弥生、三月 君を愛した30年のレビュー・感想・評価
全159件中、1~20件目を表示
成田凌、岡田健史のひたむきな姿に好感
人気脚本家・遊川和彦のオリジナル脚本による第2回監督作。波瑠と成田凌が演じる男女の出会いからの30年間を、3月の出来事だけで紡いでいく恋愛ドラマ。
成田の年の取り方というと語弊があるが、演技設計に無理がなく素晴らしい表現力といって過言ではないだろう。
生きていれば楽しいことも辛いことも色々あるさ、ということを如実に物語っているが、少しだけ残念だったのはこの設定に災害を盛り込むことに違和感を覚えざるを得なかったことか。
個人的には岡田健史の懸命に役を生きようとするひたむきな姿に好感を抱いた。
発想が面白そうで波瑠さん主演だったので
楽しみにしていましたが・・・
奇跡とか縁とかを描きたいのは分かるが
どうしようもない男と女が他人に迷惑をかけまくり
震災を申し訳程度にはめ込み
2人の幸せを願う気など、どんどんなくなる
ガッカリでした。
強そうに見える人もほんとは打たれ弱い
とても感動しました。
波瑠さん演じる弥生は、最初こそ何にも動じず物怖じしない強い女性に描かれていますが、家族のことだったりとても苦労していて、実は心が脆くて今にも壊れてしまいそうなギリギリを生きていたんですよね。
成田凌さん演じる山田とも学生時代から付き合いそうで付き合わない。
歳を重ねて山田と弥生は再び会うことになりますが、弥生は既に結婚していて夫に嘘をついて山田に会いにいく。その後流れで二人は一夜を共にしてしまいます。
その直後に震災が起き、弥生の夫は亡くなってしまう。弥生はあの日山田に会いに行かず傍に居てあげれば夫は死なずにすんだかもしれないと自分を責め塞ぎ込みます。介護に通う自分の父親にも、お前が若い時に俺の言うことを聞かず見合いを断り家族を見捨てて生きたからこんなことになったんだと罵られる毎日。
自分自身も歳をとり弱りきった弥生には言い返す言葉もありません。
このお話はタイトルにある通り、互いのそれぞれの自分の行いから招いた現実の傷が癒え結ばれるまでの長い年月を描いています。山田も学生時代から見栄っ張りな性格で口では大きなことを言うがロクに夢も叶えられず、元妻との間の成長した息子に会う勇気も出せずにいましたし、互いに傷つきながら歳をとって、やっとエンディングで結ばれます。
色んなことを乗り越えて二人が現実と向き合っていく姿にグッとくるものがありました。
年月はかかったけれど、とにかく二人が結ばれて良かった!
「糸」の感想にこの映画の事がよく出て来てたから見た
訳ですが、Amazonプライム・ビデオで検索するとサクッと無料で見られるという、なんて良い時代!
びっくりするわ。
波瑠さん
ほんといいな〜。
高校生は高校生に
おばさんはおばさんに
ちゃんと見える。
それは成田凌も同じで 高校生にも疲れたオッサンにもちゃんと見える。
岡田健史の父親に?見えた見えた。
横向いたときの額の皺やどことなく疲れた皮膚感。
素晴らしい。
メイクさんか?
ひとつ惜しい演出は
さくらちゃんの死の卒業式でさくらちゃんのお父さんが演台に手をついて校長先生みたいに話す場面。
保護者は学校でもうちょっと遠慮気味だし自分のテリトリー外っていう気持ちになるものだと思うが。
携帯電話の機種の移り変わり。
電源入る携帯って撮影用小道具として保管されてるのかもなあ なんて思いつつ。
成田凌は杉咲花とおちょやんで夫婦になり
史上最悪の馬鹿亭主を演じたあたりからほんと全国的にお茶の間の人気だだ下がりだったんだけど、これもまた何というか馬鹿な男の定番(すみません)ぶり含め なかなかの成田凌っぷりが良かった。
それにしても
恋愛を超長期的スパンで描くのは流行ってるのか?
