星の子のレビュー・感想・評価
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救われるものを信じましょう🙏🏼
マル🙆🏻♂️マルもモリ🙆🏻♀️モリも見たことはありませんでしたが、芦田愛菜女史の出演する作品なら一定以上の演技が見られるだろうと思い、また話の内容も個人的に興味深いものがあったため、良くない印象を訴える方々のレビューは華麗にスルーしてシアターインしました。
若かりし頃は脳内がファンタジー方面に好奇心旺盛で(追記: いや、今でも‥)、昔の極(飽き性なので)片時に私自身が新興宗教にハマってみた経験もあり、且つ片方の親にそういう気(ケ)のあった妻(後日談: いや、妻自身もその素質をモロ受け継いでました‥)と一緒に鑑賞したので、なかなか突き放して笑えない展開もありましたが、両方とも終わった話なので、やはりああはならなくて良かったなぁと距離を置いて楽しめました😌 (追記: でも、また今後私自身が類似品にハマる可能性は否めない🤨)
鑑賞前に幾つかチラ見していたレビューでは、尻切れトンボなラストにモヤっている?🤨?人たちがわりと多かった印象なので、私はてっきり最後になかなか見つからなかった人たちがそのまま行方不明で終わるという、ジャイアントスイングを投げっ放すかのような展開まで覚悟していたのですが、終わってみればそうでもなかったので、逆にそれくらいに投げっ放しにしてくれて、観た者の胸に思いっ切り濃いモヤを掛けて終わるのも案外アリだと極個人的には思ったりもしました🥴(←ナンダコノ顔⁉ ︎iPhone以外の人には空白!?)
水を売る男に妻の叔父がモロ重なる😓
黒木華(はる)さん演ずるお姉さんが、過去に私が関わった人と雰囲気が超似てる〜😳
岡田将生くんは確かに顔面 整ってんね~🧐
田村飛呂人くん演ずる友達DKみたいな何でもすぐビックリする人 イルイル〜👈🏼😙
新音(にのん)ちゃん演ずる友達JKのシニカルな返しがめっちゃ笑える〜 (そこは⭐️4)
教室で叱責された後の涙目の愛菜ちゃんと交わしていた3人の会話のオモシロさに、ワタシ肩を揺すってウケてました🤣ウッウッウッ
そんな感じで楽しめました。
私は今は特に何かの宗教に属することなく、調子の良い時は毎朝自宅で神棚に(あ、神社神道か‥)今生かされていることへの感謝のお詣りと、そして御先祖には無宗派的な線香♨︎供養をし、日々、今生で暮らせる貴重さを噛み締めつつ‥そのわりに😑…な自らの至らなさを見つめつつ生きております🙏🏼
追記:ちなみに昔に北海道は函館の鉄山町という山間の夜道を歩いていた時に、見上げれば満点の星空の中🌌、流れ星が15秒に1回ほどの頻度で スッ↙︎ スッ↙︎ スッ↙︎ と見られましたの🤩イヤ~一生分観たワ~
異形だが深い愛情があった
7月に公開されたばかりの『MOTHER マザー』に続く大森立嗣監督作。異形の親子を描く作品が続く。
何も信じることができず救われることがない自分が言うのも何だが『信じれば救われる』と思っている。
あやしい宗教を信じる両親の行動は側から見れば奇行だった。娘のちひろは両親が普通とは違うとわかっていたが、両親を否定することはなかった。
幼児のちひろの病気が『星の水』により治癒する瞬間に涙した。この両親の入信が府に落ちた。両親には信じるに足る深い愛情があった。
一方で早くに家を出たちひろの姉がこの家族の抱える矛盾をしっかりと提示した。姉のエピソードがこの作品に深みを与えた。多くを語られない姉の人生を思った。
ちひろの揺れる心を見事に表現した芦田愛菜ちゃんが秀逸だったなあ。『MOTHER マザー』でクソみたいな母親を演じた長澤まさみさんに続き、大森作品から二人目のエロくそチキン主演女優賞候補だ。
異形の家族を描きながらも親子のあるべき姿を考えずにはいられない逸品でありました。今年の日本映画のベストの一本だろう。
人間って感じ。
誰しも弱って、縋りたくなるときに少しでも、その希望が見えるとそれを信じてしまうし、もしもそれで(たまたまであっても)改善したら、成功体験が一生付きまとってしまうのだなと感じた。主人公・ちひろは赤ちゃんの時からお父さんお母さんと共に当たり前にある「金星の水」(宗教を象徴してるような水)をまぁ当たり前のものだと思っていたのは、それは仕方ないことだとは思う。最後に行くにつれてちひろの宗教(と言っていいのか?)への熱意は、それ自体ではなくほとんど親への愛であったように感じられた。
新興宗教的なものはそうでない人から見たらとても奇妙に映ったり異常に思えるけど、当人たちは《それ》以外はごくありふれた人間なのだと言うことを伝えるような映画でもあった。ちひろいい友達に巡り会えたね〜。先生とかおじさんはん〜…まぁしょうがないけど、人の信じるものを真っ向から否定しても何も生まないというのは一つの考えとして持つべきだと感じた。
「差別や偏見にどう立ち向かうか」がテーマなのだろうか?
