劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のレビュー・感想・評価

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4.5映画でやるべきエピソードだった

2020年11月29日
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鑑賞方法:映画館

疾走する列車はスクリーンに映える。それが蒸気機関車ならなおさら映える。規則正しい車輪の回転に堂々と煙を噴き上げる先頭車両、闇を切り裂く光。列車と映画はとても相性がいい。舞台そのものが常に移動状態で画面に躍動感が出る。冒頭、無限列車が動き出すシークエンスだけでワクワクできる。そのワクワクと同時に物語が動き出す映画のアレンジも非常に良い。
冒頭と言えば、プロローグ的な位置づけのお墓のシーンも木漏れ日が美しさに惹かれた。ちゃんとキャラにも背景にも同様に当たっていて、なおかつ木漏れ日の揺れに応じて光が揺れていた。非常に丁寧なライティングをしていて、さすがufotableの撮影部という感じだ。光の美しさは、ラストの朝日が昇るシーンでも発揮される。朝日の昇るスピードも絶妙に遅すぎず速すぎない。昇りきった朝日が照らす煉獄さんの神々しいこと。あれは泣かせる。結末を知っていても、確かな作画と美術、撮影ライティングの確かさで盛り上げてくれる素晴らしい作品だった。

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杉本穂高

5.0映像美×骨太の物語×声優陣の熱演、あらゆる要素が高いレベルで融合したエンタメ映画

2020年10月17日
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鑑賞方法:映画館

いいものを見た、というのが鑑賞後にまず思ったことでした。動きや背景のディテールを愚直に描きながら新たな映像表現を追求していくufotableのアニメーション、めりはりの効いた真っ直ぐで骨太のストーリー、ときに「半沢直樹」を連想させる声優陣のケレン味たっぷりの熱演――あらゆる要素が高いレベルであわさり、キャラが立ちまくった王道のジャンプアニメでありつつも、単独のエンタメ作品として1本筋のとおった、非常に見応えのある映画になっていると感じました。
昨年エンタメ界を席巻したテレビシリーズ全26話の続きを描いた本作は、シリーズの蓄積があるからこそのサービスシーンや心揺さぶられる場面も多くありますが、映画で初めて見るという人も煉獄杏寿郎のドラマとして十分楽しめるはず。“煉獄さん”の戦いぶりと、鬼殺隊の柱として主人公・炭治郎に見せる背中に胸打たれると思います。

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五所光太郎(アニメハック編集部)

5.0子供から大人まで万人受けし、社会現象化するのがよく分かるクオリティーの高いアニメーション映画。

2020年10月16日
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「鬼滅の刃」は元々テレビアニメ版の段階でも映画として上映しても遜色のないクオリティーだったので、本作も当然ながらスクリーン映えしています。
「無限列車編」というタイトルですが、「煉獄杏寿郎編」といってもいいでしょう。
アクションシーン、人間模様、ギャグシーンなど、劇場版でもメリハリがきいていて1本の映画として非常に出来が良かったです。
中でも戦闘シーンは圧巻の一言で、「劇場版 Fate/stay night [HF]」シリーズに続き ufotableが非常に有能なアニメーションスタジオだと証明できた作品だと思います。
本作は、ある意味で「2部構成」ともいえるような仕掛けも面白いです。「夢」から自然に導入される「過去」によってキャラクターを深く描き出し、より観客が入り込みやすくなる仕組みも映画向きでした。
計算しつくされた音楽も含め、どのシーンも全く無駄を感じさせない完成度でした。
ここまで「名言」や「名シーン」に溢れた作品は、実写映画も含めて本作が初めてなのかもしれません。
良い意味で様々な感情が入り混じるので、劇場で何度か見たい(体感したい)と思える作品でした。

追記
3回見た時点の感想ですが、かなり盛沢山の内容で、初回は「興味深い」「面白い」「悲しい」「感慨深い」など多くの感情があり、感情が追い付かなかったほどでした。
2回目からはようやく感情が整理されてきて、見れば見るほど感情が深く動かされるのを実感します。特に煉獄杏寿郎は、最初にテレビ版で登場した際は、むしろ印象が悪かったのですが、本作では生き様と共に、どの言葉も深く入り込んでいき、印象が180度変わりました。
「世間で言うほど本作にハマれなかった」という人は、最低でも2回見てみると随分と感想が変わると思います。

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細野真宏

4.0漫画で描ききれないところの表現良

2024年4月21日
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鑑賞方法:映画館

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ぽん

5.0原作を超えるクオリティ

2024年3月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

興奮

なかなか原作を超えるクオリティは出せないのが、劇場版やアニメ化や実写化の常であるのに対して、原作の良さをそのままに、それ以上の満足感を得られる代表作が「鬼滅の刃」

視聴者の期待値も上がっているだけに、毎回、期待を超えてくるあたり、アニメーション化の制作会社やスタッフの方の熱意が感じられます。

無限列車編以降はテレビアニメが続いておりますが、是非とも無限城編は、何部作に跨っても良いので、劇場版での公開を期待してます!

