るろうに剣心 最終章 The Beginningのレビュー・感想・評価
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(^_^)圧巻の殺陣と映像美
前作と同じ監督が作ったの?と疑ってしまう出来。
圧倒的に映像と殺陣が良いですよ。密室の攘夷志士を抹殺する剣心、、、あの狭い部屋の中で十数人の志士達を膾斬りです。スゲーーー!と思いました。あれって日本映画史に残るんじゃないか?見たことない。それと剣を咥えての斬り合い、シビレルよ、あれは。
最後、ボスキャラとの戦い、地肌の黒、雪の白、血の赤の世界、、、雰囲気がすごく出ていて抜群よく、緊張感出てました。明らかに本作の方が映像的に良いですよ!!
〝るろうに剣心〟という名の映画ではなく何か単発の幕末映画であったなら良かったのにと少し残念に思いました。るろうに剣心であるがために幕末には似合わない淡い男女の恋愛を描かなければならず、そこに無理があるように感じます。
究極は旦那となる人物を殺された女性がその犯人を愛せるかってところでしょう。
自分に置き換えたらどうでしょう?私は絶対許せずです。なので超本線の雪代巴が剣心を愛するという話は〝ありえんだろう〟になってしまい目をつぶってしまうのでした。
追伸:劇中池田屋事件を描いてます。いろーーーーんな池田屋事件を見てきましたが、この映画がいちばんかっこよかったです。というより新撰組の近藤勇役の藤本隆宏、斉藤一役の江口洋介、沖田総司役の村上虹郎がズッパマリです。カッコ良かった。
クールな美学に生きる剣心
この映画はかなりネガティブなので、自身の波動は下りっぱなしでしたが、最後の有村の遺体のある家屋を焼き、決然と新しい日本の未来を開くために戦い始めた時には、拍手喝采で活力が戻るようでした。その家屋の燃え方があまりにも綺麗なのです。全編を通じての感想は、クールな美学に生きるのが剣心であるーーという感想を持ちました。戦乱の時代ですから、やはりトーンは戦いほど残酷なものはないという感情が先に立ってしまいます。その中で剣心はただ「新しい時代」という大義のために、人を切らねばならなかったのだが、その大義がなかったとしたら生き続けることはできなかっただろうと想像します。劇中、業(カルマ)の話が出ますが、基本的には良いも悪いもないと私は思います。因果を作っても解消しながら学ぶ、失敗することもあるかもしれないけど輪廻転生して人間は楽しく学び続けると思えば、実に壮大な話だと感じます。殺し合いの時代でのカルマを解消しながら魂のレベルアップをしていく、その転生の繰り返しが平和の礎となるのは間違いないと考えます。あと、有村と佐藤は、怨念や殺略の渦巻く中での、凄まじいぎりぎりの恋をします。だからとても美しくてほろりとします。本当に素晴らしい映画でした。
とにかく、哀しかった。。
The Finalに引き続きの鑑賞&原作の大大大ファンです。
あぁ…ついに終わってしまった、と言うのが観賞後の最初の感想。
とにかく余韻が凄まじかったです。
今回のBeginningは役者さん達が前もって何回も言っていた様に、今までの映画るろうに剣心とは違って「アクション要素」よりも「ドラマ要素」の方が色濃く描かれていると言った感じです。
限りなく時代劇の様な作風に仕上がっており、過去4作の時に感じていたコスプレ感もなければ、原作にあった多少のコメディー要素も排除されていました。
どちらかと言うと、かつてOVAで発売されていた追憶編の様な印象で、全体的に静かで陰鬱としている様に感じました。
そしてこれこそが追憶編であり、良く作品の雰囲気が出ていたと感じました。
さて、本作のヒロイン・雪代巴を演じた有村架純さんについてですが、キャストが正式に発表される前からネット上では彼女が巴役という事が出回っていて、反対意見が多かった様に思えました。
私自身も、有村架純さんはどちらかと言うと「可愛らしい」女優さんとの認識だったので、どんな巴になるんだろう?と想像がつかなかったです。
しかし、蓋を開けてみれば全く違和感もなく、巴の持っている特有の儚さや気品がちゃんと出ていたと思います。
よく原作ファンの間で薫派と巴派に分かれて論争が繰り広げられているのを目にしていて、私はそんな論争には興味なかったのですが、今回このBeginningを見て「あ。巴さんには死んでほしくない」って強く思いました。
これは原作で追憶編を読んだ時には沸かなかった感情で、それほどまでにこの映画Beginningに、雪代巴と緋村抜刀斎に感情移入したんだなと感じました。
