星の子のレビュー・感想・評価
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信じる者は救われるって、風邪引いてんじゃん!
宗教・信仰の自由は否定しないけど、勝手にやっててという陳腐な内容。教祖とか、絶対神とか、普及活動的な内容ではないのが救いだが、インパクトにかけ、豪華キャストゆえに勿体ない。
思春期の少女役の芦田愛菜は同年代というのもあって、狭い視野の中での葛藤や機微をうまく表現しているとは言えるが、ストーリーに起伏がないため、埋没している感が否めない。
まあ、水は大事だし、藁をも掴みたい親からすれば信仰に傾倒するのもわからなくもないが、まずは病院いって様子見なきゃでしょ。
結局、父親風邪引いてるんじゃあね。流れ星を親子三人同時で見ることで信仰心を保とうというオチでは観客は救われないよ。
芦田愛菜ちゃんお帰りなさい!
期待していたのにがっかりな作品です。
途中のアニメはなんなの?
ラストでなんかあるのかなと思っていましたが何もありませんでした。
星の子って?
愛菜ちゃん、次回作頑張ってください。
芦田愛菜みたさに…
なんか…やっぱりうまいなー、演技。表情だけでいろいろ伝わってきた。
宗教は難しい。身近にも熱心な信者が意外にいる。良くも悪くも熱心過ぎる信者は周囲の人になんだかんだ影響でてるし。成長狭間の思春期の子供の気持ちが愛菜ちゃんの演技でひしひしと伝わってきました。
現代における信仰を真摯に描いていた気が
昔ある優しき人たちに導かれて、集いや遊びに誘われて、実際楽しかったけれど、なぜか知らないけれど何かに取り込まれて飲み込まれるような恐怖感を徐々に覚え、その関係性をバッサリ断ち切った記憶が蘇った。もちろん信じている人たちに問題などなく、すべては自分の狭い心が原因だったと残念な気持ちになってしまう。
信仰における良いも悪いもなるべく淡々と多くを盛り込もうとしていたこの作品、どちらかといえばやはり異質な部類として描かれていると感じたけれど、それによって救われている部分もしっかりと表現されていた気がした。
芦田愛菜の役所がまさにどう捉えるべきなのかという象徴のようなもので、この名演があればこそ、冷静に色々と考えさせられながら、この作品を楽しめた気がする。
水と星というキーワードから三島由紀夫の「美しい星」を思い浮かべましたが、似て非なるものでした。
「で?」という感じの消化不良映画
芦田愛菜ちゃん、まっすぐに大人になった感じで可愛くて良かったです。
宗教にハマってしまう両親。「信じる」「ハマる」というのは、こういうコトがきっかけで私たちも日常的にきっとあるんだろうなと客観的にみることが出来ました。名前ひとつにしても字画を気にしたり、風水を気にしたり身近でもありますね。
映画の内容はと言いますと、淡々と進んでいきます。
これと言って、山場やどんでん返しもなく、終わってしまい、「で?」という感じで消化不良となりました。
芦田愛菜ちゃんに星3つ。
15歳の女の子の悩み?
大人っぽくなった芦田愛菜さんが、ときめいたり傷付いたり、迷ったりする多感な女の子を好演しています。宗教がからんでいて考えさせる場面もありましたが、演出過多だったり物足りなかったりで、全体を通してみると何を伝えたいのかわかりづらくなります。
不自然な点:
①娘との大事な記録である育児日記が、なぜ娘の落書き帳になっているのか。
貧乏でノートが買えないから、ではなさそう。宗教にのめりこむうちに、無駄なものという認識になったのでしょうか。
②南先生に車で送ってもらうシーン。先生の言葉がひどすぎる。
「ちょっと待て。不審者が、1匹、2匹いるな。危ないから」たとえ心に思ったとしても、教育者としてありえない。まして、女子から憧れられている自覚があるのに、自分の評判を落とすような事を言わないでしょう。(これは、次のシーンを作るため?)
③ちひろは数学の授業を全然聴いていない。全く理解できないならまだしも、補習を受けていないので、成績は悪くないのでしょう。普通は憧れの先生の授業なら真剣に聴いて、いい成績を取りたいはずです。ただ顔が好きなだけなんでしょうか。(これは、先生が怒鳴るシーンを作るため?)
