魔界探偵ゴーゴリIII 蘇りし者たちと最後の戦い
解説・あらすじ
WOWOWでは「ゴーゴリIII 蘇りし者たちと最後の戦い」のタイトルで放映。
2018年製作/107分/ロシア
原題または英題:Gogol. Strashnaya mest
スタッフ・キャスト
- 監督
- イゴール・バラノフ
- 製作総指揮
- イワン・ゴロモフジュク
- 脚本
- アレクセイ・チュポフ
- ナタリア・メルクロワ
- アレクセイ・カラウロフ
- 撮影
- セルゲイ・トロフィモフ
- 音楽
- ライアン・オッター
WOWOWでは「ゴーゴリIII 蘇りし者たちと最後の戦い」のタイトルで放映。
2018年製作/107分/ロシア
原題または英題:Gogol. Strashnaya mest
美女の殺陣と、二刀流黒騎士と署長たちの殺陣は見どころ。
3部作通してみたが、ゴーゴリ余計なことしかしない。
誰かに助けられてばかりで、自分ではなにもできないのに口ばかりは一丁前。
なんであんなに色んな人に慕われてるのか、さっぱりわからなかった。
ゴーゴリがリザにかけられた魔法の首輪を外さなければ、割とすんなり終わったし、署長は死ななかったと思う。
結局、最後は少女に助けられるという情けなさ。
始終、リザ♡リザ♡していて、片想いをして苦しんで泣いて魂が地獄に落ちてもいいという覚悟で復活したのに、その瞬間殺されたオクサーナが憐れで仕方がない。
しかも、オクサーナを殺した本人に「一緒に生きよう」と言われて揺らいでいる描写は、ほんまに「こいつ……」となる。
お前、散々オクサーナに助けられていたくせに……。
ラストも、オクサーナになにか感じるわけもなく、ずっとリザだったし。
さすが、芥川龍之介が影響を受けた作家の作品ですな〜。
もういい、このまま綺麗に終われ、と願ったが「僕の好きな人が死んでしまい自暴自棄になるも、その話で一発売れた上に尊敬していた詩人に秘密の組織に誘われちゃった☆」という蛇足で終わってクソデカため息を吐いてしまった。はーい、台無しです、解散。
原作がロシア文学で戯曲も書いている作家な時点で、合わないよ。
あの辺りの戯曲、私はとことん合わないから。
作者の名前を使っているからか「俺TUEEE系中二ラノベ」感が半端なくて、また観たいとは思えない。
ちょっときついわ。
真っ白なワンちゃんとまでは?
『早すぎた埋葬』を思い出した。
この頃のはコサックとポーランドは仲が悪い。
でも、この結末は予想出来た。
それはともかく、ロシアでも西洋の殺陣は重たいね。柔よく剛を制すっていかない。
ちょび髭青年があまりカッコよくない。けどね。彼はウクライナ人って事がこの映画の味噌なのかなぁ?
二転三転する超展開の連続と言えばすごく聞こえがいいけど、ほとんど伏線もなく急な後付けのように色々なことが起こるのは、何だかやってはいけない物を見せられているような気がして、あまり面白くなかった。
ここにきて黒幕の黒幕の黒幕の黒幕は少々やり過ぎだったと思う。展開は盛り上がっていくが気持ちは下がっていく悲しさ。
前2作の時のようにツッコミながらハイテンションで没入できると信じていた分、余計に残念な気持ちだ。
死んだゴーゴリ、投獄されたゴーゴリ、吊るされたゴーゴリ、誰かの後ろについていって翻弄されるだけのゴーゴリ、最後までまともに闘うことはなかったゴーゴリ。常に物語の中心にありながら戦闘では蚊帳の外というヒーロー像はある意味斬新だった。
ゴーゴリは別にヒーローじゃないだろうとか言うツッコミは無しの前提であるが。
あとは…まあ、もういいや。
続編あるなら観るけどね。
ラストとエンディングで1、2話のホラー感を覆された。黒騎士の正体を知った後のゴーゴリがブレッブレで「ちょ、お前どっちの味方だよ」とツッコんでしまった。署長は愚直だけど最期までブレない人だったね。突然覚醒した最強の魔法少女(笑)がアッサリ解決してくれました。
ダメ人間だけど失恋して打たれ強くなったゴーゴリ君、パートナーを変えた次作も期待。
魔界探偵ゴーゴリ 暗黒の騎士と生け贄の美女たち
2017年魔界探偵ゴーゴリIII 蘇りし者たちと最後の戦い
2018年魔界探偵ゴーゴリII 魔女の呪いと妖怪ヴィーの召喚
2018年