映画 えんとつ町のプペル

劇場公開日:

映画 えんとつ町のプペル

解説

お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣のプロデュースにより、イラスト、着色、デザインなど総勢33人のクリエイターによる分業体制、クラウドファンディングを使い資金を募って制作されたベストセラー絵本「えんとつ町のプペル」をアニメ映画化。煙突だらけの「えんとつ町」。そこかしこから煙が上がるその町は黒い煙に覆われ、住人たちは青い空や星が輝く夜空を知らずに生活していた。ハロウィンの夜、この町に生きる親を亡くした少年ルビッチの前にゴミ人間プペルが現れる。原作の西野が脚本、製作総指揮を務める。監督は伊藤計劃原作の「ハーモニー」で演出を務めた廣田裕介。アニメーション制作は「海獣の子供」「鉄コン筋クリート」などで高い評価を受けるSTUDIO4℃。

2020年製作/100分/G/日本
配給:東宝、吉本興業
劇場公開日:2020年12月25日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第44回 日本アカデミー賞(2021年)

ノミネート

最優秀アニメーション作品賞  
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(C)西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会

映画レビュー

5.0感動できるポイントを抑えた見事な作品

2021年2月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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共感した! 2件)
猿田猿太郎

3.0アニメーション技術と声の芝居が素晴らしかった

2020年12月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

原作絵本は短い物語だったので、長編映画にする時どんな風に膨らますのかなと期待して見に行った。街の設定やお父さんの話などの深堀りをしつつ、トロッコを使ったダイナミックなアクションなど、映画で映える派手なシーンを盛り込んで楽しいメルヘンに仕上がっている。美術が大変美しくてそれだけでも見る価値がある。とりわけ前半が楽しかった。冒頭のミュージカルパートはワクワクしたし、『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』を彷彿とさせるトロッコアクションは手に汗握った。この勢いのまま最後まで駆け抜けてくれるとさらに面白かったと思うが、それはまあ望み過ぎなのかもしれない。
声の出演者はみなハマっていた。特にプペル役の窪田正孝が素晴らしかった。朝ドラ『エール』でも良い芝居をしていたし、最近役者としての実力がメキメキ上がっている。これからより一層の活躍を期待している。

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杉本穂高

2.0どこで泣けるの?ハードル上げすぎてつまらなかった

2024年10月12日
PCから投稿

寝られる

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かちかち映画速報

2.0ビジュアルはいいが……

2024年8月2日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

スタジオ4℃が手掛けただけあって映像やBGMなどはかなり良い部類。
(ただし挿入歌はどれもダメ)

そんなビジュアルの良さを脚本がことごとくダメにしている。
ルビッチとプペルが友人になる過程が唐突すぎたり、腐るお金などの無駄な設定が多い割にどれも説明不足だったりする。また、空が見えないほど煙で覆われた街で異端審問官という物騒な連中が取り締まってるのに、住民たちは特に不便そうでもなく、なんならハロウィンを楽しんでいたりする。

少年ルビッチの目的は「星を見ること」だが、映画を見ている観客たちは空に星があることは当然知っている。だから、星の存在をなぜか頑なに否定するえんとつ町の住民たちが、ルビッチの正しさを理解しない愚か者たちにしか見えない。これはもちろん意図的にそうなるように描かれている。西野亮廣がふだんから主張しているアイデアやビジネス論が、世間に一向に理解されない事を表しているのだろう。

他にも気になる点はたくさんあるのだが、スタジオ4℃という実力のあるスタッフのおかげで、映画としての体裁はそこまで破綻しておらず、面白くないとはいえ一応最後までは見れるものになっている。例えばデビルマンや大日本人のような完全な駄作とまではなっていない。だからこそ西野亮廣の担当した脚本はもう少し何とかならなかったのかと残念に思う。

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Ragione