ナイル殺人事件のレビュー・感想・評価
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ストーリーの骨格が面白く、概要を読んだだけでワクワクできる作品
「オリエント急行殺人事件」の続編とのことで劇場へ。
タイトルは「ナイル殺人事件」とシンプルなものだが、ストーリー概要を読むと「新婚旅行中の夫婦が乗る豪華客船内で起こる殺人事件。容疑者は乗船者全員」とある。これだけでミステリー好きの方であればワクワクして劇場へ足を運びたくなるのではなかろうか。
実際に衣装やセットが素晴らしく、それだけで気分が高揚する。現場となる豪華客船はもちろん。パーティー会場、遺跡。ダンスパートの華やかなドレス。事件までのお膳立ては完璧だと感じた。
ただ、事件と推理に関しては今ひとつ。
犯人に関しては大半の人が途中で気づいてしまうと感じる。捻りが少なくて犯人の特定が容易だ。もっと複雑にトリックを絡ませても良いのではなかろうか。
この点に関してはネタバレになってしまうので多くは語らないものの、ポアロの推理に違和感を覚える人が多いとも思う。
殺人事件の方はネタバレになるので伏せておく。別に殺人未遂の推理をするのだけれど、ここに関しては推理も雑だし、何の根拠も示されていないのに犯人は自らの行為を認める。不思議だ。
以上のことから「オリエント急行殺人事件」との比較を抜きにしても、ミステリーとして楽しむには少し物足りない作品だと感じている。
ただ、作品のゴージャスな雰囲気を楽しむぶんには良いと思う。序盤にポアロの髭の秘密などが明かされるので、ポアロそのものに興味がある人も鑑賞して楽しいと感じるだろう。
個人的には次回作に期待。
コナン君と良い勝負
原作、リメイク元は申し訳ない事に観たことがありません。「オリエント急行殺人事件」は鑑賞してきました。
正直、長い間公開延期していた割には拍子抜けの内容でした。
今作の事件を解決するポアロ、原作での描かれ方がどうなのかは分からないのですが、名探偵にしてはやけに恫喝で事件の真相を確かめるような節があり、声を荒げまくるシーンが多かったように見られました。しかもほぼこの人が絡んだせいで死者が増えていくのも某名探偵コナンを彷彿とさせる、寧ろ大人な分こっちの方がタチが悪いなとも思ってしまいました。
今作に出てくる登場人物が怪しいというよりかは不快に近い行動ばかりしてきます。リネットは仲の良かったジャクリーンの婚約者サイモンを奪い去っており、その上ジャクリーンの前で見事なイチャイチャっぷりを見せつけるのであーヤダヤダです。サイモンもサイモンで未練は断ち切ってないし、ジャクリーンはストーカーを極めているしで主要人物がイライラさせる起伏剤として見事に機能していました。
事件が起きるのが大体半分を過ぎたあたりなので、それまでは謎めいたシーンと旅行を見せられるので若干退屈でした。映像というか景色はとても綺麗でした。あんな場所に行ってみたいもんです。事件が発覚した後はかなりトントン拍子に進んでいくのもあり、ただの答え合わせの模様を見せられました。殺人の過程もポアロの前で堂々と行うあたりバカなんじゃないか?と思ってしまいました。この犯人もサイモンとジャクリーンという予想通りのものでした。
トータルしてずっと低空飛行のような映画でした。そりゃガル・ガドットも宣伝しないわなーと思ってしまいました。ガル・ガドットとエマ・マッキーが美しかったです。お粗末。
鑑賞日 3/1
鑑賞時間 16:05〜18:20
座席 J-13
1978年版をリアルタイムで観ていたが、豪華キャストやアガサ・クリ...
