1917 命をかけた伝令のレビュー・感想・評価
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緊張感はあったけど。
戦場疑似体験
ワンカット風なんてどうでもいい
アカデミー賞だの驚異のワンカットだの聞いて、よーしどんな映像かじっくり観てやろうじゃないのと腕組みをして鑑賞。
昼寝から歩き出す冒頭シーン、沼の周りを歩くところ、へぇー、どうやって撮ってるんだろう?カメラの後ろはどうなってるのかな、なんて思ってたら、
その後諸々のハプニングに驚き、ドキドキしていつの間にか映画の中に入っていた。
気づけば一緒に隠れたり走ったり、もう止まらない。
山のような死体と砂埃、炎と暗闇の中輝く照明弾、満開の桜、美しい歌声。生と死は紙一重で、地獄と天国も隣り合わせ。
悲しんだりする暇もなく明日には違う命令が出され、最後の一人になるまで戦いは続くのだろう。
擦り切れ疲弊し、つかの間の休息。最後のシーンは確かに私も一緒に隣で座っていた。
こんな戦争映画があったのか。
悲しいとかかわいそう、悲惨、ではなく、圧倒的なリアリティーをつきつけられた。
ぜひ大きなスクリーンで、できるだけ前の席で一緒に走ってもらいたい。
そして、2回目にじっくりと撮影や映像について観察しながらまた観たい。そんな映画でした。
星5つ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎!
満点をつけることは少ないわたし。自分の期待を大幅に上回ったときにつける満点… だからこれは期待以上でした。
今回は夜勤明けに寝ちゃうかも〜なんて言いながら行ったモーニングショーでいつも以上に集中!噂のワンカット風が気になったのは最初だけで(ちょっとマネキンチャレンジ思い出す) あとはまんまと策略?にハマり、主人公体験。でも変に一人称風でなく、なんだろ、とても見やすかった!
時間や距離が進んだり、景色が突然変わったりしても私は映画と割り切りました!2人の兵士が伝令するために走るって言うシンプルな設定で見応えあるなんて、すごいなーと。これを普通に撮ってたら凡作になってたかも…
あと、ブレイク兄弟が、ゲームオブスローンズなのね!ドラマでは敵だったのに。大きくなって嬉しいのも◎ (映画関係なし?) サラリと大物俳優使ったり。
トムとスコーフィールドの演技うまいです。トムの見せ場の演技よ。長回しなのでガン見してしまった。エキストラ?の演技も面白い笑笑 気ィ抜けないよ!
好き嫌いは分かれる映画だとは思いますが、ぜひ映画館で見ることを強く勧めます。できればIMAXで。ハンバーガーセット600円分の価値あると思います⭐︎
劇伴うるさい
友のために戦場を駆け抜ける、イギリス版「走れメロス」🏃
1917年の西部戦線を舞台に、命懸けのミッションに挑む2人の若き伝令兵の姿を描く戦争映画。
監督/製作/脚本は『アメリカン・ビューティー』『007』シリーズの、オスカー監督サム・メンデス,CBE。
主人公ウィリアム・スコフィールドを演じるのは『パレードへようこそ』『はじまりへの旅』のジョージ・マッケイ。
イギリス軍の将校、スミス大尉を演じるのは『イミテーション・ゲーム』『キングスマン』シリーズのマーク・ストロング。
ウィリアムの戦友トムの兄、ジョセフ・ブレイク中尉を演じるのは『シンデレラ』『ロケット・マン』の、名優リチャード・マッデン。
イギリス陸軍エリンモア将軍を演じるのは『英国王のスピーチ』や『キングスマン』シリーズの、オスカー俳優コリン・ファース,CBE。
イギリス陸軍マッケンジー大佐を演じるのは『イミテーション・ゲーム』「MCU」シリーズの、名優ベネディクト・カンバーバッチ,CBE。
👑受賞歴👑
第92回 アカデミー賞…撮影賞、音響賞、視覚効果賞の三冠を達成!✨✨
