i 新聞記者ドキュメントのレビュー・感想・評価
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見ようかどうか迷ったが、東京国際映画祭のさるカテゴリーで作品賞を獲...
見ようかどうか迷ったが、東京国際映画祭のさるカテゴリーで作品賞を獲ったから見てみました。
主戦場ほどのインパクトはなく、忙しなく動き喋りつづけるひとりの新聞記者を追っかけている作品。
あくまで新聞記者の全体像を示している作品ではなく、一人の人間、望月某の日記みたいな印象です。
タイトルは、i-新聞記者ドキュメントより、i-望月某頑張ってます のがいいかなあと思います。
本当は4
初めは4にしようかと思いましたが、5にしました。
この映画を批判したい人たちが、見もせずに0.5を連発して評価を落とそうとしていて、その罠にまんまとかかり、見に行くか悩んだのですが、結果、見に行って良かったので。
真実を力でねじふせ、嘘で多い尽くせると思っている人たちの傲慢さが体温を持って伝わってきます。
日々、報道されているニュース、それ単体ではお勉強要素が強くて見続けられませんが、望月さんというエネルギッシュな女性が軸になっていることで、見事なエンターテイメントになっていました。
いわずもがなですが、佐村河内やオウムのドキュメンタリーを撮った有名な監督さんの作品です。ニュースを騒がした籠池さんとの対面シーンでは懐の入り方、距離の取り方、ユーモアの使い方、うまくて、見事でした。
望月氏を「i」にすると、世界が歪んだ。
フェイクドキュメンタリー「新聞記者」を鑑賞し、ホンモノを感じたく思うに至り、鑑賞して来ました。
ほかの鑑賞者が誤認してるようですが、本作は映画「新聞記者」の続編でも何でもなく、別監督による実在する記者を取材したドキュメント作品と銘打たれていますが、「映画『新聞記者』は、はじまりにすぎなかった」という謳い文句から勘違いされてもまぁ仕方ないように思います。
物事の見方はそれぞれ思想的な偏りがあるものですが、マスコミ各社の記事が信用に足るか怪しくなったときは、左右の派閥の主張を見比べ、客観的に信用できる方を信じます。相手のことを知らないと批判も出来ないという考えから、複数の新聞を購読しています。
私はこれで万全を期したつもりでしたが、森友学園問題の時に籠池夫妻にこぞって取材し、確たる証拠もとれてないうちから山本太郎氏の「アッキード事件」という過激な表現を好んでとり上げ政権批判に明け暮れた記者たちを見て、右も左も関係なく、我が国のジャーナリストは客観的に信用に足る確たる証拠もなしに、疑惑だけで息を吐くように嘘をつく組織なんだと見切りをつけるようになりました。
そんな彼らがどんなことを考えてあの日あのように行動したのか、自責の念はあったのか、自浄の兆しはあったのか等、色々興味がありました。映画「新聞記者」では、毒ガスだのネット工作室だの、政権の陰謀論めいた話を盛ってジャーナリズムの自己正当化をはかっており、不快な出来映えとなっていました。
今作はと言うと、「政権にもマスコミにも思惑があり、嘘をつきあっている。そんな中でマスコミ側としてたくましく考えて生きている記者にカメラを向けた!」という森監督の強い思惑を感じました。ドキュメンタリーだと自称した監督ですが、彼もまた平然と嘘をつくのです。記者のたくましい面ばかり切り取って時事ネタを追求する様子のみ魅せることで鑑賞者に多面的な問題を提示しつつも、結局はジャーナリズムに強く与する作品ととることが出来ましょう。これは、ドキュメントですか?
「ドキュメンタリーの意味分かっとらんだろ」みたいなことを書いてる重鎮レビュアーの皆様にも問い返したいです。
この作品、見世物としてはなかなか目を引く作品であり、斬新な構図になっておりましたが、これをドキュメント作品だと力説される方々は危険です。というか作品を撮った森監督ですが、紹介の中で「目薬を使って望月記者が泣いてるとこ撮ろうとした」とか自白してる時点でドキュメント作品を撮る監督として問題があります。完全な密着取材によるドキュメントでこんなことする必要、ないですよね?改めて問います。これ、ドキュメントなんですか?
