クイーン＆スリム

冒頭の警官の対応などは傲慢の一言、車載カメラで一部始終が納められており、起こった事の推測は出来るのだろうと思うのだが、白人と黒人と言う“問題”は容易ではない。

カップルも初デートの後だけにそこまで強固な繋がりはない。
弁護士のクイーンなんかは、スリムに言われた位では黙らないし、警官にだって文句を言う。
事件後はまともに対応すれば、白人社会によって不利な結末を迎えると理解している。

逆にスリムはおとなしい、心痛めている小市民だ。逃げたのが間違いと言う スタンス。運が良ければ公平な判断してもらえるのでは？と思っている。

こんな二人が逃避行するのだが、息が合わない。
こうなるとラストは…。

雑な進行の差別映画だと思ったが、
メインは逃げ途中の味出しとなった。
まあ、ええんちゃうのって感じ。

二人がダンスしてるとこ好き。逃亡の時の風景と音楽最高。

切なくて辛い。

やっぱりハッピーエンドにはならないよねって分かってたけどあまりに辛い終わり方でした。号泣、、、。

がしかし、ゾクゾクする程ファッショナブルで美しい映像、そしてうっとりと魅了される音楽に最後まで釘付けでした。

個人的には今年観た作品でベスト！