エキストラ・バージン 世界一のオリーブオイル

劇場公開日:

エキストラ・バージン 世界一のオリーブオイル

解説

オリーブ生産高世界一を誇るスペイン、アンダルシア州ハエン県のオリーブオイルの若き生産者たちを捉えたドキュメンタリー。ローマ皇帝にオリーブを献上する農地として、世界最大のオリーブ生産高を誇る地域へと発展したハエン県。しかし大量生産ばかりを追い求めてきた結果、エキストラ・バージン・オリーブオイルが持つ最高の「質」は置き去りにされ、近年になってようやく、若き起業家たちが最高のオリーブと称される「ピクアル種」を使用した究極のオリーブオイルを作り出すことに成功した。若い世代に代替わりした生産者たちの先鋭的な挑戦を生き生きと描き出すとともに、オリーブオイル革命を見守るシェフたちと革命に敏感に反応する起業家、そして消費者の視点から、オリーブオイルが秘めた大きな可能性を伝える。監督はスペインのベテランドキュメンタリー作家ホセ・ルイス・ロペス=リナーレがメガホン。

2019年製作/94分/G/スペイン
原題または英題:Virgin & Extra: The Land of the Olive Oil
配給:ピクチャーズデプト
劇場公開日:2019年12月6日

スタッフ・キャスト

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(C)2018 CAJA RURAL DE JAEN, LOPEZ-LI FILMS & ZAMPA AUDIOVISUAL

映画レビュー

3.5【”美味しいオリーブオイルを作る喜びと誇り”オリーブ生産高世界一を誇るスペイン・アンダルシア州ハエン県におけるオリーブオイル革命を描いた作品。】

2022年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

幸せ

ー 大変面白く、且つ勉強になったオリーブオイルドキュメンタリー作品。ー

◆感想

 ・オリーブオイルの健康面を含めた”スーパーフード”として認識され始めたのが、1980年代だったことは、今作で初めて知った。

 ・オリーブ収穫時に、如何にオリーブの身に傷を付けずに収獲し、圧搾にも細心の注意を払わなければいけない事も、初めて知った。

 ・オリーブオイルのテイスティング風景や、オリーブオイルを使う若きシェフたちの”自分達が作る料理には美味しいオリーブオイルが欠かせない”と熱く語る姿も食を愛する者としては嬉しかった。

<一昨日、「かもめ食堂」などの作品でフードコーディネーターを担当された飯島奈美さんの本を読んだ。
 そこに書かれていた「海街diary」で映されたしらすトースト作りに苦労した際に、オリーブオイルを使用したら上手く出来たという文章を読んで成程・・、と思ったモノだ。

 今作では、スペインのオリーブオイルに焦点が当たっているが、私は日本の岡山県牛窓で作られているオリーブオイルを愛用している。
 今であれば、新玉ねぎに軽く塩をしてから、オリーブオイルとフルーツトマトを絡ませれば美味き酒の肴の出来上がりである。
 もう少ししたら、八朔とオリーブオイルとニョクマムを合えたサラダや、初夏になれば庭のバジルとトマトにオリーブオイルをかけたシンプルなサラダが美味い。
 ドレッシングは、当然食べる直前にチャチャっと作る。これが一番である。

 明日は、浅蜊を採りに行く予定なので、沢山取れたら、浅蜊と豚肉のアヒージョでも作ろうかな・・。
 何にしろ、エキストラバージンオリーブオイルは、多少高くても、良い品を使いたいモノである。>

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NOBU

3.5ヘルシーオイルの火付け役

2020年7月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

かつてのスペインの料理人は、フランス料理を真似してスペイン料理にバターを使っていたと話していたので驚きました。今となってはバターよりもオリーブオイルの方がヘルシーで人気がありますよね。

オリーブオイルが世界中に広まったのは、オリーブオイル協会が戦略的にマーケティングしたのも大きいと思います。作品を鑑賞していて、オリーブオイルに関わる全て(原料、農家、パッケージ、料理人)がアートに見えて、正に食の芸術の成功例だと思いました。日本食もアートに出来る要素が多いと思うのでプロジェクトを組めば、世界的なマーケットを掴めると思います。お醤油はどうですかね。

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ミカ

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