そう感じさせてくれた監督や役者の皆さんには惜しみ無い拍手を贈りたいと思います。
文句なく、シリーズの中でも1番の傑作でした。
私は原作の大大大ファンです。
るろうに剣心の映画はもちろんシリーズ通して観てますし、その度に最大限の賛辞を贈っています。
しかし、同じく原作の大大大ファンの方がこのBeginningやそれまでの4作に対して手放しに褒め称えているかと言うと、そうではない事も確かです。
尺の都合上、どうしてもカットしたり改変せざるを得ない部分が存在しますし、「原作とは違う展開でガッカリした…」といった声があるのも頷けます。
その上で、私がどのシリーズに対しても惜しみ無い賛辞を贈っているのは、ひとえに「20年前に物語として終了した大好きな漫画に再びスポットライトを照らしてくれた」という事に他なりません。
この映画がなければとっくの昔に忘れ去られていた過去の漫画だったかもしれません。
この映画がなければ、自分の息子がるろうに剣心という物語に興味を持たなかった。
この映画がなければ、息子と一緒にアニメ版るろうに剣心を見返したりする事もなければ、幻の北海道編すらも描かれる事はなかったと思います。
全ては監督が、役者のみなさんが、スタッフの方々がリスペクトを持って作り上げて下さったから、今もるろうに剣心という大好きな漫画が日の目を浴びてるんだなという感謝の想いでいっぱいです。
…という事を旦那に熱弁したら、めちゃくちゃ引かれましたが(笑)
なので、本当に内容を観たのか?と思うくらいの内容の薄い低評価レビューを目にすると、本気で悲しくなります。映画も観ていないただのアンチとしか思えません。
こういう風に人の想いや頑張りを踏みにじる様な事はしないでいただきたいと強く願います。
とにもかくにも、映画るろうに剣心はここで一区切りですね。皆さんお疲れ様でした。
素敵な映画に出会えた事、とても感謝しております。
実写化の意味を痛感
よかったです。
とても良かったです。
とても良かったです。
ただ2回見たいかと言えば1度で十分かなと。
気が向けばもしかしたらもう一度見るかもしれませんがまあレンタルが出てからの話かと。
TheFinalの方はIMAXを含めて2回見ました。
何故かといえばるろうに剣心はやはりアクション中心の映画なので巴との過去が中心のThe Beginningはアクション(殺陣)もありましたがFinalより少なく若干消化不良気味でした。
ただ終わりには最初のるろうに剣心の戊辰戦争の場面に戻るとはちょっと心憎い終わり方だと思いましたがやはりコレで終わるんだなあと思うと残念です。
個人的には京都編に納得いってないので作り直して欲しいと思ってます。
今までとは違う。
割とすぐな戦闘シーンでスピードがとにかく凄かったです。健さんお一人でやっているなら本当に驚きの速さで、前作Finalに勝るスピードでした。
他の方も健さんとのシーンではより速く感じました。
逆刃刀を持つ前の話なのでかなり凄惨でもありました。R指定がないのが不思議でした。
全体的にはささやかな幸せもありながらやはり悲しみが多めの作品でした。
『おろ?』もありません。
やはり今までの作品とは違う印象がありました。
あくまで個人的になのですが、基本『るろうに剣心』は『殺めない』というのが大きなテーマで私もそこが好きだったりしたので、最後これなのね。。というのはありました。
ここをはじまりに剣心が、というのは理解るのですが最後も『おろ?』ありで平和的で終わって欲しかったな、と。
主題歌は作品に合っていました。ボーカルが力強くはありますが悲しみの漂う、作品に寄り添った曲でした。
素敵な映画でした☆.。.:*・
やっと…この日がきた。
嬉しいような、悲しい様な、不思議な気持ち…
素敵な映画でした。
心に染み渡る感じ。
今までと比べるとアクションはあるものの、全く違った印象かな?
エンドロールのあとに、またるろうに剣心シーズン1を見たくなってしまいました。
そしてまた、るろ剣最終章まで…
こんな繰り返しにはまってしまいそうです。
私的には、もっともっと緋村剣心と雪代巴の
熱烈なラブストーリーにして欲しかった。
でも、やっぱりアクションならでわのるろ剣なので、仕方ないかな☆.。.:*・
これで、本当に最後かと思うと残念だけど、またこんな素晴らしい映画に出会いたいです。
今までるろうに剣心の漫画に、全く興味が無かったのですが、最終章の後、何だか漫画も読んでみようかな?
