花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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ぼくの花束は
ぐさぐさ刺さる。 特にハイライトのない大学生活(中退)を送った身としては もう後悔というか羨望というか、いろんな記憶が湧きあがってきちゃって。 でも自分の人生って意味では割と満足してるので、 なんか甘酸っぱいような気持ちになったり。 作中では「良かったことだけ思い出にして」みたいなこと言ってたけど、 僕としては良かったことも悪かったことも、過ぎてみれば花束みたいな経験だよなと。 邦画としては「横道世之介」みたいな余韻がある作品だったと思う。 サブカルでもなんでもいいですけどね、 何かに熱中できること、時間を忘れて没頭できることは尊いですよ、ほんと。
子ども世代の恋愛を見守りつつ過去の自分に重ね合わせる
レンタル110 4回に分けて 公開時は中高生向けの甘酸っぱい予定調和のラブストーリーかと思い 当然観るリストには挙がっておらず その後東京pod許可局でオヤジ3人が語っていたので気になっていた レンタル旧作となり みてみたらこれはいい 設定は2015年~2020年の今なのだが オラたち世代にピッタリの内容だった 別に驚くようなエピソードもないし 展開は予想の範囲内だけど かえって安心して落ち着いて観られてよかった 脚本は東京ラブストーリーのひとだと はぁなるほど この映画の対象はやっぱりオラたち世代だ 子ども世代の恋愛を見守りつつ過去の自分に重ね合わせるみたいな あ この映画にもそういうシーンがあったなぁ オラは付き合い始めて本能的にすぐに結婚したもので こういう経験はないんだが ありがちだよなぁと あぁなるほど長く付き合っているとこういうことで躓くのかと 結婚して子どもができるとなんでもないようなことだったりする 菅田将暉上手いなぁ 大河ドラマの義経も素晴らしかった ところで なんでこれでスダと読む スガタだべ 瀧内公美とか好きな役者もチラホラ出ていて嬉しい一作 今どきの20~30代からしたら はぁ? ってストーリーだったりして 恋愛の素晴らしさを思い出させる良作だった
恋の前と後
オープニングの掴みがよくて、一気に引き込まれました。台詞にちょっとした捻りや工夫があっていちいち面白かったし、演出も好みでした。初めて訪れた彼の部屋の本棚をみて、「うわ~、うちの本棚と同じじゃん!」みたいな台詞に、ほのぼのしてしまいました。「監督誰なんだろう?」と調べたら、土井裕泰さんだったんですね。「今、会いにゆきます」(04)とか「映画ビリギャル」(15)とか、土井監督の描き方は好きです。出会った瞬間から、不思議なほどの共通点にぐんぐん互いの距離が縮まって恋に落ちていく感じ、「これは運命だ!」「偶然とは思えない!」みたいに盛り上がっていく気持ちが懐かしかったです(笑)。前半の恋全開モードから徐々に暗雲立ちこめる展開は、観ていてちょっと辛かったですね(涙)。共有できる興味や趣味で近づいていって、さらに距離を縮めていったら、互いの価値観の違いも目に付くようになって、徐々に醒めていく感じがとてもリアルでヒリヒリしました。でも、ラストのストリートビューのシーン、よかったです!麦(菅田将暉)の表情が脳裏に焼き付きました。恋の後のさらにその後に何かあるんじゃないかみたいな予感に包まれて、ちょっと幸せな気持ちになりました。やっぱり、麦と絹(有村架純)は特別な二人だったと思います!
なんか流行らそうとして作った感が出ていて 物語自体は全くおもしろく...
