シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッションのレビュー・感想・評価
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コミックの実写化につきまとう喧噪
漫画もアニメもとくに見ていません。
ただ有名な漫画/アニメでしたので、絵や世界観ていどは知っています。サザエさんを、とくに見ない人が、サザエさんがどんな話かについて、だいたい想像が付くのと同じです。
このばあい、漫画/アニメの愛好者に対しては、その執心に顧慮して、ぜんぜん知らないと断らなければいけない気がしますが、日本の一般的な生活圏のなかにいるばあい、サザエさんやアンパンマンやドラえもんやちびまる子ちゃんについて、──たとえ、それを意識的に見ていなかったとしても、ぜんぜん知らないと言ってしまうのも、やや、おかしな話です。
つまり、もし熱狂的なファンと対峙しているのでなければ、知っています──と答えることも可能なはずです。
漫画/アニメの実写化のレビューに際して、毎度、原作体験の有無について、前置きしたうえで、レビューすることが多いので、とりあえず、そのジレンマを、前置きしました。
すでに長い歴史を持つ漫画だと思います。生まれてほぼ半世紀経っているわたしが中か高の時代に既にありました。
その当時、絵柄からまず感じたのは八頭身です。日本人離れした体躯を持った日本人の活躍、外国人女性のようなセクシーな肢体が売りだったはずです。今までにないほど、きれいな美男美女が描かれたフレッシュな漫画でした。
時代は変遷し、現代のなかで、どう捉えられているかは、知りませんが、まず、こうした体型を持っている日本人は、多くはないでしょう。
個人的には、日本人のコンプレックスを反映/反転させた絵柄だと認識しています。
となると、必然的に、これを実写にしたばあいには、ファンの反駁を予想しなければなりません。
しかし往往にして、それは阿漕な要求です。
ましてシティハンターに見合う俳優などと言ったら、わたしたちは、日本人の体型について、もう一度、じぶんのコンプレックスと対峙しなければならなく──なるやもしれません。
ですから、そこはイメージで補完してください、というのが、実写化に際しての、製作側の気持ちであろうかと思います。
ただし、まいど実写化の風物詩たる漫画/アニメファンの悲鳴を、すこし冷静に検証してみると、製作側も阿漕なことに気づきます。
漫画/アニメファンの、必要にして最小限の訴求要項は「せめて絵面と合わせてくれませんか」ということです。そこだけでもクリアしておけば悲鳴もむせび泣きくらいに抑えることができるわけです。
ところが、絵にあやかった俳優が選ばれる──たったそれだけのことが、ぜんぜん無視されます。たんなる業界内の政治バランスか、事務所の押しか、当人の強い希望によって、役者が充てられてしまいます。ひじょうに不誠実なのです。
この映画のPhilippe LacheauやÉlodie Fontanが、絵を反映しているかどうか、それは各々の見え方に委ねるとしても、Nicky Larson et le Parfum de Cupidonは、漫画/アニメの実写化に不誠実な対応をする日本の映画製作のしがらみから、完全解放されている──とは言えます。
たとえ似ていなかったとしても、北条司の事実上のファンであるPhilippe Lacheauが、誠実に対応した実写映画です。それが、まず、国内の実写化とは540°違います。
加えて、外国人であることで、北条司の絵のもっとも大きなエレメントである八頭身が、半ばクリアされます。
足りないとこが足り、出るべきとこが出た男女が演じ、外国人の翻案によって、日本の無残なキャスティングと、造詣のないキャラクタライズが回避されているのです。
そこには、冴羽りょうを上川隆也が演じることを知ったときの「え、なんで?」がなく、どう逆立ちしても冴羽りょうに見えない彼を乗り越えるという、漫画/アニメの映像化で日本人が必ず乗り越えなければならない障壁がありません。
さらに漫画/アニメファンは、外国映画ゆえに、謂わば別物であることを認識します。これはあっちの人たちが作った映画だから──の認識によって、呑み込みが別腹になり、たとえ、解釈に齟齬が生じているとしても、先鋭的な怒りには至らない効果も併せ持っているわけです。
すなわちこの映画は、その意図なしに、日本の漫画/アニメの実写化が必ず抱えてしまう遺恨と、それに対するわたしたちの諦観を、さらりと乗り越えている。──と言えます。それが日本国内の異例の高評価の理由でもあります。実写化の不誠実さに対する怒りが、この映画の点を、どこの国内サイトでも、軒並み名画レベルに押し上げているのです。
明るい映画です。快晴で、美しく広々としたロケーション。キャラクターのことは知りませんが、わたしたちが望んでも得られない街並みが拡がっていました。
最高の実写化
今まで実写化は完全に反対派でしたが、この作品は違う!シティーハンターは小さい頃に再放送を姉妹揃って観てた親しみのあるアニメ作品のイメージでした。
こんな形でまた観れるとは!
