空白のレビュー・感想・評価
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単純で複雑
海辺の大きくはない漁港の町が舞台。言葉にあまり特徴を感じず、どこかなと思っていたら、故郷に近い愛知県蒲郡市。竹島も映り込んでいたし、三河湾のベタ凪も美しく寂しく映画的に撮られていた。
事前情報はそれほど入れてなかったので古田新太が松坂桃李を責め立てる所までしか想像がつかなかったが、後半戦何とも言えない展開に。
古田新太も松坂桃李も流石にいそうな人間を見せ、序盤から古田新太との関係性が絶妙な藤原季節と後半へのきっかけの一つとなる片岡礼子と趣里にも存在感があった。
ただ寺島しのぶについてはそもそも役柄が大変損な役回りで見ていられなくなるほどイライラさせられたのだが、演技が上手いということなのか、演技過剰だったのか判断がつかない。個人的にはもう少し抑えてほしかった。
人のエゴに怒り人の優しさに泣く
なんか古田新太が性格悪い猫みたいでちょっと可愛かった
松坂桃李を執拗に追いかけてるあたりも懐かないボス猫があと付いてきてるように見えて笑った
それに監督がさすが
人の汚さ、醜さを浮き彫りにして気持ちを大いに凹ませたあとに、最後に人間で捨てたもんじゃないと泣かせる。
人を殺すのも人間、人を救うのも人間
万引きした中学生が轢かれて亡くなる所から始まる映画
まずね、マスゴミがねほんとね、言いようのない怒りが湧くような報道をしやがる
それに群がる野次馬ね
古田新太も松坂桃李も被害者である
イタ電や書き込み、人間は本当に汚い生き物だ。
個人間での出来事であり、第三者が介入するのはおかしい。今までの事故や事件でもマスコミの煽動で無関係の群衆が騒ぎ当事者の自殺など問題になっていた。
日本のジャーナリズムに異議を唱えたい。
本当に心が苦しくなる。でも、観てほしい
人は優しい
あるシーンから人間の悪の部分から前の部分にフォーカスが当たる。
救われた気持ちになる。
松坂桃李さんの凄さ
今年の邦画は凄い
受容のプロセス
ラストで怒りの段階から抜け出始めたところ。まだまた、続くよ葛藤が。
古田新太さんのギリ理性がある感じの凶暴な父親役の演技がもうなんかすげぇ。警察に通報レベルではあるけと当事者(スーパーの店長/松坂)としてはギリギリ呼べない。一層のこと暴れてくれた方が楽なのに。
どこに自分があるのか分かんない30過ぎのおっさん役の松坂くん、根は良いどこにでもいる小市民の演技が、あのかっこいい松坂くんはどこに?ってぐらい。
個人的には一番救われないのは寺島さんの役どころであるスーパーのおばちゃんと感じました。空回りし続け、開き直りも出来ず、承認欲求の高さに見え隠れする自己肯定の低さの演技に拍手です。
空白
見に行って良かった
よかった
かなりいい作品
うーん
159本目。
スタートが父娘の二人暮しは、マイダディと一緒だけど中身は全然違う。
最初は重いなぁとは思ったけど、観ていくうちに、何が正解、誰が犯人とかではなく、今の日本、日本人を表している作品だと思う。
こういったニュースを見る度に知らず知らず犯人探ししている自分がいるけど、やっぱ上っ面しか見てないんだよな。
アメリカだったら違うのか?弁護士立てるのすら罪なのか?と思うけど、立てなかったから、あそこまで寄り添えたのかとも思う。
でも仕事で運転している身にしてみれば、相当参るし、作品の中でもう少し描いて欲しいとは思う。
言葉は悪いけど、死んだらチャラってのも、本当にそれでいいのかは思う。
まあ、正解は各々で。
登場人物皆えぐすぎて好き
何かを少しこじらせたときに戻り方がわからなくなってしまったら誰でも怒りおじさんになるし、誰でも卑屈な心の弱い子になるし、誰でも偽善ババアになってしまう。そんな誰もが持ってる痛い所を表現したような出てくる登場人物像がどれもすんごい見事。ほんと見事すぎて重かったけど、色んなことを考えさせられる良い映画だなと。
前半は予告にある通り被害者の父親がスーパーの店長を追い詰めていくという説明文にしたら単純なことなんだけどそれだけじゃなくて、、出てくる全員に少しだけ首を締め付けられていくようなじわじわとした息苦しさを感じるし、鏡を見せてくるような怖さがあった。寺島しのぶさんとかの役もほんとホラー。偽善ババアって一番怖いかも。
後半、話の転換になるのは加害者の母親と被害者の父親が話す葬儀場の場面。
母親役の片岡礼子さんが凄すぎて久しぶりに映画館で泣いてしまった。そんなに長いシーンでもないのに子どもへの愛が溢れてくるような台詞、全員嫌な奴ってリードしてからのここでこうくるのかっていうやられた感!
そしてここから伏線回収しつつの優しいラスト迄もっていく脚本すばらしすぎかて。
マスコミに流される群衆(-_-#)
キャストが皆ばっちりです。寺島しのぶも、さすが。
答えはわからないが・・☆
スターサンズと吉田恵補監督の作品。
少女が万引をし、それを松坂桃李演じるスーパーの店長が追いかけるが
不幸にも少女は車に轢かれて亡くなってしまう。
これが発端になり、それまで娘に関心のなかった古田新太の父親が執拗に
松坂桃李を追い詰めていく。
この父親がリアリティに溢れて、学校に対する苦情、松坂に対しても
全く自分が間違っているなどと微塵の欠片もない言動。
それが、自分も含めて誰もが陥りそうな状況に恐怖を感じてしまった。
脇役も、寺島しのぶは職場に一人は居そうな自分を善意の塊と信じて疑わず、
他者を傷つけていく女性を見事に表し、オーディションで選ばれたとのことだが、
古田新太の船の相棒役の藤原季節が要所要所で良い雰囲気を醸し出す。
しかし、何と言ってもの主役の二人が素晴らしく 古田新太のモンスターぶりと
松坂桃李の弱々しく優柔不断さがより作品に深みを与えていると思う。
見ていて苦しいほど追い詰められていき、どう収束していくんだろうと
思っていても、終盤に二人に何とも言えない「救い」とも呼べる瞬間が
訪れる。
上手い。
変に泣きを入れる訳でもないのに、安っぽくなく終わる。
逆に泣けてしまう。
終始重ため
いやー辛い。1つの事故から広がっていく負の連鎖。被害者って誰なんだろうと考えちゃいますな。どの立場でもしんどいよね。。でもまぁグチャグチャになった娘を見るより辛いことはないか。。どう狂ってもおかしくないよなぁ。。
古田新太よかったですね。威圧的な演技もさることながら後半の少しずつ変わっていく様も見事でした。謝るシーンにほろっときました。
あとは片岡礼子ですね、、葬式シーンはすごい。古田新太のこころを動かす大事なシーンですね。親の責任。いろんな感情の中で娘を思い続ける素敵なシーンでした。
演技うまかったってことに間違いないんですが、寺島しのぶはほんとに無理でした、、笑。あんな土足で突っ込んできて正論ぽいこと言い続けて話聞かない人いたらほんとにしんどい、耐えられない。。
そしてマスコミとか関係ない一般人もほんとひどかったですな。実際の事件でもああいうことがあるなら、まじでほっといてくれと思う。そんな他人に興味持つな、暇か。。
にしても田畑智子はなぜ親権をゆずったんだろう。
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