもいい。「どういう人なんだろ?」と思うしね。ヒロインが巻き込まれるトラブルも面白い。
ヒロインは「お馬鹿なブロンド美人」設定だったけど、この設定は今も使うのOKなのかな。
バーでピアノ弾いてるとヒロインが画面の端から「ぬっ」と現れるのね。ラストシーンもそう。
《マジック・イン・ムーンライト》でもエマ・ストーンがそんな感じで出てきたから、こういう出し方好きなんだな。
お洒落に語るっていうのが、ウディ・アレンの基本なのかなって気がしたよ。
80過ぎても枯れてない
個性派青年のNYラブストーリー
教育ママの元を離れてイケてる彼女もゲット、ウッキウキの大学生活を送リ始めた21才の青年。初めての彼女とのお泊まり旅行は勝手知ったる古巣のニューヨーク。なのに着いた途端に雨が降り始めて…。
アメリカンビューティの彼女のキャラと演技がイイ。とても分かり易い女子大生感で笑える。彼女の憧れる映画関係者のキャラも、こうなんだろうなぁ、と笑わせてくれるナイスな造形。主人公の母親や知り合いのキャラも分かりみだ。そしてちょっぴり古風で残念な主人公(若き日のアレン監督)をシャラメ君がイキイキと演じていてとても魅力的♡
これを作った監督がもう84歳と知って驚く。心は永遠の大学生だ。
一泊二日の小旅行。1人の青年の大人への成長と雨模様のニューヨークの景色を両方味わえる、気分転換にぴったりのお得な1本だと思った。
クルクル変わる天気と男女
ウティアレン作品はあまり見てこなかったけど、こういう感じなのね~
確かにちょっとミッドナイトインパリっぽい?感じ
落ち着いたメロディアスなジャズと文化的で幻想的にも見える雨のニューヨークで織り成すロマンティックラブコメディ?って感じかな
ティモシーシャラメもグダグダ語るめんどくさくなりそうなキャラクターを絶妙なラインで演じているし、エルファニングもスターに出会って舞い上がって彼氏をほったらかちゃう無邪気過ぎるキャラクターを天真爛漫にチャーミングに演じている。
セレーナゴメスも主人公にビシバシ言うキャラクターを嫌みにならない雰囲気で演じており、どのキャラクターもクセがありつつも絶妙なキャラ設定で登場してくれるのが好ましい。
ギャンブルで金を稼ぎ、大した将来の夢も無いギャツビーがニューヨークという昔馴染みの場所に来て、様々な出会いと再会と発見を通して自分を見つめ直すラストまでをオシャレかつ長回しのセリフの応酬で軽やかに見せてくれた。
ドタバタしたコメディというよりはカップルの2人とそこに絡む様々な人々の悲喜こもごもを見せる作品であり、そこを彩る雨のニューヨークのロケーションも見処。
冒頭から合ってなさそうなギャツビーとアシュレー。確かに彼らは"同じものを見ていなかった"んだと思う。
ギャンブルで儲けた金でニューヨークに母親のパーティーに出ない為に黙ってやって来たギャツビーだったが、アシュレーの取材は思いがけない展開を迎え、彼はニューヨークの街を1人で過ごすことになる…
ギャツビーの居る空間は全体的に落ち着いてるというか曇り空っぽいことが多いのと対称にアシュレーが居る空間は暖色系が多いのも画として面白い
アシュレーは映画の世界に生きる彼らに振り回されつつもその無邪気さ、隙の多さ、好奇心から(世間に揉まれ疲れきった)スター達にとっての"ミューズ"のように扱われ、彼女自身も記者として女性としてこの世界に踏み込んだ喜びを滲み出している。しゃっくりが止まらなくなるキャラクターもキュートだ。
一方のギャツビーは悉く狂う予定に翻弄され、会いたくなかった昔の友人、映画を撮影する友達、そして元恋人の妹チャンと出会う。チャンはズバズバ言うタイプで、キスシーンの撮影でもズバズバ言われるギャツビー
部屋で少しの時間を過ごすなかで彼らに共通の趣味嗜好があることも分かったりするなど男女がホントに少しずつほんのりと近づく様が見て取れる辺りもいじらしい。
また、チャンが登場すると伴って降りだす雨もこれまた印象的な効果を発揮する(特に会話内容とラストで)
ギャツビーを決定的に変えたのは、ゴテゴテしたパーティーを開く苦手だった母の過去。それを知った彼は自分自身と向き合い、新たな道へと進むためアシュレーとの別れを決める。
アシュレーはキラキラした世界を好み、図らずもミューズのような扱いを受けて舞い上がり(その間ギャツビーは放置プレイ)
ギャツビーは元恋人の妹チャンとの言葉の応酬やゴテゴテしたハデな母の真の姿を見ることである意味"現実的に自分を見つめ直したのだろう"と言ったところか?
ビターな味わいと、雨が降るなかにもどこか爽やかさもあるロマンティックラブコメディ
今をときめく若手俳優達の共演はもちろん、脇を固める豪華なキャストも見処です
若い頃の自分を思い出します。
都会人
深い
ビッチしかでてこない
この映画でティモシーのファンになりました。
映画としては、一流大学のいいとこのおぼっちゃんと、ミスコンで優勝した清楚な女の子のカップルって言う、ムカつくくらい完璧なカップルが初めに登場して、それが1日の旅行をきっかけに、少しずつ崩壊に向かって行くお話。恋愛ヒューマンドラマ?が好きな人は好きだと思う。
そのおぼっちゃんが結果的には庶民的でビッチっぽい女の子と付き合うから、アメリカのティーンエイジにウケるような映画なのかなと思った。
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