ナイル殺人事件のレビュー・感想・評価
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美しい景色、女優、雰囲気を楽しむ映画
正直、ミステリ慣れしてるしてると
トリックとか考えるとほどではないかなと。
原作は未読なので、恐縮ですが。
ただ、美しい景色
華やかな女優たち
豪華客船(ディズニーランドの蒸気船マークトゥエイン号みたい!)を愛でるには
とてもよき作品でした。これぞ、映画!って。
知ってる人いないかもだけど、ファミコンのゲームに
昔「ミシシッピ連続殺人事件」と言うのがあるんです。
デリンジャー22口径あたりで
そればっかり思い出しました笑笑
ナイルに流れるブルース! で勝負あった
コロナで公開が2年以上も遅れたがそれもさもありなん劇場で観なければ魅力が半減する映画である。「007」もそうだが半端ない制作費を投入しているだけに中途半端には公開に踏み切れないのであろう。面白かった。原作をすごくうまいこと脚色して2時間にまとめ上げている手腕に脱帽。冒頭は意外にもベルギー人のポアロが第一次世界大戦に従軍しているシーンから始まり彼の「恋バナ」口髭の由来も描かれる。「愛」がテーマなのだ。それから20年後のエジプト。ナイル川からカメラが水上に出てピラミッドを捉えるシーンでもう心をぐっと持っていかれた。そして流れるのは黒人女性シンガーの渋いどブルース!ナイルでブルースというこのマッチングがすごい。そして男女が惹かれあう様を余計な説明を省いてダンスシーンだけで見せ切った。脚本のマイケル・グリーンも見事だが主演・監督のケネス・ブラナーに拍手!
78年版と比べちゃう。。
ミステリーの女王アガサ・クリスティの小説が好きで、小学生の頃は図書館で夢中になりましたよ。登場人物の全てに動機があると言うフレームに、ドキドキしたなぁ。
原作「ナイルに死す」は、ナイル川に浮かぶ資産家の豪華客船で起きた連続殺人に、名探偵が謎解きをしていくお話。#ナイル殺人事件 はかつて映画化もされているので、知る人ぞ知る名ギミックです。
だからこそキャスティングやアレンジで楽しませると言うハードルを、監督兼主役のケネスブラナーは超えられるのか?それを期待しました!
まず名探偵ポアロの頬の傷のエピソードは面白かった。資産家リネットにワンダーウーマンの美女、ガル・ガドットを当てたのも気品に溢れて良かった。けど彼女の存在感が凄すぎて、主役のポアロが弱くなってしまったかな(笑)
やっぱり78年版と比べてしまうと、余計な前段を入れたせいで尺がなくなり、ポアロの謎解きと尋問的なツメの描き方もちと雑だったかなと。前作はきめ細かな心理観察が描かれていて、推理戦が楽しめましたから。音楽もニニロッソで雰囲気も素晴らしかった。
まぁオチを知ってたし、前作が素晴らしすぎたせいかもしれない。。初見なら、豪華キャストに素晴らしいエジプトのロケーション、驚愕のラストと良作だと思います😊
謎解きか愛か、愛か謎解きか。
ちょっとポアロのイメージ違ってた。
今までリメイクやオリエント急行殺人事件などを見たが、英国紳士ぽく声を荒げることなく穏やかに論理的に推理して犯人を特定するのかと思ってたら、詰問するし、銃撃戦あるし、銃口ひとに向けるし、こんなに荒々しい側面もあるのか、とびっくりした。
最初の戦争のシーンは何だったのか、と理解できなかったが、他の方のレビューで戦争で勝利に貢献したものの、爆弾で顔を負傷しひげを生やすことにした、というエピソードがあった。
ここで愛についての布石とポアロの髭の由来が紹介されるが、これが分からないと、戦争のシーン要る!?ってなる気がする。小説ではそれが出てくるのかもしれないが、戦争のシーンはなくして、本編から入ってもっと犯人を追いつめるところをじっくりやって欲しかったな。
それにしても、前半は例の戦争シーンと相関図の説明で、1時間経過した頃にやっと1人目の殺人事件が起こる。これって遅くない?とツッコミながらもその後は怒涛の殺人ラッシュ。一気に殺人と犯人捜しが始まる。
コイツ怪しいから他の怪しい人に目を向けて、さらに戻るという手法はよくあるが、もう少し新情報やあっと驚くラストだったらよかったのに。。。
この作品を選んだのは、たまたま時間が空いたこと、消去法で選んだ。誕生月割引で見れたが正規値段ではちょっとなぁ。。。
原作既読にて
失望しました
ポワロ物に全く値しない作品。できれば別題でポワロ物と銘打たずに公開してほしかった。
ポワロ物としては、TV版のデヴィッド・スーシェ主演のシリーズが非常にクオリティの高い作品としてすでにあるために必ず比較されるし、多分この作品はそれを意識して逆の印象を与えようとした作品なのだろう。
結果として全てが中途半端。
例えば、最初のクラブのシーンでポワロがプチフールの数を偶数にすることにこだわるのに、次のスフィンクス前のお茶では1個だったり、口ひげのエピソードが劇中では全く傷跡がなく最後に唐突に出てきてみたりと、ツッコミ所満載。
ポワロの性格描写や仕草、言動や恋愛エピソード、事情聴取等でどなり散らす姿、犯人を追いかけるアクションシーン等、他にも多くの違和感。
ポワロファンとしては大変残念な作品だった。
ナイルの事件遺産
間違いなし。
細やかな女優人の演技※犯人のネタバレあり
原作は未読ながら有名な話なので大体のトリックとかそういうのは知ってた。
その上で驚くのは女優陣の細やかな演技。
特にリネットに「貴女は金銭に執着しないでくれた(うろ覚えなので意訳)」と言われた後ジャクリーンが泣き出してしまうのはこれから先のオチを知ってるとそんなことを言ってくれる友達を金銭故に殺してしまう悲しさが伝わってきた。
ポアロの演技は灰色の脳細胞といった感じは薄い気がしたけど原作を読んでなかったのでそんなに原作との乖離を気にせず楽しめた気がする。
最後の心中の形が美しくて印象に残った。(相棒の右京さんなら必死で止めるんだろうなと妄想したりした)
5 やっと公開
原作の雰囲気ナシ
敢えてそうしているのかわかりませんが、アガサ選手ならではの軽妙洒脱でおしゃれな味わいがなく、全体的にシリアスで暗い印象です。
ポアロ選手も原作の尊大でありながら飄々とした独特のキャラクターではなく。終始沈痛な面持ちでユーモアは感じません。
原作を知らない、こだわらない、或いは映画の旧版を観ていない人が初めて観ればそれなりの感想を持ちましょうが、アガサ選手を散々読んできた探偵小説マニアには筋と舞台が同じなだけで全く別モノでした。
ただ、各人の紹介もかなり省略しているので、未読の人は登場人物の区別がつきづらいと思われます。また、謎解きはいいとしても、なぜそこに気づいたのかを全く省いてしまっているので、読んだ人以外にはわからないでしょう。
旧版は映画にあたって上手く話しや人物を省略してテンポよく話を進めましたが、当作は脚本も演出も統一性がなく失敗作ですね。
あと、初めと終わりに下らないお話がついてるけどやめてほしい。原作に失礼。
アガサ選手に敬意を表してオマケの3点です。
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