ビジュアルがそのまんま!ファルコンは多分アニメから出てきた本人を使用してますね。
今回は日本語吹き替え版での視聴でしたが、声優さんたちもすごかったです〜。
確かに違う人が演じているのに、昔みていたアニメのシーンが蘇ってきます。
いつもは期待せずに見て、「原作とはここが違う」「このキャラがこんなことする訳ない!」「なんでこの人キャスティングしたの?全く違う!」みたいな感じで、笑
原作への愛が重いが故に比較して攻撃してしまう嫌なタイプなんですが笑、映画に出てきたパンチョに関しては終始笑っぱなしでした。良い働きをしようとするのに絶対に予想の斜め上をいってくれるいいキャラでした。
おんなじような人がずっと出てたり、シュールすぎて笑えないギャグが盛り込まれた制作費のかかってなさそうな実写映画は見ずに、今度から実写化はフランス映画だけにしようかな。なんて、思えるほどでした。
この映画最高!
キャグの細かいところまでこだわってて、面白いのに最高にかっこいいシティーハンターを忠実に再現していました!
原作を知らない人でも絶対楽しめる!
Cinema De France!!!???
サクサク感と、フランス??の俳優さん。
トンカチのシーンはちょっと無理がありそうで苦笑です。
そこそこ短めで、なんか楽しめました。(笑)
フランス映画!!!???
アニメで観た記憶がうっすらと。
アニメに忠実にしようと演技して若干痛々しい部分に少し同情しながら。
そこそこの短さで。
くだらなさと、サクサク感で、個人的には楽しめました。(笑)
もう!バカバカしいったら!笑
フランスのお笑いは寒い
贅沢な同人誌
いや〜原作忠実度が高い!高すぎる!!!それと惚れ薬は本当に惚れてるから効かないとかこんなん推しカプで100万回観たいわ解る〜!!!!ということでシナリオも一億点です。
割とおっぱいとかパンツとか凄いんですけどサラッと観られる不思議。監督が単純にお色気が好きなだけだから?惚れ薬効いてても女性が強いから?性的消費が鼻につきすぎるとぐったりするんですが、そうはならずにハゲに惚れた女性陣の普段の差別からの掌返しや周囲男性の扱いなどが全体で観ると風刺になるバランス感覚が上手いな〜という印象。あと全体のIQ下げるのうまいな〜フランスギャグ時空世界線シティハンター面白かったです!!!
フランスのコメディって
シティーハンターが好きなのですが、アニメと実写ドラマでしか観たことがなく、原作の漫画は読んだことがない。
だからかもしれないけど、事件もエピソードもお色気満載で、やりすぎ感がある。
原作はそうなのかもしれないけど、映画ならもう少し何とかならないのだろうか?
フランスのコメディ映画のせいか、お色気と下ネタ満載で、結局シティーハンターの持つ孤独感とか愛とかが伝わってこないのにはガッカリだった。
役者が下手なのかな?
ラストのガンアクションとエンドロールのゲットワイルド♪は良かった。
ちなみに吹替えで観たから星が付くのだと思う。
期待してみちゃいけない映画。
サンライズじゃ無くてSONY
吹き替え版にて鑑賞。
映画内容はボディガード依頼主のホレ香水を盗まれて解毒剤も何処かに行ってしまった💊獠と香はホレ香水と解毒剤を探すハメに。
フランス製で「出来が良い」とは噂に聴いていたが、、、
確かに😅
全員フランス人だが冴羽獠や海坊主は似ているし、香はもう少し胸が小さければ、、、、、、
冴子は似てませんがw
吹き替えも優秀です。
モッコリは表現出来ませんでしたが、シティーハンターの世界観には浸れます。
ジャッキー&後藤久美子の映画はもう観れません💦
しかし、映画全体でのお馬鹿度&御下品頻度がやたら比率高くてメリハリがありません。
コメディ作品なのは分かりますが、もう少し冴羽獠の真面目な部分、カッコよさを観たかった気がします。
(有るんだけれど、何かとお馬鹿を乗せるのはどうかと)
撮影技術どうにかならなかったかな💧
重要&カッコつけシーンに溜めが少ない。
中盤フランス・コメディに飽きていた。
まぁ、これだけ原作に似せた事は褒めたい。
史上最愛のもっこり実写!
フランスにも、あの男は居た。
とある伝言板に依頼を書き込むと、現れる。
美人がもっこり大好きな困ったスケベ。
が、依頼は必ずやり遂げる。噂通りの超腕利き。
そう、シティーハンター!
その名は…、ニッキー・ラルソン!
…え? ニッキー・ラルソン!?
冴羽リョウじゃなくて?
日本で大人気を博した『シティーハンター』は1990年代にフランスでも放送され、同じく大人気に。
その一人に、本作の監督兼主演のフィリップ・ラショー。少年時代、夢中になって見てたとか。
そんな好きが興じて、映画人となった今、オリジナルの脚本を書き、原作者・北条司に直談判したところ、原作者を唸らせ念願叶って映画化!
ヲタクにとっては夢のような話!
