エンド・オブ・ステイツのレビュー・感想・評価
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バトラーが製作も兼ねるお気に入りシリーズ。第3作は遊び心も
第1作「エンド・オブ・ホワイトハウス」からすべて主演のジェラルド・バトラーが製作も兼ねるほど入れ込んでいるシリーズ。A級アクションとB級の中間ぐらいと言えばいいだろうか、ストーリーは大味で深みはないが、比較的少ない予算の割にそこそこ派手な銃撃戦、爆発や格闘で楽しませてくれる。
それにしても、1・2作目でアーロン・エッカートが、今作でモーガン・フリーマンが演じた米大統領が命を狙われ過ぎな世界観ではある。そんなに要人謀殺計画が頻発するなら警備も強化されそうなものだが、今回も釣りを楽しんでいる大統領がドローンの大群に襲撃されシークレットサービスがバトラー演じるバニングを除き全滅って、さすがに脆弱すぎないか。
エンドロールに、シリーズの印象を変えてしまうほどのお笑い映像が流れるので、どうぞお見逃しなく。
とんでもないオヤジ登場!
ジェラルド・バトラー主演の激アツアクションのシリーズ3作目。
今回は、ジェラルド・バトラー演じるバニングがはめられ大ピンチ。そんなバニングの前に、とんでもないオヤジ登場!
ちょっと笑えるぐらいハチャメチャで楽しめました(^^)b
展開が読めるのと、敵がちょっとお粗末だったけど、それをカバーするほどアクションは見応えがありました(^^)b
それにしても、ニック・ノルティは、見る度にジジイ化してるな…
ネトフリで配信が明日までだったので観てみた。 ど派手なB級戦争アク...
ネトフリで配信が明日までだったので観てみた。
ど派手なB級戦争アクション映画
ツッコミどころは満載
ドローン攻撃は面白いけど水中に素潜りで逃げられる程度じゃなぁ
あと森の中であれだけ爆破してFBIが翌日にしか到着しないのも笑
爺最強!
ま、あらすじもオチも簡単だから難しく考えないで暇つぶしに見るには十分な映画
よき終わり方
「エンド・オブ・ホワイトハウス」「エンド・オブ・キングダム」に続き、ジェラルド・バトラーがアメリカ大統領専属シークレットサービスのマイク・バニングを演じる人気アクションシリーズ第3弾。世界を未曾有のテロ事件から救ったシークレットサービスのマイク・バニングは英雄として名を馳せ、副大統領から大統領となったトランブルからの信頼も絶大だった。しかし、歴戦の負傷によって肉体がむしばまれ、近頃は引退も考えるようになっていた。そんなある日、休暇中のトランブル大統領が大量のドローンによって襲撃される事件が発生。マイクが容疑者としてFBIに拘束されてしまう。隙をついて逃げ出したマイクは、何者かが仕組んだ陰謀を暴くため奔走するが……。(解説より)
エンドオブシリーズ制覇。
うん、総じておもしろかった。
内容はともかく(ツッコミどころはある)ドキドキハラハラのスリリングな演出は素晴らしいと感じた。
結局マイクはこの後も同職を続けていくのであろう。
彼の今後に拍手喝采。
とんでもない奇人の親父さん
ジェラルドバトラー扮するマイクバニングは、体が悲鳴をあげ不眠症に悩まされていた。マイクは釣りをしている時モーガンフリーマン扮する大統領からシークレットサービス長官の内示を受けたが、無数のドローンに襲われ大統領とマイク以外は全滅したためマイクに大統領暗殺事件の疑いがかかった。
お馴染みのマイクバニングシリーズだが、いきなり大統領暗殺疑惑からスタートして緊張したね。敵の武器もドローンなど最新式に変わって来たよ。ネタも尽きて最後の手段かいな。マイクの頼りがいある親父さんはとんでもない奇人だったね。
お父さんが凄すぎて笑う!!
ドローン攻撃、威力あり過ぎ。現実的でもあり怖かった。犯人は、始めの方で推測出来ちゃいますが、一人で、どう犯人を捕まえるのかなぁと思ったら!
追い詰められた史上最強のSS!
マイク・バニング三部作第3部。
Amazon Prime Videoで鑑賞(吹替)。
ホワイトハウスを奪還し、ロンドンを大規模テロから救ったアメリカ最強、否、人類史上最強のシークレット・サービス、マイク・バニングが何者かにハメられて大統領暗殺未遂の濡れ衣を着せられてしまい、これまでにも増して絶体絶命の状況を打破するべく、孤立無援の戦いを挑む!
