劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のレビュー・感想・評価
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まあまあ
映像はとても綺麗でした。途中、多少だれる場面はありますが、最初から最後までスピード感があり、見ていて疲れることはありません。ストーリー自体は既に原作があるため替えようがないと思いますが、カリオストロの城やナウシカなどの初期の宮崎アニメのようなテンポの良さが、見ていて引き込まれやすいというのがあるのかなと思います。不条理な物との戦いや、どこまでも人に優しい主人公など、いまのコロナ禍の社会によくマッチしており、今だからこそ見てみて損はない作品だと思います。5年、10年後も印象に残るかと言われれば?です。
煉獄さんの心からの笑顔に涙
「どこ見てるんですか!?」と、映画の中で主人公の炭治郎は叫ぶ。
その通り、今回の話のキーマンとなる炎柱:煉獄杏寿郎は常に笑顔を絶やさないものの、その瞳は大きく見開かれ話しているものとなかなか目が合わない。
笑っているのに、笑っていないのだ。
ついに映画興行収入第1位となった、鬼滅の刃。
世間の波に少しだけ乗っかってアニメで追っかけ、SNSでなんとなく内容も把握した状態での鑑賞となった。
正直に話すと、煉獄さんの最期は事前に知った上での鑑賞だった。
アニメにて映像美に見惚れた作品でもあったのでスクリーンで体感したいという軽い気持ちで見にいったというのも本音だ。
それなのに
結論から言うと驚くほど泣いてしまった。
猗窩座が登場し、弱き人々の盾となって死闘を繰り広げる煉獄の姿を見ていたら涙が止まらなかった。
漫画で内容を読んだ時、感動はしたのに涙を流すことはなかった。
その理由で一番思い当たるのは期待通りのスクリーンの映像美、そして声優さんたちの魂のこもった演技だ。
キャラクターたちに命が吹き込まれたことでより心が熱くなり、込み上げて来るものがあった。
炭治郎の「夢」の中はもちろんだが、どこまでも澄み切った美しい彼の心の中も胸打たれるものがあった。
自分も何度も殺すという恐ろしい体験を繰り返しながら見ず知らずの人たちを守らんとするその胆力に圧倒されている自分がいた。
そして迎えてほしくなかった「煉獄杏寿郎の最期」。
奥義、「煉獄」の強く美しい圧倒的な力に見惚れてしまった。
猗窩座の破壊殺も映像にするとこんなことになるのかとこれまた見惚れた。
でも、時間は止まってくれない。
煉獄の最期はあまりにも穏やかだった。
みんなが幸せな夢を見ている中、彼だけは決して完全に「幸せ」とは言い切れない夢だったのは何故なのだろう。
貼り付けたような笑みが生まれてしまったのは彼の歩んできた道のりが物語っていた。
それを不幸とは思わないし、乗り越えた先の強さだと思えた。
ただ、そんな彼の表情が唯一変わる時がある。
それが「母」と関わっている時だ。
強く生まれた人間の役割を諭され、母の胸に抱かれたときの瞳の揺らぎの繊細さ。
強くあろうとする彼の原点はそこだった。
だからこそ、強者として200人もの乗客の命を救った彼の最期に母は現れる。
母を見つけ、きっと何よりも嬉しい言葉をもらったとき
煉獄は、初めて「笑った」。
幼い子どものような笑みが溢れた瞬間、あぁ、彼は思い残すことなく炎のように熱く命を燃やして死んでいくのだなと悟った。
もちろん炭治郎たちの傷は深すぎる。
それでも彼らに生きていてほしかった煉獄の想いが勝ったのだ。
「心を燃やせ」
その言葉の通り彼は生きた、そして死んだ。
コロナ禍で人と人との絆が大いに試されている今だからこそ鬼滅は輝いた。
大事な人の愛し方を、守り方を教えてくれているようで。
命をかけて戦い、愛し、守り抜く。
人間愛に溢れた煉獄の生き様と、晴天のような少年炭治郎の大いなる壁をどうか見届けていただきたいものです。
忠実で鮮やか
原作に忠実に、だけど劇場版ならではの鮮やかな戦闘シーンに圧倒されました。
石田彰さんが猗窩座サマをどうやるのか気になっていたけど、思ったよりやんちゃで若々しく演じていたので意外でした。
個人的には生家での話が1番涙腺に来たので、欲を言えばそこまでやって欲しかったなぁと。
ぜひ吉原編も映画化を希望します。そして妓夫太郎は内山氏でオナシャス
いわゆる子供向け映画です
やっぱりそもそも猪の頭かぶってるやつと、寝ないと仕事しないやつと一緒に仕事しなきゃ行けない設定に全く乗れない。と思いつつ。
アニメの方だけ1周見ているという立ち位置の人間です。
うん!普通にテレビアニメの映画版という感じ!
