スキャンダルのレビュー・感想・評価
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シャーリーズセロン の美しさ 目の保養
シャーリーズセロン が美しい。
瞳の色が気になり引き込まれた。
衣装も華やかで素敵でした。
ニコールキッドマンも歳なりになったなぁ。
美しく歳を重ねるのがいかに難しいか、うーむ。
マーゴットロビーの、私、汚いと涙するのは、なんか、よくあるかなぁ、と。
セクハラと言う言葉の存在で世界は大きく変わったなぁ、と思います。
いまだに変わらぬ日本のおじ様、お兄さん、お気をつけください。されて良い気分はまったくしない、最悪なハラスメント。
私の周囲にいる、●●さん、あなたの言動は完璧アウトなんですが、いつ気づく?
保守系の女性たちを主題にしたmetoo映画
かなりフェミニズムや、近年のmetoo運動の文脈を汲んだ映画なので、そのあたりの前知識や体感が無いと厳しいかもしれません。なんとなく知っていれば楽しめますし、深く体感していれば台詞の一つ一つを意味深く感じることが出来ると思います。言うまでもないですがけして女vs男という内容ではなく、会社や組織の中で「セクハラ」が起こる権力的な背景や、それが全ての社員にどういった影響をもたらすか、女だから連帯できるわけでもないですし、男だからこそ迫られる立場を克明に描いています。個人的にはメインの女性3人や登場人物たちが基本的にはFOXを支持する保守系であることが良いなと思いました。保守だから、リベラルだから、ではなく「真実」を求めたジャーナリストの話でもあります。
保守メディアはセクハラに寛容?
かなり衝撃的な作品!
立ち上がる勇気の美しさ
マーゴット・ロビーが出ていて、内容に興味を持ったので鑑賞。
んー...。合わなかったかな。
予告で逆転劇的な感じで期待に胸を膨らましていたが、残念でしかない。
悪いところの前にいい所を。
まず、音楽がいい。お?こっからどうなるんだ?と楽しませてくれる。(評価悪い映画の時いっつも同じこと言ってる気がする...)
そしてハリウッド3大女優は流石上手い。
泣き演技も話し方も自然で、とても綺麗。
マーゴット・ロビーはハーレイ・クインなので、期待していいですね。
メイクってすごいね。
反トランプを大々的に取り上げて映画にするところ、嫌いじゃないよ〜
あまり言いたくないですが、良くなかったところ。
まず、本編に到着するまでが長い。
丁寧に書きたかった気持ちは分かるが、テンポの悪さに飽き飽きしてしまう。これがホントに残念。
次に登場する人物を好きになれない。
同情できないんですよ。どんな人なのかってのが描かれていなくて。退屈。
ほいで、予告では個人的に割と好きなbut guyが使われていたからこりゃテンション上がるだろうなとか思っていたのにまさかのどこにも使われない。驚き
ということもあって、映画である必要性を感じない。
Netflixとかで良かったんじゃね?
立ち上がる勇気は非常に難しいこと。
思っていても行動に移すとなると、冷ややかな目から見られるし居づらくなる。
多数決ってなんだろな。50:50になることないもん。あ、この人がこうしてるからこっちにしよっととかしてしまうのが人間ですから。平等じゃない。
立ち上がるといえば、「ブラック校則」
この映画は熱い気持ちになれたのだが、
今作は飽きちゃって眠たくなっちゃった。
最近、良作だらけだったからハズレもOKです。
ハーレイ・クイン楽しみだな〜。
コンディション
これは、観なければならない映画
折しも、ハーベイ・ワインスタインに有罪実刑判決が下ったところ(控訴するようだが)。
女性たちが社会におけるセクハラ・パワハラでどんなに嫌な思い、辛い思いをしてきたか、なぜ堪え忍ばなければならなかったか、声をあげるのにもどれだけの苦しい思いで決断しなければならなかったか、この実話を基にした映画はストレートに突きつけてくる。
今、観なければならない映画だ。
女性たちの思いをモノローグで聞かせる手法が面白い。
そして、この実話の驚くべきところは、巨悪に立ち向かった彼女たちは共闘していないということだ。
メインキャラクターの3人の女性は、年齢も違えば、被害の状況も違う。
最初に訴えを起こしたグレッチェン・カールソン(ニコール・キッドマン)は、セクハラとパワハラを受けていて、訴えのムーブメントが起こると確信して事を起こした。直接働きかけるでもなく、女性たちの抵抗力を信じていた。
彼女の目的はロジャー・エイルズ(ジョン・リスゴーが怪演!)の失脚だ。
メーガン・ケリー(シャーリーズ・セロン)はセクハラを拒否してもパワハラは受けず、むしろキャリアを支えてもらっている。
だからメーガンは逡巡する。
そして決断したのは、自分以外にも被害者が大勢いることを確認したからだが、決して他の被害者たちに同情したのではない。こんなことで仕事の割り振りが決まってしまう理不尽を止めたかったからだ。と思う。
一方、架空の人物カイラ (マーゴット・ロビー)は、ポジションパワーに裏打ちされたセクハラの、典型的な被害者だ。その他大勢を象徴したキャラクターだと思う。
