生きちゃったのレビュー・感想・評価
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尤もらしいがツマラン。
カット割の不親切さでエッジを立てる趣向は少し成功だが、物語の凡庸さは覆せない。
子が嫁の実家に取られただけのことで、友人巻き込んでズタボロに泣き叫ぶか。
その不一致に鼻白んだ。
大島優子のあのシーンは有難いが作品がこれでは演り損で痛々しい。
尤もらしいがツマラン。
重っ
雑、画も脚本も編集も何もかも。
幼馴染で結婚した厚久と奈津美、それを取り巻く人達の話。奈津美の浮気発覚がキッカケに厚久が感情に蓋をする様になる。
全体的に映画と言う情緒を醸し出そうと頑張るが、8割型的外れ的に感じる内容。
日常のネガティブ路線なのは分かるが、映画としての面白味はNO。
「ただタイトルに持って行きたいだけじゃね?」感あり。そのタイトルに刺さらない映画も珍しい。
所々匂わせ画でありそうながら、何も意味ない画。
ブレブレ撮影。良いところが見当たらない。
脚本の流れは大体掴めるが、台詞に疑問を感じる部分がある。何かと言葉足りず。または行動に台詞が追いついていない。
話の展開も主人公的存在の厚久が面白くない性格の為、盛り上がりに欠ける。
これでは結婚する前の昔から魅力無い人間なのでは?
隠れ発達障害?
これでミュージシャン志望?
奈津美と結婚した理由は?
奈津美が厚久を選んだ理由は?
奈津美の性格から想像してもチンプンカンプンである。
大島優子のソフト無駄遣い。
仲野太賀に魅力感じず。
結婚して子供を儲けても心が幼い父ちゃん話でした。
激甘ちゃんにしか見えなかった。
石井監督が撮るべき映画はこんなんじゃない
2021年映画館鑑賞14作品目
2月1日フォーラム盛岡
盛岡で『生きちゃった』が公開されていたので近場の石巻を変更し高速料金1700円あまり払ってまで遠征して観に行った石井裕也監督のファン
自分が住む岩手と宮城の県境付近と違い盛岡駅周辺は驚くほど雪が積もったらしく駐車場は雪かきしないと一晩停めたクルマを動かせない状態で歩道が滑りやすく歩くのも楽じゃなかった
盛岡が仙台に勝っているところはほとんどないが唯一優れているのは映画館が集中しているのではしごをしやすい点である
前置きはここまで
半年後半年後半年後
楽しみに見に来た『生きちゃった』ではあるが最初の30分は石井裕也監督作品とは思えない陰鬱で辛気臭い話が進んでいくだけで正直がっかりした
これがあと1時間続くのかとG-SHOCKを観ながらイライラした
満島ひかりとの離婚に思うところがあったのかも知れないが石井裕也監督に作ってほしい映画はこんなんじゃない
元プロ野球選手とか石井裕也とは同姓同名の別人がメガホンを取ったのかと思った
ところがレ・ロマネスク登場あたりから石井裕也監督らしさが出てきた感じ
父ちゃんと母ちゃんが大麻やめろと長男を叱るシーンが面白かった
刑務所の帰り記念撮影する際ラーメン屋でカメラの使い方がわからない男や別の場所で別の人にカメラを撮ってもらうときの父ちゃんの作り笑顔も好き
3人の高校時代の詳細は描かれていない
パピコを分け合うことがすべてだ
2人にとっては後々にも特別な意味を持っている
仲野太賀はなまはげに続きまたしても離婚を突きつけられる役で主人公厚久
今回も演技が素晴らしかった
父より彼の方が好きだ
伊藤沙莉もよく観るが彼もよく観る気がする
若葉演じる武田は厚久の無二の親友
2人が泣きじゃくるポスターの印象的な場面はラストシーンに続くクライマックス
ああいう終わり方も悪くない
最後まで観てみるとやっぱり石井裕也監督作品だとわかる
厚久の兄で透役の役者さんは初めて観た人だが韓国生まれの韓国人らしく映画監督の人でセリフがないのは日本人のような日本語が喋られないからだ
なぜ彼を起用したのか知らないが喋られない設定なら良かろう
大根では演技指導もままならないだろうし存在感はたしかにあった
この作品の1番の売りは大島優子だろう
今回の観客の多くは若い女性だったけど
厚久の兄に殺された愛人の借金の保証人になってしまいデリヘル嬢に落ちぶれてしまう
いわゆる体当たり演技というやつだが僕はそういう表現が大嫌いだ
ここまでリアルな口淫はなかなかない
世の男性の多くが見たいのは北村有起哉のお尻ではないだろう
なぜデリヘル嬢なら殺していいのか全く理解できなかった
Wikipediaの大島優子の写真はキンタローの物真似みたいであまりにも馬鹿みたいな姿だった
それなりだが今の大島優子には必死になって女優の階段を登っていく姿が眉間の皺に窺えた