冒頭は上手く作っていて、メインのキャラ3人の特徴をうまく描いていて
アニメや原作を見ていない人でも、それぞれのキャラの特徴を分からせる
大変親切な作り。
炎の人の「うまい!うまい!」がこの映画の個人的クライマックスで
この映画で唯一、面白くて笑ったポイントでした。
クライマックスは登場人物がほとんど全員泣き始め、誘い泣きをして欲しいのかな?
という感じ。
カラスまで泣いてたのは失笑ものでした。。。
映画内で何かその前にカラスとの関係性のフリとか入れておけば。。。
それでもカラスまで泣いてるのは蛇足な気がします。
あの強い方の鬼はいつどこで止まるかもわからない列車を
朝方まで線路の横で待ってたのかな?
朝になると死んじゃうのに、、、目的がよく分からない。
戦うなら、中堅の鬼と同時に戦った方が鬼殺隊を倒せる確率高いのに・・・
などなど、乗り切れない設定が多々あり、という感じです。
普通に映画館で映画を見たりすることのない方にオススメ!
え、ちょっと待って!いまのアニメってこんな凄いことになってるの?!
映画館でアニメ作品を観るなんて何年ぶりだろう…。
とりあえず話題になっているからという理由だけで、特に期待もせずに映画館へ。
漫画も未読、テレビアニメも観ずに突入したけど、無問題!いつの間にか鬼滅の世界にどっぷり。
開始1時間で号泣、最後30分涙腺崩壊。
120分で煉獄杏寿郎という人間にがっつり心をつかまれていた。
アニメとは思えぬ風景描写の美しさ、アニメだからこそ描ける迫力の戦闘シーン。
映像と見事にリンクした素晴らしい音楽。
汽車に乗り込むシーンからワクワクドキドキが止まらない。
そして、絶妙に配置された緊張と弛緩。
胸にジーンとしみる煉獄さんの言葉の数々も素晴らしすぎる!
仲間と力を合わせてがんばれば、いつも強くて正しいものが勝つ!
そんなきれいごとでは終わらない、どうしようもないことが人生にはある。
そんなやるせなさが響くのです。
観終わった後も、悲しくて辛くて苦しいんだけど、決して嫌な気持ちにならない。
むしろもう1回観たい。
久しぶりに映画館の大画面で鑑賞する醍醐味を感じられて幸せ。
ありがとう!煉獄さん!!
全く響かず・・。でした。残念。
2020年の秋口にTV版アニメを一気に観たのですがあまりピンと来ず。映画が公開されると聞いても観賞するつもりはありませんでした。
が、今回4dxで実施されるとの事で観に行ってみました。
世間様の評価とは逆に涙が出る事もなく、ストーリーにも特に感動する事もありませんでした。
私自身の鬼滅への思いが強くないせいだと思いますので、まぁ戯言程度にお考え頂きたいと存じます。
よもやよもや・・ですが、400億の男になる為の一助になったかとは思いますのでご容赦くださいませ。
ちなみにですが、一緒に観賞した家内はもっと響かなかった様子でした。笑。
ファンに向けた映画
ファンに向けた映画なので特に感想なし!!
微妙でした。
炭治郎の「〜だから煉獄さんの方が強いんだー」のセリフいらないと思った。そんなこと承知で戦ってんだから、わざわざ言わなくていいと思ってしまった。
煉獄の母の、強い者の義務みたいのも、母親だからって、息子の生き方を強制的に決めるなと思ってしまった。
ここ数年で一番泣いた
原作を読んでアニメも26話全て見てから映画に行きました。期待以上でした。IMAXでも見ましたが映像と音がすごくクリアでビックリしました。
一番感動したのは原作と映画がほぼ同じだったことです。原作は何度も読んでいたので台詞も覚えてましたが、ほぼ一緒。原作へのリスペクトを感じて感動しました。
映画は何回見ても号泣してしまいます。
泣かそうとしている台詞じゃないのに、
泣いてしまうんだなぁ。
良かったけど
煉獄さんの戦闘シーンは良かった。ただここまで大ヒットする映画とは思えない。
・猗窩座のイントネーションが思っていたのと違った。 ・炭治郎たちや...