贅沢な時間をありがとう
見どころの後半に行くまでが退屈
冒頭主人公のポアロの過去が白黒で始まり、その後資産家の父を持つ女実業家リネットを軸に話が進みます。
前半かなり退屈でしたが、映画の舞台の中心となるナイル川や豪華客船などが出て来て、コレから何が起こるのかな?と期待。
豪華客船でガルガドットが演じるリネットが殺されて、ようやくポアロの調査が始まり面白くなります。
見どころの後半は色々な事が起こり楽しめますが、驚く程の展開でもなく・・・イマイチ盛り上がりに欠ける映画でした。
ガルガドットやエマ・マッキーファンなら楽しめるかも?
やっと観れて良かった
原作未読。映画観てから原作を調べたら登場人物が少し違っていた。原作読んだ人から観たらどう思うのかなと気になる。
原作に忠実なのもまた観てみたい。
まさにミステリ映画で犯人は誰なのか探すのがわくわくしたし名探偵の素晴らしい洞察力を見れて話もまとまっていて面白かった。でもなんかもっと面白さが欲しいと思ってしまった。
登場人物はみんな良かった。愛とは素晴らしいものだけど度を越すと恐ろしい。
絶対そうとは言い切れなかったけど犯人の予想は出来た。たぶん他のミステリー小説を色々読んでた影響で予想が出来たと思う。
踊るシーンはセクシーで日本との文化の違いを感じる。人目を気にせずオープンすぎるのはどうかと思うけどそっちの方が楽しそうだ。
ガル様はお美しいけど元恋人も綺麗だった。
戦時中のシーンがあったけど過去と映画の中だけのことだったのにな。
エジプトには行きたくなりました
風景やら時代背景やらは最高に好きな感じ、音楽も合ってて良かったです。...が、肝心なミステリーがちょっと雑な感じがしてしまいました。後半バタバタ死んじゃうし...やっと公開になり、映画館のみとの宣伝だったので観に行きましたが、スリル、涙などはありませんでした。大体、戦争であんなにガタガタになった顔はあんなに綺麗に治りません、あの時代。
様式美とゴージャスさを楽しむ映画
子供の頃に観たナイル殺人事件がまた映画化されるなんて感無量ですね。
もうすでにどんな話かすっかり忘れていたので、観に行ったわけですが…
古い作品ですから、そんなビックリするトリックがあるわけではなく、そこはオーセンティック(?)。
それより様式美とゴージャスさを楽しむ映画ですね。
ところで…
私は密室殺人事件というものにすっごく大きな疑問を持ってしまったんですが…
”トリックでみんなにアリバイがあって、誰が犯人か解らない”というのはいいんです。
でも、綿密に計画を練ったのであれば、代わり身になる犯人も用意しておかないと、いつまで経ってもみんな無実を証明できないと思うんですよね。
そこんところ、犯人はどう考えているんでしょう?
犯人役を自殺に見せかけて殺してこそ、完全なトリックだと思うんですけど。
見応えたっぷりで楽しめます。大画面で是非
過去作の方が。。。
歳がばれるかもしれませんが、過去作を見たことがあります。まぁー断片うろ覚えなのですが。
それと比較すると、どうしても過去作の方が良かったような気がします。
思い出補正が働いているのかもしれませんが。
動機が弱いというか、黒幕感が無いというか。。。
ただ、本作はそれはそれでよかったのですが、過去作に至らずと言うことで、今回の評価です。
追伸
脚本が気になったので、調べてみたら「マイケル・グリーン 」という人
(『エイリアン: コヴェナント』や『ブレードランナー 2049』を書いている人)なのですね。
で、いずれもなのですが、この人の脚本は自分にはちょっと物足りない(爽快感が少ない)
とうことがわかりました。
脚本は悪くないんだけど。。。。 です。
異文化を知ろう
原作は読んだ気がしますが、全く覚えてないので謎解きは楽しめました。
エジプトに新婚旅行中の豪華クルーズ船での殺人事件です。
せっかくクルーズ船を貸切るなら、最終目的地まで貸し切りにすればいいのに、と思いつつ・・・