これじゃもう
人生の恋愛は先着順でしかないって気がしてくる。
60点
20代の俳優で特に好きな成田凌と、あなたのことは、それほどで好きになった波瑠の作品。
この作品は見ようと思った矢先にコロナが流行してしまって、全国的に映画館が休業してしまって、見れず確か5月か6月に見た記憶があります。
内容は配役が素晴らしい。学生の頃とのギャップに今を思い悩んでいる役に成田凌、ちゃんと正義を持っていて、真っ直ぐでそれ故少し周りから煙たがられている役に波瑠、若くして教師になる岡田健史くん。みんな素晴らしい。
30年間いろんな出来事を超えておりなしていくストーリーはベタで少々無理があるところありましたが、まあ見れるので許容。
ラストシーン二人で歌い出すシーンだけはどうにかならなかったのかと思った。
是非。
感動しました。
感動しました。
ずっと思い続ける30年
去年観ようと思って観れなかった作品
『君を愛した30年』と言うだけあって
成田凌くんと波瑠さんが高校生から40代までを演じるの?!と…あの二人が40代と言うとが少し無理があるかなぁ❓とも思えた。
『弥生、三月』と言うタイトル通り
「3月」だけで物語が流れていき…多分、2人は両思いなのに親友の子(サクラ)が好きと言っているがために好きとは言わず…の弥生
そして両思いなのにすれ違いで結ばれない。
ありそうなラブストーリーではあるけど、3月縛りで流れる月日が、観ていても分かりやすくて今までにはない感じも良かった
太郎がずっと弥生に30年も思い続けるって成田凌くんハマり役でしたね!
ラストの二人で歌うシーンは…
「え!! なんで歌うの❓」と無くても良かったのでは…って私も思う。(いろんな方がレビューであげてますね!)
「お互い様だし」までの流れにシビれる。 教師には消せない黒板に書か...
「お互い様だし」までの流れにシビれる。
教師には消せない黒板に書かれた嫌がらせを、一瞬で全て打ち消すキス。しかも激しいビンタを見せ終わったあとだから、より一層このクールさと激しさにやられる。
凄い出だし。
冒頭のバスをダッシュで追いかけて止め、教室の中で学校の悪をぶった斬るシーンがラスト近くで、もう一度繰り返される。今度はさくらじゃなく、サンタの息子の為に。先生は偶然にも同じやつが横に立っていた。
一行の言葉でその場を力強く変えていくみたいなシーンがいくつもあって、これが本当にスゲェなと思う。友情、恋愛、挫折、人生で起こる偶然や奇跡的なこと、死と生、全部入ってる。それは運命だったのか、とか。
部分的に順番どおりじゃない振り返りの中での3月があって、弥生父の話から結婚式場へいく見せかたも上手い。ここまでの暗い流れからサンタやるじゃんってなるし。
ふつうの感覚ならこんなにいっぺんに見せられたら感情ついてけないと思うのだけれど、この作品は最後まで感情入ってみれた。監督の技が凄い。
どうせなら、ポケベルも演出に欲しかった。
俳優さんの声は聞こえやすく良かった。
そもそもセリフがブツブツの映画が多く、自分の耳が悪くなったのかと思う映画を最近続けて観たのでそこは良かった。
30年を色々なツールで表現するので、時代整理はしやすく混乱は無かった。
皆さんの評価に多い震災は弥生がそこまで好きだったサンタを遠ざける理由にする為には必要だったのかなとは思う。
丁度年代が同じで自分も同じように30年来想う女性がいるが、現実はあそこまでドラマチックにはならないでしょうと感情移入は出来ず。
団塊ジュニアを狙った娯楽作品として理解致しました。
セルラーの小さい携帯懐かしかったけど、ただ、我々の世代、ポケベルは重要ツールだったのですが、どうせなら使って欲しかったなぁ。