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びんちゃん

3.0炎柱が大活躍

2024年2月9日
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鑑賞方法:映画館
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ゆかした

3.0オリジナリティがあっていい

2024年1月6日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

楽しい

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あふろざむらい

5.0最高に素晴らしかった

2023年12月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

映像は綺麗だし、音楽もいい、アクションも最高にかっこよかったです。
ストーリーの流れも良かったです。ドタバタから、敵の攻撃を受け、そこから立ち直り、反撃し、そして…。
そして炭治郎と煉獄さんが本当に素晴らしかった。二人の強い意志が高潔な信念が本当に良かったです。
映画でガチで泣いたのは久々でした。
それも3回も、1度は炭治郎の俺の家族を馬鹿にするな、2度めは煉獄の強い意志、3度めは炭治郎が鬼にはなった言葉。それぞれ涙が出てきました。
最高の傑作です。

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たこつぼ

4.5夢から醒め、この過酷な現実と戦え。

2023年11月26日
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善の理念(イデア)、永遠、正義。これらを透き通すのが炭治郎の心である。不幸な現実の否定性に対峙し、それと戦う炭治郎。人々はそれに共感し、賛同しているのであろう。現実が否定的なものであるということは、20世紀から今日にかけて、ほとんど常識と化したことであろう。しかし、これまではそうした現実から身を逸らすか、否定性を否定性とだけ描写して終わっていたように思う。 夢から醒め、この過酷な現実と戦え。そして運命は勇者に微笑むのだ。
ー 夢が理想的な平和である ー この考え方は、一見古いように思うが、しかし、夢が無意識からのぼるある種の表象像に過ぎないということも、現代人は精確に把握しているようである。
これまでは、(まさしく敵の魘夢ように)現実を悪夢と混同していた。(魘夢「悪夢だ…」)本当は現実はより射程が広く、夢は表象の一部分である。フロイトによれば夢は、無意識から構築されたものである。無意識は現実と同じように射程が広い。炭治郎の無意識は、特に、永遠を見渡し、優しさと温かさに包まれていた。これこそが現代の人々が、本当の意味で理想化していくべき共通観念である。
他方で、端役の夢は、対照的に、単なる夢想に終わっていたり(善逸)、現実と変わらない混沌を描いたものだったり(伊之助)、過去の記憶を蘇らせるものであった(杏寿郎)。これらの夢も、現代人の一側面を反映したものであり、興味深いものであった。自分がそれらのどれに当てはまるかで、自分の今日のあり方を見つめ直すことは出来るかもしれない。(2021年1月30日)

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ふみくん

5.0心を燃やせ

2023年11月8日
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興奮

/ 110

みんなが幸せそうな夢を見てる中、煉獄さんだけは違う夢を見てるのが何故か心に刺さった

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あきと

4.5

2023年10月30日
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AAA

5.02回観たけど2回とも泣けた。

2023年9月20日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

内容を全く知らないまま観たのに号泣。ストーリーも良かったし画もとても綺麗だった。音楽も完璧。LiSAの歌声思い出すだけですぐ泣ける。舞台挨拶にも連れて行かれて2回観たけど2回目もしっかり号泣。観て良かった!!

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マッシュぽてと

4.0夜に映える赤と青

2023年8月31日
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この映画は煉獄さんなしでは語れないですよね。
煉獄さんが、わかりやすく優等生で明るく常にみなを導いてくれる方であること、まっすぐな気持ちを持っているところ、そしてその感情をストレートに言葉にできるところ…そんなところにみな憧れを持つのではないでしょうか。
私もそんな風にまっすぐに生きてみたいと思います。

そしてこの映画で私の一番好きなところは、煉獄さんの戦闘シーン。
題名の通り、黒(夜)に赤と青が綺麗に映えるところです。あれはスクリーンで見て正解だったなと思いました。
あの戦闘シーンの美しさは必見だと思っています!

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みっこ

3.5外形は傑作。

2023年8月28日
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鑑賞方法:映画館

原作を知らず、TVシリーズは観ております。
映画館にたくさんの人を呼び込んでいることには敬意と感謝を申し上げたいのですが、あまりに人が多くて映画館に行くこと自体を控えていました。ようやく空席が目立つようになったので鑑賞してきました。

