路上生活経験者によるダンス集団の生命力あふれる踊り「ダンシングホームレス」予告編
2020年1月16日 10:00

[映画.com ニュース]路上生活経験者によるダンスグループ「新人Hソケリッサ!」の活動を捉えたドキュメンタリー「ダンシングホームレス」の公開日が3月7日に決定、このほど予告編がお披露目された。
路上で生活するホームレスは五感などの感覚が原始的な身体に近いと考える振付師・アオキ裕キが、人間本来の生命力あふれる踊りを見たいとの思いから結成した「新人Hソケリッサ!」。ルールは「人に危害を加えないこと」のみで、アオキは彼らのあるがままを受け入れて踊りへと昇華させる。家庭内暴力や病気、社会的な挫折を味わい、疎外感に苛まれながらホームレスになったメンバーは実名で登場。家族や財産のすべてを失っても、唯一残された肉体と、圧倒的な熱量で、彼らにしかできない肉体表現を追求していく姿をとらえた。
予告編は、冒頭、路上で寝泊りしているメンバーたちの姿が映し出され、野外の場で、時には雨の中で生きる舞を見せる。主宰のアオキは、彼らの肉体表現には「路上生活を経験した身体から出てくる魅力」に溢れると断言する。メンバーは、モザイクをかけることなく素顔で過去・現在の苦悩を吐露するが、ラストで13分を超えるダンス=生き様を表現する。そして、最後に「社会のルールがいいですか?」と、アオキが社会に、そしてカメラの向こうの私たちに痛烈なメッセージを投げかけてくる映像となっている。
「ダンシングホームレス」は、3月7日からシアター・イメージフォーラムで全国順次公開。
(C)Tokyo Video Center
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