ゲイのふりをしているつもりかもしれないが手を握りあって山田と武田が殺害現場のラブホを目指す演出も石井裕也監督らしいといえばらしい
ラストの場面に心動かされた
【”自分の想いをきちんと相手に伝えろ!そして、負の連鎖を断ち切れ!” 苦しくても、柵を気にせず、真の想いをきちんと伝えることの大切さをシビアな視点で描いた作品】
ー ”救って欲しかったんじゃない・・、愛して欲しかった・・。”
ナツミが、あっくんに、別れを告げる時に言い放った言葉である。-
<Caution> 以下、ネタバレあり。
◆アツヒサ(仲野太賀)は、婚約者サチコと結婚直前まで行っていたが、婚約を破棄し、高校時代からの友達、ナツミ(大島優子)と結婚し、スズと言う女の子が誕生する。
が、ある日、体調不良で昼間家に戻ると、ナツミは見知らぬ男(毎熊克哉)に抱かれていた・・。
激しく動揺し、家を出てフラフラとママチャリを漕いで、スズを迎えに行くアツヒサ。
- 愛おしい子に会う事で、動揺を抑えようとしたのか・・-
◆アツヒサとナツミとタケダは子供時代からの仲良しで、帰りはいつも3人。
夏の暑い日にはアツヒサとタケダがアイスのパピコを買い、いつも、各々の半分をナツミに渡していた・・。ナツミはアツヒサとタケダのパピコをいつも一つづつ貰っていたのだ・・。
- この何気ないシーンが、三人の関係性を表している・・。そして、後半の哀しきシーンでも、それは再現される。-
◆アツヒサの両親の家には、引きこもりの兄がいる。ナツミはアツヒサの家に墓参りで帰る時は、憂鬱そうだ・・。姑と上手くいっていない様子が、何気なく描かれる。
- この後の不穏な展開を想起させる・・。-
◆新婚のアツヒサの家に、突如訪れた且つての婚約者、サチコがおり、アツヒサが号泣している所に、お腹の大きなナツミが帰宅するシーン。
- 崩壊の音が・・。-
<アツヒサは、”とても大切なこと”を、自分の口で”日本語で”伝えることが出来ない。
その性癖が、
・ナツミとの関係性を冷え切らせ離婚の要因を作り、
・ナツミの新しい夫の命を奪い、
・引き籠りの兄を罪に陥れ、
・そして、幼い頃から愛していたナツミの運命までも狂わせる・・。
だが、アツヒサと且つて”LOVE SONG”でプロデビューを夢見ていたもう一人の幼馴染、タカハシは、アツヒサを支え続ける。
そして、”負の連鎖”を断ち切らせるために、タカハシはアツヒサを彼の”宝物”に、会わせようとする・・。
ラスト、タカハシはアツヒサの行動を直視出来ず、号泣しながら”宝物”の所に駆け寄って行こうとするところで、画面は暗転し、映画は終わる。
重い作品である。
が、鑑賞後アツヒサの悔恨と、タカハシの想い、ナツミの無念の想いが複雑に絡み合って、澱のように心の底辺に残る作品でもある。>
<2020年12月13日 刈谷日劇にて鑑賞>
実は単純なようで,意外に深〜い⁉︎
うーん、難しい。 違和感のある点が多すぎて、入り込めなかった。 も...
何がいけなかったのか
#98 存在と不在の区別がつかない
静かでセリフが少ない分色んな受け止め方が出来る作品。
死んだ祖父が本当にいたのかわからなくなっている主人公は自分の存在すら実感できていない。
ましてや自分の感情なんて理解出来ない。
そのくせ引きこもりの兄とは心を通わせ互いに理解しているところが不思議。
太賀クン、色んな役が出来てて凄い‼️
感情を押し殺さず
もう鼻水たらして泣くしかない
絶対に自分の意思を伝えないといけない時ってあるよ
ただただ、厚久・仲野太賀のたくさんの今まで言えなかった思いが溜まりに溜まってはちきれそうになって、もう言葉でもだし、涙からも溢れ出さずにはいられなくなってしまった、泣きの演技がたまらなかった。観てる方が嗚咽してしまった。
厚久の周りでいろんな不幸が続いたけれど、人はみんなそれぞれが何かを取捨選択して生きているわけだから、その道を選んだのもその人自身。誰のせいとかないんだよ。
ただ、彼が何か行動することで人を傷つけてしまうのが怖くて、何も言わない、しない事を選んだのは優しさではなく、自分の保身でしかない。生きるということは、お互いに傷つきあいながら、人を思いやることを学ぶんじゃないか。やはり、人は言葉で伝えなきゃいけない時があるんだと思う。
見方を変えれば、今までの出来事は厚久はすずちゃんのために生きなさいという意味だったのかもしれないし。
とりあえず、大切な人には生きている内にちゃんと思ってることは伝えよう。
あー、北村有起哉さん、人を虫ケラのように見下した演技最高でした!怖すぎでした。
映画館で観て良かった。
これは、、強迫性障害か発達障害の話なの?
