ステップのレビュー・感想・評価
全175件中、161~175件目を表示
周りの人との関係性で成長する
娘がやさしく育ったのは、パパをはじめ両家の祖父母、友達、先生の関係性のなかで成長できたから。
周りの人との関係性のなかで育っていく、それは子どもだけでなく父も母も。
そして、家庭の関係性も変化する。
これはその通りだな、と思った。
ステップという映画のタイトルも、それがよくわかるものになっている。
一歩ずつ歩みながら、その家庭の関係性も変化していく、定義は1つでないという。
親になると、これまで自分の裁量で色々できていたことが、子ども中心になるとそうは出来なくなる。
仕事も子育ても家事も中途半端に感じて、自分の時間もなくなるし、余裕もなくなる。
計画通りにいかない日常をそれでもなんとかこなしていく。
そういう感じと想像してたけど、この映画を見てその葛藤が少しわかった。
授業参観のシーン、山田孝之以外にお父さんがいないのは不自然だった。周りの家族と対比させたかったのだろうけど、ちょっとやりすぎかな。
子どもがとても敏感でパパのために合わせて我慢するシーンがとても辛かった。涙なしに見れなかったです。
通学路
昨日からいよいよ、邦画が続々と公開されてきましたね〜。嬉しくて仕方ないです♪
本当は今日、7月限定でイオンシネマが販売している"ワンデーフリーパスポート"を購入して4作品ぐらい映画を観ようかなと思っていたのですが、友人からとある映画を夕方から見に行こうと誘われたので今日は辞めて、しかし謎の誘惑に負けてつい午前中にこの映画見ちゃいました。だって、最新作だもん。見るっきゃないっしょ
ということで、本題に入ります...
いつも福田雄一に弄ばれているエリザベスこと山田孝之ですが、今回は一般人ということでこれまた今までとは違う山田孝之が見れるなと思い鑑賞。
彼に一般人という言葉が似つかわしくないのは、全て福田監督のせいでしょうねw
ひっさびさに映画館で泣きましたよ...。
いい話だなぁ、いい映画だなぁ、いい俳優さんだなぁ、、、
猫背なので1本映画見ただけでもお尻が痛くなっちゃうんですが、この映画はそんなこと1回も考えず没頭してました。
妻の死から1年を迎えた健一(山田孝之)は、2歳半の娘と共に再出発を試みる。しかし、そこには予想もしない困難が次々と現れてしまい...。
ちょうど1年くらい前ですかね。
ステップと同じ原作者である重松清の「泣くな、赤鬼」を見に行ったんですよ。(時の流れ早いな)
「泣くな、赤鬼」も予想より面白く、今回も期待度的にはそこそこで結局★3.5付けるくらいの気持ちだったのですが、「泣くな、赤鬼」より何十倍も良かった。
山田孝之が適任過ぎた。
泣いてしましそうでじっと我慢している彼の演技にボロボロ涙。心打たれましたわ...
芸人のネタだと何度も何度も同じことを繰り返すのは、シラケちゃうし飽きられる。映画も同じ。何回も同じシーンを流したら、またこれかよと思ってしまう。
しかし、映画には良い脚本ってのがあるもんでして何回も同じシーンが流れても前後のシーンによって感情が変化していくのもある。それがこの映画でしたね。素晴らしい👏
あ、そういえば今日は広末涼子さんの誕生日らしいですね。おめでとうございます!
