透明人間のレビュー・感想・評価
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よく言えば想像をかきたてられる
他にも沢山の方がおっしゃっていますが、やはり結局誰が仕組んだものだったのかはっきりさせてくれた方が良かったかなぁ、と思います。もっと内情を描写してくれたら私好み…なんて笑
音も相まってハラハラしたりビックリしたり、ホラー要素がちょいちょいありつつも話がひっくり返ることもあり構成的には大好きです。
カメラワークや意味深なカットは怖がらせるためなのでしょうが、伏線もないのに妙にアップにしたりずっと同じ所を写したりするのは個人的に少し退屈でしたね。
スリラー
かつてのケヴィン・ベーコン版のように、透明人間モノにあるエロや、鉄板の透明人間ネタ(コートとグラサン等)は使わずに、スリラーに徹したところが面白かった。透明人間というより、ソシオパスのストーキングや精神的に追い込むのが怖い。でも光学迷彩完璧すぎて笑ってしまった。ラストの展開は大体予想通りかな。
おまけ
体が透明になる透明人間は目が見えないのである!(光が体を通過してしまうから)
スーツがでたあたりで…
なんか毛色の違う透明人間だなー、なんて思ってたら終盤の二転三転もなかなか面白く出来てて予想以上に面白かった。ケビンベーコンみたいな能天気な透明人間も面白いけどサスペンス感の強いこっちのが面白いな。
展開は最後まで見えませんでした。
透明人間なんて使い古されたネタだけど、こんな切り口があるのかと感心しました。全編通じて、物凄い悪意を持っている人物の姿が見えない恐怖がよく出ていて、前半はヒッチコックを思わせるようなサイコサスペンスで、思わせぶりなカメラワークがいい感じです。後半からは伏線を回収しながら、怒涛のSFアクションで、さらに一捻り二捻りある、お得な内容となっています。監督さんのリー・ワネル、なかなかいい腕前ですね。主演の女優さんは上手いんだけど、もっと弱そうな感じの方が良かったような気がします。
先端科学の無駄遣いは止めろ。
あんな超技術を、たった一人の女性へのストーカー行為のために使うだけ?なんて突っ込みは無しで。アメリカ軍事産業やFBI/CIAを舐めとんか、ってのも無しにして。
油断したなぁ、久しぶりにビビるなぁ、ビビリものだってこと忘れてたなぁ、ドワぁ、ビビったあああ!などと。クルマのバーグラアラームにビビり。最初の1分から最後まで、スリラーとしての見応えはありました。
ラスト10分。伏線張ったし、監視カメラのアングルはアレだし、来る来るとは予想してましたが、見事にスパー!あまりの早技に度肝抜かれました。
にしてもですよ。たっぷり特盛りエリザベス・モス・スペシャル。もうこれでもかな、エリザベス・モスの波状攻撃。最初から最後まで出続けてます。観客に迫りまくりです。熱演に次ぐ熱演です。緊張に次ぐ緊張です。とにかく強烈な「主演女優感」。そりゃそうだ。相手役、と言うか仇役は、見えないんだから、モスを映すしか無いもんねw
イヤ、冗談抜きで、エリザベス・モスの演技の迫力に気圧され続ける122分でした。素晴らしかったです!
イけてた。とっても。
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7/13 追記
「見えない誰かがそこにいる事」の表現は、透明人間の映像化の最大の課題だと思うんですよね。引っ張っても動かない肌掛け。座面が撓んだソファー。空中の白い吐息。虚空に吠える犬。無人のアングルとキッチンの台上から落ちる小物。ペンキを被り姿の一部を現すぬっぺりしたモンスター。この辺りは、まぁ、そんなもんだよね、で予測できるとして。
"Surpr-(aaa)-ise" と言う、エイドリアンの口癖を使い、ラストで回収したところは面白かった。けど。Invisibleの表現で、ハッとさせられるような何かが、もう一つあればなぁ、って欲張りな事も思ってしまいました。
ラストまで持続する緊張感
封切り日レイトショーで観賞
ワネル監督の作品は未見でしたが…
感想としては
ここ最近のホラーものでは抜けてる気がします
ありきたりなテーマを新鮮に昇華させてると思いました
病的に束縛する光学研究の科学者エイドリアンの彼女セシリアは
エイドリアンをクスリで眠らせ妹の協力で海沿いの豪邸から逃げ出します
その後友人の黒人警官ジェームズの家で匿ってもらう内
エイドリアンが自殺した報を聞き莫大な遺産を相続する話になりますが
そこから身の回りにおかしな事が起こっていき
セシリアはエイドリアンがまだ生きていて自分が
依然監視されている感覚にさいなまれます