芦田愛菜ちゃんの成長した姿を見たくて鑑賞、「日日是好日」の大森立嗣監督作品やし。芦田愛菜ちゃんの演技は納得、まーちゃん役の蒔田彩珠がいい! なべちゃん(新音)のような親友が居る事はとても大切だ。「差別や偏見にどう立ち向かうか」がテーマなのだろうか? 結末があっけない、「視聴者が考えろ」ということらしい。そやけど、大森立嗣監督作品としては期待外れ。
まーちゃん蒔田彩珠:ちひろの姉。ちひろが小学校5年の時に家を出たきり戻ってこない。
なべちゃん新音:美人でかっこいい。何の偏見も持たずに接するちひろの親友。
1番の見どころは芦田愛菜だよ!←似てねー
2020年映画館鑑賞107作品目
原作未読
芦田愛菜主演
芦田が演じるちーちゃんが赤ちゃんのとき湿疹が治らず親が藁をも掴む思いで新興宗教が販売している怪しい水「金星の水」を使い奇跡的に完治した結果その水にハマってしまう両親と次女の話
病は気から鰯の頭も信心から
新興宗教を扱っているがそれほど暗い映画ではない
社会派ドラマというよりコメディー色が強い
その点では『獣道』と同じジャンルかもしれないがまるで違う
小五と中三の時代が行ったり来たりする構成は好きじゃない
数学ほど嫌いじゃないが順番通りにしてくれると脳に優しい
芦田愛菜ただものではない
存在感が違う
南先生に両親をディスられたときとホームルームで叱られたときの演技が素晴らしい
今回の作品に限ったことじゃないがツッコミを入れるときの岡田将生も素晴らしい
両親が緑のジャージを着て金星の水を垂らしたタオルを頭の上に乗せている状況が面白い
特にお母さん役の原田知世
永瀬正敏が珍妙なことをするのには見慣れているからそうでもない
帰りの車内でその両親を観た南先生がコテンパンにディスるわけだがそこも面白い
憧れの先生に愛する両親をボロクソに言われる悲しみは計り知れない
ユーモアとペーソスが最高
ホームルームでも南先生に叱られ泣いているちーちゃんと慰めるなべちゃんと割って入る新村くんのやりとりも面白い
母の兄であるおじさんとその家族はちーちゃんの金星の水と新興宗教にハマるちーちゃんの両親に対してとても否定的だ
高校進学をきっかけにちーちゃんを預かりたいと思っているくらい
それでもちーちゃんは姉のまーちゃんと違って決して両親に愛想を尽かして見捨てたりはせず現状維持の関係を続ける決心
本人は信仰心が一応あるようだが両親ほどではない
だけどそこに愛がある
気持ちはわかるけど身内とはいえ大きなお世話なんだよね
きょうだいは他人の始まりであってお互い家庭を持ったら深入りするべきじゃないんだよ
こんなこと書けば失礼だし語弊があるがちーちゃんは中学生になってグレードアップしているがなべちゃんは逆に劣化している
ハーフ美少女から吉田沙保里っぽくなっている
『ターミネーター2』のエドワード・ファーロングの現在に比べたらたいしたことないけど
僕は少女性愛じゃないしむしろ熟女好きだがなんか残念な思いがあった
中3時代のなべちゃんを演じたコもそれなりに良かったけどね
新興宗教の教祖らしき人は出てこない
高良健吾が演じた海路さんは中心的人物だけどよくわからない
何度聞いてもカエラに聞こえたが海路だった
海路さんのカノジョなのか昇子役の黒木華の演技力が凄すぎて怖い
何も大声で喚き散らすわけじゃなく常に静かなトーンで穏やかに喋るのだがその内部は狂気に満ちている
顔つきが尋常ではない
黒木華もただものではない
いろんなことができるとても器用な人だが今回は1番びっくりした
褒め言葉のボキャブラリーが貧困なので多くは語れないが素晴らしいことは間違いない
貫地谷しほりや蒼井優も凄いが黒木華は世界一の女優と言っても過言ではない
最後のシーンはそれで終わりかよって感じがした
なんか物足りない思い
姉であるまーちゃん役は新進気鋭の若手女優蒔田彩珠
親離れした姉が男と出会い母になるその件もしっかり描いてほしかった
それをあえてカットした大森監督の意図も分からなくはないが全く好みじゃない
大森監督の映画ってものすごく興味を惹かれる題材で、それに釣られて見...
