羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来のレビュー・感想・評価
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やばい。末恐ろしい子。
なにがやばいって作画 描いてる枚数が日本のそれとレベチ ただひたすらそれを浴びせさせ続けられただけで自然と涙が出てきた やっぱ、アニメーション強し。 中国アニメはじめてみた、と一緒に観にいった友達がいってたけど 黎明期でこのクオリティなのよ。末恐ろしい子。 もちろん、多分に漏れずジブリリスペクトとかあったけど、 10年後には日本より中国のアニメの方がおもしろくね?っていってる 時代がきても全然おかしくない 人口が日本の十倍以上いる中国では真にアニメーションをつくる土壌がある そんな未来を垣間見た、ハイパーな娯楽アニメーション映画でした
バトルシーンの躍動感、立体感、スピード感がすごい
声優陣が、花澤香菜、宮野真守、櫻井孝宏なので、これは見に行くしかありません。3人共キャラクターにピッタリの演技でやはり、実力派声優陣がそろうと作品も1レベルも2レベルも上がります。 妖精のみの世界を獲得しようとする妖精至上主義のフーシー(風息)が子猫の姿をした妖精のシャオヘイ(小黒)を助けて仲良くなったところから物語は始まる。そこに執行人と呼ばれるムゲン(無限)が現れて、フーシーからシャオヘイを奪って第二幕へと進んでいく。 ムゲンが所属する『館』と呼ばれる組織が、妖精にとって好意的な組織なのか敵対する組織なのは序盤では、はっきりしないが、徐々にわかるストーリーになっている。この作品は、独特の用語や世界観があって面白い。妖精はそれぞれ『属性』を持っていて、シャオヘイであれば、金属性らしく、金属を操ることができる。また、妖精が自分の妖力の支配下にある『領域』という空間を持つことができ、この『領域』では、絶対的な優位に立てる。 『羅小黒戦記』はとにかく、バトルシーンの躍動感、立体感、スピード感がすごい。いつの間にか日本のレベルに追いついてきている。それだけでなく、南宋絵画の雰囲気をもった幻想的なアニメーションもオリジナリティがあってとても引き込まれる。 ちょっと残念なのは、妖精至上主義と人間共存主義の対立軸が不鮮明というか、妖精至上主義にどうしても感情移入がいってしまう構図になっているので、ちょっとスッキリしない部分もある。それ以外は、最後まで惹きつけられる内容で、これからの中国アニメに期待したい。
中国人が愛した日本アニメ、その守破離の「守」
ヌルヌル動くケモショタファンタジー中華アニメ。 制作者が日本の著名なアニメから影響を受け、そして大好きであることが伝わってくる。細田守とナルトが狂おしいほど好きなのだろう。 ではただの模倣アニメかと言うと、本作はそんなレベルではない。 日本国内で見てもトップクラスの作画に加え、日本アニメ的な技術や演出力は使いつつも、その内容はすでに「中国人にしか作れないもの」として仕上がっている。 すなわち、中国古来の仙人や妖怪を登場させ、仙界のような空間、心のありようが反映される仙術など、それは表層的な見方をすれば「既視感のある設定」のように見えて、その実既に「中国人としての感性や文化的バックボーンがなければ描けないもの」がしっかり盛り込まれている。 格闘シーンの魅せ方にしても日本アニメではあまり見ないカンフーアクション的なカメラワークが散見される。 とはいえ、話の展開にせよ作画やデザインの方向性の面では、日本アニメを追従した作品という域を脱し切れていない。 しかしこれがクリエイターにとっての守破離の「守」であるならば、次回作はきっともっと日本人にとって刺激的で感動的なものになるに違いない。 日本アニメーションの技術を体得した中国人が、次に作る良質なアニメーションは果たしてどんなものになるだろうか。今から楽しみでならない。