電話ボックスで、変換表片手にメッセージを打つ、打った後すぐに来ない相手の反応にさまざまな想いが頭を巡るあの感覚を入れてくれればそれだけで我々世代は引きずり込まれだハズ
面白い
展開は読めてしまうけど思ったより深くていい作品だったなと。波瑠がかっこよくて泣きそうになる。
展開が早過ぎる気がした。。
悪くはないけど予告を観て期待値が高かったことで、少し物足りなかった。
高校時代から30代まで描いているため、展開がやや駆け足に感じた。
また、それぞれの人物にあまり感情移入ができなかった。
エンドロール
美しく咲いた桜並木を背景に長い回り道をしてたどり着いた二人が歌う坂本九の名曲『見上げてごらん夜の星を』がとても素敵です。若くして亡くなったさくらさんが二人を包み込むようで印象的でした。
人生の全てはタイミング
ずっと気になっていてようやく鑑賞。
いやぁ、なんでいうんだろうね。
人生はタイミング次第ってひしひしと感じた。
小さいすれ違いが大きな後悔につながって、それでも進んでいくんだろうな。
31日間で色々な描写を描いていたのもとても良かった。
ただ、弥生の夫がめっちゃ意味深に電話したりとかそういう細かいところはなんでだったのかなーってなった。
原作あるなら読みたいな。
ラストのやめろコールは狂ってるな。
あの学校。
バスっていうものを止められるか止められないかでターニングポイントを表現してたのもグッときた。
モチーフみたいなものがきちんと提示されていたのも良かった気がする
87/100
気持ちはわかる
30年か。
気が遠くなるような時間。
50歳でやっと本当に好きな人と結ばれる。
還暦で結婚する人もいるんだからまぁアリかな。
3/11が出てきたり、時計を映してたからまさかと
思ったけど震災絡めましたか…。
波瑠さん、50歳になってバス追いかけて走るシーン
良かったです。ちゃんとオバさん走りになってたから。
岡田健史君、やっぱり好青年の役が似合いますね。
余りにも茶番すぎて
観たい映画だった
相思相愛だった弥生とサンタ
運命はなかなか二人を結婚に結びつけることはなかった
波瑠の口調が強く言い切るところが
違和感 何か~ 最もらしい言葉 そして
バスを追いかけるシーン
電車のドアが閉まるシーン
何度も出て 何故に
すれ違いを演出するため
何度もだとイラつきが
全体のstoryが糸の🎬に似ている
不自然なstoryに最後まで拭えることが
出来なかった。
唯一
サンタの子供が立派に成長して教師になっていたことがサンタにとって結婚したことは意味があった
元妻に感謝!
いい役者を揃えたのに…
とにかく残念な作品。
友人が病気なんだけど、AIDSって。震災もそうだけど、そんな簡単に取り扱っちゃいけない重いネタを次々入れてきて、たいして掘り下げず、薄っぺらすぎる内容。本当だったら、そのテーマで1つ作品できますからね。
そして、ペラペラとめくるような手法で過去と現在が入り乱れてストーリーが流れていくんですが、断片的になり過ぎて、全く感情がのらない。
人を探すのに写真も見せずに、いきなりの初対面の店の人にそんな有名人でもない一般人の個人名聞いても、わかるわけないですよね。雑もいいとこです。
さくらのお墓もあのとってつけたような場所に不自然にあったり、ラストのミュージカルタッチの歌を歌うところも首を傾げてしまいました。
いや、ここまでいいキャスト揃えたのに、本当にもったいない。もっと違う作り方あったと思うな。
久々にこんな完成度の低い作品を見ました。
墓!は何とかならないのか?
墓と墓地?でリアリティが一気に消えます。
嘘っぽくなります。残念!
