すばらしき世界のレビュー・感想・評価
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ケツと満月
役所広司さん演じる三上の喜怒哀楽の表情が魅力的。
雪景色も東京タワー周辺の夜景も一流映画の風格があり、三上の過去の白黒写真等の映像のクオリティもリアルであった。
仲野太賀さん演じるダメ男ツノダを長澤まさみさん演じるキャリアウーマンのヨシザワが追いかけてカメラをぶん投げて叱責する場面が好き。
今の時代の象徴。
三上は母に捨てられたのではなく愛されていたのだということが、出産経験のある女性とのピロートークの時に確信する場面が好き。
会話の中で地震と自信をかけていたようにも感じた。
『見上げてごらん夜の星を』を歌う時に六角精児さん演じる店長がギターを弾いて三上の就職祝いをする場面が好き。
ピッカピカの黄色い自転車も素敵。
満月の夜にツノダに背中を流してもらう場面が好き。
裸を見せた相手には心身ともに無防備になる。
三上が土いじりをする時の障害を持った介護施設要員との交流の場面が好き。
無邪気で美しく、すばらしき世界を感じた。
世知辛い世の中に牙を向けずに過ごせるようになった三上には、もっと長く生きていて欲しかったし、その生きざまをもっと見たかった。
正義感強男
アマプラ無料鑑賞
アンガー💢はマネジメントできないと
どしよもないよね🤦🏻♂️詰む
で、最後の介護施設で苛めっ子らをモップで制裁💥した件は不問なん❓🤔
老いぼれてボケて生きながらえてしまうより、サッと死ねるの、良いと思う🌸 羨ま死
役所さんの醸す雰囲気でおまけ+0.5⭐️
育った環境の影響はとても大きい
主人公の三上は劣悪な環境で育ち、学も無い。そこから抜け出すために成人する前にヤクザの世界に足を踏み入れた。そのため人生の半分は刑務所暮らし。問題の解決方法は暴力のみ。彼にとってはアウトローな世界の方が楽なのだ。そのような人間が、今までの生き方、考え方、身に付いた習慣を変えて、社会復帰するのがどれだけ大変か、考えさせられる映画。低所得者や社会からドロップアウトした人間などを指して、不遇な環境にいるのは努力が足りないからだという意見を耳にすることがある。確かにその通りな面もあるだろう。しかし、目標を定めて努力できること自体、育った環境によるところが大きいのだと、この映画を観て改めて感じた。
三上は終盤で介護施設に就職する。そこで同僚の障害者が虐められている場面を目撃する。以前の彼なら、我を忘れて暴力を振るい止めていたところを、グッとこらえて見て見ぬふりをする。一見すると、普通に割って入ればいいじゃないかと思うシーンだ。しかし彼は暴力以外の問題解決方法を知らない。そのため、不器用な彼はどうしていいのか分からず、見て見ぬ振りをするしかなかった。このようなシーンからも、彼の生い立ちが行動に大きな影響を与えていることを感じる。
映画でも言われていたが、彼のようにアウトローな世界で生きてきた人間にとって、通常の社会は生きづらいのだ。
作品の役者の重量
答えのない世界
ヤクザであり、人生の大半を刑務所内で過ごした主人公が刑期を終えて日常生活を送るが、社会に居場所が見つからない。それどころか、居場所がどんどん無くなっていく・・・
アパート下界住人との騒音トラブル。そこで自分がヤクザであることを利用し、有利な展開にもっていこうとするのは、現代社会においては「弱さ」だと感じる。
一般人はとかくストレスだらけの毎日で、それを我慢したり、いなしたり、何らかの方法で緩和をして生きている。
主人公の三上は、ヤクザ稼業から足を洗っているのにヤクザであることをチラつかせたり、恫喝したりするのは・・・・「弱さ」である。
その「弱さ」からの自業自得で自分の居場所を狭めていることに気がつかない。
とはいえ、幼少期に母親から虐待(若しくは育児放棄)を受けていたような描写もあり、「考えて、判断して、対応する『学力』」が無い。学力は現代社会において大切な「力」のうちの一つだ。 「自業自得」の一言でまとめるのは残酷過ぎる。
彼のことを思って忠告をしてくれたり、助けようとしてくれる人がいるのだが、耳の痛い正論を言うと三上のほうでその気持を拒絶をする。。。。。