なんか流行らそうとして作った感が出ていて 物語自体は全くおもしろくなくて退屈だった
一組の出会いから別れまでを描いた恋愛映画
終電を逃した大学生の麦と絹が出会い、お互いに好きなものが一緒だった事から恋に落ちる二人。 学生の頃や、卒業後もフリーターとして楽しく同棲生活をしていたけど、お互いの両親が関わってきたり、周りが変わっていく影響も受け徐々に現実という壁が迫ってくることで二人の理想が崩れていく様が上手く描かれていた。 また主演の菅田将暉さんと有村架純さんの演技が、物語に重みをもたせていたのも良かった。 恋愛をした時、お互いが持つ理想と現実のギャップを丁寧に表現されていたし、ラストも納得できる終わり方で好きになった作品でした。
映画の世界に入り込んでしまった…
(原作未読、ネタバレなしレビュー) 菅田将暉さん、有村架純さん出演とのことで鑑賞しました。 凄いリアルで繊細な20代の恋愛を作品化した映画でした。 最初はお互い大好きだからどんな壁でも乗り越えれる気がするけど大人になるにつれて責任が増え、人間関係を難しくなっていくなかで起こるすれ違い…この映画を見た大学一年生の僕。将来結婚できる気がしません。 お互いのことを思ってやっていることがすれ違いの原因にもなる。今いる熟年夫婦は本当に凄い信頼関係で長い時間を共にしているんだなと思いました。 映像と演出、キャストの演技ですが、どれも最高です。会話の後にある少しの間は二人の気まずい空気をより感じられました。海のシーンや夜景など映像も綺麗できれいなバックの前に映る菅田将暉さんと有村架純さんは最高です。 そして何よりも二人の演技は本当に素晴らしいものでした。先ほど言った気まずい空気もわかりやすく、その場その場の空気をすぐに感じ取れ演技の完成度の高さが光っていたと思います。有村架純さんの泣くシーンは愛おしすぎて堪りません。
人生における恋愛経験次第で評価が分かれる!?
妻と家で見ました。
見終わった後に感想を言い合って2人の評価が2.5点でした。
演技・・・満足
映像・・・やや満足 特に部屋のインテリアや東京の表現が良し
音楽・・・普通
脚本・・・不満
といったところです。
意見が分かれたのは最終場面、ファミレスで若いカップルと遭遇し、二人の会話に号泣するシーン。
私は『幸せだった頃を思い出して、(恋愛感情がないことを正当化しようとしていた)今の2人の状況に絶望した。』ことで泣いたと思いました、
妻は『私たちカップルは特別(運命)じゃなかった』ことを知ったことで泣いたと感じたようです。
正解はないでしょうけど、見た方の意見が聞いてみたいところでした。
脚本については、男性の急激な変化と、女性の頑なに変わらないところに違和感があり、感情移入ができなかったのと、最後にもうひとひねりが欲しかったと思いました。
例えば、ラ・ラ・ランドになっちゃうんだけど、10年後くらいに有村架純が子連れで、菅田将暉がイラストレーターに舞い戻っていて、どこかで活躍している場面に出くわして、「もしあのまま別れなかったら」と「別れたからこそイラストレーターに舞い戻れた」の葛藤でしめても、話に奥行きが出たのかなと思いました。
リアルすぎて、色々考えさせられる
去年、ちょうど今日と同じゴールデンウィーク最終日に中学の時好きだった初恋の人を誘ってこの映画を見に行った。
「この映画を見たカップル別れちゃうこと多いらしいよ」と言った彼女に、笑いながら「俺ら付き合ってなくてよかったねーw」と答えてしまった。彼女は「そりゃそうだよ」と答えた。
今思うと、「めちゃくちゃデリカシーなかったな」と自分の発言を少し後悔している。
その後、夜ご飯も食べることなく普通に帰った。結果としては、「もう自分はこの子のこと好きじゃないんだな。」とやっと分かったデートだった。
前ぶりが長かったが、そんなことはどうでもよくて、映画の話をしよう。
麦君の就職を機会に、二人は大いにすれ違っていくことになる。絹ちゃんは好きなことは好きなまま仕事する一方で、麦君はどんどん社会化していき、二人が大好きだったサブカルチャーから離れていった。そんな二人の対比が中盤から描かれている。