大森監督の映画ってものすごく興味を惹かれる題材で、それに釣られて見に行っちゃうんだけど、いつも同じ脚本の作り方でほんとがっかりする
改めて芦田さんは天才だと感じる。
芦田さん。もはや愛菜ちゃんでは無い。
天才子役ともてはやされたのはいつだったか?
「信じる」とはと聞かれた彼女の受け答えが話題になっていたが、なんともピンと来なかったが、映画見て納得。
複雑な家庭で生まれ、いい子のまま育った。
親の信教と子供の思いは別のはず。
疑問や理不尽と思う事があっても親を裏切らない。
このまま、いい子であるべきなのか?
原作を読んでみよう。
テーマがテーマだけにどうかと思ったら、たまにコミカルだったりいきなりアニメーションになったり、なかなか。
家族とかお姉ちゃんとかさぁこれからどうなるのかなって身構えたら、あら終わった。観る側の想像力が試されてる感。原作を読んでみようかな。
芦田愛菜、永瀬正敏、原田知世、本当の家族みたいだし、お姉ちゃんや叔父さんや友達やそして子役ちゃんなど、配役はバッチリ。
両親も宗教を疑い始めているのか?
ラスト3人で星を見ている時、水のおかげで風邪をひかないと常々言っていた父親がくしゃみをし、母親が水ではなく普通にティッシュを渡しているシーンがある。
これは親ふたりも、宗教を信じる気持ちが揺れている表現ではないか?
ちひろが宗教を怪しみ始めた時、それまでひかなかったはずの風邪をひいている。
両親の気持ちがブレた原因は、家出をした長女からの電話だろう。
流れ星は実際に見えたのではなく、見えたと「信じている」だと思う。
あの短い時間に3回も本当に流れ星が流れるとは思えない。
親とちひろでみえたタイミングがズレているのは、世界の見え方がズレ始めているという事だと思うけど、それでも3人で見ようと努力している。
私はこの後ちひろは、親とも宗教とも距離をとると思ったが、全く逆の解釈もあった。
個人的には、私はあれを家族愛だと思いたくない。
育ち盛りのちひろのご飯もままならない程、教壇に入れ込んでる。
ちひろが働くようになっても搾取されるのでは…。
ちひろの自力、独り立ちの足も大きく引っ張ると思う。
流れ星
マザーといい本作といい
今年は大森立嗣監督の当たり年だなぁ。
人は何かに騙されて生きる生き物で、その最たるものが家族だなぁ。
いちばん醜いと言ってるのを美しく撮ってるのも意図的にやってる事だろうし面白い。
さて、流れ星は本当に流れてたんでしょうか?