続編待機中。
日本語字幕版鑑賞済み。 吹替の声優陣はもう安心の豪華声優さんばかり‼︎ 吹替のおかげで以前よりかは画面に集中出来る感。 アクションはもちろん、ギャグシーンもクスリと笑える感じできちんと息抜ける間がある。 (わがままをいうと、吹替の声がイメージ違いというキャラが何人かいたので、其処だけ個人的に残念感…) 続編絶賛制作中とのことなので、全力待機中‼︎ (あとあと、できることならwebアニメの方もなんとか日本語対応お願いします…🙏‼︎) 追記:2022/5/11 改めてゆっくり落ち着いて観てみるとストーリーの構成の素晴らしさに気づく。冒頭の森の破壊シーンから、落ちるシーンのまま現在に持ってくる描写や、終盤に近づくにつれて分かるフーシー達の危うさなど、最後まで飽きさせずずっと楽しめる構成になっているのは本当に見事。小黒の成長を軸に綺麗に物語が進んでいくのが心地良かった。本当に大好きで出会えたことに感謝しかない作品。
今更ですが…
最近、好きな漫画家さんのTwitterで知り、上映館探して観に行きました。 めっちゃ面白いじゃないですか🤩 色々な要素が綺麗に纏まってるし👍🏾 メガネ忘れて、細かいトコが観れなかったので、もう1回観に行きたい✨
日本語吹替版を観たい!
Twitterの口コミで気になり事前情報なしで観に行ったけどとても面白かったです!字幕だったので聞こえてくる中国語に意識を向けすぎないようにするのが大変だったけど、次第に物語に入り込みアニメに集中できて気にならなくなりました。羅小黒(ロシャオヘイ)とムゲンの徐々に深まる疑似師弟のような関係にこちらも絆されてしまう。アクションシーンもスピード感と迫力があって映像としても楽しめました。 9月から東京で公開されていたのがやっと3月に地元でも上映してくれて良かったです。 ぜひ日本語版になったのを観てみたい!
絵は、動きは、凄いぞ
人間と共存しようとする妖精と、人間から住処を取り返そうとする妖精の争いの話。 中国アニメもここまで来た!ってことを目の当たりにできる映画。造形も動きも効果も、もうまったく遜色ありません。 キャラクターも、愛らしい、クール、猛々しい、いずれも見事に書き分けられて、お見事! 今回はチネチッタの LIVE ZOUND での上映だったこともあって、音の迫力もバッチリ。 あとは、脚本かな。プロットも面白いと思えたのだが、それを各シーンで描いていく部分は、まだまだよくできるんじゃないだろうか。 ムゲンとシャオヘイの心の通じ合い、フーシーが大義のために感情とは異なることを行う矛盾を超える決意など、もっと描けたら傑作になったんじゃないかな、と思えた。ロードムービー部分は、時々眠かったです。 それでも面白かった。 2020/11/8 追記 最近、"いいね" が来るな、と思ったら、吹き替えつけて、よりメジャーなところで再上映になってたんですね。おめでとう!
なかなか面白いけど
なかなか面白いけど、キャラクター、物語作りから演出、世界観に至るまで日本アニメもっと言えば細田守の影響下にあるとしか言いようのない作品だった。 もう少しこなれてくればもっとオリジナリティが出てくるのかな? 今後の独自な発展に期待。
あなどるなかれ!驚きのクオリティ!