従わなければ仕事のチャンスを逃す、でも従ってしまった自分を恥じている。遂に証言する意を決したことを同僚に告げる場面は痛々しく、泣けてしまう。
今や世界の美女ランキングのステージに躍り出たロビーは、セクハラを受けるシーンや、キッドマンにつくのが自分のキャリアに損か得か思案している演技も、セロンからの詰問に答えるシーンも、大物女優二人と直接対峙して力負けしていない。
テレビドラマ「PAN AM」での美人スチュワーデス役で注目していたが、見事に開花した。
これ程永年に渡って、多くの人に対するセクハラが行われていたとは、驚きだが、罪は、仮に罪の意識があったとしても断罪されなければ徐々にその意識は薄れていく。増してや罪の意識などないのだから、延々と続くのだ。
ロジャー・エイルズは、その地位を築いただけの人物ではあったのだろう。だが、その実力も功績も潰してしまったのは自分自身だが、それが珍しくはなかった当時の風潮にも原因があったはず。それがを切り崩した女性たちの勇気を称えるべきだろう。
題材となったテーマはとても大事だが映画の面白さ的には星三つってとこかな
許されないセクハラ問題
2016年にアメリカで起こった女性キャスターセクハラ問題の実話をもとに、ドキュメンタリー風にして映画化した作品。
事件や実物を知らずに、予告編の挿入曲「Bad guy」とシャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーの豪華共演に惹かれての観賞。
スケベな爺ちゃんTV局CEOのキャスターへのセクハラ・・・ハラハラドキドキ、笑いも少しあり、と思ったが、事態は深刻でシリアスで重いトーン。
多くの似たような登場人物と、淡々と同じようなことが繰り返され、、、途中うとうととしてしまった。事件の詳細とキャスターの顔を把握しておくべきだったと反省。
TV局CEOのロジャー・エイルズは、男の権力を武器にした欲望で、女性(人間)の弱さにつけこむゲス野郎。むしろ、成功へと導いてあげたことに感謝して欲しいという言いぐさで、セクハラだと思っていないのだから、始末が悪い。
日本(世界)でも、セクハラ問題は多々あるから、こういう事件を葬ってはいけない。
ただ、ハラスメントは決して容認できるものではないが、ハラスメントという言葉を濫用し、何でもハラスメントで処理するのも如何なものか?「ハラハラ」にも気を付けましょう。
なんだか肩透かし
ニュース番組にキャスターの脚は不要
今週は「Fukushima50」と思っていたのだが、あまり評判がよろしくないので今更ながらこの映画を観た。FOXニュースをクビになったキャスター(ニコール・キッドマン)が初代社長をセクハラで訴えて退陣に追い込むという実話である。観る前から結末がわかっており、内容としてはそれが全てハイおしまいという感じなのだが、キッドマンを真ん中にしてシャーリーズ・セロンとマーゴット・ロビーが同じエレベーターに乗っているシーンを観るだけでもう充分なのだ。ちょうどトランプが大統領選を戦っている2016年夏の出来事で、FOX以外の大手メディアが支持する民主党系の政治的圧力が働いたのでは?と勘ぐってしまうのだが、何れにしてもなりふり構わぬ手法で視聴者を増やしイラク戦争を主導して戦場の中継までやったFOXの罪は大きい。ニュース番組で女性キャスターの脚を見せることが必要なのか?ということ。それを指示した社長のロジャー・エイルズは明らかにセクハラ(パワハラ)だしその手法に追随している日本のメディアも同罪であろう。
衝撃…
日本でもセクハラ騒動で社長職は辞任したおじさんがいて、っていうのはネタバレになるのでしょうか
本人らを見たことがあるわけではないので、実在の人物を演じているシャーリーズ・セロンとニコール・キッドマンがどれくらい似ているのか判断できないのですが、二人の共演は見応えがある。演じている役同様、二人も共闘と対決をしているかのよう。
記憶ではスキャンダルという別な映画があった気がしたが、作品はそんなにスキャンダルっぽくはない。原題はbombshellで、日本語でいえば「イケ女子」みたいな意味だが、この場合は元来の「爆弾」の意味も含めていると思われる。
ところで、実在の人物を演じ、多くが存命の為ヘビーなメイクを施した為、メイク&ヘアでアカデミー賞受賞。個人的には太っちゃったジョン・リスゴーがチャーチルより違和感なくて凄かったなと。
もう一度見直したい良作
想像してたより見応えがある作品でした。アダム マッケイ作品のような感じを予想していたのですが、非常にシリアスです。大好きなトランボの監督でした。
ストーリー的にはセロンが完全な主役です。Fox newsのことは知っていましたが見る方も、作る方も異常な局で、なぜ存在し続けるのか本当に不思議です。この映画では女性の受難を描いてますが、あんな上がいたら男も働きにくかったろう。セロンの行動もああなるのは仕方がない。ラストはちょっと出来過ぎ?と感じたが事実なのかな?
