ハチとパルマの物語
劇場公開日:2021年5月28日
解説
1970年代の旧ソ連に実在した「忠犬パルマ」のエピソードを基に、犬と人間の関わりや親子の葛藤を描いた日露合作によるヒューマンドラマ。飼い主とともにプラハへ行く予定だった犬パルマは、検査の手違いからモスクワの空港に置き去りにされてしまう。空港に住み着いたパルマは毎日滑走路で飛行機を見上げ、2年間も飼い主の帰りを待ち続ける。時を同じくして、母親を亡くした9歳の少年コーリャが、パイロットである父親に預けられ空港にやって来る。コーリャとパルマは孤独なもの同士、すぐに仲良くなる。ある日、日本人に連れられた秋田犬が空港に現れる。その姿を見るパルマの目にこの上ない寂しさが宿っていることに気づいたコーリャは、パルマを飼い主の元へ戻すべく立ち上がるが……。出演は「ソローキンの見た桜」のアレクサンドル・ドモガロフ、「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」のビクトル・ドブロヌラボフ、日本からは渡辺裕之、藤田朋子らが参加。五輪金メダリストのフィギュアスケーター、アリーナ・ザギトワが本人役で出演。
2020年製作/120分/G/日本・ロシア合作
原題:Palma
配給:東京テアトル、平成プロジェクト
スタッフ・キャスト
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2023年1月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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1967 年にモスクワのヴヌーコヴォ空港に置き去りにされたシェパードのパルマの話は実話、パルマは2年間ずーっと飼い主が戻るのを空港で待っていました、プラウダ紙にも記事が載り旧ソ連では広く知られているようです。この話に触発された日露の合作チームは日本の忠犬ハチ公と被せて忠犬パルマの物語を創りました。
パルマの不幸な境遇とマッチするように母に死なれ疎遠の父親に引き取られる孤独な少年コーリャを主人公にして日露をまたぐ壮大な感動物語に仕上げました。
犬と少年とくればいわば鉄板ネタですし、感動作であることは題名からも予想は出来るでしょうが、この手の動物ものによくあるお涙頂戴作とは微妙に一線を 画します、善い人悪い人のバランスがよく、酷い目に合えば助けてくれる人も必ずいるという安定感は絶妙です、まさに感動作のお手本と言ってよいでしょう。
(ネタバレ)
実際にはパルマの飼い主は現れず、ウクライナのヴェラ・コトリャレフスカヤという女性がパルマのおめがねにかなって引き取り晩年をキーウで過ごしたそうです、子犬も出産し幸せだったようで何よりです。
秋田犬はあまり出てきません
シェパードの物語です
途中に数十秒、ラストに数分秋田犬が出てくるだけ
自身の幼い頃のロシア版忠犬ハチ公のような犬(犬種はシェパード)の思い出から孫に犬を飼わせるならドイツにシェパードを探しに行けばいいのに何故日本に秋田犬を探しに来たのかよく分からない
2022年4月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
秋田犬ファンにはたまらなかったと思います。
凄く良かったです。
ロシアという国を偏見でみなくてもよくなる日が一日でも早く来て欲しいものです。
2022年3月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
1970年代のソ連、一人の乗客が愛犬を空港に残して、飛び去る。
犬は飼い主を空港で待つのだが、安全上、邪魔なので排除しようとする。
保護したのは母を亡くしたばかりの少年だった。
ソ連にもいろんな人がいたんだなぁ。