仲間からのオススメで、中国アニメ作品だと言うこと、徐々にジワジワと公開館が増えていること、カッコいい映画だと言うこと、以外の情報なく観に行きました。 結果、こんなにあっという間の時間を爽快に心満たされて過ごせた映画は久しぶりでした。素晴らしいクオリティ!! シナリオ、世界観、キャラ設定・運用、アクション、スピード感、カメラアングル、カッコいいとカワイイのブレンド具合、ともに素晴らしいと思いました。 極悪一辺倒の敵役はなく、心底からの外道がいないところも観ていて気持ちがいい。 声優さんのクオリティは正直わからないはずなのですが、後半は字幕で観てることを忘れ日本語に吹替られていたような錯覚を起こすほど没入できました。 唯一、キャラの名前が頭に入ってきにくいのは、こちら側の脳ミソキャパの問題(笑) 視聴後は、多幸感とともに『これは「アニメは日本の文化」「クールジャパン」「日本のアニメは世界一」などと慢心していると、あっという間に追い抜かれるぞ』という危機感すら感じて帰ることとなりました。 生まれて初めての中国アニメがこの映画でよかったです。この先、食わず嫌いが減りそうです。 そして日本のアニメ産業にも引き続き世界トップレベルで頑張って貰えるために、公式にお金がちゃんと入るように意識にして行動しようなどと思う副産物まで頂いて来ました(笑)
#17 戦い方がカンフー
人間が森を破壊して住処を奪われた妖精達が主人公のところとか、乗り物が猫バスみたいなところとか、あちこちジブリ映画に似てるけど、戦い方がカンフーで中国的。 無限の格好見て昔の話かと思ったらちゃんとスマホ持ってるし。 でも戦う姿勢が背中真っ直ぐで腰に手を回すところとか正にジェット・リーっぽい。 小黒は、最後まで猫の姿でいて欲しかったな。
人間と妖精の共存がテーマ・・・何を見せられたんだろ?とにかく凄いアニメ
ストーリー的にはジブリっぽい自然をテーマとしたもので、キャラ的には高橋留美子風でクライマックスは『AKIRA』風だった(喩えが古いか)。シャオヘイの普段の姿は目玉の大きい黒猫なのに、少年に変化したり、巨大な化け猫に変化したりと面白い設定。人間たちにイジメられているところをフーシーたち妖精によって助けられ、初めて寝床を与えられたと大喜びのシャオヘイ。しかし、人間の“執行人”ムゲンが彼を連れ去ってしまうのだ。 執行人ってなんぞや?連れていかれる“館”ってなんぞや?わからないことだらけだが、とにかくスピード感があり、謎を追いかけていくうちに“共存”というテーマが浮かび上がる。かつて妖精たちが住んでいた森も乱開発により人間の街と変化を遂げた様子や、狭い森へと追いやられ、館を攻撃しようとする妖精。そして術として“領域”だとか、それぞれの属性を活かした技も炸裂するのだ。 結局はムゲンだけが人間なのか?それでもって最強?と疑問符だらけの頭もクライマックスで爆発させられ、スッキリはしたけど、思い出そうとしても思い出せない。派手だった空気感だけが残ったのです。そんな話なのに最後には涙が出てきました・・・ なぜか観客は若い女性が多い。おっさん客も多かったのですが、いかんせん登場人物に女子が少なすぎ!セクシー度とか言う以前に、女の子キャラが少ない・・・これじゃおっさんファンはつかないな・・・と一抹の不安を残すが、続編があるなら観てみたい。
日本語吹替で拡大公開を期待
世界観、設定、ストーリー、映像など全て満足。 また小ネタのギャグも日本的で思わずニヤリとしました。 字幕版のみの限定的な公開でしたが、日本語吹替で上映館を拡大すればかなり良い数字を叩き出せると思います。 ぜひ吹替版を期待したいところ。 ロングウェイノース、幸福路のチーそして本作と、2019公開の海外アニメは非常に楽しめました。
中国発、力量湧出冒険活劇旅紀行動画
