わがままなヴァカンス

劇場公開日:

わがままなヴァカンス

解説・あらすじ

「美しき棘」のレベッカ・ズロトブスキ監督が、16歳の少女が体験する刺激的な夏をつづった青春ドラマ。カンヌで暮らす少女ナイーマは、帰省中の従姉ソフィアと夏休みを過ごすことに。普段はパリで暮らすソフィアは、高級ブランド品を身にまとい肉感的な体つきで男を虜にする魅力的な女性になっていた。別荘地でのグループディナーや高級クルーズなど、初めての大人の世界で刺激的な経験をするナイーマだったが……。ランジェリーデザイナー、モデルとして活躍するザヒア・ドゥハールがソフィア役を演じる。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020」上映作品。

2019年製作/92分/フランス
原題または英題:Une fille facile
配給:アットエンタテインメント
劇場公開日:2020年2月21日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7

(C)Les films VELVET - France 3 Cinema

映画レビュー

4.0いやー、いい話です。青春って、いつの世もちょっとほろ苦い

2025年3月7日
PCから投稿

興奮

知的

幸せ

明らかにスケベ心全開で観ていたら、最後に穢れのない目の覚めるような一撃を喰らって、思わず膝をついてしまった作品。おっと、そう来るのね、鼻の下伸ばしていてごめんなさい!ってな感じ。

刺激を求め、男を虜にする従姉妹に憧れながらも、背伸びしきれない主人公ネイマの揺れ動くピュアな心が、最後はまぶしく美しい。そして、その光を優しく見守る中年紳士フィリップのかっこよさ。「君には価値がある。多くの価値がね」。短い言葉だけど、しびれました。

高級クルーズ船や別荘地でのディナーなど、美しい海辺の町カンヌを舞台に16歳の少女が経験する一夏の魅惑的かつ刺激的な体験。ではあるんだけど、少女は男たちを魅了する従姉妹をはじめリッチな人々との非日常を経験する中で、お金持ちであること、自由であることとは何かを感じ取っていくのだ。

そして、思いがけない出会いと体験、一夏の甘く苦い思い出が、少女を一歩前へと進める。
冒頭の「人生で最も重要なのは職業の選択だ。しかし、それは偶然によって決まる」というパスカルの言葉が、あとあと響いてくる演出が心憎い。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
コタツみかん

5.0フランス旅行の記憶が蘇る映画

2024年4月2日
スマートフォンから投稿

映画の中で鳥のさえずりや虫の声に、南仏の空気を思い出した。
渇いた空気と鮮やかな海の色や花の香りなど。

女の子達の話すフランス語の耳障りの良さにうっとりする。
ソフィアは最初清潔感に欠ける印象があったが、彼女の話し方、所作や豊満ですらりとした姿を眺めるうちにすっかり虜になってしまった。なんと言っても見ていて癖になる顔つき。
柔らかな唇やふっくらした頬に魅力的な三白眼はずっと眺めていたくなる。

運命の相手と出会ったわけでもなく、ある夏の期間の出来事を指先でなぞってみたような映画。

裸足の足や海で濡れた髪が絡まるのも気にせず全身で伸びやかに生きる様に人生の意味を考えさせられた。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
にゃん

3.0背伸びするって、疲れるよね。

2022年6月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

背伸びするって、疲れるよね。
無理して背伸びして大人ぶっていた若い頃を思い出して甘酸っぱい気持ちになりました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
光陽

3.5今を生きるソフィアの姿が好き

2022年4月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

興奮

評価低めだったけど観ていて楽しいと思った。
主人公とソフィアの対比が良く、
短くサラッと、どこか深い映画だった

コメントする (0件)
共感した! 0件)
喜怒哀楽