・猗窩座のイントネーションが思っていたのと違った。
・炭治郎たちやえんむにはごめんだけど、あかざがでてきてからが本番だったな。突然BGMゴリゴリロックになって最高だった。
・スクリーンでみる動きの少ないギャグパートがわたしには少々つらかった。逆に、炭治郎の無意識領域の画は美しさが増していて、大画面で見れてめちゃくちゃよかった。
どこまでも真っ直ぐで清らかな心
今や社会現象になっている鬼滅ブーム。単行本は最終刊が300万部越え!TVアニメも大ヒットで劇場版も先日320億円突破で千と千尋を抜いて歴代一位!連載第1話から読んでいてTVアニメもリアルタイムで全話観たファンとしては嬉しい限り。というわけで劇場で観てきた感想を書いていきます。
冒頭から美しい森の風景。UFOTABLEは京都アニメーションと並ぶ日本のアニメーション業界でハイクォリティな映像を作る会社。最初からその実力を遺憾なく発揮しています。物語は鬼殺隊新人隊員の炭治郎・善逸・伊之助が命令を受けて鬼が巣くうという噂の無限列車に乗り込むところから始まります。そこで先に乗り込んでいた炎柱の煉獄杏寿郎と合流して鬼退治に挑むという物語。
映像は本当に素晴らしい!ここ数年の日本のアニメは完全に一つの形式を作りましたね。それは2Dと3Dの融合。手書きの2Dキャラの暖かい動きを生かしつつ、背景に3Dを効果的に利用して、よりハイクオリティな映像に仕上げるという方法です。天気の子しかりヴァイオレット・エヴァーガーデンしかり、そしてこの劇場版鬼滅の刃無限列車編しかり。どれも海外の3Dだけの冷たいヌルヌルした映像では決して描けない日本ならではの美しいアニメーション映像を作り上げています。これは本当に素晴らしいです。この作品でも何気ないシーンにこうした演出がふんだんに使われていて、それがごく自然に見えているのが良いです。触手が伸びるシーンも凄いですが、むしろ炭治郎の夢の中で描かれた実家の風景こそがその真骨頂だったのではないかと思ってしまいました。
演出で感心するのがテンポの良さ。ゆったりした導入部からギャグを交えつつ話が進み、そこから夢の世界へ移る展開が非常に上手く構成されていて観る者を飽きさせません。そして夢の世界から脱出した炭治郎と魘夢との戦い、さらに後から目覚めた禰豆子・伊之助・善逸・煉獄の戦い、そしてクライマックスの煉獄と上弦3席の鬼との戦い、息をつかせぬテンポにあっという間に2時間が過ぎてしまいました。余分なところを一切廃して美味しいところを全て詰め込んだ内容の濃い作品だと思います。
さて、この作品が大ヒットした要因は様々有ると思うのですが、僕は主人公や煉獄の「どこまでも真っ直ぐで清らかな心」にあると思ってます。炭治郎は鬼に家族を惨殺されて、妹の禰豆子も鬼にされて、鬼に対して大きな憎しみを抱いているはずです。しかし彼はそんな鬼に対しても憐憫の情を抱き、最後の情けを掛けるのです。同僚に対しても同様で、いつも突っかかってくる伊之助のわがままも全部受け止め、仲間をその優しさで包んでやります。何という大きさ、なんという優しさなのでしょう。そして今作品のもう一人の主人公煉獄杏寿郎も同様です。強き者は弱き者を守る責務がある、そのために生を受けたのだと母から言われ、その言葉を守るためには自分の命も厭わない生き方。敵から鬼にならないか?と甘い言葉を掛けられても迷うことなく拒否をする真っ直ぐな正義。この作品にはこうした清らかで真っ直ぐな心が一本通っているのです。
こうした主人公達の真っ直ぐさが今の混迷した世の中で光となって、観る者を魅了しているのでしょう。自分たちの利権のためなら平気で悪事に手を染める政治家や財界人、弱い者を助けようとせずに自分たちばかりがいい思いを求める一部の豊かな者達。そうした輩に嫌気がさしている現代人にとって、炭治郎や煉獄の愚直で真っ直ぐな生き方はまぶしく美しく見えるのです。
クライマックスでその真っ直ぐさを貫くために戦う煉獄杏寿郎。ラストシーンでは涙が止まりませんでした。いやあ、コロナ禍で席が一つ跳び毎で良かった。でないと泣いているのが横の人に見えちゃいますから。(苦笑)