正直自分は、絹ちゃん側だ。麦君酷い!と思ってしまう。仕事をしていても趣味は楽しむべきだろ、二人の時間をもっと大切にしろよと思ってしまった。
しかし、この感想は若さからくるものであって、麦君が言ったように大学生的な考えなのかもしれない。現実的ではないのかもしれない。自分が大学を卒業して就職したら、麦君のような大人になってしまうのだろうか。今はそうはなりたくないと思っているが、未来の自分の考えが大変気になる。
この映画は、大変リアルに描かれている。
ところどころ無理あるだろうと思ってしまう場面があるが、誰もが体験しそうな、現実的な、いたって普通な恋愛が描かれているのだ。
そのように考えるとなぜヒットしたのだろうと思ってしまうが、それは事細かな心情描写を描いた脚本家と、それを表現する監督と演者の力によるものだろう。
この映画の主人公は麦君と絹ちゃんの二人だ。出来事が起こるたびに二人の心の内を、如実に描いていた。そして菅田将暉と有村架純の演技が素晴らしすぎる。俳優としての二人を全く感じさせない。私たちは、本当に「麦君と絹ちゃんのストーリー」を見せられていた。
だから多くの人に共感を呼び、大ヒットしたのだろう。
去年大学の授業でこの映画を制作した土井裕泰監督が来てくださり、この作品についても話が効けてとても面白かった。その中で監督は「この映画を見た観客と話をすると、面白いことに、誰も聞いていないのにみんな自分の過去の恋愛話をした。」とおっしゃっていた。大変興味深かった。事実私もこのレビューの冒頭に、自分の恋愛話をしてしまっている。
それほど、この映画には観客に考えさせる力があるのだろう。ただ面白いと思わせるだけ、消費させるだけじゃなく、作品を通して、何かを考えさせる映画はとても素晴らしいものだと思う。
「女の子に花の名前を教えられると、その花を見るたびに教えてくれた子を思い出すようになる」という言葉が、タイトルの意味を考えるうえで大切なキーワードだ。自分はその先が分からなかったため、考察サイトを開いたが脱帽した。分からない人はぜひ調べてほしい。
自分もそのような考察ができるような、文化的に読み解くことができる、作者の意図を理解することができる読み手になりたい。
社会人になってから、またこの映画を見てみようと思う。とりあえず今は仕事など考えずに済むため、思いっきり楽しみたい。そのためにも早く彼女作らなきゃ。
本当に花束のような映画でした
最初のシーンの出会って
上の空になってるときの表情の演技が
めっちゃうまいな菅田将暉って思いました。
こんな趣味が合って意気投合したら
お互い惹かれ合うよなぁと!!
共通点多すぎて、こんな人と会っちゃったら
好きになるなぁって!
詐欺師は情報収取できたらこうやって人を騙せるなぁって変な角度からも見ちゃいました。笑
有村さんかわゆい。
そしてケンカシーンとか言い合いのシーンが
リアルすぎてさすが演技うまい2人です。
菅田将暉さんの顔の表情使いがすごいです。
人の恋が始まる瞬間から終わりまでをみる映画でした。
胸が締め付けられます。
本当に花束みたいな恋をしたって名前通りのステキな映画でした。
環境が変わると趣味も変わる、
その変化もすごく見えました。
変わらないけど進む有村さんと
2人のために変わることを選んだ菅田さん。
思い合っていてもやっぱり
すれ違いは生まれてきてしまうんですね。
喧嘩した後、離れずコーヒーを淹れてあげる有村さんとかの仲直りの仕方見習おって思いました。笑
最後結ばれはしなかったけど
笑顔で泣ける作品になっていました。
理想から現実へというような流れでした。
最後のファミレスのシーンは涙が止まらなかったです。
Googleマップの伏線も最高でした。
恋愛系で一番まとも。映画館よりpcの画面がお似合い
泣かせる雰囲気はなかった。 映画館で見るより、土曜の深夜にベットの上で見るほうが好きかも 最近の恋愛系は、涙頂戴(私あと余命何年なんです!!系)とか、 未成年と恋する犯罪系しかなかったからいい風吹いてきたなあって感じ。
いやぁぁ好きです!