ちひろの世界
ちひろの世界は、家族と学校の友達と教団の友達だけ。
余計な説明は無く、想像を膨らませる画像作りが余韻を残す。
とても印象的なシーンがある。憧れていた南先生からちひろが自宅近くまで送ってもらった時、外で奇妙な儀式をしていた両親を見て、不審者がいるから気をつけろと言う先生に、両親だと言い出せないちひろ演ずる芦田愛菜の横顔、こぼれ落ちそうな涙、悲しげでなんとも言えない横顔が秀逸。ちひろそのものだった。
そして、小学校からの友達、なべちゃんとの関係性が心地よい。
なべちゃんはただそっと寄り添って、無駄な事言わず、「ちひろはどう思ってるの?」と尋ねる。
憧れていた南先生がちひろに対して暴言を吐いた時、「あいつ、ひどい事言うね」とちひろの心情に沿う。
ちひろが、「送ってもらった時、あそこに居たのは、ウチの両親なんだ」と言ったとき、本当にさりげなく「知ってるよ」と殊更大袈裟にしなかったなべちゃん。
小さな狭いちひろの世界だけれど、教団だけじゃ無い世界もあり、ちひろは教団の純培養だけれど、これからのちひろは、どの様に成長していくのかなぁと考えさせる。
ん・・・。
芦田愛菜が観たくて視聴。始まりの部分から
「これは宗教映画か?」
前に宗教団体が作った映画を知らずに見て後悔した経験があり、でも芦田愛菜が出てるのに宗教団体制作は無いだろうと思いながら観てました。
内容は宗教についてのことばかり。
宗教に興味がない私には響きませんでした。
ただ、収穫は
・宗教を信仰する家に生まれた子はこんなふうに育っていくんだなあと思ったこと。
・宗教団体には、映画にあったように「集会」とか「バスを数台貸しきって行う、子どもにとったらキャンプのような夏の合宿」とかがあるんだと分かったこと。
最後はどんな終わり方をするのかと思っていたらあんなふうで。
芦田愛菜ちゃんが(まだ愛菜さんと言うには幼すぎて)演技うまい、下手じゃないと分かったけど、
私には「心揺さぶる感動作」にはとても思えませんでした。
芦田愛菜ちゃんさん絵力強い
芦田愛菜ちゃんさんの絵力が強く、普通の中学生の日常を淡々と描くシーンが続いても、映画として成立しているのがすごい。
この映画において、宗教は重要なモチーフのひとつだが、テーマではないんだと思った。
テーマはあえて言えば「信じるものが違うことと家族で居続けられることは矛盾しない」、「純粋に愛することの先にあるいびつさ」、「子供が成長の過程でだんだんと広い世界に触れて、ドメスティックな当たり前から脱出していくこと」とかかな。
先生が数学を教えているのも示唆的ですね。論理性の象徴としての数学。非論理の宗教との対比。それを教える教師への儚い恋心。恋も非論理だし。そういう意味では両親の信じる非論理と変わらないですね。
リアル だけどそれだけ
あまりに観客に投げすぎて、何も語っていない印象です。複雑な状況をリアルに描くのは成功していますが、それはドキュメントでも良いですよね。観客の心に一石を投じたい、この映画をみて観客が何かを考えると良い、と思っているのでしょうか?しかし監督の伝えたいことがそこになければ、それはただの映像に過ぎないのでは?娯楽的な要素の少ない映画を志向したのは理解できますが、何も語らなければ何も伝わってきません。もちろん、この映画を観て監督の意思を感じ得ない自分の鑑賞者としての実力不足は言わずもながであります。
ま、それはストーリーや主題の話であり、演技や演出はとても高度で見応えのある物でした。最初に少し説明せず時系列をいじったところなどは複雑ではありますが、ウォーミングアップ的に引き込まれました。長回しや不自然な間の長さも、素晴らしい演技を存分に楽しめます。また、街や学校や最後の合宿などのシーンも本当に素晴らしく丁寧なリアルを感じました。黒木華さんをはじめとする宗教に光をみた人の演技が凄かったです。
信仰に生きる人の難しさを感じました。どっちに進むも地獄です。まだ社会生活を成り立たせているだけマシかなとも感じます。信仰を突き詰めて神に仕える喜びの中に破滅する人は大変多いですので。宗教二世については、また別の問題があります。当然、生活する内に自ら信仰に目覚めるならば全く問題ないですが、大部分の仏教徒のように、なんとなくで信仰してしまうとかなり大きな葛藤を抱くことになると思います。本当に宗教に惚れ込んでしまったら、自分の子供に布教しないのは完全に欺瞞であり自らの信仰にウソつく行為なので、子供のうちはある程度染まってしまうのでしょう。そこから疑問抱き、自分で決断することが重要だと考えます。
この映画では明らかに異常な宗教なので、周囲も自分の態度を決めやすいですが、これが表に出ないような宗教なら問題はさらに深刻になっていたでしょう。そういう意味ではかなり分かりやすい宗教でした。
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