女優　原田ヒサ子

いくら俳優一家でも理念がなければただのホームビデオだよ。母親が自分と娘の人生をごっちゃにしてるのは分かったけど、そこから先がなんにも進まない。何より気に入らないのは家族が「おばあちゃんは何の仕事してたんだっけ？」「今日はどういうお仕事だったの？」と、その記憶の混濁を補強しようとするのよね。それが題材なのは分かるけど、面白がって言わせようとしているようで大変な違和感でございました。あと原田美枝子ナレーションへた。

女優原田美枝子の母ヒサ子にスポットライトを当てたドキュメンタリー
母の立場から女優原田美枝子を支えてきた
最近は認知症のためか自分が原田美枝子だと思い込んでいるようだ

ヒサ子さんの笑顔
娘美枝子や孫たちの笑顔が眩しい
ほっこりする作品

監督は原田美枝子
AD？に石橋静河

何故か痴呆症になったら自分が娘の仕事をしていると思うようになった母親のドキュメンタリー。
若い頃の写真を見るとお母様も綺麗でお父様も美男子でした😀。
原田さんも最近の映画やテレビドラマでは老けた感じがしてましたが、本作の原田さんからは、凛とした美しさを感じ、安心しました。短編映画ですがよくまとまっています。

認知症の母親が娘の人生を
自分の思い出かのように話し始める。
といった奇妙な出来事から始まる本作。

母親の人生を掘り下げながら、
家族の協力もありつつ、
最後は大円団な美しい終わり方をしてましたな。

しかし、
もう少し母親と娘の事情や
深層心理的なものが見えると思ってたので、
やや消化不良気味。

母親が認知症なので、
掘り下げようのない部分もあるのだろうが、
娘視点からもう少し語っても良かった気がする。
短編なので仕方ないのか。

ノンフィクションを期待すると、
絵本のような、童話のような仕上がりなので
少し拍子抜けすると思う。