第77回 ゴールデングローブ賞…作品賞(ドラマ部門)、監督賞の二冠を達成!✨
第73回 英国アカデミー賞…作品賞、英国作品賞、音響賞、監督賞、撮影賞の五冠を達成!🌟🌟✨✨
イギリスが誇る名優たちが揃う本作。
全編ワンカットの様に見える撮影方法で撮られており、映画への没入感が半端ではない。
長い長い塹壕を主人公2人が進むシーンでは息が詰まりそうになったし、廃墟でスナイパーに狙われるシーンでは、心臓が汗をかいた様にドキドキした。
戦争映画でありながら、直接的に大きな戦闘のシーンが描かれるわけではない。
描かれるのは無造作に転がる死体や、ぷかぷか浮かぶ土左衛門、そしてこの非日常的空間に順応している兵士たちの姿である。
直接的に戦闘を描かないからこそ、戦争について想像が働き、地獄の様な戦場のリアリティが胸に迫ってくる様だった。
悲惨な戦争を描く映画だが、敵兵に追われるシーンや、墜落する飛行機にあわや衝突しそうになるシーン、洞窟内でのブービートラップのシーン等、ハラハラする様なエンタメ的な展開もあり観客を飽きさせない。
家族や故郷への愛というテーマを始まりから終わりまで一貫して描き切った、非常に完成度の高い映画。
戦争映画を苦手としている人にも観てもらいたい一作。
ただ、イギリス軍を誇り高く描いているのに対して、ドイツ兵を悪役として描きすぎている様にも感じました。
まぁ、微妙なバランスの問題ですが…。
IMAXで鑑賞。すごい。
IMAXで見たからこその迫力があって、それは、感動を倍にしていると思うが、私にとっては、「パラサイト」を抜いて1917が上に立った。
「パラサイト」もそうだろうけれど、本作は、出来るだけ心を素にして見ることをおすすめします。
だけど、戦争映画を見に行く気持ちだけは必要です。
まさに100年前の第一次世界大戦で、イギリス軍の兵士として戦場を徒歩で駆け抜ける感覚を得る。
全ての戦場映画は、戦争の恐ろしさ、まぬけさ、悲惨さ、大変さを表現するものだろうけど、その一方で、戦意を高揚するような勇ましさも表現することになる。
本作は、100年前の戦争ではあるけれど、多少演出も入っているにせよ、戦争とはこういうことなんだという説得性が全編にちりばめられていた。
銃をかかえて地べたで寝ること、
ろくな食べ物もないこと、
相手が敵であれば殺される危険性がつねにあること、
いつ終わるかわからない、いつ帰れるかわからない中で、正気を保ち続けなければならないことなど。
この映画の最も評価すべきところは、狂気じみたところは極力抑えられていたところではないかと思う。
一兵士の死がリアルだった。死体だらけの戦場、無人であっても罠が仕掛けられているかもしれない恐怖の中、指令を伝えにゆくのは、使命感だけでは務まらない。
若者が狩り立てられて戦争をしにゆくことは、もう絶対ないとは言えない。現代の日本が平和である意味をよく考えねばならない。それをつねに忘れてはならない。
友のために、走る
英語では友軍も友人も"friend(s)"(劇中)。
スコフィールドは1600人の"friends"のためにも、個の"friend"であるブレイクのためにも走っていた。だからこそ彼はあそこまで走らなければいけない・戦わなければいけたい・任務を果たさなければいけないという事に忠実に在れたのだと感じた。
ワンカットが凄いという漠然とした評判を聞いて鑑賞したが、その通りだった。予告編にも使われている戦線を走るシーン、ノンストップであの場面まで「見ていた」からこその臨場感を鑑賞前よりも味わえる。(今まで戦争映画をあまり観できていないこともあるかもしれないが)
繰り返しになるが、その臨場感も、彼にとっての「走らなければいけない」という思いを理解して強調されるものだとおもう。
リアリティーが凄い!