④教団の本部(?)で親となかなか会えない。(不安な気持ちの表現にしても不自然)
⑤両親の宗教への傾倒のしかた
コーヒーが体に悪いと思うのに、ターミネーターを観るのは精神に良くないとは考えないのでしょうか。(私は大好きですけど)それに娘をどうしたいのかもはっきりせず。
宗教を取り上げるなら、架空のものとしているのだし、もっと踏み込んで欲しかったです。
私自身は信仰心を持ってなくて、20代頃までは初詣も渋々行くという感じでした。でも宗教はコミュニケーションツールと考えたらイベントとして楽しめるようになり、今では、信じてみるのもいいじゃないかと思っています。わりと最近の番組ですが、ある住職が、「悩みが無い人には宗教は必要ありません」と仰っていて、凄く納得しました。
昔子供の輸血を親が拒否した事件があり、また体を壊すまで搾り取られた人を知っているし、親の宗教のせいでせっかくのきれいなお寺を見学できない、とか聞くと(それぞれ別の宗教で、ある特定のものを非難したわけではないです)、本人が幸せなら良いとは私は思えません。
ただ、すがりたいものがある人を追い詰めるのは良くないのですね。あの友達は素晴らしいです。
信じれば見える、流れ星。
会話を演出させたらピカイチの大森立嗣監督の真骨頂が全編。芦田愛菜の演技が光るが、特にクライマックスの数分間、芸達者三人のカメラを据えっぱなしの演劇的ショットは鳥肌がたつほどの緊張感。
子供たちの方がしなやかで強く、見てるオトナは恥ずかしいっす
外からの見え方なのか、何があっても変わらないものなのか
自分にとって本当に大事なものとは何なのか
それが分かると人生がシンプルになる
とても厄介なものがついて回ったとしても、たぶん
オトナとして頼もしく感じたのは、養護教諭の先生だけだったかな
映画をきっかけに二世問題がもっと議論されてほしい
新宗教の二世を主人公にした話。社会問題としてとても大きな問題だが、メディアではなかなか取り上げられない。しかし、この問題に苦しんでいる当事者は相当な数で存在するはずだ。もっとこの問題が広く知られて、議論されれば良いと思う。
一世は信仰への強い動機、そして体験があるが、二世は無い。しかし生まれた時から宗教教育を受け、倫理観、常識、善悪の基準、そして自身のアイデンティティがもはや信仰と切り離せなくなっている。
そのため、二世は信仰への疑問が生じた場合、非常に苦しむことになる。信仰に離反することへの罪悪感と恐怖、そして家族や友人、コミュニティからの断絶を覚悟しなければならない。
主人公の姉のように家族と別れる決断をするものもいれば、積極的な信仰をせずに形だけ信者のままでいることを選ぶものもいるだろう。
終盤で家族と離れ離れになってしまい、不安にかられながら母親を探す主人公の心象は、信仰に離反すれば家族と会えなくなる、ということに加えて、自身のアイデンティティや心の拠り所を失ってしまう、という不安感も表しているように思う。
また、家族で流れ星を探すシーンでは、もはや家族で同じものを見ることはできない、しかし見ることを願わずにはいられない、という切なさを表しているようにも思う。
しかし、そうした宗教が引き起こす断絶を描いていながらも、家族の愛は不変である、というメッセージもあり、それが救いになっている。
この映画が秀逸だと思うのは、新宗教を一面的に悪いものだとはしていない点だ。科学的にはおかしいものたとしても、それを心の拠り所にして生きている人々も描いている。
また、新宗教を単にインチキだとして乱暴な態度をとる側(おじさんや数学の先生)も、実は自分の側が絶対に正しい、として相手への想像力に欠けている点では、強情な信者と変わらなかったりする。
信仰する者は信仰しない者への、信仰しない者は信仰する者への想像力を働かせ、お互いに尊重する態度が必要なのだろう(宗教の内部にいる人はそれができないから難しい、という話でもあるのだが…)。
ほ、ほ、保留!!!!
分からない、という台詞を
分かりたくない、に見せる必要のある映画だったのだろうな、と思う。
結末に賛否あるだろうが、私は納得がいく。
白黒つけるには難しいのだ、生まれてから現在までの自分の環境を否定する事なのだから。
未熟児だった自分が健康になったと聞かされて成長したら尚更だろう。
選べない環境や事柄を覆すことは、相当な覚悟が必要なのだと思う。
選択出来る機会や時期は一度ではない、その都度選択していけばいい、本人の自由なのだから。
芦田愛菜氏が叱られて机に諸々をしまう演技がとても良かった。
保健室で風邪だね、と言われたやりとりが良かった。
婚約までは良いよね、と無邪気に聞くところが良かった。
とにかく、キャスティングが素晴らしかった。
ブチブチ切れる映画だなと思った。
原作を読んでいないが、脚本が原作に忠実すぎるのかな、と思った。
もう少しバッドエンドなら、尚好きな映画となったと思った。
さて、ハズレくじを引いた時、当たってみたいと言ったのはどっちだっただろうか?
思い出せない。
今年の映画で一番好き
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私はこの映画大好きです。
宗教にのめり込む両親というのは多くの人にとって縁のない環境かもしれないけど、親の愛情、子供の成長といった普遍的な部分に共感出来たら、この映画の見方が変わるのかも知れないです。
大きな展開がないことや、ラストの終わり方などで賛否両論があることは理解できて、全ての人に受け入れられる映画ではないと思います。
でも、少なくとも私にとっては、しばらくは忘れられないくらいの影響を与えられた作品になりました。
あ、役者さんの演技も素晴らしかったです。特にまーちゃん役の蒔田さん!