最強の男と言えど、寄る年波には勝てない…。尚且つこれまでの数多の激戦の影響で様々な不調に悩まされていました。
それでも彼は戦う…。家の周囲の森に爆破トラップを仕掛けるのが趣味(?)な疎遠だった父の助けを借りつつ逃避行!
「あーやっぱりなぁ」な敵とのバトル・アクションは、これまでにも増してハードでハラハラ・ドキドキの連続でした。
爆破などに極力CGを使用していなかったのも良かった。何せCGのクォリティーが微妙なシリーズだったもんで…
己の使命に命をかけるマイクのカッコ良さに痺れまくり。見事濡れ衣を晴らしてめでたしめでたし、でしたが…
本作が最終作とのこと…。シークレット・サービスの長官と云うことは現場を離れるってことなのかなぁ…
もっと彼の戦いを観たかった…
多数のドローンによる湖上の大統領襲撃シーンが大迫力で目新しくもあった
リック・ローマン・ウォー監督による2019年製作のアメリカ映画。
原題:Angel Has Fallen、配給:クロックワークス。
私は未見だが、エンド・オブ・ホワイトハウス」「エンド・オブ・キングダム」に続き、ジェラルド・バトラーによる6人気アクションシリーズ第3弾らしい。
最初の方のコウモリの大群の様に多数のドローンによる湖上の大統領襲撃シーンの迫力には度肝を抜かれた。
気づいたら、大統領専属のシークレットサービスの主人公がFBIにより大統領殺人未遂の犯人として拘束されていたという設定も面白い。
あと、気に入ったのは、あそこ。即ち、主人公ジャラルド・バトラーを置いて家を出ていった父ニック・ノルティック(戦争による精神的な後遺症によるらしい)の家へ逃げ込んだが、多くの敵に囲まれ大ピンチ。しかし、父が家の周りにメチャクチャな量仕込んで置いた爆弾の爆破により敵を殲滅できたところ。親子は似ているというが、戦争オタクというか爆弾オタクというか、元特殊工作兵の父親のキャラクター設定が何ともおかしく、憎めないオヤジと思わされた。
最後の病院での大統領を巡る攻防戦も、ダマシあいというか、守るべき大統領の隠し場所を巡る争いもかなり楽しめた。
屋上での肉弾戦はアクションとしては今一つ。ただ、戦争に取り憑かれた犯人像、ロシアとの戦争を求めて止まない人間の表現として敢えて敢行したということだろうか。
最後のハッピーエンド、ボロボロの体なれど大統領警備は続けるというのは健康状態で危ない兆候も出てたので違うだろうとは思ってしまった。ただ、父及び子供を含めて三世代の家族の交流生活を暗示してのラストは、暖かい気持ちにさせられた。
製作マシュー・オトゥール、ジョン・トンプソン、レス・ウェルドン、ヤリフ・ラーナー ジェラルド・バトラー、アラン・シーゲル、製作総指揮クリスタ・キャンベル、ラティ・グロブマン、マーク・ギル、アビ・ラーナー、トレバー・ショート、 ハイディ・ジョー・マーケル、デビッド・ベルナルディ、ジェフリー・グリーン、スタイン ジョナサン・ヤンガー。
キャラクター創造クレイトン・ローゼンバーガー 、ケイトリン・ベネディクト、原案クレイトン・ローゼンバーガー、ケイトリン・ベネディクト、脚本ロバート・マーク・ケイメン、 マット・クック、リック・ローマン・ウォー。
撮影ジュールズ・オロフリン、美術ラッセル・デ・ロザリオ、衣装ステファニー・コーリー。編集ガブリエル・フレミング、音楽デビッド・バックリー。
出演は、ジェラルド・バトラー(マイク・バニング)、モーガン・フリーマン(アラン・トランブル大統領)ジェイダ・ピンケット・スミス(トンプソン)、ニック・ノルティク(レイ・バニング)、ランス・レディック、ティム・ブレイク・ネルソン、パイパー・ペラーボ、ダニー・ヒューストン。
3作目。 今回は大統領暗殺の首謀者にされてしまい、犯人を見つけてい...