80点ー30=50点
素晴らしい演技と、ストーリーを墓が壊してしまいました。
大・感・動
レンタルして見たの久々なんです。たまたまです。前々から気になってた映画でしたがプライムビデオで無料になったら、くらいに見よう思ってたんだけど、はやく見れば良かった。映画館で見たかった。
私は、昔から波瑠さんのファンでしたが、彼女の良さがこれほどにまでいかんなく発揮された作品が今まであったろうか。
波瑠は単髪が似合うと思っていたが、この映画で長い髪も似合うし美しいなと感じた。
彼女がブレイクしたのは朝ドラですが、強い意志のしなやかな感性の女性像で彼女にはまった。それ以来のはまり役じゃないでしょうか。
この作品での主人公、弥生は教師になるような、まっすぐで正義感や意志の強い、男っぽいようなサッパリしたタイプの、友達や家族想いの優しい女性。
成田凌演じるサンタ、杉咲花演じるサクラ、この3人の高校時代の固い絆をベースに、サクラが亡き後に、弥生とサンタの人生とすれ違いの恋愛を描いています。
弥生が本当に苦労する役です。
映画の中では、説明が前後しているけれど、父親の借金の肩代わりのために、教師を諦め、結婚しようとするが、直前に踏みとどまる。そして教師になり、結婚するが、離婚した父親の介護のために仙台に帰り、被災し、夫を亡くす。
サンタも、Jリーガーの夢がなかなか叶わず、デキ婚の末、離婚。サッカーチームを首になり、息子を事故から庇い、足を怪我して障害が残り。※しかしコーチしててホッとした。
弥生とサンタが二人ともに恋愛に不器用で、互いの気持ちを伝え合うことなく、何回か、すれちがうんですね。やっと気持ちを伝えた時には弥生も結婚していて、夫を裏切るような形になり、そのまま震災でなくなってしまい、バチが当たったと自分を責める弥生。また夫の両親からもお前のせいで息子が死んだと言われてしまう。失意から教師の資格がないと辞めてしまう弥生。また介護をしている実父からも、昔に、家族が離散したのは、お前のせいと罵られ。(ただこの父親は本当に最低、こんな親にだけはなってはいけない見本みたいな人です)自分を責めて、サンタを拒絶し、連絡を断つ。
※前後するが、サンタが弥生におされて息子に会いに行くシーン良かった。親子両方の気持ちがわかる。また弥生が弥生らしさをここでも出ていた。
後半のほうで、亡くなった友人サクラのテープを届けるためにサンタが高田馬場に弥生を探しにいく。古本屋で本棚の向かい合わせの本をとった隙間から、お互い見つめ合う二人。ここベタだけどいいシーンです。やっと会えたのに、しかし逃げる弥生。最後に二人を引き合わせたのは、友人サクラの好きな歌が店の中でかかり振り向いた時だ。坂本九の「見あげてごらん、夜の星を」。やっと二人は出会うのだ。しかしまた、別れて。最後に、サンタの乗るバスを弥生が追いかけるシーンがあったりして。
この追いかけるシーンは、最初の冒頭のシーンをシンクロさせてる。いろんなとこで演出が細かい。そして君をすきになったのは、サクラにキスした時だと告白するサンタ。
サンタの息子が保護者や生徒に責められる場面で、弥生が乗り出して彼をかばう叫びのような鬼気迫る、訴えのシーン、かっこよかったなあ。このシーンの言葉はいい事を伝えていた。
※弥生の良い性格の部分が一貫して映画の中で描かれており、本当に愛らしい、サンタも強くはないけど優しくて愛らしい。
最後に弥生とサンタが友人の墓石の前で歌を歌う。私は歌は好きなんですね。ラストシーン。大・感・動です!!
泣ける〜。長く生きてくると単純な恋愛ドラマは響かない。こういう紆余曲折して、なお、ひかれあう二人に感動するのだ。
1点、引っかかるとしたら、震災を絡ませる必然性があったのというくらい。震災は重いテーマで、さらりと扱うべきではないし、この映画じたいが、震災がなくても成立する作り込まれたよくできたは映画であるからこそ、あえて入れる必然性があるのかみたいな感情はよぎりました。
でも良かったです。もう1回見ます。
久しぶりに感動
人生は長く生きれば生きるほど
楽しい思い出より辛い思い出の方が多くなるけど
それでも人を幸せにするのはやっぱり人
SNSのいいねしてくれる人の数よりたった一人の
側にいてくれる人、、、。そしてラストもとても良かった。
人生うまくいかないけど いい映画
人生うまくいかないことが多いけど、見終わった後は頑張ろうという気分になる。
良い映画だと思いました。
全159件中、1~20件目を表示