自分が戦場にいるような気分にさせる、ショツトの撮り方です。
ドキドキハラハラ感の連続でした。伝令を伝えるのも、昔は命がけで大変だったのですね。戦争は絶対にしてはいけないと痛烈に感じました。殺し合いを肯定しては、何も生み出されませんし、皆が傷つくだけです。今、求職中ですが、平和なだけでも、自分は幸せだなと感じました。
本作品が作品賞であれば納得したけど
単刀直入に本作品がアカデミーの作品賞なら納得したな・・・・(ノミネート作品を全部見てはいませんが)
非常にメッセージ性の強い映画で有りました。
本作品、作品の裏側を評価すれば、ワンカメラ撮りの長回し作品で作られていますが、本当にどのような感じ撮られているのか・・・
長い何度となくリハが有り、「せーの」で撮ったのかな・・・・全編通しても数回しかカメラが切れる部分はありません。
特に前半の1時間程は凄いな・・・見ていて何時カメラが途切れるんだろうと思いながら見てましたが、撮る方も撮られる方も、舞台をやるような感覚だったのかな・・・・
この様な手法は、観ているこちらに大変に緊張感が伝わって戦争を疑似体験しているような気分で見れました。
日本の映画にも、松田優作さんと村川透監督の遊戯シリーズなど、撃ち合いのシーンなどは、ワンカメラの長回しで、大変に緊張感とリアリズムが伝わりますが、本作品は、その上を行くほど、出ている役者さん、脇を固める役者さん、有名、無名な役者さん、息が揃って大変に見事な演技で有り、映画だと思いました。
当初は、第一次世界大戦を舞台にした創作モノだと思っていましたが、原案があるんですね。
その原案プラス本作品の制作方法と作り手の緊張感などが、作り出したからこそ、戦争の怖さや愚かさ、無意味さなどリアリズムに伝わり、大変にみているモノに対してメッセージの濃い作風で有りました。
本作品、誰が良いとかではなく、作り手が一体となった凄い作品だと思います。
本作品、余計なことかもしれませんが、決してポップコーンなど食べながら気軽に見る映画ではありません。
もし、あの時代に生まれていたら、今現在、戦争をする事になれば・・・・そんな恐怖体験や戦争への想いを噛みしめられる作品です。
人ひとりの命はやはり重いモノです。
大変に素晴らしい作品でした。
最後に不謹慎かもしれませんが、4DXで見ると、「臭い」が出るんですよね・・・・・・
迫り来る臨場感
映画なのに視野狭窄!
驚異の長回しスタイル。もちろん「のように見える」というただし書き付きだが。
(見せるために、そらもうトリッキーな撮影や、エラ複雑な画像処理がなされていそうに思えてならない)
おかげで映画がいかに時間を操ること、シーンやカットによって成り立っているかを体験することができたとも感じている。
抜きに仕立てられた本作は、ハデさが記憶に残るようなショットがほとんどない。
ずっと主人公の傍らに付き添い続ける。主人公が見ている景色しか見せてもらえない。
この驚異的な視野狭窄!
もっと全体を見せてくれ!
違和感もあったわけで、最初はじれったくもあった。
だがむしろそれが臨場感を放ち始めたのは中盤あたりからか。
時間も、ここがどこかも、いま目の前で何が起きているのかも、一瞬わからなくなるリアルな「混乱」が、椅子に座っているだけだというのに襲い掛かってくる恐怖。そう、敵もろとも。
固定された視点にフリも挟めないせいで、これがとにかく生々しい。
ひたすら息詰まる。
客観的に見るのではなく、まさに体験する作品だ。ひたすらそう感じる1本だった。
この大いなる実験的試みへは拍手を送りたい。
やり切ったスタッフにも演者のみなさんにも!
でもヘンに体力、もっていかれました。なにげに音楽もいい仕事をしていたと思う。
他に類を見ないカメラワークの戦争映画
戦争映画。カメラワークの素晴らしさに尽きる。
■良かった点
・他に類を見ないカメラワークに驚愕した。どうやって撮影したんだろうって位、カメラワークは素晴らしかった。
・没入感があるから、映画館で見るにふさわしいと思う。
■残念だった点
・所々、ツッコミどころがあった点。ご都合主義と言うか、何と言うか。
なんかよくわからない
途中途中突然シームレスに時間経過や場面が転換するので、なぜそこにその人物達がいるのか、なぜ致命的な傷を負ってるのに精神的な疲弊以外見えないのか、なぜ紙が乾いてるのか、もはやわけわからんって感じでした。
蒼白だけど、キレイな顔した主人公にえ?え?え?となり映画が終わった
あとは、町山さんもいってだけど、辻褄の合わない部分が大きい。
配置図見ないとなぜ徒歩の伝令が必要なのかの意味合いが不明なんですよね。あと総指揮官から各部隊に無線もしくは有線通信できないのはなんでなの。ナチが電話線を切ったとしか言ってないけど、それでもう無理なの?
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