ダンシングホームレス

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ダンシングホームレス
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解説

路上生活経験者によるダンスグループ「新人Hソケリッサ!」の活動を捉えたドキュメンタリー。 路上で生活するホームレスは五感などの感覚が原始的な身体に近いと考える振付師・アオキ裕キが、人間本来の生命力あふれる踊りを見たいとの思いから結成した「新人Hソケリッサ!」。ルールは「人に危害を加えないこと」のみで、アオキは彼らのあるがままを受け入れて踊りへと昇華させる。家庭内暴力や病気、社会的な挫折を味わい、疎外感にさいなまれながらホームレスになった彼らにとって、踊ることは社会との唯一の接点であり、彼らの“生きる舞”は社会への痛烈なメッセージでもある。家族も財産もすべてを失った彼らが、自身の肉体と圧倒的な熱量で、彼らにしかできない肉体表現を追求する姿を映し出す。

2019年製作/99分/日本
配給:東京ビデオセンター

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(C)Tokyo Video Center

映画レビュー

5.0震えた

ヤフメさん
2021年7月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

知的

正直ゲテモノを想像していたが、いい意味で裏切られた。良質なドキュメンタリー。

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ヤフメ

5.0唯一残された身体で自身を表現する。震えた。

rirakkumaさん
2021年7月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

知的

キネマ旬報にて、評論家の川口敦子氏がこう評していた。
「開巻、行き交う人の足もとにある眼差しを映画は掬う。それが路上で暮らす人の目の高さだと示す。そうやって路上生活者を“特別の存在”とすること、その避け難さを彼らのダンス・グループを率いるひとりも、そんなグループにキャメラを向ける映画も請け負い、そこに生じる罪悪感も優越感もまた嚙みしめている。だからいい人めいた嘘臭さをきわきわの所で回避していく。「マラノーチェ」以来、G・V・サントが成就したストリート・キッズとの脱力的共振、その力がここにも感知されるー」
唯一残された身体で、自身を表現する。震えた。

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rirakkuma

5.0変わらない生き様

さん
2021年7月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

知的

ホームレスといえど、結局変わらないんだな、と当たり前なんだけど思わせてくれた映画だった。何かホームレスと言われる人々のことをとてもフラットに撮っていて、もちろん彼らと監督との関係もフラットで、余計に、変わらない、ということを印象づけられた。
また舞台挨拶で監督が語っていた、路上生活の過酷さ(実際に真冬に寝食を共にしたそうで、寒すぎて、眠れなくて、本当に死ぬかと思ったそう)が、ある意味普通な私たちとの境界を描いていた。そして変わらないからこそ、本当の意味で好き好んで路上を選択する人もいないのではないか?それは出演者の一人が「路上は寒いし、痛いし、いいことなんてないんだよ!」に象徴される。

あと歯のない平川さんと監督の関係は秀逸。なんか2人の会話をただ見せられているだけなんだけど、なんかいい。とぼけたような監督の突っ込みも良かった。あと西成の最後の屋上のシーンは本当にこの映画のミソだと思う。
また彼らがホームレスによるダンス集団であるからこその逃れられない彼等の過去と、彼らの踊りの芸術性、そして現実、を自然にみせてくれるんだけど、観終わった後よくよく考えるとそのバランスがとても素晴らしかった。
そしてラスト、雨が降り注ぐ中、資本主義の象徴である無機質な新宿の高層ビル群を前に彼らが踊る。彼らの「生」がほとばしり、その姿にただただ眺めるのみの自分がいた。
そして涙が止まらなかった。
もう一度観たい。

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生

3.5「ホームレスにしかできない肉体表現」などあるのだろうか?

Imperatorさん
2021年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

本作は、主として3~4人のホームレスあるいはホームレス経験者の人々と、主宰者のアオキ氏に密着し、大阪遠征を含むダンス活動を取材する。
なぜ、どういういきさつでホームレスになったのかなども、じっくり聞き取っていく。
メンバーは50歳前後が多いが、30代から70代まで、幅広い年齢層のグループである。
ロケ地は南新宿や西新宿が中心だが、錦糸町・渋谷・吉祥寺なども見られる。

ドキュメンタリー作品としては、面白かった。ただ、ダンス映画としては微妙だ。
ダンスという文化・身体活動において、“ホームレスならでは”というものが表現されているとは思えなかったからだ。

ホームレスという人生の処し方は、希望ではないとしても特異なものだ。しかし、人間みな同じであろう。
ホームレスだけが感じられる喜びや悲しみがあるとは思えないし、ホームレスだって恥を捨てられるわけではない。ホームレスとて、人それぞれなのだ。
ましてや、ホームレスの経験が、身体表現に直結するとは考えられない。
結局、「彼らにしかできない肉体表現」などは見られず、身体の硬い中年男が心と体の赴くまま踊ればそうなった、というダンスにすぎないように自分には思えた。

そういう違和感が顕著に表れたのが、釜ヶ崎で「早くやめろ」コールを受けたシーンだ。(映画では映されてはいないが、アオキ氏の証言がある。)
釜ヶ崎の人たちは、単純に楽しみたいのであり、ダンスという高踏的なものには興味が無いのかもしれない。
しかし、それだけではないはずだと思う。
ダンスに“ホームレスならでは”、というものがあれば、共感したのではないか?
共感するものがあれば、釜ヶ崎の人たちも、自ら踊り出したのではないか?

映画のラストでは、「日々荒行」という舞踊作品が紹介される。
雨に濡れながら踊るホームレスの境遇とは対極にある、都庁の豪華でエラそうな建物を背景に映し出す。
アオキ氏の作品は、あくまで芸術家肌だ。何か無謀な企てをしているように、自分には思える。
そういう「新人Hソケリッサ!」の様々な活動だけでなく、人間の生き様まですべて含めて取材した、引き締まった良質なドキュメンタリーであった。

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Imperator
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