3作目。
今回は大統領暗殺の首謀者にされてしまい、犯人を見つけていく。
爆破シーンやアクションなど派手さは相変わらず。それでもちょっと今までよりはおとなしめかなと思いつつ、今回はバニングのお父さんがいちばん最高でした。
前作に比べると・・・。
前作のロンドンでのテロ攻撃がド派手だっただけに何故か
少し地味に思えた、イヤ十分派手なんですけどテロの
規模が前作よりスケールダウンしたせいですね。
それにしても爆弾魔の親父はぶっ飛びすぎで笑いました。
どんだけ爆弾仕掛けてんだよw
あと敵役なんだけどできればもっと憎々しげな奴にして
欲しかった、見た目も有能そうにも強そうにもみえないし
スカッと感がイマイチ。
ラストでG20のメンバーに阿部ちゃんがいましたね、端っこに
ハブられてた文在寅がニヤついた顔してるしw
今シリーズはこれでラストでしょうけど大好きなシリーズでは
ありました。新シリーズはバトラーの指示でジェイソン・ステイサム
が現場で大暴れ、盛り上がった所でバトラーとステイサムの
マッチョコンビでテロリストをボコボコにして欲しいw
既にドローンとハッキングの脅威が描かれている
昨今の、ロシアによるウクライナ侵攻でドローンが使われていて、十分に戦力になるという事が証明されているわけですが、それよりも3年ほど前、この作品でドローンの脅威は十分に描かれていますね。小さいし、すばしっこいし、たくさんあるし、一度にあれほど多数のドローンに襲われてしまうと、なかなか対応が困難。
それと、ハッキング。最近、とある本で、ハッキングされたアメリカ軍がなす術もなくあっという間に駆逐されてしまうという描写を読んだんだけど、この作品で描かれているのも、それに似ているかなと。アメリカが、某国の製品を自国のネットワークから排除しようとしている背景は、そういうところにあるんでしょうね。
とはいえ、ひところは、映画が現実の何年も先を言っていた気がしますが、不幸にも現実が映画の世界に追いついてきてしまった気がしますね。
此の親にして此の子あり! 前2作と比べると、マイクのMADさが控えめで寂しい…。
最狂のシークレットサービス、マイク・バニングがアメリカ合衆国を脅かすテロリストと戦うポリティカル・アクション映画、『エンド・オブ』シリーズの第3作。
度重なる激戦で心身共に限界を迎えていたマイク。
己の進退に悩む中、またしても大統領共々テロに巻き込まれてしまう。
さらにその上、あろうことかテロリストの一味としてFBIに拘束されてしまう…。
○キャスト
マイク・バニング…ジェラルド・バトラー(兼製作)。
アラン・トランブル(ついに大統領に就任!)…モーガン・フリーマン。
『ワイルド・スピード』シリーズ並に順番が分かりづらいこのシリーズも3作目。
ちなみに原題は『Angel Has Fallen』。
Angel=守護天使って事の様なんだけど、ジェラルド・バトラーの顔はどう見ても天使感ゼロ。天使というよりバーサーカー。
『1』はホワイトハウス、『2』はロンドン。
閉鎖された環境でのマイク・バニングの孤軍奮闘こそが『エンド・オブ』シリーズの面白さだったが、この『3』では趣きが一気に変わり、マイクの逃走劇が主となっている。
マンネリ化を防ごうとしたのかも知れないが、サスペンス・アクション映画としてはありがちな逃走劇という展開を、『エンド・オブ』シリーズで観たくはなかった。
やはりマイク・バニングには、ナイフ一本でテロリストどもをぶっ殺しまくって貰いたい。
過去作の様に、テロリストが任務を遂行する時のプロっぽさが薄かったのも本作の不満点の一つ。
テロの描写がドローンで爆撃するだけというのは、如何にも面白味に欠ける。
冷酷なテロリストの恐ろしさを描写してこそ、マイクの凶暴さも輝きを増すというものなのだが…。
そのマイクの凶暴性も、本作ではかなり控えめ。
心身共に弱っているという設定のせいか、これまでの様にテロリストを拷問したりジョークを言いながらナイフをブッ刺したりはしない。
このマイクのMADさこそが、『エンド・オブ』シリーズの一番ユニークなところであり面白さだったのに、それを捨ててどうすんのよ?
マイクの代わりに狂人っぷりを発揮するのは、マイクの父親・クレイ。
ほぼホームレスな孤独爺さんのクレイだが、内に秘めた狂気性はマイクを凌ぐ。
あの爆薬の量は、普通に内乱罪とかで捕まりそう。
クレイ爺さんのテロリスト爆殺シーンや、人をぶっ殺してからの義理の娘と孫に対しての自己紹介の件はめちゃくちゃ笑った🤣
クレイ爺さんはほとんどお助けキャラみたいな扱いで、話の本筋には絡んでこなかったが、もっとこの人をフィーチャーしていれば映画の面白さも増していただろうに。
総評としては、「普通のアクション映画になっちまったなぁ」と言った感じ。
『エンド・オブ』シリーズ特有の何かが一切無かった。
そこそこ楽しめはするのだが、だからと言って絶対観るべき映画かと言われると…。
つまらなくはないけどねぇ。
…モーガン・フリーマンとプーチン大統領が仲良く並んでいる映像が見られるという意味では、一応観る価値はあるかも。
大喜利の様になってきたシリーズの邦題。
次回は『エンド・オブ・ウェスト』。最終回は『エンド・オブ・ワールド』。これで行きましょう!
