弥生、三月 君を愛した30年

劇場公開日:

弥生、三月 君を愛した30年

解説

ドラマ「家政婦のミタ」「女王の教室」など数多くのヒットドラマを手がけた脚本家・遊川和彦のオリジナル脚本による第2回監督作品。波瑠と成田凌演じる2人の男女の出会いからの30年間を3月の出来事だけで紡いでいく恋愛ドラマ。1986年3月1日、運命的な出会いを果たした弥生と太郎は、互いに惹かれ合いながらも、親友であるサクラを病気で亡くしたことから思いを伝えることができずにいた。2人は、それぞれ結婚し、家庭を持ち、別々の人生を歩んでいった。しかし、離婚や災害、配偶者の死など、厳しい現実を前に子どもの頃から抱いていた夢の数々はもろくも絶たれてしまう。人生のどん底を味わう中、30年の時を超えて、今は亡き友人サクラからのメッセージが届く。弥生役を波瑠、太郎役を成田が演じるほか、杉咲花が親友のサクラに扮した。

2020年製作/110分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2020年3月20日

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(C)2020「弥生、三月」製作委員会

映画レビュー

3.5成田凌、岡田健史のひたむきな姿に好感

2021年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

人気脚本家・遊川和彦のオリジナル脚本による第2回監督作。波瑠と成田凌が演じる男女の出会いからの30年間を、3月の出来事だけで紡いでいく恋愛ドラマ。 成田の年の取り方というと語弊があるが、演技設計に無理がなく素晴らしい表現力といって過言ではないだろう。 生きていれば楽しいことも辛いことも色々あるさ、ということを如実に物語っているが、少しだけ残念だったのはこの設定に災害を盛り込むことに違和感を覚えざるを得なかったことか。 個人的には岡田健史の懸命に役を生きようとするひたむきな姿に好感を抱いた。

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大塚史貴

3.5見ざる聞かざる言わざるを脱却せよ

2024年3月6日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「世の中はつらいことでいっぱいですが、それに打ち勝つことも満ち溢れています」 「人の苦しみをやわらげてあげられる限り、生きている意味はある」 ヘレン・ケラーが残した言葉である。 そんなヘレン・ケラー推しの波留さんが演じる弥生はとても素敵だ。 カセットテープにサクラは録音していた。 触れてはいけないこと、伝えたい思いを作品に残して亡くなった坂本九。 六八九トリオ(永六輔、中村八大、坂本九)...”689”。8月6日 広島、8月9日 長崎。 サクラが好きな歌が『見上げてごらん夜の星を』。 坂本九が亡くなった日本航空123便墜落事故は闇が深い。 坂本九は原爆地上説を示唆していた。 愛が彼の原動力となり世間に伝えたかったのだ。 今作は死の間際の走馬灯のようなダイジェスト的な進行中に、回想シーンも加わるので話がややこしいが、過去を振り返りながら生きている描写である。 歯医者のシロクマが弥生に告白するとき都合よく周りに誰もいない。 それは、二人きりのシチュエーションをシロクマが準備したのだ。 自らタイミングを作り出したとも言える。 ボール返却を急かす少年は待つ。 バスを追いかけてばかりの主役たち。 バスを待つくらい早く来ていれば乗り遅れずに済む。 しかし待たないから乗るタイミングを逃す。 サクラのお墓(死者)に本音を暴露する。 墓石に耳があると思っているのか声に出して言う。 遺骨があそこに埋められている設定なのだろう。 1948年に”墓地、埋葬等に関する法律”が制定。 火葬の義務化まではされなかったが、自治体は環境衛生などの理由から条例で土葬を制限した。 1948年より以前は日本でも土葬していたのだ。 ちなみに現在アメリカやヨーロッパの主流は火葬ではなく土葬である(火葬率は30%)。 情報化社会だから理解できる日本の習慣の違和感。 山田太郎→サンタ→クリスマス→イエス・キリスト(飛躍し過ぎかな)。 イエス・キリストは3月に処刑されたことが有名だ。 旧約聖書の教えとは異なる意見を述べ権力者に処刑されたイエス・キリスト。 教室で学校の方針とは異なる意見を述べ警察沙汰になった弥生。 おかしな世界でまともな言動をすると変人扱いされる。 盲目で、耳が聞こえず、口も利けないというほどではないが太郎には弥生が必要だ。 太郎だけが見掛け倒しなのではない。 教育、法律、病気、災害、まともではない日本を感じる。 ラストの赤ん坊は、太郎と弥生の愛の結晶ではなく、なんと本人達。 視聴者を騙すような描写。 黒木瞳さんも若い姿で登場した。 30年間を同じ役者で通すのも凄い。 ダメ出しすれば太郎と弥生は、もう少し特殊メイクするなど加工したほうが良かったと思う。 仙台での太郎と弥生のラブシーンは印象的。 3.11に日付変更する場面は最高に盛り上がる。 本屋で『奇跡の人』の本を取ったら二人が出会えたのは良い場面だった。

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Don-chan

2.0邦画の悪い所が全面に出てしまった。

2023年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 主役の2人は好き。しかし作品は正直言って面白くなかった。不治の病に震災お涙セットでなんとか泣かせようとしてくる日本の映画はとてもつまらない。感動させよう泣かせよう感がたっぷりで観客は逆に冷静になってしまう。幅広い世代に観てもらうよう作るのはわかるがその行為が誰にも刺さらないつまらない作品を量産している事に気づいて欲しい。  onedayという映画にあまりにも似てるがそこは触れない。晩年はメイクでわかるがその他の年代は時系列も混ざっており感情が入っていかなかった。高校生から初老まで演じ分ける俳優は素晴らしかった。

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きつね

2.5期待して

2023年8月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

観ました。三十年愛するとは、なかなか。もっと早くに気持ちを通じ合う事ができなかったなか、と。 主演のお二人やキャストの方々は良かった。 しかし、何故三十年経ったのに若々しすぎる。 服装やお化粧の色を変えてはいるけれど、本屋さんの本棚から覗いた弥生の顔は若々しい。 また、サクラのお墓をあんな桜の大木の下に一つ、どう考えても違和感、違和感、違和感。 大木も韓ドラみたい。中学生のあゆむにボールをパスするシーンも、貸した男の子がかわいそうになった。したかったら、ボール持参にしたらいいのに。あゆむが勤める中学校の教室に教師の親が行く理由がわからない。弥生がついて行くのもわからない。だから、弥生が啖呵切るシーンもおかしすぎる。 素人な私ですが、話の筋にあわせて無理無理な設定をし過ぎていて半分以上関心がそっちに行って感動すべき話?なのに突っ込んでばかりいた。最後、見上げてごらん、の歌はどこから出て来たか考えたけれど、すぐにはわからなかった。

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りか