40には見えない美しさです。この作品でも流石でした。
"ステップ"しているのを分かる要素が沢山散りばめられている。ネタバレになるので言いませんが、これから見る方は集中してみて下さい。細かいところに子供の成長が見られますから
登場人物一人一人が生き生きとしている。
特に國村隼演じる義父は英語やボーリングなど色んなことに挑戦して、亡くなった娘の夫を息子として接し、気を使わずに素のまま人生楽しんでいた。
おじいちゃんになっても、こんなおじいちゃんでありたいな。言葉の重みが段違いだし
強いて欠点を上げるならば、妻との会話。
最後の方だが義父に伝言を伝えるように言ったのに、会話していたのが気に食わなかった。
ってくらいかな。
1人で出来ることもある。
2人だと出来ることが広がる。
3人だともっともっと出来ることが増える。
血が繋がっていない家族や親戚、会社の仲間や学校の先生などそばにいてくれるだけで人は頑張れる。
そして、子供って大人が思っている何倍も大人なんだよ。
とってもいい作品に巡り会えました。
秦基博が主題歌は泣かせに来てるじゃん...( ;꒳; )
さて、次に見る映画はナーニかな。
おやじ。
・・・いい映画でした。
大切な方や家族を亡くされた
経験がある方は
特に身に積まされる物が
あったんじゃないかなぁ~🍀
家族に看取られながら・・・
どんなに幸せな事かを
改めて実感させてもらいました。
ちょっと本筋とは
違いますかね(^^;
國村さんのお父さん役
を観ていたら、、
涙が止まりませんでした。
天まで味方
結婚3年、1歳半の娘を残して突然嫁に先立たれた男が、娘と共に歩む10年間のお話し。
嫁が亡くなった1年後、再出発の日からスタート。
娘を保育園に送り、出勤し、家事をこなし、手探りでの生活を送るも、形だけでほない部分で行き届かないところもチラホラ。
そんな中、会社でのがんばれファザーで下地をつくられ、「いや、似すぎだろう!」なツッコミどころもありつつ、第一章でもう泣かされましたw
その後も、一人だけちょっと出来ない人がいたけれど、それ以外はみんなで超出来るは優しいはで、温かいの一辺倒。
そういう意味ではパンチは弱いけど、こんな親子奮闘記が胸アツじゃない訳がない。
イコールではないものの、自身の育った境遇に重なる部分もあったし。
反則気味だけど、しっかりやられました。
ゆっくりで いいから。
きっと。人のココロは、そんなに早く歩けない。
この通り。悲しさや淋しさは、なかなか立ち去ってくれない。
時が癒してくれるなんてウソだ。ココロの真ん中にあるものが、そう言っている。
二つの子供の歩く早さで歩み始めて。ゆっくり親娘で歩いた10年は、変わる事を受け容れるために必要だった時間。歩みは、気持ちを追い越さないで。ゆっくりで、ゆっくりで良いから。
って言う話。
やばいから、結構なとこ。重松清の原作、秦基博の主題歌に脚本から撮影から何から何まで、見事な調和感。ゆっくりとした物語りを間延びさせる事なく見てられるのが不思議。役者さんだよなぁ、國村隼も山田孝之も流石だよ、と感心するばかり。広末も良かったです。
父と娘の「お涙頂戴もの」で過剰演出に走る事なく、淡々と話は進みます。伊藤沙莉も川栄李奈も、サクサクと役割をこなして行きます。映画半ばまで音楽も流れません。脚本と台詞・演技勝負。これが父娘の二人暮らしの切なさを引き立てます。川島周さんの画も気が利いててキレイ。
気持ちの歩みの速度で生きれば良いから、って言う物語りは、結構染みた。
壁に貼られた三枚目の肖像画。中学生になろうかと言う娘さんの絵にしては…
なんて突っ込みは禁止ですw
良かった。意外に!
予告編がピーク
予告編を見た時は結構期待していたのですが、正直観る前の期待値と観た後の満足度のギャップが激しい作品でした。
まず、登場人物と展開が唐突なところが多くてストーリーと脚本がイマイチだと感じました。
まず、カフェの店員が出てきたシーンでなんで死んだ奥さんが出てくるの?って思いましたが、設定的には死んだ奥さんとそっくりの人ということなんですね。じゃあもうちょっと頑張って似ている人探せばいいんじゃないのかなと感じました。
武田(山田)と斎藤奈々恵(広末)も付き合っているシーンとか無かったですし、急に再婚の話になるのはずいぶん唐突だなと感じました。
義理の兄が出てきた時もこの人一体誰でどういう関係?って思いました。
それから國村さんが病気で余命がほとんど無い設定とは言えども顔色悪過ぎでまるで死人みたいでした。
子役も言動がちょっと大人過ぎかな。
死んだ奥さんと会うとか話するという場面もあってオカルトかよ、って感じました。
温かい作品です。
想像以上に感動。何度も涙がじわ〜と出てきた。出てくる人みんないい人ばかり。幸せになっていいんだよって、そっと背中を押してくれてる気持ちがとても温かい。
ああいう山田孝之もありだなと思いました。中川大志もいい。
家族のステップ
妻に先立たれた夫と幼き娘。娘の2歳保育園入園から小学校卒業までの10年間の物語である。
予告編にてラスト付近の映像は知っており、おおよその中身が予想出来て父娘だけの成長物語のみと思いきや、更にその上を行く親戚等を巻き込んだ家族ステップの物語とは予想せず、娘さんの各年齢話に自然と涙腺が緩んでいた。
娘の美紀ちゃん役を三人の子役が演じている。2歳編、小学校1&3年編、小学校4年&6年編と3パートに。
どの子役も素敵で心に響く演技ばかり。
2歳児でも周りを感じ取る敏感さ。
6歳児でも大人が心揺さぶられる様な亡母に対しての考え。
9歳なりの言葉的に許しても身体的に拒絶してしまう心境。
そして、、、、
子供は未来の宝である。
育児にどんな苦労があるにせよ、それは子の成長、また親の成長でもある。
この映画はどんな観客も感じ取れる「家族成長物語」だと思いました。
ちと娘さんが良い子過ぎますが、全体的に心温まる映画。
観て良かった☺️
マイナスを言えば、奈々恵役の広末涼子と美紀との絡み。
美紀が奈々恵の事をより感じ取れるシーン、歩み寄れるシーンがあれば。
最後に
山田孝之くんが営業部長に昼飯に何度か誘われるのだが、その次のシーンにだけあるイケメンが、、、、。
「これだけの為?中○君‼️」
ランボーを見る予定だった。今日から時間変わってるやん、で仕方なく昨...
