ハスラーズのレビュー・感想・評価
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時代に翻弄された市井のストリッパー
宣伝のイメージ通りの華やかさが楽しめると同時に、一連の出来事の派生元であるリーマン・ショックがいかに激震であったかに思いを馳せてしまう映画。
時代の転換点となりうる事象に身近に居合わせた時、果たして皆が皆、受ける影響を最小限にとどめて清く正しく生き抜けるだろうか。
彼女達のやった犯罪が断罪されるべきものであることは間違いない。しかし同時に、追い詰められた状況で悪事にすがる人の心の弱さを、彼女達の視点で考えさせられた。
とは言えちょいちょいコメディタッチも挟まれるし、何しろ迫力ボディのストリッパーが大勢出てきて絵面がゴージャスなので、あまり考え事をしなくても楽しめそう。ジェニファー・ロペスの肢体とポールダンスは、とても御歳50歳とは思えない。ステージシーンはとにかく圧倒される。
一瞬、モブの男性がボカシなしで見えてるところがあったような……気のせいかな。
女性版グッドフェローズだが、根底にあるのものは真逆
多くの人が指摘しているように、確かにこの映画には『グッドフェローズ』女性版の趣きがある。アウトローの痛快さが宿ったピカレスクロマンだ。しかし友情と連帯がやがて裏切りの連鎖に変貌していく『グッドフェローズ』とは、根本的に違っている。この映画の主人公たちにも疑心暗鬼や裏切りはあるが、根底では社会から踏みつけにされた同性同士という連帯で繋がっている。この違いが、単に性差の問題なのか、それとも社会的立場から生まれているのかはまだわからない。わからないのだが、なにがあっても相手を思いやれる気持ちを失わない彼女たちの関係性はすごく羨ましいし、やはり男は『グッドフェローズ』の殺伐に引き寄せられる愚かな生き物なのかもと思ってしまう。決して痛快なだけの話ではない。むしろ、転落劇に転じる後半が映画の印象を決定づけている。そして失敗の話だからこそ、彼女たちの優しい側面が胸に沁みるのである。
派手なダンスと熱い友情が観どころ
派手なスカッと感を求めて鑑賞。
期待通り派手にそして華やかに決めてくれた。
アッシャー登場シーンでの皆のステージダンスやクリスマスパーティーシーンなんかは、観ていてロマンティックが止まらない。
そして、もちろんジェニファー・ロペスのド派手なポールダンスも圧巻だったが、個人的にはコンスタンス・ウーのハスラーな世界に身をおきながらもちょっと知的な存在が印象に残った。「クレイジー・リッチ!」の時ほどではないにしろ、本作でも懐っこい魅力ムンムンだ。
女性の友情の描き方も、男性とはひと味違った母性的なのが良い。
間違いなく楽しく観れる作品なのだが、何だかんだと全てが予想通りに進む展開には少々物足りなさを感じたかな。
タイトルなし(ネタバレ)
言いたい事は分かるが、主演の女優さんにせめてトップレス演技をしてもらいたかったかなぁ?
幾らあの驚天動地のリーマン・ショック直前の時期でも、アメリカは同時多発テロもあったし、遡れば、1930年の事もある。ここまでウマシカな男ばかりでは無いと思う。アイビ◯・リ◯グを出たような沈着冷静な知能指数の高い男がこの様な犯罪に巻き込まれる人が、そんなに沢山いる理由がない。
映画になるくらいだから、数件の事件をデフォルメしていると思う。
アメリカ男はそんなウマシカな人ばかりでは無い。
では、我が大和民族は?
昨今のオレオレ詐欺を考えると、こう言った犯罪者が大和民族をターゲットにした時が怖いと思う。我々大和民族は自己主張出来ない民族で、しかも、世間体を気にする。従って、こう言った犯罪には巻き込まれる可能性が非常に高い。だが、しかし、こう言った犯罪が日本で頻繁に起こらないのは、円安である事と、日本人には白人コンプレックスがあって、白人とコミュニケーションが取れないと言う現状がある。
そう、また、
大和民族の物理的な男性は、物理的な女性に対して支配する傾向は未だに強いので、自分よりも大きく、コミュニケーションを取れない外国人には手を出せないのである。
僕がそうであった。
大変に、大変に幸いな事である。
こう言った犯罪がある事が問題なのではなく、この経済の仕組みをもう一度考えなければならない時期が来ていると感じた。
良かった。
ディスティニーにラモーナが惚れ込むほどの魅力が感じられず、完全にJ...
ジェニファーいうたらローレンス
ジェニファー・ロペスのストリッパー成り上がり物語。
あと全然知らんアジア系女優が主演。
あらすじがクライムサスペンスものに見えたので
行ったけど
面白くなかった。
コロナ早よ終わってくれ。
40点
イオンシネマ草津 20200528
哀しいハグ
何も持たない彼女たちにとって、家族だけが生きるための動機。てっきりちょっとエッチな小悪魔たちの過激ないたずらを追いかけたコメディ映画と思いきや、リーマンショックでどん底に落ちた経済の、ある意味「被害者たち」のサバイバルを描いたヒューマンコメディだった。
華麗に、スタイリッシュに、ヒップに映像が行動を追いかけるようでいて、全編を通して乾いた笑いと優しさが包み込む。最後のハグは、泣いてしまった。
PG12のレイティングも気にならない。エロさよりもグロさのほうが味付け濃いめ。おっぱいとお尻は同性の目線で見ると武器にしか映らない。ストリッパーの楽屋は、男にとって夢の楽園どころか、戦場のかくれ要塞だ。
彼女たちが戦利品として身に着けるバッグや靴も、ほんのいっときの達成感を形にしただけのトロフィーに過ぎない。羽振りが悪くなれば金と一緒に消えていく。でもおばあちゃんとの愛情、娘に注ぐ情愛は尽きることがない。
女同士の奇妙な友情も、形を変え、時にぶち壊しながらお互いを認め合う。近ごろ声高に叫ばれる女性の地位向上も、教育機会や社会のひずみに飲み込まれた彼女たちからすれば、男の欲望をそそることでしかのし上がれない。5000ドルから時には10万ドルという、それほど効率のいい「シノギ」とは言えない犯罪行為でその日を過ごしていく刹那的な生き方だ。彼女たちは、10年後自分が誰からも振り向いてもらえないおばちゃんになることなど考えもしないのだろう。
対照的にパンツスーツのジャーナリストの女が冷ややかな目で彼女たちを見つめる。「いつも悪夢にうなされる」というデスティニーの告白にも眉をひそめるだけ。違う生き物のように価値観が相容れない様子が描かれている。
言葉を選ばずに言えば、性を売ることでしか金を得ることができない女たちがたくましく生きていく姿を鮮烈に描いた意欲作。それにしてもコンスタンス・ウーはどれだけ役柄の幅を広げられるのか。今後も要注目だ。
もうひと超え
美女とお金には要注意
デスティニーのおばあちゃん
だいたいの内容は皆さんのコメントと同意です。
でも、1番違和感があったのに、誰も触れてなくて更に違和感。
なぜ、急にデスティニーが大金を持って来たかに不思議に思わないのか!
認知症って事で片付けたのかな。でも、普通の商売じゃありえない金額だから、見てみぬふりをしてたんだとしたら、嫌だなーと。重度の認知症には見えない振る舞いだったし。
移民あるあるなのかなー。
欲張りすぎは・・・
ジェニファー・ロペスがいい
見たいものは見れたが
パーティーシーンの虚しさ
いい加減なヤツを仲間に入れちゃダメ
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