カメラの向いた先である望月記者と聞いて思い出されるのは、今年2月頃にあった質疑応答を巡る極めて醜いニュースです。いつまでも本題に入ろうとしない氏に苦言を呈された点を、まるで鬼の首をとったかのごとく被害者として喚き散らす姿勢は、社会人として強く軽蔑するものでした。悪い意味で印象的な記者として記憶しており、彼女にカメラを向けた本作はある種、ジャーナリズムの自浄能力を問う指標となると思い、鑑賞を決意したものです。
残念ながら、「今、あなたに問う」のは結局国家の批判が主であり、「記者団も、政権も、欺瞞に満ちており、闇をを抱えている」「それに着目した俺の作品、すげーだろ」という監督の褒めてほしい一心からくるドヤの連続に思えました。結局はケンカ両成敗風に見せかけて片方を糾弾していました。朝日新聞が外交問題のニュースでよく我が国に対して見せる論理展開と酷似しており、思想的には歪んで見えました。
この映画を通して、「美化と自己正当化」をはかった記者側のことがさらに嫌いになるだけでなく、監督のひとりよがりめいた作風も目に付く事とりました。この点もふまえ、ドキュメンタリー作品としては最低評価にしたいです。もしもファンタジーとしてみるならば、☆3つくらい行った作品だと思います。
極端に思想的に歪んだ立ち位置に居る氏を「i」に据えたことで、世界そのものが歪んで見えた気がします。彼女の立場から世界を見ていると、政権は打倒すべき相手でありましょう。記者クラブにすら陰謀論めいたものを感じました。しかし私はこの認識そのものに忌避感と違和感を覚え、共感出来かねます。
作品の中であっちこっちの問題にふれ、誰を信じればいいのか、という問いについては、今後も「少なくともジャーナリストの喚き散らしには期待はしないよ」というスタンスを強化する結果となりました。
まあ期待はしておりませんでしたが、お金と時間を無駄にした気分です。
リアルタイムの政権批判
この映画ほど、リアルタイムで政治の不正を描いた作品はないだろう。最近のアメリカ映画「記者たち」や「VICE」にしても過去の出来事だ。
「i 新聞記者ドキュメント」はいまの政権批判である。モリカケの籠池さん、前川さん、卑劣きわまりないレイプ事件の詩織さん、そして沖縄辺野古基地問題。まさに現在進行形のことである。
現場での検証と、官邸での会見で追求していく望月さん。それを軽くあしらおうとする菅官房長官。でも簡単にはひかない。そんな攻防が見どころでもある。
それにしても、望月さんのモチベーションはなんだろう。ジャーナリスト魂と読者のバックアップ、そしてなにより、夫や子供たち家族の理解支援だろうと感じた。
「新聞記者」よりずっと面白い
コメントする人の考え方で評価が分かれるのは仕方ないでしょうけど、一つの人間観察映画として観るのも面白いでしょう。デサキ監督のドキュメンタリーよりも政治色はずっと薄い分、報道する側の問題点が浮き上がります。
妄想→総スルー→ドキュメント詐称→イマココ
なんかもう悲惨すぎて情けなくなってくる。
思想をリベラルに極振りしたなら楽しめないこともない。一般的な日本人の主義思想にあてがうと、普通に「詐欺」だよこれ。
望月記者のパワフルウーマンっぷりや孤軍奮闘しながら国家権力と戦う的なところは確かに格好いいと思えたし、彼女が常人には成し得ないタフさ(と、ツラの皮の厚さ)をもってる女性だということはわかったが、それは監督の導くゴールに向かうために撮影したテープを切り抜いただけだろう?
素晴らしいスーパープレイの成功場面だけをつなぎ合わせて日常生活を送ってる風に仕上げた動画を見て「ドキュメント」と吹聴してまわるようなものだ。そうじゃない。見たかったものはそういう完璧な「私スゲー!」ちっくな自画自賛じゃないんだよ。泥臭く失敗し、確たる成果も出せず、批判され、悩み、成長して今があるというような記者の「ありのまま」なんだよ。どんだけ自己顕示欲が強い作品であるか、みなさんは理解できたかい?