若く美しい大富豪とその夫、元婚約者との確執、ナイル川の雄大な景色と船上の密室殺人にポアロの推理が冴えて見ごたえがありました。
ストーカーにおびえるガル・ガドット様は美しく、二人に付きまとうエマ・マッキー(エマ・ストーンに感じが似ている)の火のような激しさも魅力的でした。
ただ、演出は少し気になりました。
ワニが鳥や魚を襲うシーンは、それで不気味さが増すわけでもないので不要だと思いました。
エジプト旅行にわざわざ専属料理人やジャズ音楽を持ち込む金持ちに、何のためにエジプトに来たのかと思ったし、少なくとも古代エジプト文化への敬意は全く感じられない事に引っ掛かってしまいました。(ピラミッドでの凧揚げとか、神殿で何やってんねん、とか)
こんな風に思ってしまうのは、今ロシアがウクライナに侵攻していて、ウクライナ人の生命が脅かされているだけでなく、善良なロシア市民や18,9の若いロシア兵の人権が蔑ろにされているからかもしれません。
ーーーーーー追記ーーーーー
「愛しているから平気」——何だって出来る。この言葉が何度も繰り返されます。危険を冒して会いに行くのも、顔の傷も、友達の恋人を奪うことも、生き埋めにされるのも、犯罪を犯すことさえも。
愛の為に行動する人間は美しいです。
見応えのある上品な作品です!!
パンフレットは美しいナイル周遊ツアー
オリエント急行から船に乗り換え、アブシンベル行きのミステリーツアー。美しい風景や船の内装等の美術、衣装デザインは堪能できましたが、ミステリーとしてはイマイチ。78年版は複雑な人間関係や推理を絵解きで見せる謎解きミステリーの秀作だったけど、今回はポワロの過去を含めメロドラマ的要素が強い内容です。そのため、主役の三角関係にフォーカスが当てられ、脇役陣の描写がおざなりになっているので、後半のポワロの尋問や推理が取ってつけたような印象になってしまうのが残念。また、多様化を否定する訳じゃないけど、当時の時代背景や社会状況を考えると、妙に人種に配慮したキャスティングや、唐突なLGBT要素にちょっと違和感を感じました。役者では、見慣れてきたせいか、ケネス・ブラナーが前作よりいい感じですが、なんと言ってもエマ・マッキーがとても綺麗で魅力的でした。前半とイメージが変わるくらいの美しさで、クライマックスが盛り上がりました。
原作知らないと話に付いていくの厳しいかも
原作小説が大好きで友人を誘って観に行きました。
個人的には「ナイルに死す」を映像化したらこんな感じか~と、楽しめました。内容も無理なアレンジなども無く2時間という枠の中でそれなりに上手く纏められていたと思います。
しかし、残念ながら友人(原作知らない)は話についていけなかったようです。理由はいくつかあるようですが、特に登場人物の人間関係や心情の描写が映画化に伴い削られてしまっているのが大きな原因のようです。
確かに私自身もこの点は気になりました。原作(の人物描写の長さ)を知っていれば映画化する以上は仕方がないと割り切れる部分ではありましたが、単体のミステリー作品としてはやや不親切だと感じます。
よって、映画の評価としては
原作知ってる私→☆3.5
原作知らない友人→☆2
の間をとって☆3というところになります。
さすがポアロ!
前作の「オリエント急行殺人事件」以来アガサクリスティーのという作品に魅力されています!
今回は、その続編にあたる「ナイルに死す」
ポアロの過去に触れながら物語が愛というテーマに進んでいきます。
愛があるからこそ起きてしまうものがある。
そこにあるのは真実なのか?
誰かの欲望なのか?
他の誰も犠牲にしてまで手に入れる愛に価値があるのか?
そんな事を疑問視してしまいました。
今回も驚きの犯人で面白かったです
戦争映画?
ポワロのトラウマにこだわりすぎ?
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