日本語吹替版鑑賞 シャオヘイ超可愛い声、 ムゲンは粛々と低く置いていく発声意識す感、 流石有名声優さん達、頑張ってますね。 以下、2019年原版鑑賞時ーーーーー 追加上映が決まった際に公式より邦題の読みカナ「ロ・シャオヘイ・センキ」が発表されました。 主人公の名前が「小黒/シャオヘイ」です。 WEBアニメとして短編が数十話上がってますが粗別物、別次元の出来栄えとなってます。 「羅小黒戦記」二回目の鑑賞、 先日「白蛇:縁起」と一緒に観て衝撃を受け、短いスパンでの再鑑賞です。 物語、作画、音楽、全てにおいて緩急が素晴らしい! 物語は「平成たぬき合戦ぽんぽこ」風プロット、複雑ではないがしっかり熟考され隙無き構成と演出のロードムービー。 風背景は日本のTVアニメ名作劇場やジブリ初期の彩画を彷彿、場面構図も宮崎アニメのリスペクト鑑みました。 作画はシンプルで力強い線にベタ塗り、漫画チックですがおもいっきり動かすことで質感、体温感ずる描写に相成り、右から左から横長画面一杯を使い切って動き廻る動体に目が追い付かない程。 画面の真ん中だけ見てればキャラが勝手に寄って来て台詞でも説明してくれる日本のアニメとは一線を画すと今更乍ら認識。 モブがレゴブロックやドットゲームみたいだったのは愛嬌w 声優は皆気負わず抜けた感じがキャラ像にマッチ、小黒は可愛いく、無限カッコ良く、脇キャラもしっかり立ってます。 音楽は、喜怒哀楽軽重と入時機まで感情の起伏に的確成り。 全ての要素が高次元、シンプルなストーリーにライトでスピード感溢れる2D作画は日本のアニメファンにも充分受け入れられるでしょう。 粗となるなら「白蛇:縁起」同様に字幕がグーグル先生並みの面白翻訳だった位(結構気に入ってたりしますがw) 私的に、短いスパンで劇場に再度足を運んだ作品は平成以後では「幸福路上(幸福路のチー)」とこの「羅小黒戦記」のみ、 明るく、楽しく、熱く、泣けて、笑える、 素晴らしいアニメーション作品です。
「未知の世界へ(アナ雪2)」
今年127本目。 日本のアニメが一番好きですが、たまには未知の物を見なきゃと言う事で中国のアニメ映画。 日本のアニメ映画のタッチと違った中国独特の絵。 そこに引き込まれました。 随所に流れる音楽がまたいい。 そして他のレビューアーさんも書いているように、ドラゴンボールの修行かと思いました。食事シーンは必見です。 中国のアニメがどんどん見たくなりました。
カッコいい・可愛いを会得した中国作品の傑作
元はかわいい系のwebアニメで、キャラはキュートなのだが、『NARUTO』や『進撃の巨人』に比肩するスーパーアクション。 仙術と念能力の間みたいな不思議な力を使った、『DRAGON BALL Z & 超』や『ハンター・ハンター』『BLEACH』のようなジャンプ系超能力バトルが、観る者を引き込みます。 これ、日本のバトルアニメを学んだ中国が、オリジナル内製で作れるようになったってことで、日本製アニメの存在意義が揺らぎかねない、エポックメーキングな作品かも。 と書きながらも、私のツボは細かいギャグ表現。 「逃げる」次のカットで「叩かれたコブと、縛られた子猫」が、とにかくかわいいとかね。 万国共通かつ、日本が開発した「かわいい」と「繰り返しギャグ」をすっかり会得してる印象。 場内、笑いの嵐でしたよ。 9月池袋で上映したイベント版の「YouTubeで外国人ファン(一般人)が自動翻訳でつけた字幕」みたいなレベルから、この11月公開の新字幕版は「一応、多少日本語を学んだ外国人が字幕を見直した」までには修正されていて、比較すればストレスなく読めました。 ただ、「~です」が「~てす」とかのミスが多かったり、糸偏の漢字が簡体字とか、まだまだツッコミどころ満載字幕ではありました。 作品の面白さは、字幕レベル抜きで十分味わえるものの、この辺のケアがしっかりすると、面白さが広がりやすいのになぁ、と思いました。 いっそ、日本の音響会社が主体で吹替版を作って欲しいです。
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