傍観者あるいは偶然のテロリスト
劇場公開日:2020年6月13日
解説
2018年にオープンした「シネマハウス大塚」の設立メンバーで館長の後藤和夫が、自身の経験をもとに製作した長編作品。上映会やイベント開催に利用できる多目的ホール「シネマハウス大塚」の開館に携わった後藤は、それ以前にはテレビ業界でドキュメンタリー番組や報道番組「ザ・スクープ」の演出などに従事し、紛争地帯を取材し、04~11年には「報道ステーション」のプロデューサーも務めてきた。映画館を作ったら次は映画を作りたいと考えた後藤は、パレスチナを舞台に偶然にもテロリストになってしまった男の物語を構想する。そのシナリオのリアリティを検証するため後藤は、ロケハンを兼ねてかつて取材したパレスチナを再訪する。映画は、20年前に後藤が駆け回った紛争地帯の生々しい記憶と、現在のパレスチナ各地を歩く後藤の姿が交錯し、世界の紛争の根源地といわれるパレスチナの現状を通して、世界は傍観者のままでいいのかを問いかけていく。
2020年製作/119分/日本
配給:シネマハウス大塚
劇場公開日:2020年6月13日