そして徐々に妹に知らない間に誹謗中傷メールがセシリア名義で送られる
ジェームズの娘シドニーが自分の前で突然殴られ自分の罪を着せられる
事態が起こり必死に否定しますが精神を病んでいると勘違いされます
どうしようもなくなったセシリアは豪邸に戻りエイドリアンの
存在感の謎を調べると光学的に姿を消せるスーツを発見します
その後それを妹に説明しようと会ったところで妹は突然
喉を切られその包丁を手に持っていたセシリアは逮捕され
精神病院に送られてしまいますが
セシリアはギリギリ意識を保ちながら立ち向かっていきます
このようにこれまでの透明人間の映画化は
主人公が透明人間になり色々騒ぎを起こすといったもので
VFXなどの特殊効果を見せつける作品ばかりでした
ケビン・ベーコン版の欠陥や骨格が剥き出しになるCGは
話題になりましたがこの映画は正直そこは大したことありません
ただ主人公を襲う存在を透明人間にすることで
姿の見えない存在が与えてくる恐怖
周囲の人間がそれを理解してくれない恐怖
むしろ自分の精神を疑ってくる恐怖
と色々な恐怖を重ねてホラーにしてくる描写で
新鮮さを感じる作品に仕上がっていました
また伏線やネタバレ自体はわりと中盤に出て来るので
後半がダレるのではないかと思いますが
とにかく演出が優れているので猜疑心にかられながら
緊張感やハラハラが驚くほど最後まで持続するので
エンタメ性高く楽しめる作品になっています
オススメしたいです
思わぬ拾い物
以前、ケビンべーコン主演の透明人間作品(インビシブル)を観た時はそれなりに楽しめたが、ポールハーボーベン監督のゲスさが満開作で、怖いというよりエロい作品だった。
今回の透明人間は、ソウの脚本担当が監督との事で、怖さと展開の妙をそれなりに期待しながら鑑賞。しかしながらハズレもあり得ると覚悟してた。結論は大当たり、かなりの良作だった。
冒頭からいきなりの緊迫シーン、これが凄かった。おどろおどろしい音楽の効果と、静と動の使い分け、意味ありげなカメラワークに騙され、突然の驚愕シーン。冒頭からまんまとビビらされた。その後のストーリー展開、アクションも多用され、冒頭シーン同様に『静と動』『いきなり驚愕シーン』『意味深なカメラワーク』が次から次に。あり得ないだろの展開も、最後には、あ、ならあの展開はあり得るなと。実に上手い。十分納得の、もうお腹いっぱい映画だった。
主演女優の雰囲気が『ミッドサマー』の主演女優に似てる事もあり、余計にドキドキしたという事もあるw。が、なんかもう少し華のある雰囲気の美人に演じて欲しかったし、折角の透明人間物ゆえに少しお色気が欲しかったかな。ポールハーボーベン作品(インビシブル)まで行く必要は無いがw
わかっていても大いに楽しめる!
透明人間というだけで全カット気になるし、ついつい、そこにいるんじゃないかと勝手に予想して見ちゃう。
透明人間登場後は、ずっとハラハラできて楽しかった!
いい感じに目を瞑りたくなるスプラッシュもGOOD。
透明人間登場前は、もしかして精神がやられて、透明人間は彼女の妄想なんじゃないか、とも思わせる芝居と演出でそれもよし。
それにしても、全身高性能カメラスーツ欲しいなあ‼️
見えない恐怖
出演俳優もメジャーでないし、それほど期待はしていませんでしたが、いやいや、最初から最後まで、ずっとハラハラ、ドキドキさせる上々のサスペンス・スリラーでした。
題名通り『透明人間』の見えない恐怖を、主人公・セシリアの目線で追うことで、観ている私たちをセシリアと同化させて、身に迫る恐怖を感じる効果があったと思います
また、ストーリー的にも、科学的に透明人間を実現し、死んだはずの夫が透明人間となって徐々に、セシリアを陥れる罠と、その近い者にまで迫る恐さと残忍な殺人。そして、最後の2回に及ぶどんでん返しと、2時間、ずっとスクリーンに釘付けでした。
セシリア役のエリザベス・モスはテレビドラマで見掛けたことがある程度で、正直、最初はそれほど魅力のある女優さんではないな、と思いながら観ていました。しかし、物語が展開していくうちに、最初は、夫のトラウマと恐怖に震える弱い女性を・・・、中場では精神的に追い込まれた猟奇的な女性を・・・、そして最後は、復讐を誓う、強く非情な中にも美しい女性を・・・、様々な表情に魅了されました。
これまでの『透明人間』をテーマにした作品とは、格段に上質な、『サスペンス透明人間』です。
なかなかの傑作
期待しないで観た分かなり面白かった。2020年暫定3位!(1位はランボーラストブラッド、2位タイラーレイク)主人公の追い詰められっぷりが近年ないくらい半端ない。というか、透明人間にスポットをあてるのではなく透明人間の元彼女が主役というところがフレッシュ!