軽薄と揶揄されることも多いハリウッド映画だけど、こういう今作るべきテーマをキチンと実名で映画化、公開する姿勢はいつも素晴らしいと思う。聞けばまったく本人達に許諾を取ってないらしけど。日本映画界も見習ってほしい。今作って公開すべき作品を作れない日本映画に、アニメ以外は未来は見えない。
ハラスメント、ダメ。ゼッタイ!
実際に起きた事件をベースにしているそうですが、その事件のことは知りませんでした。それでも、本作を通して、どんなことが起きたかはよくわかりました。そして、そのことで女性たちがどれほど傷つき、悔しい思いをしたのかも窺い知ることができました。いや、きっと観客が感じたものとは比べ物にならないくらいの苦しみ、悲しみ、憤りがあったことでしょう。
そんな彼女たちが身を切る覚悟で権力に立ち向かった勇気を、称賛せずにはいられません。おそらく程度の差こそあれ、今なお世界中で各種のハラスメントは行われ続けていることでしょう。自分の職場に目をやっても、やはり気になることはなくはないです。しかし、そこを指摘し、改善を促す勇気が自分にはありません。上司に訴えても取り合ってもらえない、むしろ以降の自分の立場を悪くするのではないか、そんなことを想像しながら、グレッチェンやメーガンの行動を見ていました。
「これくらい」という無神経で自分勝手な加害者の言動と、心身ともにすり減らす被害者の我慢の上に蔓延するハラスメント。それを見過ごす社会に警鐘を鳴らす意味でも、彼女たちのとった行動と、それを映画化した本作のもつ意味は大きいと思います。
ただ、映画作品としてみた場合、アメリカの政治やメディアについての知識がない自分には、冒頭から押し寄せる情報量が多く、やや難しすぎでした。そのため、大筋はもちろん理解できるのですが、メーガンやケイラたちの心情の微妙な変化が読み取れず、いざ行動を起こすという場面でもやや唐突な印象を受けました。この辺りのことに詳しければ、もっと彼女たちに共感しながら鑑賞できたのではないかと思います。
それにしても、3大女優の共演は素敵でした。そして、さすがの演技に感服です。特にマーゴット・ロビーが重い口を開きながら涙する場面は、とても印象的でした。
アメリカン な!
女性だって戦う兵士なのよ…
容姿端麗で、そこに才智が加われば、
社会で働く女性にとって、それは
最強のスキルであり、共に戦う同士の
歴然とした武器です。
それは男性にはない、華やかさという
匂いまで醸し出し、同性の私でさえ
酔わせてくれます。
その武器を葬ることも活かすことも、
今だに権力がある男性という理不尽さに
怒りさえ覚え、
ふと、ブラックボックスの著者の
伊藤詩織さんのことを思いました。
対等で話をしているのに、
女だから、とか、色目を使ってとか、
斜めに見る風潮は全くナンセンス。
でもそれは、もしかして
絶望的に無くならないのかもしれない
という恐れを感じ、きっと
今だにきっと蔓延していると思います。
ムーンライト、グリーンブックと、
アカデミー賞を受賞し、表向きには
理解してますよ的な知らしめを
しているけれど、自由の国アメリカ!
と叫ぶ割には、まだまだ人種差別も根強いし、
ある意味この作品もそれらの作品と
同じ意味を持つのではないかと感じました。
アメリカだけの話ではないでしょうが…
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