ランボーを見る予定だった。今日から時間変わってるやん、で仕方なく昨日に続き泣くとするか、で選んだ。なんたって鉄板の重松清作品。
残念賞。
コロナ禍沖縄旅行のためか、山田孝之がちっともいい父親に見えない。子育てに苦労してる場面があんまりなのだ。
伊藤沙莉と川栄はなんだった。特に川栄。死んだ嫁と激似、あの嫁誰?川栄の姉妹?まさか写真いじってるだけ?とにもかくにも川栄が新しい母と思いきや…えっ、まさかの…萎えた。
最後の方だけ泣きそうになったが、國村隼やん、それ主旨が違うじゃろ。
後のお姉さまがズルズルとうるさかった。私は「私の中のあなた」を紹介してあげたくなった(笑)
スクリーン2 F-4、いい座席だった。
映画は観る人によって完成する
(何でもそういうものだろうけど)それぞれのライフステージや境遇、経験で輪郭が変わる作品。
涙腺が崩壊する部分は、その人の人生が滲み出る。
僕は同じぐらいの小さな子どもを持つ親として、子育てや我が子の成長に対する感情はいちいち共感してしまう。
その大変さは、おそらく育てたことがないと、どれだけ映像で見ても本当のところは分からないと思う。
一見、親子の物語だと思ったら、人が生きていくこと、生死にまつわる普遍的なテーマの映画だった。
「ステップ」とはそういう意味があったのか。
苦楽を積み重ね歩んでいく一生を改めて見つめ直せる。
ところで、カメオ出演?の中川大志の意味はなんだったのか…最後まで回収できなかった。笑
それと、いきなり似ている人が出てきたり、死者と会話できてしまう演出はちょっと現実に引き戻されちゃったかな。
また秦基博の歌がいい!
今回オンライン試写会で鑑賞。コロナの影響もあったが新しいかたちで今後拡がっていくと思う。でも気持ちが途切れないようにインターネットの通信環境が大事だし、やっぱり映画館の没入感と特別な空間と時間が好きだ。
定点観測映画
同じ道、同じ部屋で語られる、ある家族の10年の歴史。
変わっていく部分と変わらない部分。それに加えて“変わらなくても良い部分”も描いていたように感じました。
章に分かれているところや、モノローグが気になり「原作が小説だから、その感じを出しているのかな?」と思いながら見始めましたが…
シングルファーザーで子育てに奮闘する姿や、仕事との両立の悩みも描かれているけれど、それに対しての強い問題提起があったり、一つの解決策が提示されるわけではなく…。
次の章でも、新たな問題に対して悩む姿が描かれますが、どうも問題がスッキリ解決したとは思えないし。そのアプローチが最良だったのかも疑問が残る。
何よりエピソードがひと段落したスッキリ感が今ひとつ得られないところにモヤモヤしていました。
でも…。繰り返し出てくる道や、繰り返し出てくる部屋の壁を見ているうちに、徐々に家族の変化が見えてきて、エピソードに対するFAQではなく、家族の時間の積み重ねを描いている映画に思えてきました。
→原作が小説だから章に分かれているのではなかった(^◇^;)
人生に答えなんて無い。
思いがけない事が起こって、計画通りにはいかないものだし、その時その時の問題に向き合っていくしかない。
でも、問題と真摯に向き合うなかで、周りの人との繋がりや、ふとした一言の中に自分なりの答えが見つかる事がある。
自分が出した答えが正解だったかどうかなんて誰にもわからないけど、自分が納得出来る方向に進むしかないし、間違ったと思ったらやり直せば良いと言ってくれている気がしました。
そして、いかにも重松清の原作らしい“試練と共に乗り越える道も備えてくださる”という聖書の教えに絡めて、人との繋がりの大切さを強く描いているようにも感じました。
辛い時に心を閉じてはいけない。孤立してはいけない。
人は人との繋がりで成長する。
この映画のタイトルである『ステップ』には
様々な意味が込められていて
歩んできた足跡(ステップ)であり
積み重ねた段階(ステップ)であり
そして血の繋がらない義理の関係(ステップ)でもあり…。
特に3番目のステップが、物語を広く深くしていたと感じます。
直接的に助ける事が出来なくても、人と人はどこかで繋がって影響を与え合っている。
たとえそれが死んでしまった人間でも、繋がっている事は変わらないのではないかと思えました。(T-T)
いろんな年代や立場によって心に響く部分が違う映画だと思いますが、個人的には國村さん演じる義父の目線に共感しました。
