老後の資金がありません!のレビュー・感想・評価
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身につまされます
40代後半~60歳くらいまで(要は50代)には、実際に起きても不思議じゃないイレギュラーな経費ばかりで、身につまされる例ばかり。
特に、葬儀代ってバカにならんのです。
『引っ越し大名』や『武士の家計簿』よろしく、数字を可視化する技法にて、学びながらコメディタッチで笑わせていく。
それが、いやらしくない。
浪費家の姑を演じるのが草笛光子さんで、悪い人じゃないってのが配役として上手かった。
ハッピーエンドなベクトルにもっていくため、いろいろご都合主義な展開になるのは仕方ないが、あまりに周りがいい人ばかりすぎて、急にリアリティがなくなったのには、我が身を思い出してモニョった。
現実にこんなふうに解決してくれたらねぇ……
社会派作品…と思わせて、振り切ったエンタメ
老後の資金は4000万円必要!というショッキングな導入で始まり、できるだけお金を貯めようと奮闘する有様を描いたコメディ作品。はじめの方こそ社会問題を笑いで切るかと感心していたが、話が進むにつれてコメディに支配されていったので、社会派作品にカウントすべきではないだろう。
良かったところはなんと言ってもコメディ部分。キリッとした天海祐希にぼんやりした松重豊が作る、“いかにも”な雰囲気を持つ夫婦が良い。この“いかにも”な雰囲気は夫婦以外からも漂ってきており、その雰囲気の中で醸造されるちょっとしたズレに笑い、また、全体を“いかにも”な、言い換えれば普通な雰囲気が包んでいるからこそ、大きなトラブルにも大いに笑わせてもらった。
大きなトラブルといえば、老後の資金への対策として「なにがあるかわからない」とよく言われるが、まさにその通りだ、と。それでいて、「こんなのありえない」ではなく「ありえそう」と思わせるものになっていたのは、“いかにも”な雰囲気の賜物だと思う。
残念だったのは…オチを作るにあたっての展開づくりにちょっとムリがあったところかな。義母と仲良くなってから、すぐに仲違いするのは…あり得るのだろうけど雰囲気にはそぐわないというか。話し合える間柄になったんじゃないの?と首を傾げてしまった。
あと、社会派作品として読むにはあまりにオチがエグい。車と持ち家を売ってシェアハウスで楽しく暮らしてます!という人は確かに現実にいるだろうが、清貧を選ぶことで解決を図るのは…なんとも夢もなにもない話ではないか。
金がないからシェアハウス!というのは、若者のやり方なのだ。特に芸人。本作に大勢出ていたが…彼らに思うところはあったのだろうか。
天海祐希さんコミカル演技も、自然でいい‼︎
何も考えずに楽しめる映画でした。老後のお金の話に絡んだストーリーですが、全然堅くなくユーモアたっぷりで天海祐希さんのコミカルな演技も自然体でさすがだなぁと思いました。楽しく見れますね!あまり真剣に考えたらダメ。ゆるく観る映画です。他の出演者の方々もユニークで楽しめます。(笑)
これは今のリアルではない
端的に言うと感情移入が出来ませんでした。
その理由ですが、この物語は中流の中か上くらいの階級の家族を描いています。
しかし、コロナ禍以降の日本の現状にはそぐわない点がいくつかあります。
具体的には、失業した際に「景気が良くてどこも人手不足だから仕事なんてすぐ見つかるだろう」や「50代で700万しか貯金がない夫婦なんて他にいるのかしら?」といったセリフが登場人物の口から語られます。
持ち家があって700万の貯金があるなんて、今の若い世代からすれば夢物語です。
子供も自立している、もしくは自立が近い。
次に義両親の入っていたケアマンション。
入居金3000万+月の費用20万ほどと言いますが、これは高級といわれるランクの老人ホームです。
それだけのお金を自分で払える義親がいて、両親は自分の蓄えで好きに暮らしている。
はっきり言ってしまうと、これはかなり恵まれたケースです。
少なくとも、タイトルにあるような切迫つまった感じではない。
そういった事もあり、共感は出来ませんでした。
そして気になったのが、私が鑑賞した回はほぼシニア層の観客ばかりだったのですが、劇中の様々なシーンで笑い声がよく聞かれました。
コミカルタッチな映画なので、それはそれで制作側の狙い通りなのでしょう。
しかし現役世代からすれば、失業、親の介護、葬儀の費用負担、それらを巡る兄妹(きょうだい)間の確執などはすぐそばにある問題であり、私は観劇中まったく笑えませんでした。
世代間の格差と認識の違いを改めて感じさせられる2時間でした。
楽しかった
予想通りですね
そしてバトンの前田監督作品!
三谷幸喜さん出演なので監督作品かと思っていました。まさかそしてバトンと同時期公開の監督作品とはビックリです。予告では姑との闘いの印象でしたが、頼りない松重さんに焦点があったように感じます。感動させていただけるハートフルコメディでした。
#87 なにかと不安な世の中にドンピシャな作品
逆走は当然老後を心配する人が多い(というか既に老後)。
ただでさえ少ない預金額がどんどん減ってく様はまるでホラー。
いや、まだこの世代は持ち家が持てただけでも幸せかも。
世界的貧困国に落ちる日も間近い今の日本の若者は、五十代になっても預金はおろか職すらもないかも。
老後に必要な資金も心の持ちようで変わるというラストが救いか。
全体的にはハッピーな気持ちになれる作品なのです。
めちゃくちゃ面白かった。
ちくわぶは関東近郊ローカル
老後に必要な資金が2000万とか4000万とか言われら中、貯金700万の家庭の主婦が散財ファミリーに悩まされ振り回される話。
真ん中からちょっとだけ上ぐらいのありきたりな家庭ですかね?
