ザ・ルーム

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ザ・ルーム

解説

2017年のジェームズ・フランコ監督・主演作「ディザスター・アーティスト」の元ネタとして知られる作品で、支離滅裂な脚本や間の抜けた演出、棒読み演技など数々の欠陥から空前の駄作とされながらも、それらの欠点が絶妙に“笑い”として絡み合ったことでカルト的人気を得た異色の恋愛ドラマ。サンフランシスコで恋人リサと暮らす銀行員ジョニーは、仕事も私生活も順調な毎日を送っていた。しかしジョニーとの関係を退屈に感じたリサは、彼の親友マークを誘惑。リサのわずかな態度の変化に気づいたジョニーは疑心暗鬼になり、人生の歯車を狂わせていく。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020」クロージング作品。

2003年製作/102分/アメリカ
原題または英題:The Room
配給:SUPERBAD-ASS PRODUCTION
劇場公開日:2020年3月6日

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映画レビュー

3.5ロマンス?いやコメディ

2020年3月21日
iPhoneアプリから投稿

私が今まで行った国内の映画館で初めてエンディングが終わるまで誰も席を立たなかったのがこちらです。ここは日本か?と思うくらい皆ゲラゲラ笑っていて、とても楽しい時間が過ごせました。『ディザスター・アーティスト』を先に観た方がより理解が深まり、楽しめるんじゃないかなと思います。

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3.5緩やかな混沌

2020年3月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

なるほど、「愛すべきZ級映画」とはこういうものなのか。こういうことか。
気の抜けた笑いをいくつも溢し、面白いなあと思いながら観ていた。
大勢で嘲笑しながら観る鑑賞方法は趣味ではないので内心かなり警戒していたけれど、私の観た回は平和で良かった。

緩やかに混沌としていくストーリー。
意図不明のタイミングで意味不明の言動が繰り返され、とぼけた台詞に呆然とし、とんでもない棒読み演技に目を奪われた、謎シーンの連発に唖然とする。

しかし、なんだかもう逆に面白い。
転んでも転んでも起き上がってくるような超ド級の愛嬌に押しに押され、楽しく観られた。
ソシオパスクソビッチと繊細ロン毛おじさんと優柔不断イケメンの三角関係がどんな結末を迎えるのか、気になって気になって仕方がなかった。
まさかあんなことになるとは…あたしゃびっくりだよ。

やたらと長く詰め込まれる濡れ場とコテコテのロマンスソングが好き。
自立心ゼロの未成年…かと思いきや成人してた男の子の謎感がすごい。お前まじでなんなの?
友人の家をラブホ代わりにするカップルとか、まともかと思いきやそうでもない友人男とか、とにかく登場人物だいたいトチ狂っていた。

「ザ・ルーム」というタイトル、入れ替わり立ち替わり人が集まる部屋という意味なのかしら。
映画としての出来は酷いものだけど、それが逆に強みになるのは面白いことだと思う。
ただ、それをネタにしすぎてもスベってしまうし、難しいよね。私は結構嫌いじゃない。

実は最初、作品の内容を勘違いしていた。
このタイトルとポスタービジュアルから、部屋に閉じ込められた男が狂っていくスリラーだと思い込んでいて、上映が始まってようやくその認識の間違いに気付いたのだ。
いやしかし、観て良かった。

きっと映画が大好きで憧れて憧れて作ったんだろうな。
作品の持つ愛嬌とか、映画への愛とか、尊敬の念とか、そういうのって時としてストーリーの面白さを越えるじゃない。そういうことなのよ。いや知らんけど。

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KinA

1.0"That's the idea!!" ハハハ、それが人生さ! 意...

2020年3月20日
Androidアプリから投稿

"That's the idea!!" ハハハ、それが人生さ! 意味不明支離滅裂悲劇的コメディ。常に流れるやたらと情緒的音楽に、脈絡ないセックス/ベッドシーンと、挨拶や胡散臭い笑い声と、フットボールと、説明セリフの羅列または執拗なほどの繰り返し --- かと思ったら突然「人生って〜」みたいな深い話したがる。ワ〜イ、ワ〜イ、ワ〜イ(Why)!? 友人マークは「彼は俺の親友だ」ばかり言って、婚約者リサは「彼を愛してない」ばかり言って、リサ母は「彼と結婚すべきよ」ばかり言う一本調子。まず主人公ジョニーを皆買いかぶるように色々褒めちぎる傾向にあるけど彼の人間的魅力がまるで伝わってこない。あと英語に流暢じゃなくても分かるほどのトミー・ウィソーの棒読み"演技"下手すぎる。全編ツッコミどころ満載で、それは一度見ただけでは追いきれないほど(ex. リサ母のガン、ジョニーの友人新キャラ出てきすぎ)。撮影や編集もあまりにヒドくて、言ってしまえばカットすべき無駄なシーンやグダグダした不毛無意味なやり取りしかない。屋上シーンは漏れなく雑コラ。本作を形作る全ての要素がしつこくクドく不自然ミスマッチでカオスに雑然と散らかっている。
"That's life." そういう風に本作の"笑いどころ"とはつまり(ヒドすぎて)"笑うしかない"というものであり、まさしく偶然の産物、怪我の功名的モノである。そして、そんな奇跡的チグハグ"笑える"部分以外は全体的につまらない。ちなみに個人的に本編中で初めて声上げて爆笑できたのはダニーのドラッグ問題を同じ質問で執拗に問い詰めまくるリサ&母の目まぐるしすぎるカットバック祭。それでもきっとトミー・ウィソー本人の頭の中では神話やシェイクスピア的悲劇を目指していたのかもしれない。普通の人は誰もこんなヒドいものを作ろうと思わないから --- だから本作は幸運にも前例が無かったために"カルト映画"という地位を得られたのだろう。そういう視点で見たときに、ある意味でタキシードでのフットボールのシーンは"真逆"『レザボアドッグス』のアイコニックなOPシーンのようでもある? ということで良く言えば反面教師だけでなくその実行力から映画作る勇気は貰えるかも。臆病者め、コーッコッコッコー。ところで君の性生活は?(←本当にコレくらい急カーブに放り込んでくるので笑うしかないです)

"You're tearing me apart, Lisa!!"
"Anyway, how is your sex life?"

今年有料鑑賞21本目

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とぽとぽ

1.0仲間と一緒に観て失笑し観終わった後の会話を楽しむ映画。

2020年3月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

仲間と一緒に観て失笑し観終わった後の会話を楽しむ映画。

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Mr. Planty