※アラン・トランブルの声が坂口芳貞さんじゃなくなっていた…。もうこの頃には病気療養中だったのですね😢
R.I.P💐
今回のバニングの行動原理は内向き
シリーズも3作目となれば、それなりに「約束事」が出来てくるものだと思う。例えば「イピカイエ・マザーファッカー」「アイル・ビー・バック」なんて、きめ台詞があったり、意中の彼女にラストで必ずフラれるとか。
このシリーズで言えば、主人公のマイク・バニングの昇進こそがそれにあたるのだろう。前作までの活躍を認められ、大統領を警護する要職に任命される人事が発動し、何となくそんな空気を察して、やんわり辞退する気でいることが冒頭語られる。自分の健康や、家族との時間を考えれば、今のハードな仕事は無理と考えている。そうしているうちに事件が起き、一瞬で最悪の事態に巻き込まれるという、(言葉を選ばずに言うなら)本当に語られ尽くしたほどよくある展開。
大統領が暗殺されかかり、その犯人として全米指名手配されるマイクは、危機を乗り越え、逃亡を続けながら真相に迫っていく。
アクションを得意とする俳優なら、一度はこんな役演じているものだ。特にトム・クルーズなんて何度もこのパターンで窮地を乗り越えている。キャラクターは毎回違っても、陥るピンチは似たような展開なのだ。
さらに言えば、この展開には必ず裏で糸を引く黒幕がいて、意外な人物が正体を隠して主人公を追い詰める。『逃亡者』ものとでも言おうか。
見ていて、新味がない展開はげんなりさせられる。ニック・ノルティ演じるマイクの父親がいいアクセントになっているものの、これもストーリーとしてはどこかで見たことのある展開で、ほとんど予測できる。まあ、予告編に出ているので知ってはいたが。
なので見るべきは、3度続けて同じキャラクターを演じるジェラルド・バトラーの敢えてパターンを踏襲しないアクションにフォーカスされるし、キャラクターの成長や変化を加えてくる味付けにある。今回ナイフを使った格闘シークエンスはすごい緊張感を醸し出している。まず「シャキーン!」みたいな不自然な音がしないこと。敢えて音楽を流さないこと。CGを使っていないようなので、一発撮りの立ち回りが複雑な動きを要求され、その迫力が伝わってくること。など、演出が冴えわたる。
引退を考えているという設定なのもあって、何となく年寄りじみているバトラーだが、今回もきっちり脱ぐ。マッチョなボディーは健在ということか。少しふっくらしているように見えるのだけれど。顔のしわも増えたし。
単独で見てもまあ、料金分は楽しめる映画だとは思うし、シリーズを追いかけているファンとしては、これからもマイク・バニングの活躍を期待したい。ただし、今回は、ホワイトハウスを占拠したテロだとか、ロンドンを機能不全にする同時多発テロだとか、そういう分かりやすい敵じゃなくて、「ハメられた」敵から身を守り、追われながらも大統領を救うという、内向きの戦いになっている。
興行成績からして、どうやらマイク・バニングは今回の旅が最後になりそうだ。
2019.11.18
シナリオがアホすぎるのに雰囲気はシリアス
ホワイトハウスは見たけど、これシリーズってことか?