56歳能天気サラリーマンの旦那と、同じく能天気なフリーターの娘と、就職が決まったばかりの息子という家族に人は良いけど世間知らずで金銭感覚麻痺の見栄っ張り姑がやって来るストーリー。
いくら有名老舗和菓子屋の店主だったとはいえ、現役でもあるまいし、皆さんあまりにも世間知らずじゃないですか?な出費ではじまりはじまり。
それどころじゃないだろうに仕事のことを隠そうとしたり、甘ったれの娘になにもかも言えなかったり、姑だけじゃなく旦那は勿論主人公もあまり現実みえて無いし見栄っ張り?
飯にモンクは言うけれどまともなのは息子だけですねw
想像通り一難去ってまた一難のドタバタ系ジャパニーズホームコメディとして良かったし、若い人には通じるのかは判らないけれど、結構笑えない現実や不安も孕んでいて面白かったし、自分のことを考えると、それなりには考えているつもりだけど、個人的にはそういうコミュニティという選択とか絶対ムリだし、やっぱり少し不安になった。
どうでも良いけれど、関東近郊ローカルなおでんのタネといえば、すじ(鉾)が小さい頃から結構好きだったけど、外で食べるおでんでは暫くみたことがなくて寂しい。
これぞエンターテイメントの極み
良い映画でした
予告を見た時に面白かったので絶対見ようと決めていた映画でした。
期待を裏切ることなくお金がかかる災難に見舞われながらも明るく強く乗り切る天海祐希さんに和まされました。お姑さん役の草笛光子も面白くて情に厚いお姑さんでオレオレ詐欺にあったり男に仮装し毒蝮三太夫とやりあったり自ら生前葬を企画し実行する場面も可笑しくて笑ってしまいました。最後に娘と同居するため家を出る際に人生は楽しむものよと言った言葉は印象深かったです。
リピートしたくなるぐらい私は好きな映画です
老後の資金がないわけがない人が主演なので、はすに構えて観ましたが・・・・よかったデス
女王の教室、Around40などのテレビドラマでの主演により上司にしたいタレントNo.1としても有名になり、すっかりコメディアンヌとしても日本を代表する俳優となり、缶ビールや缶酎ハイのコマーシャルでもみない日はないほどです。恐らく、芸能界一二を争うくらいの潤沢な老後の資金を溜め込んでいらっしゃるであろう天海祐希お姉さまの「狗神」以来20年ぶりとなる主演映画。公開がコロナで伸び伸びになった感じでしたが、感慨深いシーンもたくさんありました。
始まって早々に舅役の綾田俊樹(深夜食堂のオカマのママ役が好き)が病院で臨終を迎えるシーンから始まりますが、浅草の老舗和菓子店和栗堂の店主であったことから、若村麻由美扮する娘夫婦が浅草の葬儀社をすでに予約して、喪主は長男の旦那役の松重豊に押し付けます。娘の旦那役はアリtoキリギリスの石井正則で、いかにも狡猾そうなしっかり者の夫婦。参列者の数、香典の額を読み間違え、見事に大赤字に。
身長190センチの松重豊と175センチぐらいはありそうな元・宝塚の男役・天海祐希は年齢的にも背丈も非常にバランスのよい50代の夫婦役でした🤩
コンビニ制服姿、ビックカメラの制服姿の天海祐希も見られましたよ。
それにしても、姑役の草笛光子様(88歳?)はお美しくて、カクシャクとして目付きもしっかり。全然ボケてないし、お高い御召し物が似合う貴婦人。それがですよ、父親の年金を当にしているヨガ教室仲間のために一肌脱ぎます。
いやー、さすが元・松竹歌劇団。メイクとカツラがコロナで亡くなった故・志村けんさんの変なおじさん風でした。偶然にしても、運命的なものを感じました。
映画の神様は松竹ではなく、東映に降りて来たようですね。
ウルトラマン、ウルトラセブンの隊員で売れっ子になって、長寿番組のラジオでの生本番中継で、「ババア元気か、クソババア」などとご高齢のご婦人をイジリ倒しておられるまだまだ現役の毒蝮三太夫様も、いやなんの、超お元気で嬉しくなりました。三谷幸喜君も絡んで、思わず吹き出してしまいました。
シェアハウスって老人向けにもありますけど、お金になる支援が前提で、自由度が低そうで、楽しくない。人生を平等に楽しむ若い人のシェアハウスと老人向けサービスが上手く融合できればいいんですがね。老後ビジネスの黒塗りカルテはやっぱ怖いし、確実にお金持ってかれますから。
高橋メリージューン。
鈴木紗理奈か?と思ってしまいました。いかん、いかん。
あんな親切でお尻がセクシーなシングルマザーのキャバクラ嬢がいるシェアハウスは楽しくないわけがないでしょうね。自分の家は誰かに貸して、年金と合わせて、キャバクラ嬢がいるシェアハウスで暮らせたら、どんどん若返ってしまいそう😎 あぶない、あぶない。一軒家の持ち家があることがなにより重要かと。
これを書いている今も、プチ家出して行方不明の徘徊老人を探していますと地域の防災無線放送が聴こえて来ています。身長150センチの88歳の白髪のおばあちゃんだそうです。
草笛光子様も毒蝮三太夫様もすごいですね。
レビューを書く目的は100%ボケ防止です。すみません🙏
さて、今夜は豚モヤシ鍋で一杯やりますか。ニンジンと豚肉とモヤシとあと何でしたっけ?あぁ、思い出せない😰 誰か教えてくれる?
老後の資金が足りません!じゃなくてありませんでした。
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