無垢なる証人

劇場公開日:2020年1月24日

無垢なる証人

解説・あらすじ

「私の頭の中の消しゴム」「アシュラ」のチョン・ウソンが、正義と野心の間で揺れる弁護士を演じたヒューマンドラマ。「第5回ロッテシナリオ公募展」で大賞を受賞したシナリオを「戦場のメロディ」「優しい嘘」のイ・ハン監督のメガホンで映画化し、殺人容疑者の弁護士と、事件の目撃者で自閉症の少女の交流を描く。信念を貫くことをあきらめ、現実と妥協して俗物になることを決めた弁護士のスノは、出世のかかった殺人事件の弁護士に指定される。容疑者の無罪を立証するため、唯一の目撃者の少女ジウを証人として法廷に立たせようとするが、ジウは自閉症で意思疎通も難しい。事件当日のことを聞き出すためジウと心を通わせことに努めるスノは、次第に彼女のことを理解するようになり……。ジウ役は「神と共に」2部作で注目された若手女優のキム・ヒャンギ。

2019年製作/129分/韓国
原題または英題:Innocent Witness
配給:クロックワークス
劇場公開日:2020年1月24日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0 無知の知

2025年12月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

法廷では、人間のあらゆる情念が赤裸々になり、もしかしたら本人でさえ気づいてなかった己の本性がつまびらかになる場のように思えます。今作のオリジナリティーは、自閉症の少女ジウ(キム・ヒャンギ)にまともな証言ができるのか、その証言を信用してよいのかの部分ですが、キム・ヒャンギの演技がすばらしく、引き込まれました。正義感にあふれ、見るからに「いい人」として描かれる弁護士スノ(チョン・ウソン)の日常も丁寧に描かれ、人としての奥行きもしっかりと伝わってきて、だからこそ、終盤の弁論に説得力があり、深い感動があったのだと思います。思い込み、先入観、様々なバイアス、自己都合などによって、我々が多くのことを正しく認識できてないこと、知らないことを自覚してないこと、そして、知っているのに知らないふりをしていること。紀元前400年頃を生きた賢人ソクラテスの言葉「無知の知」を思い出しました。

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赤ヒゲ

4.5 真面目な弁護士の話

2025年8月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

チョンウソン扮する弁護士ヤンスノは年老いた父親と暮らしていたので家政婦を雇おうと話していた。父親は結婚するようスノに働きかけていた。

自閉症の15歳が証人たりえるのか。自閉症の子はクイズやパズルが好きなそうな。自閉症の子の中に入るには好きな世界から入ると良いらしい。真面目な弁護士の話だったな。弁護士も案外辛い仕事だ。それにしてもチョンウソンが時々福山雅治に見えたな。

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重

4.5 腐りかけてた弁護士と自閉症少女の交流。 まずはキム・ヒャンギの圧巻...

2025年4月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

腐りかけてた弁護士と自閉症少女の交流。
まずはキム・ヒャンギの圧巻の演技。「雪道」でもそうだったがこの子すごい。彼女なくして本作の感動はなかった。
ありえないという箇所も散見されるが、それを越える感動ラッシュ。そう、ひとつやふたつじゃないぞ(笑)後半はもう号泣でした。

社会に揉まれて正義の心を失いかけた大人に見てほしい(私もそのひとりでした)。
本作を見て感動できる人はまだ大丈夫です。腐りきった人はもう無理だと思います(笑笑)

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はむひろみ

3.5 タイトルいいね

2025年4月11日
iPhoneアプリから投稿
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