なんて、思っています。
良かった。。
シリーズでは最もよくまとまっている作品
菊は死者に捧げる花だが、江戸末期からそんな風習があったのかどうかは疑問が残る。しかし剣心が家に火を放つためにはどうしても菊の花が必要だった。つまり雪代巴はもう死んでいますよと観客に知らしめるためだ。頷けはするものの、雪代巴が死ぬシーンが綺麗すぎて本当に死んだのか解りにくかったのが原因であるのなら、明らかに死んだと解るように酷たらしく死んでいれば、菊の花は必要がなかった。加えて前作で新田真剣佑が演じた縁(えにし)の怒りももっと説得力があった筈だ。有村架純は既にそういう演出に応えられる女優に成長していると思う。
名前を知ると情が移る。過去の知人で名前を忘れたら、その人には情が移っていなかったということだ。ペットに対しては人間以上に情が移りやすいから、飼っていたペットの名前を忘れる人は少ないと思う。
主人公緋村剣心が究極のテロリストたり得ない所以は、名前を覚えた他人に情を移すこと、または情を移した相手を忘れられないことだ。相手が剣を持っていれば斬る対象、持っていなければ斬らない対象と甘っちょろいことを言う。自分が殺されるかもしれないときと、殺すと決めた相手を前にしたときには問答無用で斬るのがテロリストの本質だろう。テロリストは誰にも情を移さない。孤独に耐えられなければテロリストでいられなくなる。
高橋一生が演じた桂小五郎によると、主人公緋村剣心はどれだけ人を斬っても少しも心が汚れないらしい。心が汚れないことを別の言い方をすれば、慣れないということだ。習うより慣れろという諺がある。物事は何度も繰り返すことで意識よりも無意識に習熟させるのがいいという意味で、自転車の練習をするようなものである。慣れれば手順を意識せずとも乗れるようになる。仕事に慣れて、状況や条件が多少違っていても無意識に対応できるようになれば、プロフェッショナルと言える。慣れなければいつまでも初心者だ。
人類の歴史は人殺しの歴史である。権力闘争はほぼ殺人であった。または戦争であった。人を殺しても何も変わらないと根拠のない説を唱える人がいるが、人を殺したら様々なことが変わる。殺された人が持っていた影響力が大きければ大きいほど、沢山のことが大きく変わるし、殺された人数が多ければ多いほど、殺人そのものの影響は大きい。
歴史上の人物がもし殺されていなかったらと考えることは無意味ではない。殺されずに影響力を発揮し続けた場合の状況を否定することがテロリストの目的だと解るからだ。しかしテロリストが期待した世の中にならないこともままある。時代というものは多くの人々のそれぞれの思惑によって常にうごめいている。要人や有名人の死は様々な影響を与えるが、その後にどういう方向に向かうのは予測できない。
桂小五郎の命によって沢山の人を殺してきた緋村剣心だが、自分の殺人によって世の中がどのように変わったのかについては何も解っていない。最後には他人の名前を覚えて情が移る。そして流される。奇しくも夏目漱石が「草枕」の中で「情に棹させば流される」と看破したとおりだ。最後までプロフェッショナルなテロリストになれなかった剣心が流浪したのは、場所ではなくて彼の心の中であった。「るろうに剣心」のシリーズでは最もよくまとまっている作品だと思う。
最終作にして最高傑作
全5部作の最終作にして最高傑作が生まれてしまった。
やはり制作の方々がシリーズ最高傑作と謳うだけあって、高いクオリティで「追憶編」を見事に描き切っていた。
The Finalのレビューにも書いたのだが、前作を駆け足で制作しわざわざこのThe Beginningに丸々追憶編を充てたのは大正解だっただろう。
配役がどれも素晴らしかったのは勿論なのだが、何より有村架純演じる雪代巴の表情の使い分けが完璧に原作再現と言わざるを得ないクオリティで、何より剣心との初夜を迎えたシーンは「これ本当に実写か!?」と疑うくらいに一致していたように思えた。
ストーリーの構成、演出も素晴らしく、1作目の前に何が起こっていたのかがよく分かる作りになっていたし、音楽の使うタイミングによってメリハリもしっかりついていたように思える。
「るろうに剣心」シリーズが好きな人、The Finalを観たという方には必ず見て欲しい大傑作だ。
この作品なしでシリーズ終われない、という主演・監督の言葉がよく分かる
映画として、とにかく良質で素晴らしい。