あそこまで気遣いの出来る舅と姑には、なかなかなれないと思いますが(^^;;
義理の兄夫婦も含めて、とても理想的な関係で憧れます。
でも、当初は美紀ちゃんを引き取りたいと思っていただろうし、主人公からすると油断ならない相手だった。
やはり、相手を尊重して、お互いの距離感を計りつつ、時間をかけて出来上がった関係なのだと思えました。
美紀ちゃんが可愛い!生意気な物言いも可愛い。
幼稚園のシーンでは自分の子供の卒園式とイメージが重なり…
そういえば当時、子供を抱っこして寝かしつけているうちに、自分が子供を抱っこしているのか、子供に抱っこされているのかわからなくなる瞬間があった事を思い出しました。
癒しているようで癒されていたのだろうし、
今になって思うと、子供を育てているつもりで、実は人として子供に育てられていたのだなぁ。
子供の成長は本当に早い。
シングルファーザーの忙しさは尋常じゃないだろうし「母親が居ないから…」という悩みは尽きないでしょうが、両親が揃っていてれば問題が無いって訳でもないから厄介です。σ(^_^;)
あっと言う間に過ぎていく時間のなかで、一緒に家事をする生活のシーンが心に残りました。
一緒に料理をした記憶とか、意外と覚えているものですね。
そんな風に実体験のいろんな記憶が蘇る映画でしたが、
逆に若い世代の方がこの映画を見たら、どんな印象を受けるのか、とても気になります。
あと、東京03のファンなので、角田さんの出演が嬉しかった!
しかも、メニューを読むだけで感動を生み出す域の國村さんと、カメレオン俳優の山田さんと同等に並んでも、全く侵食ない演技が素晴らしかった。
むしろ一番好きなシーンかも。
苦難を乗り越え、笑顔を作る場所、それが家庭(^^)
子を持つ親はみんな大変。
もし、シングルファザーだったら、もっとずっと苦難の連続だと思う。
掃除、洗濯、料理は最低条件。
プラス保育園の送り迎え、細々とした家事、先生からの連絡帳。
あっという間に1日が過ぎる。
だからこそ、子供の世話はローテーション化してしまいがち。
抱っこも絵本も読んであげていたって、子供はそれが愛情の不足した義務的作業だって薄々感づいているんだね。
そして、2歳半の子供の感覚は侮れない。
子供だって1人の小さな人間。
大人のことなんて何もわかってないと思ったら痛い目見ることもあるのだと思いました。
でも、そんな大変な中にも、子供の成長に救われることはたくさんあるんだってことを実感。
保育園から小学生に上がると、できることはたくさん増えていって、いつの間にか親に口出しする年齢になっている。
手が離れた分ちょっと寂しい気持ちになるけれど、それも一つの成長だと思って見守ってあげたくなる。
まだ小学生だし、いくら大人ぶっていても、細かな気持ちはまだまだ小さな子供。
育児っていのは、体の成長だけじゃない。心のサポートをしてあげることも、子育てには重要だってことを身に染みて実感しました。
秘密や嘘も、どんどん増えていって、友達には話すけれど親には話さないこともたくさん出てくるお年頃。
そんな思春期の時期を乗り越えようと頑張る父親の姿がとても愛おしく感じてしまいました。
やっぱり山田孝之さんの、演技が素晴らしい。
コメディの時とは打って変わって、繊細で未熟な父親の姿がとてもリアルで素晴らしかった。
父と娘という関係って、母と息子以上に複雑で大変だと思いますが、それを見事に表現していたところが凄すぎます!
更に、今回演技で光っていたのは、伊藤紗莉さん。
繊細な子供の心を親身になって受け止める、心の優しい元気いっぱいの保育士役がとても似合っていました。
彼女は役によって色々と性格から表情からガラリと変わってしまうから凄すぎる!
彼女のような演技は女優は、なかなかいないと思います!
この映画でもっとブレイクしてくれることを期待するばかり(笑)
最後に余談ですが、ちょいちょい中川大志さんがちょい役で出てくるのが面白かった(o^^o)
こんな贅沢な使われ方で良いのか⁈
重松清さん原作の『ステップ』。
毎度のことながら、彼の描くヒューマンストーリーは本当に完璧。
一人ひとりの心の悩みや苦しみを丁寧に、繊細に描けるのは彼しかいない。
今回、この映画化された事で、この世界観がより一層現実的になり、家族の存在が尊いものになったように思います。
笑顔を作る「笑顔工場=家族」。
最高の言葉でした(^^)
素敵な映画をありがとうございました。
全175件中、161~175件目を表示