それは誰のせいでもなくてあなたが、男で きっと誰のせいでもなくて私が女で って昔の歌を思い出したなぁ きゅんきゅんで惹きつけてからの どちらの気持ちも哀しみや痛みや苛立ちも理解できてしまう巧みなストーリーに2人の演技力 なめてました!若者の恋愛映画だと軽く観たのに 感動したぁぁぁ ラストも良かったなぁ 独特な観たことありそーで 今までにない1本でした!
平凡な恋愛の日常
誰の心の中にもありそうな、平凡な恋愛。 その日常を淡々と描いている。 自分の記憶と重なるシーンがあり、心がチクチクしたり、懐かしくなったり、昔の恋人を思い出したり…。 観る人ひとりひとりの心を揺らす映画だと思う。
自分の学生時代の恋愛が蘇る
共感できる部分もあり、泣きそうになりました。 大人になっていくとはこういうことなのかと感じました。 始まりがあれば終わりもくる。 出逢いがあれば別れもある。 時間と共に二人が、変わっていく。 出逢った頃の初々しさや、相手を思いやることが薄らいでいくのか。 恋愛は付き合う直前までが盛り上がりのピークなのか。 付き合うシーン、別れのシーン、再会のシーンが特に印象的でした。 私も高校3年から大学4年まで付き合った彼女がいました。 映画と重なる部分もあり、10年以上前の記憶が蘇りました。 ほとんど喧嘩をすることも無かったけど、映画と同じような結末を迎えました。 別れ話は佐野ICのフードコートでした。 別れの時はお互いに号泣でした。 それでも別れて良かったと思っています。 恋愛と結婚は別。私は本当にそう思います。 ただ、あの頃の経験があったからこそ、今があると確信しています。当時の彼女にも本当に感謝しかないです。 そして、現在の私は妻と子供二人と幸せに暮らしています。 元彼女もどうか幸せであってほしいと遠くから祈るばかりです。 以上
飽きずに見れた
少し眠気がありながら見たのにも関わらず、逆に目が覚めるほど良かった。菅田将暉と有村架純が好きだということもあるが、物語的にもものすごく面白かった。最初から最後まで現実味が溢れ、現代の20代男女なら共感できることが多く含まれていた。自分が経験したことない、カップルならではの現実についても考えさせられた。勉強になった。描写も監督ならではのエモい感じが好きです。
偶然の重なりに運命を感じ、 意識の移り変わりにすれ違いが生じる。 ...
偶然の重なりに運命を感じ、 意識の移り変わりにすれ違いが生じる。 どちらかが悪い訳じゃない。間違った訳じゃない。ただ始まりは終わりの始まりということ。 もう少し若かったらもっと共感したかなぁ(^^; 面白かったです。
人を好きになるように、この映画を好きになった
好き嫌いは分かれる映画。でも、多くの人の好きな映画No.5に入れる映画。もちろん、私は大好き! 私の好きな映画ランキングを観ている最中から、どんどんゴボウ抜きにして行った。絶対、私が一生で何回も見続ける映画になると思った。 この映画もそんな映画。 この説明がピンと来ない人は、この映画を好きにならない人だと思う。 あえて、レビューはこれだけ。 まっさらな状態で観て、それから感じたたくさんの感情と余韻を楽しんで、充分楽しんでからいろんな人のレビュー観て共感し合うのが素敵だなと思った。
普通に良い恋愛映画
主演二人があまりに売れっ子なので、評判が良いのは知っていたがどうしても見る気になれなかった。歳を取ると恋愛映画を見るにも気合が必要だし。 でも見て良かった、趣味の合う二人が出会って別れるだけなんだけど、すれ違っていく様が 誰でも共感出来る作りになっている。猫の表情が絶妙でした。これ、男女逆パターンが現実には多いですよね。
恋とトキメキの無くなり方の教科書みたいな作品
恋とトキメキは、気が付いたら無くなっていく。同棲すれば尚のこと、早く無くなっていく。それでも好きになったら一緒に居ずにはいられないという気持ちは分かる。トキメキはいずれ無くなり、空気みたいな存在へと変わる。だけど、繊細な二人にはそのことが耐えられなかった。機微というものが詳細に描かれていて、最後は泣けてたまらなかった。秀作だと思う。
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