本作を楽しめるかどうか、まず序盤にすんごい高いハードルがある。あの規模の攻撃で一人に容疑を掛ける捜査、、これ飲み込めっていうのか?んん~、と首を捻りつつそこで止まってもダメらしいので、我慢して続きへ。ホワイトハウスもシナリオがずさんで酷評したクチなのでここですでに悪い予感。。
で、逃げながら墓穴掘っていくパターン。まあアクション映画ではよくある、これも我慢。。ほんで政見放送?までくると黒幕がわかりやす過ぎて、親切なのか迂闊なのかすらわからなくなってくる。もうこのへんで個人的にはない。結局、正真正銘のテロリスト規模の大量殺人。馬鹿やるならシンプルにしてほしいがそうでもない。
シナリオがアホすぎるのに雰囲気はシリアス。まじめな体でこういう内容が一番時間の無駄。
【シリーズ3作目。そう来たか。相変わらず楽しめます。】
・2019年公開のアメリカのアクション映画。
・映画[エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年)]→映画[エンド・オブ・キングダム(2016年)]の続編。
・主人公はアメリカ合衆国のシークレットサービスの一員マイク・バニング。大統領を警護する任務でこれまで2度大統領をテロから救ったマイク。今回は休暇中の大統領が狙われて昏睡状態になり、その事件の犯人としてマイクが疑われてしまう。その疑いを晴らすためにFBIや警察からも逃げながら犯人を捜していく、という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・単純に愉しめるアトラクション映画
・シリーズものだからこそ安心して愉しめる作品
・前作までの流れと異なる物語構成がGood
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・これまでは「ホワイトハウス」や「ロンドン」など「場所が堕ちる」というテーマでタイトルも物語も展開されていました。今回は、場所ではなく「ステイツ」(現代ではAngel)。まず、現代のAngelという意味は大統領を守る守護天使(ガーディアン・エンジェル)が「堕ちる」というものらしいです。一方邦題では「ステイツ」が「堕ちる」と。これはもしかしたらアメリカの象徴である「大統領が堕ちる」という意味でしょうかね。確かに、冒頭で大統領は襲われて意識不明に陥ります。とまあ、タイトルの付け方は置いておいて、今回は「マイク」と「大統領」が冒頭から外的な痛手を負う、という構成で物語が進みます。これは、今までの流れとはちょっと方向性を変えることでワンパターン化を防いでいて、シリーズものとしては面白かったです。ただ、一方で、前作までの「場所が堕ちる」を期待して観た感じも否めないので、ちょっと悩ましいところではあります。「逃げる」が主な物語なので、これまでのような大規模なドンチャカはありません(注:多少のドンチャカはもちろんあります)。
・物語でマイクの父親が登場します。失礼ですが、これが非常に可愛らしい。笑 この親父さんの可愛らしさがドラマ感を盛り上げてくれて、これまでとは違った楽しみができる一作になっています。ここは特に好きな部分です。
[演出]
・アトラクション映画としっかりと思わせてくれるように脚本をもとに演出されていて、特にナナメな演出も加えないので安心して物語を最後まで愉しめるようになっています。特にエンドロール序盤のシーンとか、親父さんというキャラに対する愛着が伝わってきて好きでした。
[映像]
・ドローンの強襲シーンや親父さんの爆破シーンは圧巻です。美しさすら感じます。個人的にはB級とA級の狭間の映画ととらえていているのですが、そんな作品でここまでしっかりとした映像が観れるのは、シリーズのどの作品を観ても素晴らしいなぁと思います。
[音楽]
・特に際立って感じたことはありません。
[演技・配役]
・ジェラルド・バトラーさんかっこよいですね。安定感抜群です。シリーズの最初はB級映画の主人公としか見えていませんでしたが、今ではA級映画のごとく、厚みのあるキャラクターにしか見えません。モーガン・フリーマンさんはどうしても「せっかくの名優がB級作品に使われた」という感じに見えてしまいます。笑 ただ、彼を起用することで映画に締まりは出ますよね。
・副大統領のティム・ブレイク・ネルソンさんは映画監督でもあるそうですね。彼を全然知りませんでしたが、副大統領のキャラ的に丁度良い、と思いました。マイクのお父さん役のニック・ノルティさん、最高でした。キャラクターがとにかく素敵。息子や家族に過去酷いことをした人の設定ですが、お茶目で憎めないキャラ。それを見事に演じられています。
[全体]
・これまでの作品に続き、やはり安定して観れるA級とB級の狭間映画。否、もはや私の中ではA級に近くなっています。ここまでクオリティを保ってシリーズを続けてくれると、登場人物たちへの信頼感や愛着がわき、説明不要で物語に没頭できてしまうので、この映画一本で楽しいひと時を過ごすことができます。あり得なすぎる設定も、もはやどうでもよくなります。単純にアトラクション映画として楽しめます。皆様もご覧になる際は、1作目から順に愉しんでみてはいかがでしょうか。ありがとうございました。
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#全体3.6 #物語3.5 #演出3.7 #演技3.6 #配役3.6 #映像3.7 #音楽3.5
ドローン攻撃が圧巻
ドローン攻撃怖すぎるよ。まさに一網打尽。
あとは、おじいちゃんの大活躍が見どころかな。
正直このシリーズ、どれ観ててどれ観ていないか、観始めないと記憶が曖昧。
観終わっても記憶が曖昧だったから、じゃあ観て良かったねって感じ。
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