…でも、フランスで実写化なんて大丈夫…?
どうしても、あのある意味伝説的なハリウッドの『DRAGONBALL』がよぎってしまう…。
そんな不安は無用だった!
フィリップ・ラショー、『シティーハンター』の筋金入りの大ファンのマジLOVE者だった!
このLOVE度は紛れもなく惚れ薬などではない!
日本でも公開前から話題騒然だったキャラの再現度。
一応フランス映画なので、リョウは前述の通りニッキー、香はローラという名称になっているが、その雰囲気が、フランス人役者が日本のコミックのキャラを演じる?…なんて疑問が不思議なくらい違和感が無くなるほどハマっている。
また、原作設定ではリョウは日本人または日系人ではあるだろうが国籍不明となっている為、この日本人離れした風貌もそう違和感無い。
日本のTVドラマ『エンジェルハート』でリョウを演じた上川隆也も見事ハマってたけど、ラショーも負けていない!
そうそう、海坊主なんて思わず笑っちゃうくらい激似! これはヤバイ…!(笑)
再現度はキャラだけじゃない。
『シティーハンター』の魅力と言ったら、アクションとギャグ。
まず、ギャグ。
ラショーがフレンチ・コメディの俊英なだけに、もうお手の物。
おバカ、お色気、下ネタ笑いがもっこり!
ニッキーとローラの軽妙なやり取り(実生活では夫婦)や、あのお馴染みのハンマーも勿論!
ナンセンスギャグは下らないくらい。(←一応これ、誉め言葉)
本作オリジナルのおバカキャラ二人がいい迷惑。(←一応これも誉め言葉)
ギャグに走り過ぎてただのおバカ映画になりそうなところを、なかなか冴えたアクションが魅せる。
廃車場での主観アクション、ベッドを引き摺ってのカーチェイスなどハチャメチャなアクションありつつ、超距離射撃やクライマックスのニッキーとローラのタッグ・アクションはクール!
笑わせるところは笑わせ、キメるところはキメる。
これこれ、これぞ『シティーハンター』!
そんなアクションやギャグが楽しくて、ストーリー性はまああって無いようなもの。
あるテロ組織に狙われる効き目抜群の惚れ薬である香水を巡っての騒動や危機。
でも、ニッキーの元相棒トニー(原作の秀幸)の死と、そのシチュエーション。
今回の依頼には、実は…。
そして、『シティーハンター』の最たる魅力と言っていいヤキモキ微妙な関係。
毎日毎日喧嘩ばかりだが、誰よりも大切なパートナー。いや、それ以上。
必ず守る。亡き親友の為に誓ったのではなく、本心は…。
本当に見事だよ、ラショーさん。
難点が全く無いって事は無いが、それでも上々のエンタメ!
フランスからやって来た実写『シティーハンター』!
日本のコミック実写よ、見よ。これが、実写化だ。
ジャッキー・チェンの『シティーハンター』よ、これが『シティーハンター』だ。
尚、本作、“デラックス吹替”で見るのがオススメ。
ちゃんとニッキーは“リョウ”、ローラは“香”になってるし、
声はアニメの神谷明&伊倉一恵ではないが、二人の推薦で当代きっての山寺宏一と沢城みゆきが担当。これもまた違和感ナシ!
神谷と伊倉はSPゲストとして、爆笑な役所の吹替で参加。
劇中では、アニメの曲も使用。EDは言わずもがなあの名曲! やっぱ堪んねぇ~!
アニメ30年だった昨年。
久々に劇場アニメの新作が公開されただけではなく、これほど愛溢れる実写版も!
『シティーハンター』の人気は変わらずもっこり!
そして、本作の続編ももっこり待望!
めちゃくちゃ最高でした!
本家に負けない。ツッコまなければ楽しめる(笑)、アクションコメディ!!
【賛否両論チェック】
賛:原作を知らなくても問題なし。破天荒な登場人物達が、悪党の陰謀を阻止すべく大暴れする様に、沢山笑って楽しめる。ド迫力のアクションも必見。
否:下ネタやお色気シーンが多いので、苦手な人には向かない。
「ザ・ツッコんだら負け」な映画です(笑)。そもそもフランス映画なことや、荒唐無稽なストーリー、超ご都合主義な怒涛の展開等々、考え出すとキリがありませんが、それこそ野暮というもの。登場人物のキャラクターや、脇を固める声優陣、物語を彩る音楽の数々等、確かにシティーハンターの要素はてんこ盛りです。
美女に目がないお調子者でありながら、いざとなったら頼りになる凄腕スイーパー・リョウが、お目付け役のパートナー・カオリと共に、惚れ薬の謎を突きとめるため、スクリーン狭しと大暴れする姿は、実写でも健在。必見です。
グロシーンも少しあったりしますが、原作を知らなくても、何も考えずに観られるアクションコメディムービーです。是非ご覧になってみて下さい。
楽しいひとときだった。
最高に面白い
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