家族と友情と成長の話
予告通り、新興宗教の話です。
不気味だったり、恐ろしかったり、ちょっとおかしかったり。
確かに、宗教に浸かってしまった親の子供視線は、新鮮かも。
ただ、宗教を抜かせば、家族と友情と成長の話。
子供にとっては、生まれた時から大好きな家族の信じるものなので、当たり前に信じていますが、、
親が良いと思うものと、自分が良いと思うもの、ふたつが一致しないことで苦しむ、という話なので、宗教なしでも通じる話です。
ただ、心に響くのは友情の部分でした。
大人たちは、偏見もあるのでどこかおかしいですが、友人たちはとても素直で偏見なく助けてくれる事にちょっと感動。
あと、とても中立な目線で、一方的に新興宗教=悪いとはなっていない所も良かったです。
終わり方は好みがわかれるかも。
芦田愛菜も良かったです。力が抜けて優等生の感じと、感情が爆発する所のギャップが良かった。
おかえりなさい。今後も学業と両立ながらガンバ。
揺れ動く少女の心
自分が信じてきたカルト宗教と両親を否定され、辛い経験を乗り越えていく少女の成長ストーリー。
カルト宗教を信仰していながらも、周囲は理解し、親友のなべちゃんは「この子と付き合ったら変な宗教に勧誘されて貧乏になっちゃうよ〜」とか言って、ネタにしたりする。新音が演じるこの役がとてもいい役だなあと思った。彼女の存在がちひろと周囲を繋げているという感じがする。
あと、岡田将生の演じる南のイヤ〜な感じもとてもよかった。中学生の先生でこんなエゲつないこと言ってくる先生がいたら、そら傷つくよね…という。
芦田愛菜は少女の心の機微を上手に演じていたと思う。子役時代の印象はあるけども、最近の作品は見たことがなかったが、素晴らしい役者なんだなと思った。
中盤の重要なシーンで、ひどく傷ついて助けを求めるように失踪してしまった姉のことを思い出すシーンにアニメーションが使われるんだけど、そこだけなんか他に演出の方法はなかったのかなあと思った。
唐突な新海誠っぽさ?にビックリした。
トータルするととてもいい作品だと思う。
信じるというより信じたい
あまり、宗教というものを否定的には描いていないのが好感が持てました
健康であればそれでいい、周りがとやかくいうのは野暮ってもんですよ!そう思えました
最後のシーンも象徴的で好きですね
藁にもすがった溺れた人は神様から鰯の頭を買い求め、貧乏になったけど家族仲良く暮らしました(めでたいのかな)
見なきゃよかったというのが正直な感想です。
未熟児で重度のアトピー症が治らない赤ちゃんが15年前に生まれました。
困り果ては両親は、溺れる人は藁にもすがる気持ちで怪しげな新興宗教が売り出す水をその赤ちゃんに与えました。
そうすると、あら不思議、赤ちゃんは治ってしまいました。
両親は霊験を信じ、他人から見たら鰯の頭としか思えない怪しげな水を買い込みました。
その水は高価なので家族は貧乏になりましたが、仲良く暮らしましたとさ。おしまい。
ことわざ交えて昔話風に書いてみましたが、この映画の結論はなんなんですかね?予定説?終盤の家族の不可解な動き。さっぱり意味がわかりません。
現憲法において信教の自由は保障されています。
一方、過去にオウム真理教という凶悪な宗教団体がテロを起こし、新興宗教をうさん臭く見る人もいます。
また、現政権与党の一角を宗教団体を背景とする政党が占めています。
宗教団体を描くためには繊細な配慮が必要なことは理解しますが、こんな中途半端な作品を作るくらいなら何も作らないほうがマシだと思いました。
演技力
評価が分かれる作品ですね。芦田愛菜さんの演技に救われます。芦田愛菜さんでない無名の女優なら観なかったかも?私的に身近にこういった状況の人はいないので興味が湧きました。一度でもその何かの力に救われたら信じて入れ込むのは誰しもあると思います。もうすっかり周りが見えていない。誰しも何かに洗脳されていると私は思います。自分自身を見つめ直す事ができるかも?まあ気になるようなら観てください。
星の子を鑑賞。クライマックスに欠ける感がありますが、1/3は今村夏...
星の子を鑑賞。クライマックスに欠ける感がありますが、1/3は今村夏子の原作の力、1/3は芦田愛菜ちゃんの普通ぽい演技力で進んでいきます。こういう背景は話を劇的にするのは、世間的に難しいのかな。
センシティブな題材
派手さなし。
台詞も多くなく、沈黙の間も多い。
ちひろさんの心の波紋が画面に描写されている映画。
芦田愛菜の演技次第でどうにでもなる作品であるが、見事に演じきっています。
激情型の流れでないだけに、退屈に感じる方も少なからずいらっしゃると思いますが、ちひろさんの心のうちに分け入って観てみると違う印象になるんじゃないでしょうか。
大友康平や岡田将生目線でみると駄作になっちゃいます。
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