手垢のついたネタをよくここまでもってったなと。
そして、エリザベス モスの怪演が緊張感を持続させつつMe Too時代のサスペンスホラーにきちんと仕上がってる!
A24より自分はブラムハウス製作作品が好みです。(ハッピーデスデイ、アス、セッション)
おもしろい
透明人間を今の設定で面白くすることに成功している。
ソシオパスの究極のストーカーが透明人間になるとどうなるか。
ラスト自分は好き。描いてきたこのヒロインなら充分リアリティーを感じることができた。
不安感を煽るカメラワーク、カット割り、音楽も良かった。
スリリングでサスペンスな展開が面白い
たまに観る透明人間モノですね。
薬を発明したり、人体実験で透明に
なる事が多いですが、この作品もまた
趣向が凝らされていました。
最初からいきなりスリリングな展開で
このペースで行かれたら最後まで心臓
持たないと心配しましたが、中盤は
ホラーと言うよりもサスペンス的な展開で
面白かったです。
主人公の精神的に追い詰められていく
表情の作りも迫真でした。いや〜、怖いね!
兄弟の関係性がキモですが、最後は
「結局どうだったの?」を考えさせる終わり方
でした。復讐してやったぜ!と満足げな
主人公も、最後はゾッとさせられますね。
夏のデートに、ぜひどうぞ。
私は一人で観たけどね。
古くからある透明人間のアイデアを現代風に再構築したお話
古くからある透明人間の物語を現代風の切り口で再構築したお話。
悪くはないけど、正体わかってから話がバタバタしすぎた感じがする。
最後の結末の動機づけのために中盤で〇〇を殺すのは正直やりすぎじゃなかろうか・・
あと、光学的に見えなくすることができても、サーモ(温度)センサー使えばまるわかりだし、そもそも人の気配で存在わかるんじゃないかな、と野暮なこと思い浮かべていました。
ケチつけていますが、それなりに面白いです。
誰がいつ透明人間だった?
そんなに期待してなかった分面白かったよ、音楽と言うか効果音が最高に盛り上げた、展開も絶妙で 透明人間て分かっているからいつ現れるのか、いるのかいないのか、なかなか好奇心を掻き立てられ物語に入り込んでしまう感覚になった、最後までわからなかったのは どれがトムの仕業でエイドリアンは?サプライズって言ったのはエイドリアンだと分かるが、隔離病院で警察を殺しまくったのはトム?
などと考えるのが良いんだよね、それだけ楽しめた映画だった 、なぜ私なの? 確かにそう思う。
もっともっと!な感じ
全体的にはよくできていたと思いました。見えない敵の厄介さも伝わってきました。
しかし、結構言いたいことはありました。なぜ主役はあの人だったのか?美人でも若くもなく小太りのモスってソシオパスだからだけじゃちょっと辛かった。そしてスーツ一枚無くなっているの気付きますよね?普通は。ラストの面会も超絶頭のいい人とは思えない無警戒さ。それとペンキ作戦もっと早くやれよと思い、子供はどうなる??
1番物足りないのは、もっとヒロインを精神異常者として追い詰めてからのクライマックス突入にしてほしかったなあ。
と色々書きましたが、面白かったし良かったと思いました。
ステルス衣
なかなか面白かった。
消火器使ったシーンで
「最初っからソレ使えやー!」て
黙って叫んでた。。
(それやと映画にならんもんね)😅
肌荒れ?
変なとこ気になって、、
最後の最後、、ケリつけて終わり。。やね?
実は彼女が仕組んでました。
ちゃうよね?
(俺もおかしなった?!)
幽霊とはまた違う緊張感
透明人間系の映画は世にたくさんありますが、僕にとっては本作が一番良かったです。タイトル名にはヒネリがないですが、ストーリーは最後までしっかり練られた作品になっています。
主演の方は美人でも可愛いわけでもなく、不幸が似合いそうな顔をしているのもなかなか良いです。また、どんどん病んでいく様もメイクでしっかり表しています。
ただ、犯行が雑になっていく理由はラストに上手くまとめ上げていますが、少し無理があるのは否めません。また、ご都合主義的な展開はフィクションなので問題ないのですが、急に展開されるため、観ている側として現実に引き戻されるのが残念なところです。
タイトルに騙されずに、是非劇場でご覧ください!
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