主な原因は彼にあるが、現代日本の社会構造にも要因はあると考えさせられる。
そして、物語の後半、覚悟を決めて「今できる限りのペースで強く、この世界で生きていこう」とすることで、彼の人生が好転していくのだが・・・・
介護施設の同僚がいじめを受け、悪口を言われる場面で「我慢をして、いなす」のだが・・・・皮肉なことにそれは「強さ」ではなく「弱さ」なんだよね。でもその強さを持ち合わせ、行動を起こせる人は少数。
そこで同僚を庇うことで全てが円満解決するわけではなく、三上の手に余る状況になっていくのは想像出来る・・・・そこは「学力」ではなく「立ち居振る舞い」の処世術の経験値が必要とされてくるが、三上にはそれはきっと備わっていない・・・・・
そういう複雑な要素などを感じて、考えていると「すばらしき世界」というタイトルが重くのしかかる。一体誰にとって「すばらしき世界」なのかと。
そして、役所広司である。
2024/1「Perfect Days」
2023/12 「孤狼の血」
を見た。3作品全く違う役どころである。演技の事は素人だけど、役所さんの演技、空気感が「凄まじい」ことは判る。
ヤクザでなくても、生活保護受給で「自分で自分の世界を狭めて、苛ついている」人を知っているので、胸にぐっとくる作品でした。ちょっと胸が痛いので2度目は見たいとは今は思えません。
考えさせられました
始まって、わりとすぐに全裸になるシーンがあるのです(背中側ですけど)。そこまでは「役者さんって大変なお仕事だなぁ……」みたいな感じで観ていたのですが、話が進むにつれ役所広司さん演じる元ヤクザの「三上」という人物に、すっかりと魅入ってしまいました。声色、目つき、表情、しぐさ。刑務所の中で見に着けさせられた整理整頓の習慣、歩くときは手足を大きく振って、返事も大きくはっきりと。
実話に基づくお話とのことで、三上の母親探しは叶うことがありませんでしたが、一度、社会から外れてしまった人が刑務所から社会に戻ること大変さや、社会に適合するために自分を律することの難しさ、葛藤、そして周りの協力も必要なのだということが伝わってきて、とても切なくなりました。終盤、障がいのある人を心無い言葉でバカにする施設職員のシーンが出て来るのですが、元ヤクザだった三上が何とも言えない表情で感情をこらえているのを観ると、犯罪者と言われて肩身の狭い思いをしている人たちよりも、よほどひどい言動をしているな、と、ハッとしました。
心臓を患っていた三上は、最後、畳の上で花を握りしめて絶命します。その命の灯が消えゆく様が、ゆったりとした時間とそよ風で描かれていたのに加え、周りでサポートしてきた人たちの悲しみも丁寧に描かれていて、涙腺崩壊の映画でした。機会があれば、一度は観ていただきたい作品です。
役所広司
考えさせられる
すごおおおくよかったのに❗️ ラストが!台無し!こんな無責任な終わ...
すばらしき世界とは
主人公の人生とは全く異なる人生を送っていたとしても、誰もが共感できる映画。
歪んだ世の中を受け入れることに体が拒否反応を示してしまうほどまっすぐな三上にとって、「すばらしき世界」とは、死後の世界のことなのかなと思いました。
偽善者がいない世界
ポスターに描かれているコスモスのように監督自身の優しさが映像の隅々に満ちているように感じた。現実の厳しさをリアルに描きつつも、酷さを煽るようなことはせず、きれいごとで済ませることもなく、ほんの少しの人の温かさを丁寧に掬い取って描いている。登場人物には偽善者がいないし、主人公を全否定する人もいない。それをすばらしい世界と呼ぶのだと思う。
主人公は堅気になると誓い、世知辛さや屈辱にも耐えようとしているが、喧嘩の仲裁などの場面で昔の癖が発露して生き生きとすることがあり、そのような様子を見ていると、その人のこれまでの人生を全否定してその人らしさを奪うことが更生ではないと感じた。その人らしさを残しながら世間の感覚と乖離しないようにコントロールするのが本当の社会復帰なのだろう。
世界はすばらしいか?
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