これは評価が難しすぎる。
意味のわからないシーン、手持ちカメラで酔う、胸糞悪いキャラクター。
特に、手持ちカメラは本当に苦手。
必要なシーンもありますが、意味の無い室内のシーンで手持ちカメラは本当に酔う。
最後の15分くらいまでは、なんてつまらない映画なのかと思っていました。ここだけ考えれば★1。
最後の15分でようやく理解出来る話になっていきますが、それでも★2か3止まり、普通には他者に勧められません。
良いのは3人の演技。
なんとも醜い部分な、情けない部分など、3人とも素晴らしい。
ただ、演技が良くても、ストーリーと訳の分からないシーンは苦痛でしかない。
気になったのは、
・白線を踏んで歩くシーン
・どこか一点を見つめているシーン
・脈絡とは違う答えが返ってくるシーン
・酷いことがあっても泣けない
てす。
これは、強迫性障害か発達障害のような気がします。もし、このようなことが前提になっているなら、意味のわからないシーンも、コミュニティ不足で傷つく事も、ようやく全体が理解できます。
ここに思い当たると、最後のシーンが、より際立ちます。
自分にも、少しだけそういう「個性」があるので、一気に理解出来る話になる。
そうであれば★4、そうでなければ★2かと。
評価が難しすぎる。
俺が泣けないのは、日本人だからかな?
凄い映画観たよ、凄いよ…
タイトルみて、どんな映画かは想像出来なかったのでまずそこから知りたくなった映画。
そして石井裕也作品は絶対観たいのでみにいきました。「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」の時も思ったけど、石井裕也監督は映画を撮るたび撮るたび、新しい映画、それもすごく魅力的な映画を観せてくれるなぁと脱帽する。石井裕也っぽさはあるんだけど、日常的な生活やリアルな感じを撮るのめちゃくちゃ上手いんだけど、登場人物一人一人、なんか全く新しい感じがする。この映画も超凄かった。
フラットな気持ちで思い出すと、割とトラウマ映画寄りの内容ではある。今かなり自由に気ままに暮している私だから百歩譲ってこんな感想を書けるけど、家族スタイルや経験、どんな人生歩んでるかによっちゃこの映画は辛過ぎて観れない人も多いだろうな…。そう簡単に「あ〜良かった、良い映画だった」という感想を人に言いづらい展開と内容ではあった…んだ…けど…映画として作品として、素晴らしいものだった…。
ストーリーは言わないとして、俳優陣良かった。太賀も若葉竜也も大島優子も他のキャストも全員レベルが…。作品の空気感とか俳優陣の演技力が桁違いに良いとそれだけでまだ何も起きてなくても引き込まれる映画にもうカテゴリーされちゃうね。ストーリーと相まって、人間の感情や考えって、当たり前だけど喜怒哀楽だけじゃあないんだなと痛感させられる。繊細。繊細過ぎて、何かが1ミリでもズレたり、小さなすれ違いや勘違いで、次に何が起こるのか…数日後に、半年後に、5年後に、何が起こるのか分からないね。今年はそんな事考えたり反省したりする事が多い年ではあったし(私が)、この映画見て更にその思いが強くなった。教養がすごいわ…。
話の展開はかなり抑揚があるなあと思っていたけれど、ラストシーンまでためてためて作った空気感のおかげで最後、頭がパーンなったというか…映画の魅力が最大MAXになった、限界値超えた。
太賀・若葉・大島は幼馴染みの設定。
色々展開が凄すぎる、過激過ぎる、信じられないぐらい辛過ぎる、でもある意味現代の闇を如実に描いてるような気もするストーリーなんだけど、私にとっての一筋の光は厚久(太賀)と武田(若葉)の関係値だった。それがあったから、この映画を最後まで観れたし、厚久が今後の人生どんな風に過ごすのか考えようとするだけで怖いんだけど、武田がいることが変な話ほっとする…ような気がする。
あと、やっぱり俳優って演技が上手いと勿論すっごく良いんだけど、その人の生まれつきもってる人柄や人生から滲み出る何かが演技にも雰囲気にも出て来る瞬間鳥肌がたつぐらい感動するなぁ。と思いました。
そういう意味では、物語や悲しみに対する涙だけじゃない涙がぼろぼろ出て来る時間だった。
もうその役の人間が取り憑いた人達しか出て無い映画であり、そういう人達を生み出す脚本と監督とスタッフ・俳優だったんだろう。
凄いもん観たなぁ…。凄い良かった。
人生は辛いことが多すぎるから
なんか予想外にどの人物にも共感出来ず
見ていて色々とツッコミたくなる内容。
ま、そういう映画もたまには良いんじゃないかな?
大切な人に言いたい事が言えない主人公·····
人の気持ちとか、上手くいかなくてどうしようもない感情とか、目に見えない空気感とかを想像して相手に寄り添える大人になれる様に、こういう作品を観て色々意見言うのも良いよね。
爺ちゃんて、本当に居たのかな?
なんて、普通は思わない様な事だけど、
思い出と想いが入混ざって
記憶と記録が混在して
リアルとバーチャルの境も分からなくなってく
そんな時代なのかな?って、、
仲野太賀さん、若葉竜也さん、大島優子さん
感情あらわな演技で素晴らしかった
共感こそ出来ないけど、泣いちゃいました。
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