「【眼前の死活問題に目を瞑り、虚構の自由を甘受するか、命懸けで真の自由を掴むのか・・。囚われた子供達の究極の選択を描くダークファンタジー・・、として描こうとした作品。】」約束のネバーランド NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【眼前の死活問題に目を瞑り、虚構の自由を甘受するか、命懸けで真の自由を掴むのか・・。囚われた子供達の究極の選択を描くダークファンタジー・・、として描こうとした作品。】
ー楽園のような”孤児院”で過ごす子供達。リーダー格のエマ(浜辺美波)、ノーマン(板垣季光人)レイ(城桧吏)の3人は、孤児院のある怖ろしい事実を知り、行動に出るが・・。-
■印象 -漫画と映画は別物であるという前提においてー
・今作の、ミステリアスな世界観は、とても良い。
2049年に、世間から隔絶された「グレイス=フィールドハウス」で、健やかに育つ子供達。優しい”ママ”イザベラ(北川景子)。
だが、頭脳明晰なリーダー格の上気3人が、恐ろしい事実を知り、子供達全員の脱出計画を練る・・。
- 面白い設定なのであるが、そして今や日本邦画界若手女優のトップクラスに君臨する浜辺美波さんを筆頭に、子役さんたちも頑張っているのだが(一部、酷評されている人がいますが・・)、何故か”あっさり感”と”薄っぺらい感”が大画面から、漂って来るのである。CGのレベルなのであろうか・・。-
<勝手な提案>
1.魅力的なキャラクターとして、イザベラの地位を狙うシスター・クローネ(渡辺直美:
エンターテナーとして、超一流の方である事は、万民が知る事である。)が登場する。
個人的な意見だが、シスター・クローネとイザベラとの確執をサブストーリーとして、もっと膨らませるとか・・。
だって、あんなに強烈なキャラクターを演じられる人って、ナカナカいないではないか?途中で、”Delete”してしまうには、勿体ないと思ったのだ・・。
2.又は、イザベラと、レスリーと言う男性との間に生れたレイ(そして、彼は胎内にいた記憶を持つというコレマタ魅力的なキャラクターである)との、親子の葛藤などをサブストーリーとして、絡めても良かったのではないか・・、とも思ってしまったのだ。
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・高い壁に囲まれ、鬼に食べられる(特に貴重なのは脳)と言う設定は、当初「進撃の巨人」に近いのかと思いきや、そうでもなく・・。(つまり、CGに迫力がない・・)
クライマックスの、子供たちが高い壁の向こう側にある深い谷(溝)を、”ある方法”で乗り越えるシーン。そして、エマに対する、イザベラの対応。
感動的なシーンになるはずなのだが、大変申し訳ないが、”チープ感”が漂ってしまい・・。
- まず、深い谷が”しっかり描かれていない”ため、観ている側に、怖さが伝わらない。それに、あんなに細いザイルでもない細引きで、超えられるのかな?(小さな子は別として・・)とか・・。-
<イロイロと、申し訳ない。
繰り返すが、魅力的な世界観であるし、子役さんたちはまずまず、頑張っていたし・・。
只、途中で、物語の構成が見えてしまうのである・・。
これを言ってはいけないのかもしれないが、アニメーション映画として、勝負する手はなかったのかな・・、とも思った作品。>
■誰か教えて・・
・ラスト、朝日を見ながら、樹上にてエマが呟く言葉が、分からなかった・・。多分、ポジティブな言葉だと思うのだけれど・・。
おはようございます。
僕は、チャリであちこちの映画館を梯子してます。
映画館は、特に最近のシネコンはキレイだし、約ネバは若者がしゃべってましたけど、皆、基本、静かですからね。
でも、東京は、立ち飲み居酒屋とかつい最近まで、マスクなしでぎっしりで、ヤバい感じはしてました。