ジャーナリストがきちんと仕事してたら、誰に言われなくとも「日本の記者」は尊敬される職業となっているだろう。
イマドキの小学生でも「足引っ張る記事しか探さない人たち」と見抜いてるぞ。そりゃ誰からも尊敬されないのは分かると思うのだけれど、分からないからこうやって残念な美化した自画像を公表し続けるんたろうなぁ。終始不愉快な出来映えにがっかりしました。
ジャーナリストが向き合う現実
第32回東京国際映画祭にて日本映画スプラッシュ部門作品賞受賞、
おめでとうございます。
「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」、「大統領の陰謀」、
「ニュースの真相」、「記者たち 衝撃と畏怖の真実」、
「プライベート・ウォー」、「シチズンフォー スノーデンの暴露」、
「共犯者たち」、「スパイネーション/自白」、「主戦場」、
「新聞記者」、「国家が破産する日」という映画が好きな人には
向いています。
私も、その一人です。
ジャーナリズムが機能いていないので、国民は事実も知ること
ができません。
落選させるべき政治家が、当選し続けた結果、以下のようになって
います。
1995年、日本の一人当たりの国内総生産は、第2位43,441ドルで、
国の借金は386兆円でした。
1995年以降、日本で一人当たりの生産性を向上する以下の物が普及し、
高性能化、低価格化してきました。
・PC
・ソフトウェア
・印刷機器
・LANとWAN
・インターネット
・スマートフォン
1995年以降、日本の一人当たりの国内総生産は下がり続け、国の借金
は増え続けました。
2011年以降は、人口も減り始めました。
2018年、日本の一人当たりの国内総生産は、日本は第24位39,306ドルに
減り、国の借金は897兆円と増え、人口は年間45万人も減り、外国人労働者が
146万になり、142万人の日本人派遣社員の数を上回りました。
今後、RPAやAIが普及し、高性能化、低価格化しても、日本の一人当たり
の国内総生産は下がり続け、国の借金も増え続け、外国人労働者も増え
続けるでしょう。
日本の企業や個人に問題があるのではなく、日本政府に問題があり、
日本の一人当たりの国内総生産は下がり続け、国の借金は増え続け、
人口は減り続けているといことです。
ジャーナリズムが機能せず、国民が事実も知ることもできなければ、
日本政府の問題を正すことはできないまま「国家が破産する日」を
向かえることになります。
香港の若者やスウェーデンの16歳のグレタ・トゥーンベリさんは、
年寄りの政治家が死んだ後の、自らの将来に向かって行動しています。
この映画を観た日本の若者が、年寄りの政治家が死んだ後の、自らの
将来に向き合うきっかけになれば、良い映画です。
ジャーナリストは、色々な事件と向き合うので、映画で取り上げら
れている以下の問題や事件を事前に知っておくと、映画を理解する
ことができます。
この事件について、書き込むと、拒否されましたので、書き込むことが
できません。
この事件については、他のサイト(yahoo,、ぴあ映画生活、KINENOTE、
Filmarks)に記述したノリック007のレビューを参照してください。
森友問題と加計問題については、「主戦場」、「新聞記者」のレビュー
で記述したので、そちらを参照してください。
面白い現象を追い求めた結果
正直、メインで描かれている望月記者のような人は超苦手です。だからこそ?彼女が織りなす行動やら事象が自分とは縁遠いもののように感じて、非常に興味深く観賞できた。
ジャーナリストの志みたいな意図を感じたけれど、主眼は面白い物事を捉えようもしくは面白い映像を提供しようというものだった気がするので(勝手にそう思っただけだが・・・)、終始楽しめた作品だった。
褒められ足りなかったので自画自賛
結局話題にも上らなかった前作をうけ、賞賛の言葉をもらい足りなくて継ぎ足した感じの作風であった。結局、前作の盛ったストーリーではリアリティがなかったから、今度はドキュメンタリーとして褒めてもらおうってとこでしょうね(笑)
マスコミの女々しさと自己正当化の必死さがよくにじみ出ている映画だと思いました。私は望月氏の考え方が好きになれそうにありません。映画を見終えてなお、彼女への軽蔑の念が強くなってしまいました。
今の日本の現実を示すドキュメント
i新聞記者ドキュメントを観てきた。主人公は東京新聞でお馴染みの望月記者。しかし、本当の主人公にならなきゃいけないのは我々国民であると考えさせられたドキュメント。何故、日本はこんな国になったのかを望月記者を通じて肌で感じた。官房長官会見で望月記者が内閣官房から注意されてもパソコンのキーボードをカタカタただ打つだけ、質問者も少ない光景を外国人記者、ジャーナリストは異様に映ったシーンは印象に残った。また、森監督はアニメや音楽など観客に飽きさせないような場面も入れたのは見事。最後のシーン、森監督のナレーションは肌に感じた。明らかに今の日本に対する警告といえる。伊藤詩織さんや前川さん、かも池さんがキーパーソンの出来事もまだ終わっていない。今の日本を考えるドキュメントとしてぜひおすすめしたい。特に就職活動を考えていてマスコミ志望の女子大学生はこのドキュメントを観て就活を考える材料にしてほしい。もし、貴方が望月さんや伊藤詩織さんだったらと考えて見るのもおすすめしたい。
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