まず、IMAXなどの映像、音響のいいところで観たほうが良い、には完全に同意します。(自分は通常館でしたが)
・作画、画像:手抜きが感じられない、光の使い方の巧妙さ、丁寧に書き込まれたもので動きも十分に満足出来ましたが、いくつかのとある主要な場面、背景でのパースの歪さに違和感があります。空間把握に課題かなあ。
・音響、音楽:梶浦由記さんにすごいですね。すっとぴったりでした。戦闘シーンなどの音響も邦画にしては珍しく響いてくるし、サラウンドも比較的上手く使えていると思いました。が、もっと尖らせてもいいんじゃないかとも。
・演出:実力派声優で固めた陣容は素晴らしいです。一部で感情表現が平坦と酷評されがちな花江夏樹ですが、どこを観てるんですかねえ?松岡禎丞のぶっ飛び加減は倍化され、役どころが変われど狂気や偏執を演じたら最強な石田彰、そして、特徴表現に特化した日野聡の煉獄さんなどは聴き逃がせないポイントじゃないでしょうか。あ、禰豆子の大活躍はとても重要でした。
・総評:原作があり、テレビシリーズの続編ということですが、映画単体で観ても分かりやすい作品だと思います。ただ、そこがこの映画の限界でもあって、表現が難しいのですが、魂が薄い、物語に深みが足りないと感じました。まあ、逆にこれだから多くの人に受け入れられた名作になったんだろうとも言えるかもしれません。
・その他:周囲の、特に若い女性が号泣しながら観ていました。うるさいくらいにwそんだけ、魂を揺さぶられる人も相当数いるのでしょう。
自分?自分は終始笑い放しでした。特に、松岡くん、、、

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zem_movie_review

4.5誰も死なせない!

2023年8月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

興奮

鑑賞前は子供のお付き合いくらいの気持ちで行きましたが、見事に大人もはまってしまうクオリティでした。いやね、最後こんなに泣かされるとは思わなかったです。エンドロール中は、ちょっと放心状態でした。

鑑賞時は漫画は読んでおらずTVアニメ版だけみているという知識レベルで、まぁ面白いアニメだよね~くらいな気持ちくらいしか持ち合わせていませんでしたが、本作を観て一気に「鬼滅の刃」熱が付いたといっても過言ではありません。それほど良かったです。(後に漫画大人買いし一気読み)

何が良かったか、それはもぅ煉獄杏寿郎のドラマで一気に持っていかれた感覚です。主人公の竈門炭治郎が目立った中盤までであれば、TVアニメの延長でと言う感覚で観ており、映画だから迫力分が上乗せして面白いなぁといった感覚でしたが、後半からの煉獄杏寿郎の独壇場からは、もうかっこいいやら悲しいやらで一気に心もっていかれました。

良かったのはストーリーだけではなく、アニメとは思えない大迫力の鬼退治格闘シーンや映像美も見どころでした。その映像美と迫力、そして効果音は圧巻といっても過言ではないでしょう。

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だいふく

5.0煉獄さんの物語

2023年8月12日
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原作既読。

アニメはあまり詳しくないが、
最近はジャンプ作品のアニメがヒットしている印象がある。
たくさんあるヒット作の中で、私は鬼滅の刃が特に好きで。
なぜかと考えてみると、私はこの作品のキャラクター達が好きなのだと思う。
特に好きなのは煉獄さん。
強く、ブレない姿が心を打つ。

ある意味煉獄さんが主役とも言える今作、
大人も子供も目が離せなくなる作品だと思う。

繰り返し、何度でも見たい。

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SAkI

2.0めちゃくちゃ綺麗

2023年7月17日
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単純

アニメーションがとにかく綺麗で見やすい。
でも主人公がとにかくうるさい、本当に黙って欲しい。感動的なシーンが台無しになるし、いつでもどこでも叫び散らかしているせいで感情移入のしようがない。
物語もお粗末、根性論や手垢ベトベトな格言やご都合主義な覚醒など全体的に薄っぺらさが目立つ。
時間の無駄とまではいかないけれど、心に刻まれる作品ではなかった。

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日出くに

3.0先に泣くと聞いたのが裏目

2023年6月13日
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鑑賞方法:TV地上波
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こまめぞう

5.0この時代に、優しさ・実直さ・自己犠牲・意志の強さを真正面から肯定し...

2023年6月4日
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この時代に、優しさ・実直さ・自己犠牲・意志の強さを真正面から肯定し、それが個々の能力やコンテクストに依拠したものではなく、只々心の在り方次第であるという事を真っ直ぐ表現している作品が、多くの人に愛されているという事が尊過ぎて涙が止まりません。

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omoro

3.0以前、かかりつけの整体師さんにおすすめされて鑑賞。犬夜叉や、人魚の...

2023年6月2日
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以前、かかりつけの整体師さんにおすすめされて鑑賞。犬夜叉や、人魚の森、ポーの一族、…色んなものが混ざってそこにドラゴンボールっぽさをプラス。さらに昨今流行りのグロさをプラス。私にはあまり刺さらなかったです。
整体師さんの小2の息子さんが、鬼滅を怖がってギャン泣きするので友達との話題についていけない様子だ、男なのに泣き過ぎ、心配ですとぼやいていたが、感受性の強い子もいるしフツーに怖いし気持ち悪いので、そっとしといてあげて〜と思ってしまった。

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まゆう