まず、ストーリー。話としては、ほんとに儚く美しく、悲しすぎる。けど、この作品がbeginningというのが、最大のポイント。
原作未読なので、この作品なしでシリーズ終われないという、主演や監督の言葉を、観る前は「ふーん、そうなのか」と思っていたけど、見終わってみると、納得感しかない。
ラストの締め方が秀逸。映画館でリアルに鳥肌がたった。必ずシリーズ一作目からもう一度観たくなる。実際、beginningの鑑賞後、一作目を観たら、ほんとに更に深い話になっていて、10年前に撮った作品と今回のbeginningが、こんなにも違和感なく、最高の形でつながっているのは、奇跡だと思う。
と、シリーズ全体に与える影響はとてつもなく大きいのだけど、
この作品単体でもしっかり成立していて、1本の映画としてもすごくよい。シリーズ最後だけど、beginningなので、前4作見ずに初めて観てももちろん楽しめる。
佐藤健の剣心と有村架純の巴が、あまりにも美しく悲しい。それがこの作品を通じる大きな柱になっていて、アクションとは全然違う種類の見応えがかなりある。二人とも見た目の美しさだけでなく、表現力がものすごく高い。すごい俳優だと思った。
映像や音楽も◎
クライマックスの雪のシーンなど、映画ならではのスケールで美しい映像が観られる。
とにかく、すごく丁寧に全力で作り込まれていて、本気度が伝わる。これ以上望むべくもない。
これを観ないのはもったいない。
動乱の世で大義に死する者たちへ
The Finalに続き観賞
なんでこんな構成にしたのかな?なんて
思ってましたがどうも監督に
今の佐藤健のうちに撮っておきたいと
いった意向もあったとか?
緋村剣心が不殺を決意するまでの前日譚
舞台は幕末動乱前夜に戻り
長州の高杉晋作・桂小五郎率いる民兵部隊
奇兵隊の暗殺担当として幕府の要人を
斬りまくっていた頃の話となります
これは前作の感想でも書きましたが
相変わらず役者にアドリブさせない作品だと
思いました
そのせいで知名度のある役者も
そうでは無い人も同等に世界観に浸かっており
雰囲気をいやがおうに引き立てています
役者がその役をイメージして演じるという
やり方が当たり前のように言われやすい
ですが個人的には映画作りは
徹底した設計主義であるべきだと思います
役者はまず駒であるべきでないと
映画が壊れます
どちらかというと追憶編は従来の
るろ剣にあるような特徴的なキャラ
必殺技といった要素はまるでなく
幕府と攘夷派それぞれに主義主張があり
守るべきもの
守るべき理由が出てくることで
何やら史実に沿った要素がありますが
実写化でそこが引き立っていたと思います
フィクションなのはわかっているのですが
丁寧な描写や役者の地力を引き出す演出
結果生み出される引き込む力を持った世界観
こうした完成度の映画を他でも見てみたい
ものです
スピンオフ
佐藤健の殺陣には目を見張る。
是非とも岡田准一との対決を実現してもらいたい。
そのアクションを観るためだけにでも、
足を運ぶ価値がある。
逆に言えば、それだけしかなかった。
ストーリーとしては前作でほぼわかってしまっており、
特にそれ以上のものはない。
幕末を舞台にした本格時代劇風だが、
いかんせん深みがなく、
藤沢周平などのそれには遠く及ばない。
冗長で薄っぺらく、ウトウトしてしまった。
所詮、るろうに剣心あってこそなのだ。
敢えて分離したのは監督の趣味なのだろうか。
これなら前作をもっと膨らませて、
前後編2部作にして欲しかった。
せめてヒロインがもう少ししっくりきていたらと思うが、
では誰?と聞かれると答えに窮する。
この年代で凛とした雰囲気を出せる女優はいるだろうか。
コロナ禍にあっても予定通り公開してくれたことには感謝。
悲しい
もうね、ほんとに悲しいの。ずっと。もう最初っから最後まで。でもね、私剣心がバッサバッサ人斬りまくって血飛沫ぶわぁーみたいなシーンをずっと見たかったから大満足なの。やっと見れたよ、情の無さげな剣心。(情はあったけど)映画自体はずっと暗い。一生くらい。終わるまで暗い。多分ファイナル見る前にこっちみた方がファイナルの深みは増すと思うわ。初日から見に行って大泣きして帰ってきたからハンカチというかハンドタオル必須ね。あと一生剣心フラッフラ歩くわよ。あ、ずっとフラッフラってわけじゃないんだけどね💦
ファイナルより面白かった!
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