本当ならこの作品には5点満点を付けたかったのですが、一つだけ残念だったのが導入部の分かりづらさ。ファンの僕は設定からストーリーまで全て入っているので大丈夫ですが、初見の人には少々分かりづらかったのではないでしょうか?TV版からの劇場版という作品にままあるのですが、そうした舞台説明を省いて直接TVの続きとして話を展開してしまいがち。狭いファン向けの作品ならそれでもいいですが、ここまで社会現象になっている大ヒット作品なのにそこを省くのはいかがなものかと。せめて冒頭10分位にこれまでの話の流れをダイジェストで入れた方が良かったのではと思ってしまいました。その分を0.5点引いて4.5点ということで。でも、個人的には満点以上の作品でした!(*^_^*)
やはり見ておいて良かった
ようやく見ることができた。平日にも関わらず人は多かった。
映画は初めて見ても世界に引き込まれたが、それまでの物語を知っておくともっと良かったかも。
でも久しぶりだろう。泣いてしまうアニメは。
理不尽な相手に対して立ち向かう主人公たち。どんなに頑張っても人間は?
夢の中に生きるのではなく、心の火を燃やすこと。そして自分が何をできるかを全うすること。そして強きものは弱きものを助けることが責務と心得ること。大人の鑑賞にも耐えうる映画だ。
手に汗握る展開!素晴らしかったです!
ストーリーはもちろん、映像と音楽も合わさって圧巻でした。
煉獄さんがかっこいい
家族がどハマりしていたので、なんとなく見るのを避けていたアニメのみ見ました。面白くないこともないけど、そこでも何でこんなに流行るのかいまいちわからず…とりあえず時間があったので映画も見に行ったのですが、とにかく煉獄さんがかっこいい!煉獄さんレベルの強いキャラクターが出てきて初めてこういう系統の漫画はおもしろくなると実感。あとはやっぱり絵が綺麗ですね。だらだらしたところがなくスピード感もあり、私は楽しめました!
煉獄さんを好きになる映画
人気があることが、人気になる原因になる。
それをバンドワゴン効果という。
諸事情でようやく映画を見ることができました。興行収入歴代1位を更新した後です。千と千尋より面白いのかどうかはさておき、その成績を納得してもいいだろうという満足感です。
煉獄さんかっこよすぎで、映画映えする内容だったんじゃないかな。
アニメの人気もコロナの影響もあるけど、この内容だったからこその売り上げだと思う。
ufotableはさすがの一言。
Fate/Zeroからお世話になってるが、年々進化している。
Fate関連でその実力を開花させ、鬼滅の刃で一般を巻き込み、この映画で大輪を咲かせたという感じかしら。
個人的にはHF第三章のセイバーvsライダーの神作画こそNo.1だけど、この煉獄vs猗窩座も負けず劣らずの作画でした。
ufotableが儲かれば儲かるほど、こんな映像をどんどん見れるわけだから、その点に関しては興行収入には素直に万歳です。
それにしてもこの映画、プロローグとかキャラの説明が一切無し。まじでテレビアニメの続き。
Fateも、通常ルートを見てる前提の脚本だったけど、それでも綺礼がオサレなあらすじは話してくれた。
あのコナンですら、誰もが知ってるのに毎回毎回映画では「おれは高校生探偵、工藤新一」から始まってるのに。
そのおかげで、炭治郎たちの戦いプラス煉獄の戦いという2つの盛り込めたテンポになったのだろう。
あとさ、映画を見た人の何割がこの無限列車編を漫画で読んでから見に行ったんだろう。
何が言いたいのかと言うと、この結末を初見で見るとどうなるんだろう。
煉獄さんの使命というのは、スパイダーマンと同じ。「大いなる力には、大いなる責任が伴う」まさにそういうこと。
あと、煉獄家は煉獄一族の血の影響が強すぎて、お母さんの面影全然ない。
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